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KBC映像労働組合ニュース・2000年7月12日 第10号

7/10(月)夏季一時金協議
組合側が折れた形で妥結!!

支給日は7/17(月)です。


7/10(月)夏季一時金協議
組合側が折れた形で妥結!!

 兼ねてより会社側との交渉を行なってきた夏季一時金について、一次回答と同じ(基本給×1.7+家族手当×1.0+役付手当×1.7+業績給)という形で7/10協議で妥結されました。組合側としても「昨年より少しでも上乗せを…」と協議を重ねてきましたが、4・5・6月期で予算をはるかに下回る売り上げによる2000万もの赤字。この事を受けて会社側としては下方修正予算の作成を始めているという現状を見れば、これ以上の要求また協議での成果は望めず、ただイタズラに一時金の支給を遅らせるだけの形となり、その事は組合の本意ではないと判断したからです。しかし、度重なる協議の中で会社側の姿勢や不明な点が少しづつですが、明らかになってきました。

 夏季一時金は7/17(月)に支給されます。組合員はじめ従業員の皆さん大変お待たせした上に数字的な結果を出せずに妥結したこと本当に申し訳ありませんでした。しかし、右記のようにこれまでに重ねてきた団体交渉の中で様々な事実を明確にすることができたことは組合として大きな成果だと考えています。今後は、手元にある数多くの資料を分析してKBC映像がどうあるべきかをみんなで考えて行きたいと思っています。幸か不幸かビジョンを持たない経営陣は、営業や企画などで従業員が活動を起こすことに期待をしています。逆に考えれば、自らが動いて行くことによって会社を良くして行けるのです。それに対する報いが認められないときは組合が断固として戦います。ちなみに次回の団交は、水と緑が終わった頃に契約社員問題と時間外・代休問題をテーマに開かれることが決まっています。


夏季一時金協議の中での成果

五カ年計画が公開された

 この事により会社側は脱KBCの基本姿勢を明確にしたうえで、途中中断していたニックネーム募集を再開、9月にはその名前での他局へのアプローチを約束しました。

一時金査定の業績給のランク公表

 これまで支払われてきた一時金の中で、昨年から導入されてきた業績給という名の査定…これに対して組合側は撤廃を要求したものの会社側の回答はノー。その理由を問いただしたところ、会社側の説明は社員の士気の向上を求めるために必要だということでした。しかし、その業績給がなぜついたかの説明もないうえに、自分がどのランクで査定されているかすら分からない状態で社員の士気が上がるわけがなく、ランクの公表を迫ったところ今回の一時金からランク表(各段階の金額表示)の公開を会社側は約束しました。

会社が赤字の状況とその理由

 昨年度まで3500万もの累積赤字を重ねてきた会社側ですが、その状況の打開策を何ら考えることなく組まれた平成12年度の予算…その結果が上四半期の大幅な赤字の算出という最悪な事態を招いているわけですが、その原因を聞いてビックリ!!なんと昨年まで7500万もの売り上げを出していた仕事が打ち切りになっている事実がありながら、昨年以上の収益の予算を組んでいたのです。その予算の穴埋め方法を聞くと、会社側は営業努力でカバーするだけと何のビジョンの無い答えが返ってきました。従業員100人を抱える会社の経営者が発するにはあまりにも楽天的で無責任な発言に執行部のみんなが危機感を覚えたくらいでした。この答えを受けて組合は会社側に本年度予算の公開を要求し現在予算の分析に入っているところです。

年末の一時金は昨年並み以上

 会社の危機的状況を目の当りにした組合側は年末の一時金支給に対しても危機感を感じ、今回の夏季一時金の昨年並み回答に妥結する交換条件として、年末一時金の昨年並み以上の約束を要求、下方修正予算の中でも原資(一時金の総額)の修正はさせない動きを見せたところ、最善の努力を尽くすという石出社長の言葉をもらいました。

経営陣と従業員の意識差

 経営陣は現場で起こっている状況の認識が乏しく、また経営陣が持っている会社運営などの情報が全くと言って良いほど届いてこない状況が、労使間の様々なトラブルを引き起こしていることは隠しようの無い事実で、お互いが疑心暗鬼の状態が続いていることを会社側に説明したところ、その後から朝会の議事録や賃金形態の公開など会社側の努力も見られるようになりました。


今年の民放労連定期大会は
福岡で開催されます。

 今年の労連定期大会が、7月28日から30日までの3日間、地元福岡で開催されます。その労連定期大会に単組を代表する代議員を1名選出します。詳しくは下記のとおりです。

公示

 7月28日から30日までの3日間、福岡で行われる第91回民放労連定期大会の代議員(定数1)を、労連規約第33条に基づき、下記のとおり選出します。立候補を希望するものは7月15日正午までに選挙管理委員会まで届け出てください。

公示(立候補受付)    7月12日〜7月15日正午まで
告示(立候補者告示)   7月18日〜21日
投票          7月22日〜7月25日正午

2000年7月12日

民放労連KBC映像労働組合 選挙管理委員会


労使合意により書記局はロッカールームに決定しました。受け渡し後、工事等を済ませ、書記局設置となります。



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KBC映像労働組合ニュース・2000年7月6日 第9号

3回目の夏季一時金労使協議が開かれる


会社側が乗率1.7を譲れない理由

 7月5日(水)。夏季一時金について3度目の労使協議が行われました。皆さんから疑問が出ていた、乗率を上げられない理由である第1四半期の赤字に対して、会社側の責任と見解について、論議は集中しました。論議の内容は次の通りです。

概略

組合:組合員で話し合ったが、乗率1.7はもう少し何とかならないか?

会社:第1四半期で2000万円の赤字になりそうだ。これが限度です。

組合:役員はどうなっているのか?

会社:我々は一円ももらっていない。(部長まではありますけど)

組合:何故赤字なのか?

会社:大体、4・5月は毎年時期的なものがあり厳しい。

組合:しかし赤字は赤字でしょう?

会社:この第1四半期の赤字は会社設立以来の数字。要因はいろいろあるが、やはりバーナル(7500万)が無くなったことが大きい。それを埋めることは出来ず努力が足らなかった。今後冬にかけて良くなると思うが今のところどうなるかわからない。

組合:じゃあ今後どうやって赤字を無くしてゆくのか?

会社:KBC以外の面で活動していかなければならない。依存度8割を今後数年かけて5割位にしていきたい。

組合:KBCに対するテコ入れは?

会社:それも今後やってゆきます。

組合:大体、割に合わないものも引き受けているのでは?

会社:別に小さい番組だから赤字になっているわけではない。

組合:どうしても一時金は上げられないのですか?

会社:このような状況で今年はかなり無理をしている。会社の状況を理解してほしい。

その他。業績給(査定)について。

組合:どうやって決定しているのかわからない。正当な査定というならば、査定するにあたっての表を出してほしい。そうしないと金額だけではわからない。

会社:わかりました。その査定する表は別に隠すものではないので公開します。(個人情報を公開するという意味ではありません)

以上。

 この3回の労使協議の中で、我々執行部も再三にわたり乗率アップを要求してきましたが、その都度突きつけられる会社の現状は乗率1.7よりもはるかに悲惨な状況であり、まず会社運営の正常化と、労働環境の改善を優先と考え、夏季一時金は遺憾ながらも、次回の団交で締結しようと考えます。

 会社側が出してきた1.7という数字も、このまま協議が長引けば支払い可能かどうか微妙な数字であり、これ以上長期化してもプラス要因は引き出せないと考えます。皆さんの期待に添う結果が出せなかったのは大変残念ですが、その分、冬は頑張りますのでよろしくお願いします。


書記局はロッカールームということで、労使合意しました。早期に立ち上げたいと思います。



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KBC映像労働組合ニュース・2000年6月28日 第8号

19日・26日に団体交渉が開かれました
職場集会を開きましょう!
7月3日に代議員会開催します。


19日・26日に団体交渉

 去る6月19日(月)26日(月)と2週に渡り、夏季一時金及び、契約社員問題についての労使協議が開かれました。

 夏季一時金については【基本給×1.7】という昨年夏季の乗率を据え置いた回答が行われました。(下に回答書を記載)また契約社員については「年俸の14分の1を正社員の一時金と同時期に支給しているだけで一時金という認識はない」という、血も涙もない突き放した回答でした。据え置きの理由として会社側は累積赤字(約3500万円)が未だ残っており、その上4月・5月の売上が本年度予算の−1700万という苦しい状況に有り「本来なら乗率を1.5ないし1.4に下げる所であるが組合もできたことだし精一杯がんばって昨年なみの数字を提示した」と、団体交渉の際、会社側が必ずと言っていいほど使ってくる「赤字だから!」が今回もまた切り札として使われたのでした。

 そこで「この先の収支の見通しや、赤字の解消など、経営陣がどのようなビジョンを持っているのか?」との基本的な質問を投げかけてみると、「各部のコスト管理の問題」「各個人の営業意識の低さ」など自分たちの経営能力の低さを棚に上げ、全て労働者側の責任のような言い訳をあげるだけでした。 【赤字をなくすため】に組まれたであろう5ヵ年計画についても、「これはあくまで理想である」「この目標を実現するにはどうすればいいか各部でアイデアを出して欲しい」など、自分たちのビジョンは示さず、労働者側の努力だけを求めている煮え切らないものでした。労働者側が求めているのは細かい収支の指導や理想の押し付けでなく、今年1年間なり、2年間なりの会社の進むべき・・・。脱KBCなのか、対KBCなのか、全従業員が自信を持って「我社の進むべき道はこれだ!」と言える環境を早く作って欲しいのです。

 また、契約社員の問題についても、組合側が「3年経ったら正社員にする」という口約束がまかり通っていた問題と、プロ契約についてもまともな説明などほとんどされてない件とを、再三訴え続けてきたのですが会社側の回答は「担当者に聞いたが、『そんなことはない』と言っていた。」というだけでした。先に述べた一時金の回答を見てもわかるように会社側の契約社員に対する意識は信じがたいほど低く、彼らの置かれている現状を見ようとしないだけでなく、彼らの心情にも耳を傾けないつもりらしいのです。我々は今回も同じことを訴えたのですが「もう一度(担当者に)聞いてみよう」という5秒で片付きそうな対応ぶりしか示しませんでした。

平成12年度夏季一時金

〔社員〕

 平成12年度夏季一時金は、平成11年12月1日から平成12年5月31日を計算対象期間とし、支給日に在籍している社員に対して支給する。支給内訳は次の通り。

(1)平成11年12月1日現在在職者で、平成12年5月31日現在引き続いて在職中の者に対し、基本給×1.7ヶ月分を支給する。
なお、計算対象期間の途中で採用された者は、在職期間により日割計算とする。

(2)平成12年5月31日現在在職者で扶養家族がある者に対し、家族手当の1ヶ月分を支給する。

(3)平成12年5月31日現在在職者で主任以上の職位にある者に対し、役付手当の1.7月分を支給する。

(4)業績への貢献度に応じて、業績給を支給する。

以上の基本計算式は次の通り。

基本給×1.7+家族手当×1.0+役付手当×1.7+業績給

〔アルバイト〕

雇用期間中の労働実績により、支給日にいる者に支給する。

〔支給日〕

支給日は労使合意した日から1週間後とする。


ムダ遣い?

 昨日、KBC映像の喫煙室に空気清浄器がはいりました。価格にして40万円弱。経費削減のおり、苦しい苦しいといいながらこんなものを購入できるなんて、いったいどうなんでしょうか?頭数で割ればひとり約4000円。非喫煙者にとってはまったく迷惑な話です。さらに派遣に出ている人たちにとってはさらに迷惑な話です。

 欧米では喫煙者に対し、賃金カットを行っている会社もあります。その理由はもちろん喫煙中は仕事をしていないからです。勤務時間中に10本吸ったとして、1回5分、つまり50分は働いていないことになるのです。にもかかわらず時代の逆行とも取れるこの喫煙者優遇の設備投資はまったく理解できません。もっと他にも本当に必要な設備投資や待遇改善があるのではないでしょうか?喫煙室の面積にも家賃、管理費が当然発生しています。これも非喫煙者も同様に負担しているのです。この原資はどこからでてきたのでしょうか?

 エレベータ前で吸われると外からのお客さんなどに非常に印象が悪いです。喫煙室も必要かもしれません。しかしこの設備を導入したにもかかわらず、あいかわらず外で喫煙しています。何のために買ったのでしょうか?空気清浄器も結局外に置くそうで、喫煙室の意味は?


6月29日は株主総会です。
役員の責任問題はどうなる?
P.S.株主さんへ
制作費上げてください。



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KBC映像労働組合ニュース・2000年6月16日 第7号

 第2回要求書提出される(全文掲載)
19日に団体交渉
KBC映像5ヶ年計画 一部に提示



前回の回答に対して要求書を提出

 去る5月22日に行われた会社側の回答に対して、各職場で開かれた職場集会や、代議員会の意見を取りまとめた上で早急に協議しなければなりません。項目を絞り込んで要求書(別記)を制作しました。

 6月7日午後に小幡書記長によって小坂取締役に提出されました。当初、6月12日に会社側に回答を申し出ていましたが、石出社長・荒木専務の大切な出張のため、延期を余儀なくされ、やっとの思いで6月19日に夏季一時金要求の回答をあわせて団体交渉の場を取り付けました。

 執行部としては押し迫る夏季一時金の交渉を軸に、未だに何の説明もなされないでいる契約社員に対する説明と今後の取り組み(組合としては全員の正社員化を押し通す)をはっきりとした回答としてもらいます。また、過去3年間に渡り、カットされ続けたベースアップに対し、会社側の経営においてのミスを問いただし、本年度4月にさかのぼって組合員が納得のいく形でのベースアップを勝ち取ります。


契約社員に対する問題

 現在KBC映像で全従業員の約30%を占める契約社員たちは入社の時や、毎年の契約更改の中で会社側の勝手な事情により、精神的にも経済的にも苦しい道を歩かされてきました。(下図参照)

入社時:「3年ちゃんと働けば、ほぼ間違いなく正社員になれるからそれまでがんばってくれ!」


3年後
何の説明もなく普通の契約更改を進めようとした。 プロ契約の話を持ちかけられた。


「この条件がいやなら会社を辞めるしかないな」と言われた。

 こんな勝手が今まで平気で行われてきたのです。もともと、会社側がKBCの各部署の補充要員を、安い賃金で雇用するために「正社員化」を目の前の餌にして、契約社員として採用を続けたのです。その結果、契約社員が全体の約30%を占めるという現状を招いているのです。またある年には4大卒が正社員、短大・専門学校卒が契約社員という、学歴差別と思われてもおかしくないような採用が行われた事もあるのです。

 このようなむちゃくちゃな会社の経営を正すべく、私たち執行部は今回の要求の中でこの問題を第一項目を取り上げ、問題解決=全員の正社員化を実現すべく団体交渉に望みます。


要求書

前回の団体交渉で提出された回答書に基づき、次回団体交渉に向けての組合要求を下記に記します。

はじめに…

 これまでの2回の話し合いの中で、諸問題についての会社の考え方はある程度理解できたつもりです。問題を問題として認識されていることに、組合執行部としても胸を撫で下ろした項目すらあります。しかし、問題を認識しながらもこれまで解決策を講じなかった会社の姿勢に対しては、強い怒りを禁じ得ません。

 会社が解答書に於いて望んだ、「新しい労使関係」は双方の信頼の上に成り立つものであることは言うまでもなく、まず、これまで会社が“問題としながらもほったらかしにした問題”への不信感を消し去る努力をすべきだと考えます。その努力なくして「新しい労使関係」は成立せず、「経営の良きパートナー」と称されても、その認識を疑わざるを得ません。

 組合を結成して以来、組合員一同が感じたものがあります。それは、同じ目的を持つもの同士の絆です。合併や人事異動に伴い、KBC映像の中で少しずつ薄れていったものでもあります。残念なことは、その絆が会社に対する不満や不信感の蓄積から生まれたことです。これまでの意志の疎通を欠いた労使関係を修復し、経営の責任、現場の責任を果たし合う関係でありたいと希望します。


 前回の要求書に関しては引き続き協議しますが、次回団体交渉では時間的制約もありますので、下記の項目について重点的に協議してゆきたいと考えます。

 @要求4の(9)及び(10)について

 前回の団体交渉を受けて、契約社員及び、アルバイトに対し、会社はどのような説明もしくは、取り組みを行ったのかの説明。現在契約社員の者に対する今後の会社側の明確な説明。今後契約社員を採用する場合は、経験者に対するプロ契約のみとすること。

 A要求4の(2)及び(3)について

 3カ年計画がありながら「赤字なので上げられない」という回答は経営陣の経営責任を棚に上げた発言であり、組合としては納得する事は出来ません。平成12年度に関しては、5万円のベースアップを計上した修正予算を早急に組み、ベースアップを実現すること。

 B夏季一時金に関しては別紙の要求書の通り。

 C要求4の(5)及び(6)について

 今後、この件に関しての会社側の取り組み方を具体的に説明すること。また、社員の代休消化に伴う外注費及び手当を算出し、予算に組み込む事。時間外手当45時間打ち切りは明らかに労働基準法違反です。即刻、時間外打ち切りの廃止を求めます。

 Dその他

 (ア)組合対象者に関する話し合い
 (イ)36協定及び裁量労働制に関する件は団体交渉で、十分な説明を受けた後、組合側で協議の上、対応したい。
 (ウ)書記局に関しては、現在組合員との協議中であり結論が出た時点で連絡します。
 (エ)次回団体交渉より、録音機器の持ち込みを予定しています。交渉開始前に、承諾を御願いします。
     
*次回団体交渉までに組合に提出していただきたい書類。

 E 過去作成した3カ年計画。
 F 現在策定中の5カ年計画の草案。
 G 年齢給(賃金規定 第2章 第八条2のAに記載の別表。)

要 求 書

 2000年夏季一時金について、組合員の総意に基づいて、要求を決定しましたので提出いたします。誠意をもって下記期日までに書面によって回答されるよう申し入れます。

1・正社員については基準内賃金の乗率2.4とすること。

2・契約社員については今年度年俸額の14分の1に対する額の乗率2.5とすること

3・アルバイトに関しては、一律5万円を支給すること。

 ・支給日については、労使合意した日とすること。


ところで

あ、五カ年計画、皆さんはもうご覧になりましたか?まるで夢物語・・・・。

あ、皆さんドリームジャンボ当たりました?
こうなったら、会社で今度のサマージャンボ買います?

あ、健康診断受けました?


組合メーリングリスト好評運営中!

 現在「KBC映像労働組合メーリングリスト」では、さまざまな問題に関する議論を展開中!参加者は随時募集しています。ML参加に関することで分からないことは以下のアドレスまでお気軽に聞いて下さい。

owner-rouso@freeml.com

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KBC映像労働組合ニュース・2000年6月6日 第6号

 代休を消化しましょう!

 こんにちは。委員長の三角です。

 皆さん、夏に向けて余力を残せていますか?毎年のことですが、高校野球・山笠・水と緑にオーガスタと、1年のうちで一番忙しい時期に突入しようとしています。先日の制作部会では、外注費を使ってでも代休を取って、代休ゼロを目指すように、と言うお達しが出ました。休める時は本当に休みましょうね。でないとここ一番の時に自分の実力の半分も出せないなんてことになっちゃうよ。
 
社長に組合結成の報告をする三角委員長そして、10年目になる私から伝えたいことは、仕事以外にも何か楽しめるものを持つことに努力した方が良いと言うことです。仕事が一人前にできるようになって、時間に余裕ができた時に気がつくと「仕事以外やることがない!」なんてさびしい人生になっちゃうからね。休みを取って仕事以外のことにも熱中して人脈をたくさん作れば、きっと人生にとって大切なものになると思うから。


 結論を言うと、進んで代休をとろー!ということでした。


会社はもうちょっと考えてくれよ!

 会社からの回答書(全8ページ)のうち2枚(1・8ページ)は会社と組合の関係に対する姿勢についての期待(?)などについて述べたものでした。しかし、その立派な内容の“はじめに”と“おわりに”とはうらはらに、具体的な回答については「会社の経営に対するスタンスの甘さ」を隠し切れないほど、ずさんなものでした。5月1日ってどうなんだろ?

 逆にそんな回答をすることで、会社に失望して欲しかったのでしょうか?まるで辞めたい人は辞めろと言わんばかりの回答書だったような気がします。会社は社員が希望を持てるような改善策を全力を尽くして考えて欲しいものです。


職場集会期間中です!

 今週は職場集会期間中です。各代議員さん、よろしくお願いします。また、9日19時より代議員会を行います。場所未定です。意見をどんどん出してくださいね。


組合メーリングリスト好評運営中!ML

 現在「KBC映像労働組合メーリングリスト」では、5月1日問題、派遣問題、代休問題、契約社員問題などの議論が展開中!参加者は随時募集しています。ML参加に関することで分からないことは以下のアドレスまでお気軽に聞いて下さい。

owner-rouso@freeml.com

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KBC映像労働組合ニュース・2000年6月1日 第5号

 次回団交に向けて決意を新たに!

 先週、組合新聞で全容が明らかになった会社側の第一次回答書。あれを読んで皆さんはどう思われたでしょうか?私たち執行部は、この回答書を受け取り、協議を重ねた結果、以下の項目について今後重点的に会社側と交渉していこうと考えています。

◎契約社員に関する要求

 第1回団交において契約社員の社員化について会社側の回答はまったくと言って良いほど誠意が感じられませんでした。

 なぜ?と感じる人も多いと思いますが、現在KBC映像で働いている契約社員のほとんどが入社の際に

「3年後、働き次第では正社員になれる。」

という甘い言葉にだまされて契約を結んでいるのです。しかし現実は3年たっても契約更新の手続きだけで、何ら説明もなく働かされつづけているのです。これは「3年後正社員に」という会社側の背信行為にほかなりません。

 そこで、現在KBC映像で働く契約社員の正社員化と、今後採用する契約社員に対しては新たな規約を作り、現在起こっているような問題が起きないような配慮を求めます。

◎ベースアップに関する要求

 回答書では、13期・14期の損失をあげて「金がないからあげられない」と言う、一見正当な理由のように聞き取れる内容で回答してきています。でも良く考えてください。みんな休みも取らず一生懸命働いているのになぜ毎年赤字を出してしまっているのでしょう?

 それは何をかくそう、今の経営陣の運営ミス、先を見るビジョンのなさが、現在の状況を招いているのです。それを会社側はさも私たち労働者の努力が足りなかったかのような口振りで、当然のようにベースアップゼロを言い渡しているのです。

 経営陣はもっと自分たちの能力の無さを認めて我が身を削ってでも従業員たちに還元しようという気持ちを持つべきではないでしょうか?

◎時間外および代休に関する要求

 会社側が唯一、前向きな回答をしてきた項目ですが、団交では何の具体案も提出されることがなく、ただ「前向きな姿勢」だけでした。今後は現場の意見をぶつけて現状打開の具体案を考えていきます。

 執行部としては上に挙げた項目を最重要課題と考えていますが、皆さんは回答書を見てどう感じられたでしょうか?それを教えて頂くべく、第2回の職場集会の開催を予定しております。

 また、組合新聞を読んで意見を交換する場として、メーリングリストをどんどん活用してください。会社に対する不満や不安をみんなで共有して、全体の問題として考えていくための大切な手段の一つと考えています。ぜひメーリングリストに名前を連ねてください。希望者はメールしてください。


メールで言いたい放題
(組合メーリングリスト配信分から抜粋)

ところがどっこい、「そんなオフィスは聞いたとこがない」の一声で土足に決定。
なぜ、役員だけ週休2日?
昨日はメーデーだったんですが、役員は全員休みで、従業員はみんな出てきました。これって、なんか違う・・・。
都合の良い時だけ関連会社で、都合の良い時だけ独立プロダクション。
ころころ役員が変わっていたら将来の経営ビジョンなど出せるはずもない。結局自分の在籍期間だけ乗り切ろうとしか考えていない。
派遣から本社に戻ると代休が消えてしまうってホント?
そうか。違法なんだ・・・。そういう意識が薄いまま仕事をしてきたのは、自分たちにも問題があったってワケやね。
会社に対する不満が社内でもかなりピークに近い状態なので入る人間は多いんじゃないかな?
支出を抑えろ!なんてのはサルでもできる経営であって映像プロダクションがクオリティ勝負の職種で、制作費の締め付けがどんな結果をまねくか理解していないということに腹がたつのよね。要は明確な舵取りができる連中ではないということやね。
映画の撮影は初めて観たけどやっぱりすごいなあ。照明とかの技術も凄いけど、人間の数が違う。やっぱ良い作品を創るには人間と金がいるんだなあと当たり前ながら思いました。
前の旧館の時もそうだったんですけど、派遣でずっと出てるとどうも本社のほうには顔が出しづらくなっちゃうんですよねぇ・・これからは意味なくてもちょくちょく顔出したいですねぇ。それも、きっかけが大事なんでしょうけどねぇ・・。何気なく受け入れてもらえると、派遣社員もうかばれます。
一番の不安は、もし加入した場合、会社側が組合員という理由ではなくて別の理由を付けてきて契約更新がうち切られることがあるかもしれないってこと。
この機会に派遣も社内の人間もコミュニケーションが取れて、それが仕事の上で大きな力になったらいいですね。
鉄は熱いウチに打ちましょう。(打つって言ってもストじゃないよ)
まぁ、執行部側はナウでヤングな人ばかりなので体力的には問題ないんですけどね。
契約問題は他の問題が表面化していない(個別に言われてることが微妙に違う)という現状もありますので、さらに状況を把握するために「契約部会」の新設なんぞを検討してもいいのでは・・というのが契約社員の間での意見です。
「AB型RH−」の血液を探しています。

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KBC映像労働組合ニュース・2000年5月23日 第4号

 初の会社側の回答書、出る。
労使間の見解に大きなズレが!

会社側は従業員側の状況を
まったく把握してない?

 去る5月8日、KBC映像労組が会社側に提出していた要求書に対して、5月22日午後6時からの第2回団体交渉の場において、会社側から回答書が提出されました。団体交渉の場には会社から石出社長・荒木専務・小坂取締役が出席しました。

 回答書の説明においては、労使間で現状況に対する意識の大きなズレが露呈された形となり、団体交渉は約4時間におよびました。下に会社側から提出された回答書の概要を記します。

(提出された回答書では、はじめに会社側からの組合に対する基本認識・基本姿勢・組合に対する期待を述べています。)

 以下回答概要です。

要求1.憲法、労働組合法の尊重及び不当労働行為の禁止について

(1)会社は、今後ケイ・ビー・シー映像従業員の賃金、労働条件、福利厚生などに関する問題について、民放労連ケイ・ビー・シー映像労働組合を従業員代表組織として認め、団体交渉に応じること。正当な理由なく、当組合との団体交渉を拒否しないこと。

(2)会社は、民放労連ケイ・ビー・シー映像労働組合を結成したこと、組合に加入したこと、もしくは労働組合の正当な行為をしたことを理由に、組合員に対して解雇、賃金差別、昇進差別、仕事差別などの一切の不利益な扱いをしないこと。

(3)会社は、ケイ・ビー・シー映像従業員が今後、労働組合に加入することについての一切の加入妨害、圧力、脅かし、懐柔などの不当労働行為をしないこと。

(4)会社は、今後労働者が組合に加入しないことを雇用条件にしたり、組合からの脱退工作、もしくはこれに類する行為を一切しないこと。

(5)会社は、前項あるいは前々項の事項につき、管理職、入社するに当たっての紹介者、保証人、本人の父母あるいは親族を通じて不当労働行為をしないこと。

会社側の回答:

組合は企業運営の良きパートナーである。組合は従業員の代表との位置付け、労働条件などについて誠意をもって話し合っていく。


要求2.組合活動に関する要求について

(1)会社は、組合書記局として、社屋内に独立した部屋を貸与すること。

(2)会社は、組合活動に最低限必要な施設(会議室、電話、FAX、コピー、パソコン)等の利用を認めること。

(3)会社は次の事項について、就業時間内の組合活動を認めること。

@定期大会及び臨時大会
A上部団体が召集する機関会議及び諸会議へ出席するための組合出張
B団体交渉開催前後90分間の執行委員会及び月5回以内の執行委員会
 (1回につき2時間を限度)の開催
C団体交渉に必要とする移動時間と団体交渉に要する時間
D労使が協議を進める上で緊急性を要する組合大会、代議員会の開催
E組合ニュースの配布

(4)会社は、組合員の組合費を、毎月の賃金及び夏季、年末一時金からの自動引き落としとすること。

会社側の回答:

(1)書記局設置は社内にスペースが取れるか検討中。書記局は必要であるとの見解。

(2)電話・FAX・コピー機類は組合活動の基本設備だが、組合責任で設置して欲しい。業務優先で会議室利用を認める。

(3)就業時間内の組合活動は労働組合法の趣旨に反するので認められない。但し、組合ニュースの配布は認める。

(4)組合費チェックオフは行う。


要求3.経営の健全化に対する要求について

(1)会社は、目前に迫ったデジタル化多チャンネル時代に応じた今後のビジョンを明確にし、説明すること。

(2)会社は、決算状況等の経営情報を積極的に公開し、経営の透明度を高めるよう努めること。

(3)会社は、全従業員に対し就業規則、賃金規定、退職金支給規定、契約社員内規等、変更の有り無しに関わらず付属すべき資料を含み、毎年度配布すること。

(4)会社は、全従業員に対し組合の要求する各規定の不明瞭な部分を公開すること。

(5)会社は今後、全従業員に重大な影響を及ぼす経営方針の決定について、事前に組合に通知し、協議すること。

(6)会社は、経営についての組合の提案に対し、組合と協議する機会を設けること。

会社側の回答:

(1)5ヶ年計画を策定中。部長を含む各部代表の参加で具体的検討に入りたい。

(2)経営状況は朝会で説明している。今後従業員に周知してもらう努力をする。

(3)今後は「各部署」に配布、閲覧できる様にする。

(4)諸規定は従業員に知ってもらうのは当然。求めがあれば説明する。

(5)重大と思われる事項は協議の対象とする。

(6)組合からの積極的な提案を歓迎し、期待します。


要求4.待遇改善に関する要求について

(1)会社は、全従業員がその家族と共に労働者としてふさわしい、健康で文化的な生活を維持出来るよう、常に待遇の改善につとめること。

(2)会社は、全従業員に対し基本給設定の基準を公開し、今後のベースアップ交渉に応じること。

(3)全従業員の基本給を一律5万円アップすること。

(4)住宅手当について、世帯主は3万円、非世帯主は2万円とすること。

(5)労働基準法に違反する時間外手当の45時間打ち切りの廃止。時間外手当の全額支給を行うこと。

(6)過去の代休消化不能分を全て買い取ること(代休発生後60日を経過したもの)。消化不能代休が10日を越える者については、月10日ずつ買い取りを行うこと。また未消化のまま消滅してしまう年次有給休暇についても買い取りを行なうこと。買い取り規程は基準内賃金を所定労働日数で割った額×1.25とする。

(7)出張範囲の規定を県外とすること。

(8)出張時の時間外発生分の時間外手当を支払うこと。

(9)契約社員の期間が3年を経過している者はただちに正社員にすること。また3年に満たない契約社員も同様に直ちに正社員にすること。

(10)アルバイト採用後1年を経過しており、本人が希望し職場の複数名の社員の推薦が得られる場合は、社員登用の機会を与えること。

(11)リフレッシュ手当凍結を撤回すること。

(12)傷病休暇を新設すること。その期間は3ヶ月とし、私傷病による長期欠勤時に適用する。またこの制度は代休及び有給休暇より優先する。

(13)一時金算出のベースを基準内賃金とすること。

会社側の回答:

(1)現在の処遇が充分とは思っていない。今後も可能な限り改善への意思を強める。

(2)(3)ベースアップ3年見送り認識している。今のところ申し訳ないがどうすることも出来ない。

(4)基本的に前項と同じ。

(5)(6)このようなことは本来あってはならないこと。何らかの改善を講じる。

(7)最近は出張範囲を拡大の方向。当社規定が不都合とは考えにくい。

(8)前々項との関連で協議。

(9)この制度は維持していくと考えます。

(10)アルバイトを直ちに採用対象とするのは無理があると考えます。

(11)会社も本意ではない。損失解消の段階で、復活を検討する。

(12)新設するが代休、有休が優先。

(13)一時金は乗率でなく原資を基に考える。


要求5.就業に関する要求について

(1)会社は、組合と36協定を締結し、それに違反しないよう、適正な人員の確保、配置をすること。

(2)会社は、全従業員が代休や有給休暇を取りやすくするためのバックアップ体制を採ること。

(3)会社は、全従業員に対し、完全週休2日制、週35時間労働を導入すること。

会社側の回答:

(1)36協定締結が必要。しかし準備時間が欲しい

(2)当然です。検討していきます。

(3)色々困難な問題もあるが実施したい。


要求6.職場環境に関する要求について

(1)会社は、業務に支障をきたさぬよう、機材の新規購入、更新、修理点検保守を徹底すること。(私物、違法無線機、故障機材の使用禁止)

(2)会社は、老朽化した机や椅子などの備品を新しくすること。

(3)会社は、業務に専念できるように事務所内フロアの清掃を外注にすること。

会社側の回答:

(1)常に念頭にある。優先順位をつけ整備していく。

(2)部会-朝会で解決できる問題。

(3)既に実施してます。


要求7.人事に関する要求について

(1)会社は、従業員採用について計画性をもって公募をし、公平に採用すること。

(2)会社は、組織が正常に機能し人材が育成されるような計画的な人員配置を行うこと。

(3)会社は、人事異動に関し、転勤を伴う異動は発令の1ヶ月前、それ以外の異動は2週間前までに内示をすること。また各々内示の前までに組合に通知し、協議すること。協議が整わない場合は、発令を強行しないこと。

(4)会社は、現行の人事(賃金)査定を廃止すること。

(5)会社は、全ての人事に関し、学歴・性による差別、組合員であることを理由とする差別を行わないこと。

(6)今後、契約社員の採用をなくし、全て正社員として採用を行うこと。

(7)社員の異動希望を提出する機会を設けること。またその件につき積極的に取り組むこと。

会社側の回答:

(1)(2)採用は当然計画的且つ公平に行われるべき。

(3)要求に沿う線で実施しますが、人事は経営権に属するので事前協議は出来ない。

(4)現行通り。

(5)行ったことはないし、そんな意思も無い。

(6)既に回答した通り。

(7)社員の希望をが把握できるよう管理者を指導していく。

この団交の議事録の詳細を閲覧希望の方は、執行部まで言ってください。


委員長より

 本日の団体交渉は、荒木専務の回答に対して、執行委員が質問をして行く形を取られたのですが、その中でも、現在、従業員達の間で起こっている問題や、疑問に対する意識が薄く「なんでこんな事を要求書で書くの?」との言葉が何度も言われる場面がみられました。

 皆さんもご存知の通り、今回、組合が提出した要求書は全て、各部署で起きている問題を要約して書き上げたものです。しかし、その要求一つひとつに対してその奥にある諸問題を会社が深い考察をしたとは思いがたく、執行部の説明に「それは知らなかった」などのコメントも多く聞かれました。ベースアップや諸手当に対するゼロ回答にもびっくりしましたが、それ以前に、職場の現状をあまりにも知らずに経営がなされていることに驚愕しました。

 同時にKBC映像労働組合は、今現場で起こっている様々な問題を機会があるごとに会社側に訴えて行かなければならない事を改めて痛感させられました。会社は私達の実際に置かれている現状をほとんどと言ってよいくらい知りません。ですから、その状況を知ってもらうためにも、組合をどんどん使ってください。私達執行部はみんなの意見を吸い上げて、会社と話し合っていきます。

執行委員長 三角文昭


ご冥福をお祈りいたします

 5月18日午前8時22分、かねてより病気療養中であったNCC長崎文化放送派遣、川崎規稔さんが亡くなりました。31歳でした。

 謹んでご冥福をお祈りいたします。


組合未加入者及び
説明の行き届かなかった方たちへの
第2回説明会を開きます。


 先日行われた第1回に続き、2回目の説明会を開きます。日時・場所等に関しましては追って連絡いたします。

 前回出席できなかった方も、完全に把握できなかった方もぜひ参加してください。


第2回団体交渉についての
説明会を行います

 昨日行われた団体交渉についての説明会を行います。可能な限りの出席をお願いいたします。

時間  本日12:00〜13:00
場所  旧館4F C会議室


結成お祝い金をいただきました

 民放労連 名古屋東通労働組合様
 民放労連 青森放送労働組合様

この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

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KBC映像労働組合ニュース・2000年5月17日 第3号

KBC映像労働組合が存在する意味とは?

 今回組合を立ち上げるにあたって、KBC映像で働く人たちの生の意見を聞くことができました。その中で意外と多かったのが、労働組合に対して非常にマイナスのイメージを持っているということでした。その大半が、「組合」=「ストライキ」=「そのしわ寄せとなる労働の苛酷化」を挙げていました。また、組合に入ることによって会社側に不当な扱いを受けるのでは?といった不安に悩む人たちも多くいました。

 では、いったい何のためにわざわざ「労働組合法」という法律まで作られて守られている制度なのかを皆さんにも考えて欲しいのです。そもそも組合とは立場的に有利な会社(経営者)側に対して、弱い立場にいる従業員たちが、対等な立場で話し合いを持つための一つの手段なのです。その手段を守るために「労働組合法」や「労働基準法」が制定されているのです。単純に言えば、会社と従業員が「腹を割って話せる」場所を作ろうという事なのです。

 KBC映像において近年、会社側の従業員に対する人事は一方的な通告のみで終わらされ、また、ベースアップ基準の説明もないなど、従業員たちの意見はほとんど取り入れられず実行されてきました。意見した人には「今年も赤字なんだから」と、不景気と従業員の「会社を想う気持ち」をうまく利用して結果的には会社のやりたいように進んできたのです。

 そのような従業員無視で進められる会社経営に対して疑問を投げかけ、従業員が納得のいく答えを引き出すのが、KBC映像労組の役割なのです。今まで何度も言ってきましたが、KBC映像労組は会社をつぶすためではなく会社と共に従業員が「会社を想う気持ち」を具体化していくために必要な手段であると考えます。そのことをもう一度みんなに考えて欲しいと思うのです。何か良いアイデアがあれば組合員・非組合員問わず、積極的に声をかけて欲しいと思います。

民放労連KBC映像労働組合
執行委員長 三角文昭


職場集会開催期間中です

 5月16日(火)から5月19日(金)は職場集会期間中です。各選挙区の代議員の指示にしたがって、第1回の職場集会を開いてください。議題については代議員の方から説明があります。

 なお、代議員会は5月19日(金)19:00から行う予定です。場所は追って連絡いたします。


カンパのお願い

 一時退院していたNCC派遣で現在休職中の川崎カメラマンが再入院しました。闘病生活が1年を経過しており、金銭的にも苦しい状態になっています。そこで、再度カンパをしたいと思います。前回よりも多くの善意をお待ちしています。

1口1000円より
KBC映像技術部員が随時受け付けています
締め切りは
5月26日までです

ご協力よろしくおねがいします。


組合未加入者及び
説明の行き届かなかった方たちへの
第2回説明会を開きます。

 ばたばたと準備を進め、結成大会直前が大型連休中ということもあり、すべての従業員へ十分な説明及び勧誘が行き届きませんでした。大変申し訳なく思っています。

 つきましては、先日行われた第1回に続き、2回目の説明会を開きます。日時・場所等に関しましては追って連絡いたします。前回出席できなかった方も、完全に把握できなかった方もぜひ参加してください。


結成お祝い金をいただきました

 民放労連 熊本放送労働組合様
 民放労連 鹿児島読売テレビ労働組合様
 民放労連 テレビ埼玉労働組合様
 民放労連 テレビ山口労働組合様
 民放労連 青森テレビ労働組合様
 民放労連 長崎放送労働組合様
 民放労連 関東地方連合会様
 民放労連 テレビ沖縄労働組合様
 民放労連 日本テレビ労働組合様

結成お祝いFAXをいただきました

 民放労連 日本テレビ労働組合様
 民放労連 南日本放送労働組合様
 民放労連 南海放送労働組合様
 民放労連 壮年協議会様
 民放労連 熊本県民テレビ様
 民放労連 東北放送労働組合様
 民放労連 関東地方連合会様
 民放労連 サガテレビ労働組合様
 民放労連 長崎放送労働組合様
 民放労連 テレビ大分労働組合様
 民放労連 テレビ長崎労働組合様
 民放労連 ラジオ沖縄労働組合様

この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

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KBC映像労働組合ニュース・2000年5月9日 第2号

会社側に結成報告

 5月8日午前9時20分より、執行委員全員で、会社側へ結成報告をいたしました。会社側の出席者は石出社長・荒木専務・小坂取締役(総務部長兼任)の三名でした。

 まず、三角執行委員長が会社側に民放労連KBC映像労働組合の結成報告。さらに規約の提出。そして要求書を提出し、要求1(不当労働行為に関する項目)についてはその場で回答を求めました。そして、石出社長から「不当労働行為なんかしませんよ。」という口頭での承諾を得ました。

 また、委員長の方から組合側としては専任部長以下を対象としていると報告しました。それに関して石出社長は「その線引きに関しては交渉の必要がある。」という回答をしました。

 さらに民放労連加入の報告およびその経緯を説明しました。石出社長及び荒木専務は過去KBC労組の委員長としてかかわっていただけにショックは隠せない様子でした。

 次に、団体交渉の申し入れをし、当日18時より行われました。結果に関しては下記の通りです。また、あわせて執行部の自己紹介を行いました。

 石出社長は、「労働組合はいずれできるだろうとは思っていた。組合は経営のパートナーであり、チェック機能として必要なものだと認識している。健全な労使関係は会社にとってもメリット。不当労働行為はしないし、団交を断ったりもしない。ただ、会社側はその利潤というものを考えていかないといけないという立場上、行き違いも出るだろうが、お互い言葉じりを捕まえるといったことは避け、度量を広く持って交渉に臨みたい。」と語りました。執行部としてもこれを了承、お互い大人の話し合いをしていこうという結論に達しました。

 最後に井戸さんをはじめ、民放労連や九州地連の方々にも会社側に対し一言ずつ挨拶をして頂きました。


初の組合活動(ビラ配り)

 2000年5月8日午前9時より、KBCビル周辺で、我が労働組合としては初のビラ配りを行ないました。20名近くの組合員で、400枚の組合ニュース第1号はあっという間に減っていきました。

 初めての経験で戸惑いはありましたが、皆快く受け取ってもらいよかったです。また、組合ができたんだという実感がひしひしと湧いてきました。がんばっていこうと思いました、とM氏は語っていました。


KBC本社への結成報告

 2000年5月8日14時、執行委員4役はKBC側にも、結成の報告をしました。KBC側からは脇水総務局長他2名が出席しました。

 三角執行委員長から結成の挨拶のあと、執行委員4役がそれぞれ自己紹介をしました。

 民放労連の井戸氏、KBC労組安坂氏にも一言いってもらいました。脇水局長も「会社側にきちんと報告します。」ということで報告は10分ほどで終わりました。


第1回団体交渉おこなわれる。

 2000年5月8日午後6時より、初の団体交渉が行われました。執行部は三角執行委員長をはじめ計7名が出席。会社側の出席者は石出社長・荒木専務・小坂取締役の3人でした。

 今回の目的は結成報告時点で会社側に提出した要求書の午前中承諾された「要求1」を除く部分の説明でした。会社側として不明な点の詳細な説明などを行いました。

「現在の従業員の処遇が良いとは思っていない。しかし、利益がない以上、労働条件改善や機材の方にはまわせない。利益があれば還元したいという気持ちは経営サイドにもある。どうすればいいか、組合側の方とも話し合っていきたい。」と、前向きな姿勢も見られました。しかし、肝心の賃金・待遇などの項目に関しては、終始無言の姿勢を見せ、距離を置こうとしているようにも感じられました。

 「この要求の回答は、22日に出せるように努力する。今日話を聞いて今まで知らなかったこともあった。その確認もあわせて行う。」と承諾しました。

 この要求の回答は5月22日に行われる次回の団体交渉で提出されます。


組合未加入者及び説明の行き届かなかった方たちへの説明会を開きます。

 ばたばたと準備を進め、結成大会直前が大型連休中ということもあり、すべての従業員へ十分な説明及び勧誘が行き届きませんでした。大変申し訳なく思っています。つきましては組合についての説明会を開きます。日時・場所等に関しましては追って連絡いたします。




御祝のFAXをいただきました

 民放労連 RKK労働組合様
 民放労連 テレビ西日本労働組合様
 民放労連 RKB毎日労働組合様
 民放労連 長崎国際テレビ労働組合様

この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

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KBC映像労働組合ニュース・2000年5月8日 第1号

KBC映像労働組合結成
民放労連にも同日加盟

 2000年5月7日14時より、中央区赤坂の中央市民センター視聴覚室において、待望久しかった我がKBC映像労働組合の結成大会が行われました。

 会場には、組合結成準備委員会のメンバーをはじめ、加入組合員、民放労連本部や地連の役員諸氏、テレビ朝日労組や朝日放送労組、KBC労組、在福各局の労組のご参列をいただきました。結成大会の様子大会は議事次第にそって粛々と進められ、組合規約の提案、採択に引き続いて、組合役員の選挙が行われました。

 初代執行委員長に選ばれた三角委員長は「組合員の意見を吸い上げて執行部は動く。私たちの作り上げた労働組合の主体はあくまでもみなさんです。統一と団結でがんばりましょう」と呼びかけました。

 結成大会は滞りなく進み、ストライキ権の確立や民放労連加盟の提案と採決も行われ、参加組合員の全員賛成で承認されました。代議員の選出も各部署単位の選挙区ごとに行われました。

 民放労連の加盟単組としては145番目、九州地連内では21番目の労組として活動を始めることとなりました。


初代執行委員長より

 本日、我々は全従業員の過半数を超える組合員たちの承認を得て執行部として発足しました。今まで、KBC映像の従業員は会社側の役員と労働条件や、賃金体系に関する要求を個々人で行ってきました。しかし、100人を超える規模の会社となった今、個々人の仕事は多様化し、それに伴う問題を昔のような解決方法は望めなくなってきました。会社側はその状況を逆手に取り、意味不明な人事や、賃金査定の導入など、会社が勝手な経営を進めてきたのは隠しようのない事実です。この状況を打ち崩すべく、KBC映像労組は誕生したわけです。

 組合を動かすのは執行部ではなく、民放労連でもなく、ましてや会社でもありません。組合員皆さん一人一人なのです。我々執行部は皆さんの会社に対する不満や疑問を公平に判断して会社側と話し合っていくつもりです。皆さんの会社に対する思いをすべて我々にぶちまけて下さい。それが組合を良くしていき、ひいては会社を良くして行くものだと考えています。まだ始まったばかりの組合執行部ですが、皆さんご協力よろしくお願いします。

2000年5月7日

民放労連KBC映像労働組合
初代執行委員長 三角文昭


「月3000円の組合費を払うのも苦しい」
それがKBC映像労働組合員の現実です。

 九州朝日放送は毎年十数億円もの経常利益をあげています。その一方でKBC映像は、耐え難い番組制作費、人件費、諸経費削減によってどうにか赤字と黒字を行き来しているという状態です。KBC映像は今まで、親会社と、その天下りの役員による不当な経営の調整弁として使われてきました。

 思えば昨年度、10人あまりの人間がKBC映像を去っていきました。さらに今年度になってもその状況は変わりありません。優秀な人材は不当な人事異動や、追い込まれての退職によってどんどん去っていき、制作力・技術力の低下をまねいています。それはすなわちKBCの制作力・技術力の低下ともいえるのではないでしょうか?。

 当たり前のように行われる労働基準法違反。過去2度の労働基準監督署からの是正勧告も無視。最近は苛酷な労働の結果、病に伏せる従業員が常に数人いる状況です。にもかかわらず、会社はその者たちへ一方的に賃金のカットを行うという、非情極まりない態度です。36協定をはるかに超える時間外労働。しかもその協定は正当に締結されたものでなく、まったくの無効です。しかも一定基準以上の時間外労働や、休日出勤手当ては永久に消化できない「代休」という名前で累積されています。その「代休」は100日を超す者も珍しくなく、中には200日に達する者もいます。さらに契約社員にいたっては、正当な時間外手当さえもありません。これを賃金未払いといわずなんというのでしょう。もちろん有給休暇など消化できるわけがありません。

 このような状況に立ち向かおうと、有志で準備委員会が発足しました。会社の一方的な経営にメスを入れるべく、従業員レベルで会社と対等にわたりあえる機関を設立するためです。規約、要求書等を議論し、組合員を増やしていく段階で、多くの人からこんな言葉が聞かれました。「月3000円の組合費を払うのも苦しい。」悲しいけれど、それがKBC映像従業員の現実なのです。実際に組合費を理由に加入してもらえなかった人も数人いました。もはや人間として最低限の生活をおくり、労働者としての当然の権利を主張することさえもわれわれには許されていないのでしょうか。

 KBC映像もすでに100名を超える大組織になりました。しかし、その代償に、同じ会社の従業員でありながら、顔も知らない人間が多くなってきているのも事実です。薄らぎつつある団結を深め、コミュニケーションの場としてもその手助けができたらと思います。


KBC映像労組の運動方針

基本方針

KBC映像に働く組合加入対象者の加入を促進するとともに、次の目標を掲げメディア産業に携わる労働者としての社会的責任を果たす立場で運動を進めます。

【民主的な組合運営】
全組合員が自由に、そして活発に話し合える環境を作り、組合員の総意で運動を進める。

【働きやすい労働環境の確立】
全組合員が、精神的にも肉体的にも納得のできる労働環境を実現するために運動を進める。

【安定した労使関係の確立】
常に、会社と対等な立場にある組合を構築するとともに、いつでも労使が協議できる関係を保つように運動を進める。

【信頼されるプロダクションの確立】
「多メディア」「多チャンネル」化の中で、信頼されるプロダクションとして、確実な地位を確立するための運動を進める。

当面の方針

1)KBC映像労働組合の認知と諸権利の確立

・一切の不当労働行為を許さない。
・組合活動に関する要求の実現を図る。
・団体交渉を直ちに開かせる。

2)職場の民主化

・これまでに出された不平・不満をまとめ、労使協議の場で会社に改善を求める。

3)賃金のアップ

・平成12年度の基本給のベースアップの実現を目指す。
・平成12年度夏季・冬季一時金の大幅アップを目指す。
・他放送局・プロダクションの実態を把握し、今後の目標数字を設定する。
・上記の数字をもとに、会社との協議を進める。

4)待遇の改善

・全契約社員の正社員化実現を目指す。
・消化不能代休および、有休の有効な形での処理を求める。
・時間外手当45時間打ち切りの廃止を求める。
・諸手当のアップを求める。

5)組合の定着・強化

6)民放労連との連携

今後検討を進める課題

1)労働時間の見直し

2)人員増および適正な人員配置

3)経営理念と営業方針の明確化

4)各部の運営方針の明確化

5)人事評価制度の見直し

6)プロダクションの機能を果たすために必要な機材改善

7)退職金規定の見直し

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