森博嗣の泉(B面) Mio Sasaki presents.
10/18 REPLACEABLE SUMMER renew!

本格推理小説界、二大助教授は、有栖川有栖の火村英夫と、森博嗣の犀川創平だってなもんでして(笑)
いるのか分かりませんが、助教授という役職にクラクラするという、助教授好きにはとってもお勧め。
この、犀川先生と萌絵シリーズは、推理小説版(工学部版?)「動物のお医者さん」と言われているくらい、
大学生活に密着したお話です。(事件の内容は、そうでもないけど) 基本的に、犀川&萌絵シリーズといいまして、一番の主人公は西之園萌絵という女子大生。焼そばも
食べたことがなかったようなお嬢様ではありますが、なんだか憎めない女の子。一見完璧で、どこにも感情移入
できそうにないのですが、彼女を好きになるコツは、彼女のまだまだ未熟で子供な部分を発見することだと
思います。 萌絵ちゃんは、尊敬と、憧れと、親しみを持って語れる女の子です。 あとは、忘れていけない喜多先生ですか?(笑)
メインでは、二作しか出てきてないのに、この存在感と人気は一体なんなんでしょう。ものすごいですね。
喜多先生の一番好きな台詞は、「数奇にして模型」の所に出てきます。 さて、どこでしょう。 森博嗣のミステリィはとても理系寄りで、分かりにくいって仰る方もいるようですが、個人的に1+1=2
ってはっきりしている内容の方が、とっても分かりやすくて、気持ちいいです。 それでいて、最後はちょっとファジーな部分を残しているのが、魅力ですね。 森博嗣の独特の価値観が作品全てに顕著に表れているので、一度ハマるとさぁ大変(笑) それが私たちに及ぼす影響はとどまるところを知らないのです(^_^;)

犀川&萌絵シリーズ 講談社ノベルズ 一冊ずつ、名言をピックアップして、感想を書いています。決定的なネタばれはありませんが、 どんなセリフでも、厳密に言えばネタばれだと思うので、気になる方はお気をつけ下さい。  

すべてがFになる
 THE PERFECT INSIDER

冷たい密室と博士たち
 DOCTORS IN ISOLATED ROOM

笑わない数学者
 MATHEMATICAL GOODBYE

詩的私的ジャック 
 JACK THE POETICAL PRIVATE

封印再度
 WHO INSIDE

幻惑の死と使途
 ILLUSION ACTS LIKE MAGIC

夏のレプリカ
 REPLACEABLE SUMMER

今はもうない
 SWITCH BACK

数奇にして模型
 NUMERICAL MODELS

有限と微少のパン
 THE PERFECT OUTSIDER

森博嗣先生のHPへ 文責 みお
mio-s@ma6.seikyou.ne.jp 「犀川先生の泉」は、蒼さんの好意で、みおが担当させて頂いています。 蒼の泉へ戻る