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KBC映像労働組合ニュース・2002年11月28日 第114号

・いよいよ本日2次回答団交


会社と労働者は対等である。私達の事を真剣に考えているのなら、会社は誠意ある回答を出せ!数字云々だけの話ではない!根本からこの会社の体質を変えていかなければ、何も変わらない!会社は寸暇を惜しんで、もっと経営努力をするべきだ。私達KBC映像労組は組合が出来てから、「新しい労使関係」という会社の言葉を信じてここまで話し合いをしてきたが、組合員達はもう限界なのです。何も大げさなことは言っていません。いつまでたっても先が見えないこの状況にうんざりです。私達組合も、ストによるたたかいは望んでいません。しかし、会社が考え方を変えない限り、労働者の犠牲のもとに成り立つ会社からは抜け出せない!

今回の回答に向けての壁ストは、組合員の怒りの現れなのです。私達は本気で闘います。

昨日、KBC映像労組執行部でKBC労組の代議員会に出席し、今回の壁ストに至る経緯を説明。今回のたたかいに、KBC労組をはじめ、九州地連からも全面的協力を頂いています。最悪ストに突入した場合、本社だけでなく、「アサデス。」「国際マラソン」「ニュース」など多大な影響が出ることは避けられません。会社の誠意ある回答を望みます。


本当によい会社にするために、皆さんが誇りをもって働ける会社にする為に、今こそみんなの力が必要です。

統一と団結で
我々の要求を勝ち取ろう。


本日12時からKBC映像労組
KBC労組合同昼休み集会を行います。
組合員は全員集合せよ!


我々の血の滲むような努力を軽視する会社は絶対に許せない!!

今回の年末闘争において、非組合員の皆さん及び、KBC構内で働く皆さんに、ご迷惑をおかけする事に対して、大変心を痛めております。

しかし、組合結成から2年半が経とうとしている現在において、会社は本来の経営努力を怠り、その犠牲を現場に押しつけ、低賃金はもちろん、制作費の削減、リフレッシュ手当て凍結などの労働条件の切り下げを今も続けています。

会社の状況も考えた上で、執行部は組合員に対して、決して満足では無い結果を持ち帰り苦渋ながらも妥結してきました。

その影には、「利益が上がれば私達にも還元される。」という、微かな期待のなかで、経費削減にも応え、深夜タクシーも使わず、創意工夫を凝らしギリギリの経費で、クライアントの希望以上の仕事をやってきた努力がありました。

しかし、会社は我々の微かな希望すらも奪ってしまったのです。

例年通りの一次回答。我々の努力はどこに行ったのでしょう?

安いコンビニのおにぎりをほおばりながら、徹夜で編集したこと。
眠い目をこすりながら、早朝から運転をしての遠方ロケ。
大量の発注に応えるため深夜までパソコンの前で闘ったこと。
深夜にたたき起こされて、呼び出されたあの日。

最大の裏切りに対し、組合員の怒りは爆発してしまったのです。

会社は言います。「数字が、数字が、」と…
だから、我々も言います。「数字を、数字を、」と…
でも本来の労使関係とはそんな世知辛い物では無いはずです。

労働者は会社の希望に応える仕事をする。
会社はその仕事に感謝し、納得のいく報酬を与える。
そして、労働者は更なる飛躍を求め仕事に精進する。

これが健全な会社の営みだと組合は考えます。

経営不振の時は長々と赤字の宣伝を回答書に書き連ね、売上がでれば昨年と同じ一次回答を平気で出してくる。

あなた達は赤字のほうが自慢なんですか?

そんなことよりも、赤字体質の改善を目指し頑張ってきた、部長を含めた現場の努力を会社はちゃんと認め、それに対する誠意を見せるべきです。

我々が求めているものが、決して法外なものではありません。生活費なのです。
そして、何よりも求めているのは、安心して働ける環境と信頼なのです。
その事をもう一度会社に思い起こさせるために、今回の苦渋の決断となりました。本日の2次回答次第ですが、最悪の場合記載通りのストに突入します。
前記した関係各位には、多大なご迷惑をお掛けしますが、我々の気持ちを汲み取っていただきたく思います。

最後に…
今までたたかってきた2年半は、決して間違っていないと信じています。
そして、今回の決断も決して間違ってはいないと信じています。

我々の将来と希望のために…

執行委員長 三角 文昭


ストライキ準備指令

本日18時から行われる、年末一時金2次回答に於いて、会社の誠意ある回答が得られない場合、KBC映像労組は翌29日(金)ストライキに突入する。
組合員は、闘争委員会の指示に従うこと。

ストライキ予定日時

11月29日(金)5時〜19時まで

除外対象者

出張中の者
ストライキ突入時に担当職場以外で既に業務中の者
(国際マラソンスタッフは除外対象に含まない)
その他、執行部が認めた者。

以上

闘争委員長
三角 文昭


ストライキ突入で予想される主な影響

本社技術部
国際マラソンスタッフ、各基地の準備が出来ない。
移動車準備・試走が出来ない。
17時からのマラソン総合打ち合わせ出席が出来ない。
その他の業務を担当の者も一日作業できず。

制作技術派遣
アサデス。各OA業務出来ず。
国際マラソンスタッフ現場セッティング出来ず。
17時からのマラソン総合打ち合わせ出席が出来ない。

制作部派遣 美術
フリップ作成が出来ない。ニュースCG作成に支障を来す。

映像部派遣
編集:ニュースの編集・OAに影響大。
Nサブ:Qシート作成・OAのVE等、放送運行に影響大。

北九州支社
ENG車出動時、マイクロ伝送が不可能。

佐賀支局
取材だけでなく、KBCへの情報の伝達も行っているので、影響大。


今後のスケジュール

11月28日(木)

KBC合同昼集会(12時〜13時)

年末一時金2次回答団交(18時〜)

11月29日(金)

壁スト(予定)(5時〜19時)

KBC映像・KBC労組合同昼集会
(12時〜13時)

今後、あらゆる状況が考えられるので
組合員は今後の動きに注意せよ。


社長!!

我社に自信をもって、あなたの娘を
嫁入りさせることが出来ますか?

ある日の団交にて・・・


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