家の骨組みを組み立てた段階に検査をします。ここも完成すると見えなくなります。

時期	検査項目	コメント	結果
前	上棟時金の準備をしましょう。	上棟時金の準備をしておきましょう。支払は工事をスムーズに進める為に非常に重要です。
前	土台と基礎のズレは有りませんか。	土台は基礎の上にきちんと乗らなければなりません。基礎からはみ出していたなんて言うのは要注意。しかし、外周の土台はきれいに納める為に中心から少しずらす場合が有ります。 　土台は木が腐ったような色をしているかも知れませんが防腐剤のためです。ただの材木だった場合には防腐処理をどうするのか聞きましょう。 　２×４の場合、防湿処理の為土台の下にビニールシートをひきます。
中	アンカーボルトは締まっていますか。	アンカーボルトは基礎と建物を結ぶ大切なボルトです。これがきちんと付いていないと強風で倒れたり、地震で建物が動いてしまう可能性が有ります。 　座金（ボルトの下にひく鉄の板）が有るか、ボルトが締まっているか、ボルトの上にネジ山が出ているか等確認してください。
中	構造材にソリ・割れは有りませんか。	構造材とは柱や梁を言います。まれに不必要な割れが発生する事が有りますので、見つけたら工事監督に指摘しましょう。割れは後々で大きな障害となる恐れが有ります。
中	建物は垂直に建っていますか。	上棟が一通り終わると、建物が垂直に建っているか見て下さい。曲っていると感じたら工事監督に指摘しましょう。後で調整するのは難しいのでこの段階で修正しておく必要が有ります。 　検査法法は柱の上から錘の付いた糸をたらして、柱と糸の幅を測ります。上と下で幅が違っていれば曲がっている事になります。御自分で行うのは危険ですので、工事監督か大工にきちんとさせましょう。
中	足場が設置されます。	足場をかける時期は工事会社により異なり、上棟前と後の場合が有ります。足場には階段を設置してもらいましょう。御自分でも２階まで簡単に上がる事が出来るます。
中	コンセント・スイッチ位置を考えましょう。	コンセント・スイッチの位置は家の使いやすさをきめると言っても過言では無いくらい重要な要素です。人の動きや家具の配置を考えて検討しましょう。コンセントは腰窓下ですと家具に隠れる事も無く使いやすい様です。 　コンセントの数等は契約で決まっていますので、仕様書で確認できます。 　工事監督に電気設備図を書いてもらう事をお勧めします。
後	隣地に近すぎませんか？	上棟をすると、建物のボリュームが分かるようになります。その際の御近所への距離をもう一度確認しましょう。特に、地縄（現地で配置を決める）の時に調整した場合注意が必要です。屋根の上から雪が隣の家に落ちたり、屋根は良かったけれど雨樋が出っ張ってしまったりしないようにしましょう。
後	納得できない構造部分は有りますか？	現場を見てみた時に、「なんでこんなふうにしているの」と言うような箇所があったら現場監督に相談しましょう。例えば、梁を途中で継ぎ足しする、ほぞの噛み合わせが良くない等です。これは手抜き工事にもつながります。交換できれば良いのですが、出来ない場合には十分な補強をさせましょう。 　基本構造である柱・梁がきちんと出来ていないとこの後の工事にはもちろんのこと、将来悪影響が出る事が有ります。
後	床下にゴミはないか確認しましょう。	上棟後には、上棟時に出たゴミが基礎の中に落ちている事が有ります。後で床下にゴミが有った等無いように綺麗にさせましょう。掃除は毎日職人が帰る前にさせましょう。掃除は良い家を建てる基本であり、御近所への配慮でもあります。
後	上棟式のやり方はいろいろです。	上棟式のやり方は地方により色々有りますので工事監督に相談しましょう。 簡単な所では職人への挨拶・御祝儀・お酒で終わりますし、宴会のような事をすることも有ります。餅をまいたり、踊りをする事も有ります。 　通常はお酒・引出物・御祝儀（職方の分で、親方と下職の金額は変えます）を御用意ください。基本的に御祝儀を工事監督に渡す必要は無いと思います。
後	記念写真を取りましょう。	柱・梁は壁が付いてしまうと和室を除き見えなくなる部分の一つです。柱梁の繋ぎ目や、基礎と固定されている部分を撮りましょう。
後	クロスの種類を考えましょう。	何百種類も有る中から選ばなくてはなりません。それも各部屋です。まる１日かかる事も有りますし、数日後に気の変わる事も有りますので早めに考えはじめましょう。
後	流し・トイレを考えましょう。	流し・トイレの色・材質を選ばなくてはなりません。 　流しは写真だけでは質感がつかめないので、展示場に行くかサンプルを見て選びましょう。 　トイレには色々な色があります。クロスと合わせて考えましょう。