1999年9月〜11月に教育委員会で発掘を進めていました大野遺跡(先祖代々の田圃)から全国的にも 大変珍しいストーンサークル(環状配石遺構)が出土しました。 ストーンサークル というのは、石をドーナツ状に環の形に並べたもので、「環状配石遺構」とも言います 日本では東日本を中心に見つかっています、ここで発掘された物は縄文時代中期後葉 約4千数百年前の遺構で日本最古の時代ではとないか言われています。 石は直径30センチから80センチ大の石が円形に並んでいます一列のところと幅2m の帯状なところもあります。さらにそれを取り巻くように当時の住居跡も9件ありました 同心円状に存在する住居跡と一緒に見つかる例は少ないそうです、学術的に貴重なものです 木曾広域連合埋蔵文化調査係長百瀬忠幸氏を中心に調査しています 2000年4月14日迄に人の顔をデザインした縄文時代中期中葉(約4500年前)の土器が出土しました。 丸い顔に、虚空を見つめる目。小さく口を開け、小首をかしげて 何か言いたげに、渦巻き状の耳や髪が表現されています。 顔だけを独立して大きく表現した土器は全国でも初めての出土で、縄文人の精神文化研究にとって 貴重だそうです |
信濃毎日新聞の記事(平成11年10月29日)
大きな顔縄文女性?が描かれた 人面装飾の土器出土 |