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会報 | ![]() |
感謝とともに | 小林みこころ会会長 | 33回生 | 塩田 百合子 |
ご挨拶 | 小林聖心女子学院校長 | シスター | 宇野 三惠子 |
一人の人から | 聖心会小林修道院責任者 | シスター | 林 千鶴 |
東京支部だより | 東京支部長 | 36回生 | 吉岡 康子 |
入会のあいさつ | 第74回生代表幹事 | 75回生 | 氏田 朋子 |
平成14年度行事報告 |
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マリア・ソフィア 三宅幸子を偲んで |
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ロザリオヒルの美しい四季が二巡りして、今期役員の任期も終わりに近づいて参りました。 任期一年目は、役員全員が初めての行事をミスのないようにと、前期役員よりの手引きをもとに緊張して取り組みましたが、二年目になると私達にも少し余裕が出てきて、前年の反省を踏まえながら、更によいものにしたいと皆で工夫し、又楽しみながら行事を行えるようになりました。 学院、そして同窓生の皆様のご協力とご努力で完成したみこころ会館も、六年の年月を経てロザリオヒルの景色の中にしっくりと融け込み、種々の活動の場として会館内の設備も大変充実して参りました。この様な恵まれた環墳の中で同窓会のお仕事をさせていただいた二十五名の役員達は、今残り少なくなった行事の準備をしながら、責任を終える安堵と共に姉妹のように仲よくなった仲間とのお別れを惜しむ日々でございます。 さて、今年は母校小林聖心女子学院が創立八十周年を迎えられます。これまで母校の発展に関わって下さいましたシスターや先生方、そして総ての関係者の皆様にあらためて感謝を申し上げたいと思います。 また、小林みこころ会と密接な関係にある「バラホーム」もこの二月に創立五十周年を迎えられました。1950年聖心会創立150周年の年、小林みこころ会が何か記念のご寄付をさせていただきたいと当時の院長マザーマイヤーにお伺いしたところ、地元の人々の為の無料診療所と保育所を″活きた事業″として設立する事を望まれ、1950年2月に現在の地に開所されました。以来、今日まで小林みこころ会はバラホームを支援させていただいております。おめでたいご報告が続きますが、永年の懸案でありました小林みこころ会とバラ会の合併がまとまり、小林みこころ会がバラ会の資産をお預かりすると共に、バラ会の事務もお引き受けする事になりました。それに伴い今年の総会よりバラ会の皆様にも小林みこころ会の行事にご参加いただく事になりました。聖マグダレナ・ソフィアの 「聖心は一つの家族です」 のお言葉通り、600余名のバラ会会員と今春卒業された一二八名を新たにお迎えして、小林みこころ会は6400名の大きな家族となりました。 平和を願って迎えた新世紀も一昨年のNYテロに始まり、今も世界のあちこちで不穏な空気が漂い、平和を願う人々を不安に落とし入れています。聖書「伝道の書」 に、 天が下のすべての事には 季節があり すべてのわざには時がある の言葉に始まり、 戦うに時あり 和らぐに時がある とあります。私達は、NYテロ以来、総ての会合で 「平和を求める祈り」を唱えていますが、聖書のことば″和らぐに時がある″を迎える日まで希望を失わず同窓生の皆様と共に祈り続けたいと思います。 終わりに、同窓会の諸行事にご指導ご協力をいただきました校長シスター宇野・シスター林に御礼を申し上げます。 また、同窓生の皆様、そしていたらぬ私をいつも助けて下さった役員・事務の皆様に心からの感謝を申し上げ、退任のご挨拶とさせていただきます。 |
平和を求める祈り 聖フランシスコ |
わたしをあなたの平和の道具としてお使いください。 憎しみのあるところに愛を、いさかいのあるところにゆるしを、 分裂のあるところに一致を、疑惑のあるところに信仰を、 誤っているところに真理を、絶望のあるところに希望を、闇に光を、 悲しみのあるところに喜びをもたらすものとしてください。 慰められるよりは慰めることを、理解されるよりは理解することを、 愛されるよりは愛することを、わたしが求めますように。 わたしたちは、与えるから受け、ゆるすからゆるされ、 自分を捨てて死に、永遠のいのちをいただくのですから。 |
先頭へ
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昨年四月に小林聖心女子学院に校長として着任して、早くも一年がたとうとしています。七年前に阪神大震災の影響がそこかしこに見られる状況の中で、札幌聖心に赴任した私にとり、久しぶりの小林聖心は、建物をはじめとし、周囲の教育環境が今まで以上に整えられ、その復興ぶりにこの六年間の小林聖心に関わったてくださった多くの方々のご苦労が偲ばれ、頭が下がる共にに感謝の思いで一杯になりました。学校教育の現場では、新教育課程の導入に伴い、激しく変化するこの新しい時代の動きを見据えながら、教育改革に取り組んでいく大切な時期に当たっています。この時に、前校長シスター山下まち子の一貫したリーダーシップのもとで、しつかりと受け純がれてきた小林聖心の教育精神を、更に生き生きとしたものとしていく責任の大きさを痛感していますが、小林聖心を愛する多くの方々と共に歩みながら、この仕事に励んでいけますことを嬉しく思っております。 新しく校長として仕事を始めるにあたり、私に大きな力と勇気を与えてくれた二つの出来事がありました。その一つは、もう既に多くの方々がお読みになったと思いますが、昨年三月末の新開でマザー・マイヤーのことが連載で取り上げられたことでした。ちょうど札幌から関西に赴仕する時期に、小林聖心創設時の学院長であられたマザー・マイヤーの教育姿勢をゆっくりと振り返る機会を与えられたことは、小林聖心の教育を現代社会に具現化していこうとする上で、大切な原点に触れる時となり、私にとって大きなお恵みでした。激しく変動する現代社会にあって、芯の通った自立した女性の育成、そして「Big You,smal i」の精神を自分のものとして、いつも周囲の状況に心を向けながら、行動していけるカを一人一人の子供たちの中に培ってつていく聖心の教育の原点にしっかりとと立ちなさい、と語りかけられているように感じました。 もう一つは、昨年四月にシドニーで行われた世界聖心校長会に参加する機会を得たことです。二十カ国から五十名近い校長たちが集まりましたが、文化・言語が異なっていても、「聖心の教育に携わる者」というだけで、自然と心が繋がり、二十一世妃に国際共同体としての聖心女子学院がどのように連帯しながら、その使命を果たしていけるかを分かち合う嬉しい時となりました。また、この期間に世界聖心同窓会(AMASC)の世界大会が同時に開催され、AMASCの開催ミサ、基調講演等にも参加させていただき、イエスの聖心のもとに集められた一つの家族としての思いを実感しました。世界各国の聖心の同窓生が、それぞれの置かれた場で、「和解」というテーマを深めながら、積極的に何か社会に働きかけていこうとするその姿に感銘を受けました。それと共に、この機会が学校と同窓会の連携をさらに強めるものとなり、今後の聖心の教育をより豊かなものにしていく大きなカになっていくことを強く感じさせられました。 昨年末に、一人の卒業生が、職場から半年の休職の許可を得て、フィリピンに旅立ちました。高校時代に本校のフィリピン体験学習に参加してから十年以上になります。もう一度、フィリピンが自分の人生に問いかけるものを確認したい、そして現在の生活の中で、どのようにそれを生かしていけるのかを考えたいという強い思いから決断したようです。時には予想外の事柄に驚き、戸惑いながらも楽しく活動している様子や、関わっているボランティア活動で感じ考えていること、また今後の日本での活動への提言など、彼女の思いがあふれるフィリピンからのメールを読みながら、彼女の中に培われてきた逞しさを感じ、頼もしく思いました。フィリピンに行くにあたっては、彼女を支えた多くの同級生の力もありました。現地で子供たちに音楽の楽しさも教えたいと、リコーダーを持っていくことを考え、同級生に呼びかけてところ、あっという間に40本近く集まったと聞きましたそして、そのうちの一人の同級生が、リコーダーの袋を子供たちが喜ぶようにとかわいい布地で作った上、落とさないようにと紐をつけるなどして、心をこめて作った事を知り、本当に感動しました。存学中毎年積み重ねてきたクリスマスのプラクティスで、沈黙のうちに釜が崎の方々のために、マフラーなどを編んでいた事が思い出され、袋作りは大したことはなかったとその卒業生が話していたと伺いました。中高時代の体験がこのように一人一人の卒業生の中に大きな影響を残しているのを知り、教育に携わるものとしての責任の大きさを改めて感じました。 今年度も、二月十五日に高等学校の卒業式が行われ、七十五回生がさまざまな思いを心にいだいて、小林聖心の 学び舎を巣立ちました。聖心会創立二百年記念の年に高等学校に入学した生徒たちは、世紀の節目に高校時代を過ごし、この時代がどのような時代であり、何が求められているのかを深く考えさせられる三年間を過ごしたことでしょう。さらに同時多発テロ以来、世界情勢が緊迫していく中で、聖心で学ぶことの意味、そして平和を構築するために、どのような使命が自分たちに課せられているのかを問いかけられてきたことと思います。 小林聖心に着任してまもなく、何人かの生徒たちから九月十一日のテロ以来、毎朝朝礼の時には、アンジエラスの鐘を聴ながら世界の平和の為に心を合わせて祈っているという事を聞きました。この時に、聖心会創立二百年記念講演での緒方貞子さんの言葉が私の心によみがえってきました。「私は非常に特殊な使命のもとで、難民等、最も恵まれない状況にある人たちの視点から世界の動きを見てきました。特に聖心の皆様が、広く教育を通して大切な価値を共有し、最も恵まれない人たちのために、何かしようという連帯感と使命感を持ちつづけて頂くことが、一番大事ではないかと思うのです。」戦後教育の反省に立って、現在日本の教育界は、教育改革に取り組んでいますが、軸足がなかなか定まらず、揺れ動いているのが実状です。そうした時代の中で、社会に貢献する賢明な女性を育てたいという創立者の建学の思いを引き継ぎ、自分の周りに起こるさまざまな出来事に心を動かし、流されることなくしっかりと考え、行動できる若者、平和の実現のために自分のおかれた場で、何か小さな行動を起こせる若者の育成に、これからも力を注いでまいりたいと願っています。そして、緒方貞子さんが話された「連帯感と使命感」がさまざまな次元、関わりの中で、実現できるよう共に歩んでいくことができたら幸いです。 どうぞ、よろしくお願い申し上げます。 |
【学校からのお願い】 最後になりますが、学校よりこの場をおかりして、いくつかお願いさせていただきます。学枚は、現在児童・生 の安全確保のために態勢を整え、事故が起きないように、細心の注意を払っております。卒業生の皆様には、以下の点につき、ご理解・ご協力を湧きたくお願い申し上げます。 @車でのご来校は原則として、ご遠慮碩くようお願い申し上げます。児童・生徒は校舎のあらゆる場で活動しており 、敷地内の車の走行や駐車は最低限にとどめたいと思います。また、千種方面に駐車されると、ご近所の皆様に大 変ご迷惑をかけることになリます。 A車でご来校された場合は、本館受付で「庭草許可証」を受け取り、車のフロントに提示してください。 Bご来校の際には、必ず受付にお立ち寄りください。一受付で「卒業生」のIDカードを受け取り、首から下げ てください。(同窓会に御用事の時は、直接みこころ会館事務室にいらしてください。) 卒業生の皆様には、いつでも気軽にご来校頂ける学校でありたいと願っておりますが、教育活動の場としての児童・生徒の安全確保と、教育環境を守るために、何かとご不便おかけしますが、是非皆様のご協力をお願い申し上げます。 |
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2003年2月15日、温かな木漏れ日に包まれて草木が芽ぐみ、春の訪れを告げる佳き日に私達75回生は卒業いたしました。 私達はこの6年間、バザー、学院祭、体育行事などすべてにおいて、積極的に取り組み大きな充実感を得てきました。時には悩み戸惑う事もありましたが、今となっては、すべてが懐かしい思いです。こんな風に今感じる事が出来るのも、支えて下さった多くの方々のおかげだと気付いた今、感謝の気持ちで一杯です。幸せな日々の中で、人と人とのつながりの大切さ、人々のために誠実に尽くすこと、責任ある行動力、正しい判断力など多くの事を教えて頂きました。これからは集団としてではなく、個人として自立する上で学んだ事を大切にし、創立者が願われた、社会に貢献できる女性へと歩んでいきたいと思っています。二十一世紀は、心の世紀になるといわれながらも、混迷する世界情勢は、未だ平和の兆しもなく、今も貧困に苦しみ生活している人が多くいます。恵まれた環境にいる私達は、平和の実現を強く願うとともに、あらゆる出来事に関心をもち、生きなければならないという使命を感じています。 この度、小林みこころ会に入会させていただくにあたり、これからは生徒としてではなく、会員の一人として自覚を持ち、活動していきたいと思っております。未熟な私達ですがご指導宜しくお願い致します。 −6− |
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