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私と愛犬たちの記録<4> 2020.9〜2020.12



2020年9月1日 もうすぐフランの一周忌

愛犬を亡くして生きがいや生きる活力を失っても、人は誰も目を覚まし、ご飯を食べる。それが人間の、そして生命あるものの本能であり、宿命。毎日がどんなに辛くても、生きなければならない。この1年、私にとって試練でしかなかった。そしてまだまだ試練は続く。尚、命日にアニマルコミュニケーターさんにフランとお話ししてもらう予定。それが一番の楽しみであり最たる癒し…。また強烈台風の通過後にナッツの散歩をしていると、スリスリしてくれるコーギー犬とばったり。名前もわかった。「レオン」ちゃん。

2020年9月7日 フランの命日
   ⇒ 亡きフランとアニマルコミュニケーターさん
9月7日AM0時に旅立ったフラン。台風が過ぎ去った7日の午後、那覇にある供養棚のおやつを入れ替え、お線香をあげてきた。 供養棚の年間契約も更新。一周忌法要について考えた結果、特別な法要はやめて、次の日曜の慰霊祭に参加して供養棚の前でお経を唱えてもらうことにした。フランのブランコにも立ち寄り、写真を膝にのっけてブランコしてきたが、この気持ち、1年前の悲しみとなんら変わらない…。
尚、トップページに<フラン、旅立ちから1年が過ぎたね>を追加。またアニマルコミュニケーターさんにフランとお話ししてもらった。
2020年9月8日 スイカ
昨日、アニマルコミュニケーターさんに、「スイカもね」とお供えのリクエストをしたフラン。なので、早速、フランが大好きだったスイカをお供えした。その直後、ナッツが祭壇の前でずっと佇んでいた。フランとお話しているのだろうか…。
2020年9月13日 慰霊祭での一周忌の読経と住職
自粛環境ではあるものの、一周忌の節目なので慰霊祭に参加。当然参加者は少なく、落ち着いて過ごせた。供養棚の前では一周忌用のお経をあげてもらった。読経時、「私が悲しむと、フランも悲しむ」ことから、巡り会えたことへの感謝、使命を全うしたことへの尊敬を笑顔で伝え、天界での幸せ・将来の幸せをひたすら願った。また読経の後、住職と少し話をした。「フランが傍にいると思って、生前と同じように話をしながら暮らしているんですよ」というと、「私も同じ。2年前に亡くなった猫に、いたずらしちゃダメだよ、などと声をかけます。魂は生きているから、それが一番。フランちゃんも喜んでますよ」と応えてくれた。車に乗り、「フラン、ナッツが待っているから帰ろうね」と声をかけたときには、晴れた気分になっていた。ただ、帰りにフランのブランコに立ち寄った際には、ほんの少しだけ目が潤んだ。
2020年9月14日 フランの夢
朝方、フランの夢を見た。3時ごろに目覚めた時、「フランの夢を見たい」と願って再度寝ると、1ケ月ぶりに夢を見た。ナッツと一緒に現れてくれたが、あっという間で内容もよく覚えていない。「あっ、フランだよね」と呼びかけたのは覚えている。1か月に1回の割合で夢を見ているので、とにかくも良かった。
2020年9月21日 ある一冊  ⇒ 犬の精神世界と死後の行方
「ペットを亡くした人の間で読み継がれている」と好評の本を連休に読もうと入手した。「ありがとう、また逢えるよね」というタイトルの本。お寺とペット霊園を営む僧侶によって書かれた本なのだが、琴線に触れる部分も多く、読んで良かった…。なので、上記ページの参考書籍と<脱出>という項目に心に留めておきたい箇所をまとめてみた。
2020年9月24日 ナッツのエコー検査 ⇒ ナッツの闘病記録
3か月毎のエコー検査を実施。副腎腫瘍の大きさは現状維持。いつものことながら病院へ行くとフランのことを思い出す…。
2020年9月29日 祭壇の鈴
朝の8時ごろ、祭壇の鈴が「チーン」と鳴った。サイトの「犬の精神世界と死後の行方」を読みながら、フランのことを想っていたときだった。その後、この文面を書いているときに、また「チーン」と今度は小さい音がした。フラン、聞こえたよ、教えてくれてありがとね。

2020年10月3日 ナッツが痩せた
一時13kg近くまで太っていたものの、10.5kgで維持する日々が続いている。散歩嫌いのナッツにとっては驚きの数字。これ以上は体に悪影響を及ぼしても困るので、ひとまず目標達成。ナッツ、がんばったね。フランの分まで生きるんだよ。
2020年10月5日 献血不可
最後に献血してから1年が経った。その間、何度か献血に行ったものの高血圧で献血不可。もうそろそろいいだろう、と昨日献血に行ったものの、上は200超え、下は120超え、過去最悪の数字…なので、献血不可。あと3回で30回なのに。
2020年10月7日 フランの月命日 亡くなってから1年1か月
月命日の7日、お線香をあげに那覇の供養棚に行ってきた。帰りにはいつものようにフランとブランコ。家の祭壇にはフランの好物。フランが楽しみにしていると思うと、いつも同じお供えになってしまう。
2020年10月15日 フランのおもちゃ
先ほどフランのおもちゃが、おもちゃ入れから飛び出していた。前回は7月30日、2か月半ぶり、4回目。フランお帰り。いっぱい遊んでね。
2020年10月18日 沖縄北谷概況
コロナ環境で飛行機が飛ばない期間は郵便物がかなり遅延。人気の観光エリア・北谷も米軍の外出自粛によってゴーストタウン化していた。しかし昨日・土曜日の北谷はひさびさに賑わっていた。基地関係者に混じって、GoToTravelでやってきた日本人観光客も目立ちはじめた。以前と異なるのは中国人が皆無になったこと。中国人目当ての店は壊滅となったが、本来のあるべき姿に戻った感じ。
2020年10月19日 フランの音
お昼ごろ、フランがベッドから飛び降りるときの、聞きなれた音を聞いた。ナッツは玄関で爆睡中。フラン、お帰り。ちゃんと聞こえたよ。
2020年10月24日 フランの夢
昨夜、うとうとしているとフランがソファの上でおすわりしている夢を見た。「フランだ !!」と思った瞬間、目が覚めてしまった…残念。

2020年11月1日 大花火
昨夜、家の近所で大花火があった。ベランダから鑑賞できたが、フランは花火が怖くて、いつも部屋の中でワンワンと吠えていた。そんなことを思い出すと、鑑賞気分に浸れなくて部屋に戻った。ちなみにナッツは自らベランダに出てきて花火鑑賞。
2020年11月7日 フランの月命日 亡くなってから1年2か月
フランの月命日。朝一番で供養棚のある那覇にお線香をあげに行ってきた。フランのブランコにも立ち寄り、写真を膝に乗っけてブランコしてきた。家の祭壇にはスイカやマンゴーが手に入らなかったので柿などをお供えしたが、フランは柿を食べたことがない。気に入ってくれるかな…。ちなみにこの日は11月というのに30℃越えの真夏日。ナッツは柿をおいしそうに食べた。
2020年11月8日 フランと米国軍人
トランプなんて暗殺されればいいのに、と思っていたが、「そうなればバイデンも暗殺。殺し合いが始まる」と指摘され、反省した。ところで大統領選挙がこれほど大接戦となるとは予想していなかった。つまり、米国人の本質、具体的には「2人に1人は尊敬されない米国人だということが明らかになった」ということであろう。このことでバックパッカー時代を思い出した。「自分たちが一番だと思っている米国人パッカーが気にくわない」と他国のパッカーたちの悪評が絶えなかったからだ。
しかし、そんなことは今やどうでもよくなった。今はフランを愛してくれた米国軍人さんのことしか頭にない。フランが元気な時の週末の夜。北谷のスターバックスの前を歩いていると、必ずテラス席から駆け寄ってくる米軍さんがいた。多分30代の空軍士官クラス。フランのことが大好きで、いつも5分ほどフランと遊んではテラス席に戻っていく。フランも大喜びでなついていた。そんな関係が半年ほど続いたものの、フランが病気になってから北谷に行くこともなくなった。フラン亡き後、ナッツを連れてスターバックスに行っても米軍士官さんには会えなかった。きっと転属で出国したのだろう。もう一度会って、フランを可愛がってくれたお礼を言いたかったのだが…それが心残り。
2020年11月9日 フランの夢
昨夜、約2週間ぶりにフランの夢を見た。リードが手から離れ、公園を他のワンコと追いかけっこ。一周して戻ってくる、という短い夢だった。最近は短い夢ぱかり。夢を見たような見ていないような…おぼろげなものもある。なにか意味や理由があるのだろうか。
2020年11月18日 地球の歩き方の事業譲渡、エイビーロードの撤退
コロナの世界的流行による海外旅行需要壊滅の中、バックパッカー向けガイドブックの「地球の歩き方」が学研に事業譲渡される。私もこの本を随分と利用。世界中を貧乏旅行できたのもこの本のおかげかもしれない。ただ当時は、本のままに歩くマニュアルトラベラーも数多く出現し、少し憂いたことも覚えている。売却される「地球の歩き方」の新たな発展を期待したい。一方でリクルート社の旅行事業「エイビーロード」のサイトが撤退する。既に撤退済の雑誌版は悪徳留学業者の広告だらけだっただけに、消滅はとても喜ばしいこと。
2020年11月26日 最も犬好きな県は…
「ワンコの登録が最も多い県」は三重県という話題をテレビで知った。2位は香川県だが、実は私のルーツは言い伝えによると香川県の小豆島らしい。その前は知らない。なので終の棲家として島でワンコと暮らすのもいいかも、と思っていた時期もあった。しかし、移住ブームの中、ネットで小豆島を調べていると、「町の役に立たない人は移住お断り」という文言が目に入った。へたすると人権問題に発展する幼稚な言葉。閉鎖的な島の実像が垣間見えたようで、興味は消失した。そういえば、瀬戸内周辺の地方ではいまだに「村八分」があると聞いた。

2020年12月2日 近所のコーギー犬
今朝の散歩。スリスリしてくれるコーギー犬・レオンちゃんと遭遇。久しぶりだったので、何度も何度も飛びついてきてスリスリ。思わず「フラン」と声を出してしまった。5日後、フランの月命日がやってくる。 また「犬の精神世界と死後の行方」に参考書籍1冊を追加。
  (同日)  公園沿いのコーギー犬
今日の夕方の散歩時、朝とは別のコーギー犬と戯れた。近くの公園横のお宅にいるメスのコーギー犬。どことなくフランに似ている。いつもはワンワン鳴いているのに、この日はおとなしかったので、近づいてみると「クゥーン」と甘えた声。柵の下に手を入れてみると、一生懸命にペロペロ。朝に続いて夕方も、なんと幸せな時間を過ごさせてもらったことか。フランがセッティングしてくれたのかな…ありがとう。
2020年12月6日 フランの月命日
6日と7日の両日はフランの月命日。今月は6日にお線香をあげに行ってきた。慰霊祭はコロナ環境の悪化によって自粛、新年1月に参加することにした。もちろんフランのブランコにも立ち寄ってきた。家の祭壇には12月に入っても売っていたフラン要望のスイカもお供え。フラン、今年もお疲れさま。来年もよろしくね。
2020年12月8日 ⇒ ナッツとアニマルコミュニケーター
12月7日、フランの月命日の日に、ナッツとのお話を頼んでいたアニマルコミュニケーターさんの報告メールが届いた。ナッツの健康状態と併せてフランとのことも聞いてもらった。

2020年12月9日 フランの夢
昨夜1か月ぶりにフランの短い夢を見た。ナッツとフランと共にワゴン車で日本一周。東京を出発し「まだ伊豆かぁ」で目が覚めた。
2020年12月15日  近所のコーギー犬、冬到来
今季初の寒い朝、コーギー犬のレオンちゃんとばったり。スリスリしてくれた。ちなみに沖縄の冬は内地の秋。最低気温は通常15度を下回ることはあまりない。なので、この季節だけは沖縄にいることをうれしく思うものの、長〜くて厳しい夏は勘弁。
2020年12月22日  リンゴの王林
リンゴの品種を気にしたことはないが、昔懐かしい「印度りんご」だけは別格。大好きなリンゴだったが、いつのまにか目にすることがなくなった。陸奥というリンゴが印度系ということはなんとなく聞いていたが、食べる機会がなかった。しかし今月の月命日の際、フランのお供えに王林を買って食べてみたら印度リンゴの懐かしい味がした。ネットで調べてみたら印度系のリンゴであることが分かり、納得。フラン、気に入ってくれたかな…。ちなみに印度の名前は米国のインディアナが由来とか。国のインドとは無関係。
2020年12月25日  クリスマス   ⇒ ナッツの闘病記録
クリスマスの夕刻、ナッツの副腎腫瘍のエコー検査に行ってきた。結果は心配な事柄が…詳細は上記を。

ところでフラン亡き今、今年もクリスマスはスルー。ただしナッツのために手作りのクリスマスケーキを前日のイブに用意。フランの祭壇にお供えした後、目をむきながら、うれしそうにがっついた。
また車の中で地元ラジオ局の番組を聞いているとヤギ肉についての話をしていた。「沖縄では、ヤギ肉は自分でヤギをつぶして食べることが昔からのならわし…」、命をいただくということを知るためだという。当たり前のように食べているクリスマスチキン。ニワトリさんの命をいただいていることを深く心に刻んでおかないと…。
2020年12月27日  来年は今年の延長
今年も残り僅かだが、振り返るのはやめた。そんな心の余裕はない…。一番の心配事はナッツの副腎腫瘍の行方。来年はナッツにとって正念場になるかもしれない。また沖縄のコロナ環境は最悪。国民の心は政府から離れ始め、クリスマスの沖縄北谷は米軍さんや観光客、県民で溢れかえっていた。この光景を見る限り、自業自得の結果になるかもしれない。変異種のウイルスも拡がり始め、今年は区切りというものがなく、新年になだれこんでいく…。サイトを訪問いただいた方々、どうぞ良いお年をお迎えください。


私と愛犬たちの記録 <5> 2021.1〜2021.4