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御挨拶 | 小林みこころ会会長 | 35回生 | 野村 寿子 | ||||
インドでの出会い | 小林聖心女子学院校長 | シスター | 宇野 三惠子 | ||||
「子供の里」プロジェクトのご報告 | 37回生 | 荘保 共子 | 荘保 共子 | ||||
東京支部だより | 東京支部長 | 39回生 | 柳井 和恵 | ||||
入会のあいさつ | 第77回生代表幹事 | 77回生 | 橋本 美奈子 | ||||
平成15年度行事報告 |
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ロザリオヒルの早春は祈りの場に相応しく静謐な雰囲気に包まれて居ります。皆様には如何お過ごしでいらっしゃいますか? 御陰様を持ちまして恒例の各行事も滞り無く済ませ、任期二年の御役も余す所数ヶ月ばかりとなりました。この間幹事様を始め会員の皆様の御協力のもとに大過なく過ごす事が出来ました。役員一同、心から感謝と共に御礼申し上げます。 さて、昨年来取り組んで参りました釜ケ崎「こどもの里」への資金援助のプロジェクトはこの二月末、目標額を超える浄財を御寄附頂き、三月四日、代表の荘保共子さんにお渡しする事が出来ました。ここに皆様に厚く御礼申し上げます。又、小林の方だけで無く各聖心の同窓会の方々にも深く御理解頂き御協力下さいました。これは、「聖心は一つの家族である」と御教え頂きましたマザースの精神が脈々と引き継がれ、実を結ぶ事を実感し嬉しく、又卒業生として誇らしく存じて居ります。 運営に於きまして長年の懸案事項でございました会報送付は今回より直接皆様のお手元に御届けする事となりました。幹事様には今迄大変御負担をおかけ致しましたが、何とか実施の運びとなりました事、御報告申し上げます。 福祉の分野では、昨今続発する災害や戦禍による要援助の声は引きも切らず、真摯に受け止め出来る限りの支援を続ける姿勢で居ります。 会計では会員数の増加と共に運営の合理化、スリム化に力を入れ充実した会の運営形態の基礎を固め、皆様に納得して頂き分り易い会計報告を目指し取り組みました。 会館も講座や奉仕活動に御利用頂き、順調に稼動して居ります。今一層クラス会やカルチャー活動に御使用頂き、会員同士の交流の場として楽しんで頂きたいと思って居ります。 来年2006年は、ニューオーリンズでAMASC (世界聖心同窓会) 大会が開かれます。只今JASH (日本聖心同窓会) の役員の方達が渡米の為の準備を進めていらっしゃいます。是非、皆様にも聖心ファミリーの一員として聖心の発展の為にも御参加頂き交流を深めて頂きたいと思って居ります。小林スタディグループではAMASC大会のテーマ 皆と手を合わせ世界を考えよう″ に添って勉強会を持たれて居りますので、是非大勢の方の御参加を御待ちして居ります。 全ての人が心から願いました平和な二十一世紀が明け数年が経ちました。思いとは裏腹に、次々起きる争いや環境汚染等の問題に人類の卑小さを反省させられるこの頃でございます。私達が頂きました聖心の教育は校歌に謳われて居ります平和の為に尽せかし″ の一言に尽き、それを実践する窓口が同窓会の目的と認識して居ります。この思いを受け、この度次世代のフレッシュでエネルギッシュな方達が御役を引き継いで下さいます。どうぞ母校そして、小林みこころ会に私達が頂きました温かな御支援を今一層賜ります様に御願致します。 最後になりましたが、シスター宇野校長様を始め学院の皆様、各聖心同窓会の方々に頂戴致しました御厚誼に対し心より御礼申し上げます。そして小林みこころ会の益々の御発展を御祈り致しております。有難うございました。 |
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今年も高校3年生122名が、様々な思いを胸にこの学舎を巣立っていきました。振り返ってみると、この生徒たちが過ごしてきた高校の三年間は、二十一世紀に入り世界でも日本でも大きな変化を体験した三年間であったと言えるでしょう。新しい世紀こそ「共生の世紀」 にと、人々の大きな期待の内に始められた二十一世紀。しかし、9.11の出来事以来、世界では恐怖と憎悪の連鎖による戦争とテロのグローバル化が進み、違いや立場を超えて共にあることの難しさを目の当たりにせざるを得ない毎日が続いています。日本では、人と人との、あるいは自分自身との関わり能力が低下し、命への感性が鈍くなっていることを証明するかのような様々な悲しい出来事が後を絶ちません。また、地球の変動期がきたのでしょうか。次から次へと世界各地で起こる自然災害。その中には、人間が自ら招いた地球温暖化に起因する災害も見られます。こうした混迷の度合いを深める世界に新たに一歩を踏み出した高校三年生には、この学院で学んできたものを大切にし、神から与えられたかけがえのない一つ一つの命の尊さを実感しながら、人と人、命と命を繋ぐ何らかの役割を果たす人として育ってほしいと、願わずにはいられません。 昨年末の十二月から新年一月にかけて、インドのムンバイで、アジア・オーストラリア聖心学院校長会に参加する機会をいただきました。これは、2002年にシドニーで開催された第2回聖心校長会の話し合いを受けて実現したもので世界に広がる聖心学院を三つの地域 (ヨーロッパ/アフリカ、南/北アメリカ、アジア/オセアニア) に分け、それぞれの地域で行われる予定になっていたものです。今回のインド訪問は、私にとって色々な点において意味深いものとなりましたが、最も心に残る二つのことについてお話ししたいと思います。 一つ目は、インドの多様性に触れて多くのことを考えさせられたことです。ムンバイ滞在中、プログラムの一環としてヒンズー教、イスラーム教、シ-ク教、そして仏教の寺院を訪れる機会に恵まれました。私達を温かく迎えてくださった多くの方々との出会いは、現代とかく対立を生み出す原因と考えられ、時には距離を置いて見られがちな「宗教」というものが、対話と交わりの要となつているということの素晴らしさを教えてくれました。相手を倒そうとして対立の構想の中に生きるか、または互いの違いを認め合い共生しようとするのかは、結局一人ひとりの選択にかかっているのだということを、強く感じさせられました。「インド文化の多様性‥その間いかけるもの」という題で講演してくださったイエズス会の神父様の言葉が今も強く心に響いてきます。「多様性は、世界の現実である。…文化の相違を尊重し、相手の立場に立って、ものを見ること。そのためには、お互いに違うことを認め合える人を育てる教育、対話ができる人を育てる教育が求められている。」これは、文化の違いばかりでなく、私達の日常生活にも当てはまることでしょう。情報技術の発展に伴うグローバリゼーションは、世界の人々を瞬時に繋ぐことを可能にした一方、世界の文化を画一化に向かわせ、同じであることを暗黙の内に強要してきます。また、競争原理でものごとが動いていく現状にあっては、より便利でより速くという価値が優先され、人がその人自身であるということが、難しくなつてきているのではないでしょうか。 もう一つ心に残ることは、インドの聖心の卒業生との出会いです。ソフィア大学の同窓会は、インドの様々な村において自らの手で "Water Harvesting Program"という企画を実施しています。この活動は、一日中水運びという辛い労働に従事しなければならない女性たちを救うために始められたもので、巨大な水槽を設置し、水を貯えるためのダム建設を作る等の活動を続けてきた結果、現在では34の村が水の恩恵にあずかるようになりました。また郊外における水の問題の深刻さをもっと子供達に伝えていかなければならないということで、都市部の小・中学校等では教育プログラムも実践しています。同窓会の活動報告を聞きながら、様々な問題に直面するインドの社会の中で、このような卒業生を育んだ聖心の教育を頼もしく感じると共に、その日指す所の意義を改めて認識させられました。 ニュースに耳を傾ける度に、世界はこれからどうなつていくのだろうかと、気持ちも沈みがちになることの多い今日この頃です。しかし、宗教の違いを超えた共生を目指し活動している人々、自分が学んだことを活かして貧しい人々のために具体的な方法で活動している卒業生、インド滞在中に出会ったこうした人々は、大きな勇気と希望を私に与えてくれました。そして、私達は日々自分の生き方の選択を求められているのだという思いが、今も私の中で響き続けています。 My optimism rests on my belief in the infinite possibilities of the individual to develop non−violence.The more you develop it in your own being,the more infectious it becomes till it overwhelms your surroundings and by and by might oversweep the world.(M.K,Gandhi) |
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雨上がりの空に広がる鮮やかな虹に見送られ、私達77回生は2月19日卒業しました。 私達は中学生の頃から様々な行事を通して「団結」 の素晴らしさを学び、青の学年として力を発揮してきました。しかしひたすら突っ走ってただ勝つことを追い求めたために、学年が上がるにつれ思うように結果を出せなくなり、それを機にそれぞれが自己や学年を見つめ直すようになりました。そして私達は、振り返ることの大切さ、自分達よりも周りを優先し、他学年にとっても気持ちの良い空間を作ること、また団体の中においても一人ひとりの個性を尊重することの重要さなど、忘れかけていた多くのことに気付き、高三ではそれらを実践に活かしながら何事にも精一杯取り組んだ結果、青の学年らしい良いものを残すことができました。 私達がこれだけ素晴らしい思い出を沢山作れたのは、シスター・先生方をはじめとする多くの方々が支えて下さったお陰だと心から感謝しています。恩師や仲間と共に笑い、共に涙を流した日々は、私達のかけがえのない財産です。これからは聖心での経験を活かし、正しい判断力を持ち、進んで人の為に尽くすことのできる賢明な女性になれるよう努めていきたいと思います。 この度、小林みこころ会に入会させて頂くにあたり、会員の一人として責任を持って活動に参加していきたいと考えております。まだまだ未熟ですが、ご指導宜しくお願い致します。 |
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