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KBC映像労働組合ニュース・2001年7月9日 第50号

・開票結果報告


先日行われた組合員全員投票の結果は以下の通り。

投票項目1 賛成 42 反対 8 白票 1 合計 51 投票率100%
投票項目2 賛成 39 反対 12 白票 0 合計 51 投票率100%

開票結果に相違ありません。

平成13年7月6日

ケイ・ビー・シー映像労働組合 選挙管理委員会


本日18時から団交

夏季一時金の回答、およびベースアップ妥結調印を行います。

団交終了後、執行委員会を行います。


梅雨明けはまだですが、ボーナスはスッキリ晴れやかに出してほしいっすね。そう思うでしょ?

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KBC映像労働組合ニュース・2001年7月5日 第49号

・ベアの部分収拾へ。

・でも一時金要求はまだ妥結しません。


第4回臨時組合大会にて。

先日金曜日に第4回KBC映像労組臨時組合大会が行われました。

そこで、今回長引いている春闘ベア問題、賃金未払い問題、その他執行部からの提案2項目が出され、今までの経過と共に執行部から説明を行いました。

また、その時に執行部から出した提案についての最終決定は、組合員による、全員投票ということで、今週3日火曜日より、投票が始まっています。投票締め切り次第、即日開票、結果発表致します。今後の方針を決める上でも非常に大切な項目ですので、重ねてみなさんのご協力宜しくお願いいたします。

また、ベアについては、一通り春闘報告があったあと、先日代議員会での話し合い、各選挙区での話し合いを踏まえ、執行部の見解は、「ベースアップに関してのみ、ここで部分収拾をする」という最終方針である事を話しましたが、組合大会で再度確認ということで、大会参加者、及び委任状代理人の挙手による最終判断をした結果、対象の過半数を超えましたので、ベアに関しては1000円で妥結致します。

本来このベアは組合としても不本意ではありますが、ここは部分収拾をもって、一旦終了し、賃金未払い問題等の問題解決に向けて次の段階に行きたいと思います。

なお、ベアについては当然、今年度(4月)からのさかのぼり適用にします。

夏季一時金要求に関してはまだ納得は出来ないとの組合員の意見が大半を占め、まだまだ終わりません。しかしながら、あまり長引くのもよくありませんので、出来るだけ早期解決に向け、執行部も頑張りますので宜しくお願いします。


本日予定していた代議員会は団交内容により、
別日に変更します。追って連絡しますので
代議員さん宜しくお願いします!!


みなさん!投票は行いましたか?

組合員全員投票期間です。
今後の方針を決定する重要な項目ですので
組合員は必ず絶対投票してください。

締め切りは今週金曜日の18時までです。
分からん事は代議員、執行委員にきいてください。


公示

8月3日〜5日までの3日間、東京で行われる、第93回民放労連定期大会の代議員を、労連規約第33条に基づき、下記の通り選出致します。

立候補を希望する者は、7月11日18時までに選挙管理委員まで届け出てください。

公示(立候補受付) 7月5日〜11日18時まで。
告示(立候補者告示) 7月12日〜18日まで。
投票 7月19日〜31日まで。


全労連発行の厚生労働省が全国労働局宛に出した「通達」5つのポイントを載せていますので皆様ご覧下さい。

(注:ホームページでは割愛させていただきますことをご了承ください)


第20回民放労連制作技術研修会 参加報告

6月16日(土) テレビ東京天王洲スタジオ(品川区)集合〜
テレ朝・長谷川格氏の講演〜各セクション研修〜各班打ち合わせ
6月17日(日) 各班毎に15分番組制作実習〜講評〜懇親会
6月18日(月) 在京局見学(希望者のみ・1局指定)〜帰途

 今回多くの方々のご協力をいただき、民放労連の制作技術研修会に参加させていただきました。主な内容は、講演会、番組収録、在京希望局の見学でした。

 講演会では、テレビ朝日の長谷川格氏が「制作側からみた制作技術」という表題で、技術と制作との人間関係のあり方についての提言、最近の視聴者主導型の番組づくりへの苦言、局の人間とプロダクションの人間との関係のあり方について語った。

 そして印象的だったのが、局とプロダクションとの人間関係。最近では、番組づくりにおいてプロダクションの人間が不可欠になっている。プロダクションの技術の人間は、下請けであるがために番組づくり・局のDに対して受け身の姿勢になってしまう。その逆も然り。局の人間は、別会社のスタッフに対して遠慮がちな姿勢になってしまう。このことが制作力・技術力の低下を招いているのではないか、というのだ。実際、今自分がおかれている環境でそれを肌で感じることがあるし、自分自身のことを言われている気がした。今後番組づくりにどういう姿勢で関わっていくべきか・・・深く考えさせられた。

 研修会初日、たまたま「開運!なんでも鑑定団」の収録に立ち会うことができた。サブでは、TKさんの声と笑い声がたまに飛び交う程度で静かに収録が進んでいたのが印象的だった。各々のスタッフが各々のセクションの職務を的確に果たしているからこそ、このような環境がうまれるのだろう。カメラマンとしてサブからの指示なくして、的確な映像を送り出せるよう見習いたいと思った。

 「開運!ロックの花道」。一見古めかしさを感じさせるこの番組名。しかし、収録が行われたのはテレビ東京の最新のHDスタジオ。初めて撮影経験する16対9画面。カメラが縦横無尽に動ける広々としたスタジオ、各セクションごとに卓が配置されたサブには驚かされた。
 
 「開運!ロックの花道」は、新聞紙面の紹介、ゲストを招いてのトーク、歌2曲で構成。曲のカット割りが渡されたが、私が担当するハンディカメラはほとんどがおまかせで、収録前夜は映像をイメージするのに大変苦労した。自分はある程度カメラ経験があったのでそれなりにこなせるだろうと目論んだが、甘かった。酷評会ではまさしく有り難い酷評をうけた。

 講師陣による模範収録には圧倒された。ドライの段階で、歌い手の動き・照明の転換・他のカメラの動きを掌握し、カメリハでは、それを元にセットや照明を生かした構図・カメラワークを築きあげるのだ!そして、リハで一通りの動きをした後、カメラ位置等の改善・再確認を瞬時に行う。この時が最初で最後!!カメラマン同士が集まって簡単に話し合う機会だった。それまではアイコンタクト。講師の方々は普通じゃなかった。自分も早くああなりたいと思った。練習すべし・・・。  

 最終日は、フジテレビを見学させていただいた。なにもかもが巨大で驚きばかりだった。ただ、ニューススタジオは意外にもかなり狭かった。画面を通していつも広く感じていたセットは、奥行き感を出す工夫が凝らしてあった。

 今回の研修会は非常に勉強になりました。習得してきたことを業務にいかし、ぬすんできた技術を習得できるよう頑張ります。ありがとうございました。

(技術部 長田秀康)

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KBC映像労働組合ニュース・2001年6月29日 第48号

・またもやゼロ回答


経営者は
指針を明確にせよ!

「良きパートナーとして・・・」

この言葉は組合が出来て最初の団交の時に聞いた言葉。

何の愛情も感じられない、単に執行部相手に吐き出された言葉でしか無かったのだろうか?

あれから一年が経ちました。

いまやそのようなセリフも聞けなくなり、耳にするのは“金”のこと、“自粛”のことばかり。

そして空構想の上に立つあの名言「ローコスト・ハイクオリティー」だ。

僕らは初めて「良きパートナー〜」を耳にしたとき、会社は組合の存在と組合が出来た背景を意識して、今までとは違った会社運営を図るのではないかと細やかながらも期待したところもありました。(自分だけだったのかな?)

でも結局は、経営能力の無さを露呈してしまう“人”を大切にしない、短絡的な金銭自粛に留まってしまいました。そして累積赤字は解消できず。そのツケは従業員の総意工夫に期待されちゃいました。

結局、これ以上私たちにどうしてほしいのですか?どう切りつめろというのですか?

教えてくださいよ社長!!!

もっとKBC映像の今後につながる団交をしましょうよ。

以前お教えしようとした「東京商工リサーチ」をお復習いとして掲載しておきます。社長として君臨したいのなら、よーく観てくださいね。


赤字会社の実体(この点に気をつけよう)−黒字会社になるために

東京商工リサーチ 情報事業統括本部・情報部長 黒田緑郎
(THE STRATEGIC MANAGER 平成11年7月号)

「黒字転換したいのなら、つまらぬプライドを捨てよ」

赤字経営脱出のための3つの心得

1.社内のルールを明確にし、社員間のわだかまりを解消する
2.ボトムアップのシステムを作り、市場の声を吸い上げる
3.独自の「強み」を作り、競争力を付ける
 
 いまの時代、経営不振・赤字へと落ち込んだ企業が復活するには、大変なエネルギーが必要だ。とくに、本業の競争力がなくなり、営業損益段階で赤字となっている企業はなおさらである。

 赤字から脱出できない企業を観察すると、共通する部分が見えてくる。大雑把に言うと、業態に「強味」がないのだ。

 大手に見かける失敗の典型的な例はこうだ。

 まず本業の売上が競争激化で落ち込む。これではいけない、と慌てて違う分野に進出し、穴埋めを試みる。しかし、手っ取り早く参入できる商売を選んだために、他社との競合に埋没して失敗---

 メーンバンクとお得意先(固定客)に支えられて、景気の流れに身を委ねていると、自ら考える力を失ってしまう。これまでは本業が不振になっても、景気循環を信じていられたし、メーンバンクも支えてくれた。また、人と人とのつながりによってお得意先は保証され、躍起になって市場の声を吸い上げる必要もなかった。

 ところが今回の不況はそんな甘っちょろいものでないことは明らか。さすがに経営者たちも本業を見切って他の業態への転換を進めたりもするが、いかんせん付焼刃である。すでに成熟した市場に、誰でもが思いつく商品を投入するのがせいぜい。それでは成功するはずもない。

 不況でも元気な企業は常に、全エネルギーの三割くらいを新規顧客の獲得に振り向けているもの。

 「赤字たる由縁」は社内体制にあり

 基本的には、赤字になる前に対策を講じるのが企業経営の常道。が、不測にも赤字になってしまった企業経営者にまず考えて欲しいのは社内体制である。社内体制こそが、その企業の「赤字たる由縁」を雄弁に語っている場合が多い。

 業績の悪い中小企業の社員は、大抵は不平不満の固まりである。一生懸命やっていても、売れないと叩かれ、もっと成績を上げろとせっつかれる。しかし、競争力のない商品が営業マンの力だけで売れるほど、甘い世の中ではない。取扱い商品の強みを創出するのはトップマネージメントの仕事なのに、経営者はその努力をしないで、社員の無能を罵るのだ。

 社員の間に不満やわだかまりがあると、会社全体のパワーが出てこない。社員は余計なことをして怒られるのを避けるため、言われたことを最小限にしかやらない。

 「業績の悪い企業は、圧倒的に指示待ち社員が多い」というのが私の実感だ。そのため、市場が求めているものが末端から社長へと伝わっていかない。トップダウンだけでボトムアップがないのだ。

 そんな企業が業績を上向かせたいと思うなら、まず就業規則や社是をきっちりと作って公開し、社内のルールも明確にして社員菅のわだかまりを少しでも取り除くことから手を付ける必要があるだろう。

 社員に対して責任、地位、身分保証などが明確にされることによって、社員の疑心暗鬼は減り、働きがいも出てくる。それからもちろん社外にも情報を開示する。資金調達のための増資をするにも情報開示が必要だからだ。

 その結果、一気に風通しが良くなり、市場が求めている声がトップマネージメントに伝わるようになる。いま成長している企業を調査すると、ほぼ例外なく「本音で話し合える雰囲気」がある。つまり風通しの良い社内体制を作り上げているのだ。

 赤字に落ち込むとどうしても余裕がなくなる。資金繰りで手一杯で新規事業どころではないのもわかる。しかし、そんな状況からは何も生まれないのも確かだ。経営者は「俺の会社だ」という自覚を持ち社内体制を見直し、一枚岩で効率の上がる体制作りに邁進する必要があるだろう。

 その体制から吸い上げられた市場ニーズを咀嚼し、競争力のある商品開発へ結びつける努力をすることが、赤字体質脱却への経営者の責務なのである。


本日、組合大会です

先日からお知らせしていた、第4回KBC映像臨時組合大会を行います。

春闘に関することや、賃金未払い問題など重要な話し合いですので、組合員は必ず参加してください。

どうしても参加できない方は委任状を提出してください。委任状は執行委員または代議員が持っています。

6月29日(金)19時から
KBC会館4階6号会議室


某組合員が運転免許更新に行ったらしい。
そこで小冊子をもらったのだと。
タイトルは

「遅すぎた反省」
〜免許取消処分者からのメッセージ〜

内容は当たり前のことばっかり。
しかしその当たり前のことができないんだな。
うちの会社もそうならないようにここで
ちゃんと軌道修正しないと・・・


第20回民放労連制作技術研修会 参加報告

6月16日(土) テレビ東京天王洲スタジオ(品川区)集合〜
テレ朝・長谷川格氏の講演〜各セクション研修〜各班打ち合わせ
6月17日(日) 各班毎に15分番組制作実習〜講評〜懇親会
6月18日(月) 在京局見学(希望者のみ・1局指定)〜帰途

初めて研修会に参加させていただきました。カメラ・VE・音声・照明と4つの選択肢があり、カメラが勉強になって面白いと聞いていたのですが、今回はVEとしての基礎的なスキルアップを目指してみることにしました。

今回の研修先のテレビ東京天王洲スタジオは、先々の放送界のHD化を見据えて1999年に作られたスタジオです。2つのスタジオ設備があり、基本的にHDで制作できるようにシステムが作られていました。地上波OA分はSDにダウンコンバートして使用する形態です。

この日、全国各地から集まった研修生は総勢21名。3班に分かれて番組制作実習を行うのですが、その前に座学ということで、ディレクター歴30余年、テレビ朝日の長谷川格さんによる「制作側から見た制作技術」というテーマでの講演がありました。

まず『最近の傾向として、制作者が持つそれぞれの「番組作りに対する思い」というところから「視聴者のご意見第一主義」になってきている。放送人は世論に過剰に動かされることのない姿勢をつらぬくのも大事ではないか、制作者自らの思いを第一に考えることが必要ではないか』・・という、阪神大震災報道の際の、長谷川氏自らの経験に基づいたお話がありました。

また『昔の技術スタッフは職人気質で怖いひとが多かったのに、最近は技術スタッフも外注化してしまい、社員ディレクターとの意見対立を避けるせいか遠慮がちになってやさしくなってしまった。しかしそれはディレクターを甘やかす原因になっている。一緒にモノを作る上での対峙は大事なことで、そういう意味では制作と技術のセッションをどんどんやってほしい。もちろんお互いの人間性の理解があってこその自己主張であってほしい』というお話もありました。その他にも「なるほど!」とうなずかせられる興味深い話が多く、ためになる講演でした。

その後、それぞれのセクションごとにミーティングがありました。VE研修生は琉球放送労組とサンテレビ労組と私の3名でしたが、3者それぞれにVE業務のキャリアや研修を受けたいポイントが違っていたので、その中でどのように研修を進めるのがベストなのか、担当のテレビ東京のVEさんは手探りの様子でした。

ミーティングのあとに1・2スタとそれぞれのサブの見学に行き、シンプルなレイアウトとゆとりと機能性に感動しました。こういう作りだったら便利だな、と参考になる点が多く、勉強になりました。この日の1スタでは「開運!なんでも鑑定団」の収録が行われていました。印象的だったのは、現場音に集中し、それ以外は時折笑い声が飛ぶ程度で余計な指示語もなく、静かに収録が進んでいる様子でした。それぞれのセクションのスタッフが寡黙に、しかも的確に仕事を進めている姿こそ、本来のプロの仕事だと思いました。見習わなくてはいけないなと思いました。

1サブは前述の通り収録が行われていたため、2サブでVE研修がスタートしたのですが、当然ですがいつも使い慣れている設備と勝手が違うためとまどいました。今回のVE研修のメインとも言えるカメラの調整方法や設定レベルの着目ポイントは、いつもやっているそれとかなりの開きがあり、こまごまとメモを取りながら研修を受けました。今後のオペレーションに役立てようと思います。各セクションとも熱の入った研修で、1日目は予定時間をかなりオーバーして終了しました。

2日目は早朝より集合し、15分番組の収録実習を行いました。歌あり新聞紙面ありトークありの構成で、カメラ担当は音素材を聞きながらカット割りを真剣に見つめ、VE担当は限られた時間でカメラ調整を行いました。ドライ・リハーサル・収録を3班分繰り返し、キー各局からの各セクションの講師陣による模範番組収録もあり、最後に研修生と講師陣みんなで、各班ごとに収録された素材を見ながら酷評会(!)があり、自分の班の番組が収録されているVHSテープを頂き、2日間のスタジオ研修を終えました。

収録終了後の集合写真3日目は自由参加の在京局見学ツアーでした。当初の予定を変更させていただき、お台場のフジテレビに行きましたが、キー局らしい巨大な設備に圧倒させられっぱなしでした。また、朝番組の「めざましテレビ」のセットはパーマネントでしたが、よく見ると遠近法をうまく利用して設計されているようで、コンパクトなのに奥行き感が出るようにうまく作られていました。

系列を越えた同志が集い、研修を受けるのは、新たな出会いや新技術の発見があり、いい勉強になりました。

次回はぜひ皆さんも参加してみてください。私もまた機会があれば参加させていただきたいです。

お世話になった皆さん、ありがとうございました。

(KBC制作技術部派遣 大森健壱

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KBC映像労働組合ニュース・2001年6月19日 第47号

・いつまでたっても無回答!


ウチの会社は
どこに向かって行くのか?

タイトル通りです。ただ今回はいつもの回答書と違い「今後の収入増加対応策」が付け加えられていました。ま、いつもの話を文書化しただけ。

業界の状況が一層厳しくなることを常に指摘し続ける我らが経営陣に対していつも思うのは「ハイビジョンカメラは導入したけど、これが儲かるかどうかはわからんもんな」というセリフがなぜ平気で出てくるのかということ。事実、ハイビジョンカメラは現時点ではほとんど眠っている状況。稼働しないことに対して誰かが胃痛でも抱えてる気配は一切なし。(抱えてるとしたら経営陣ではなく現場の人間でしょう)

別に導入したことを問題にしているのではなく、これから生き残れるかどうかわからない業界の状況下、ましてや赤字会社の経営陣とは思えない態度に思えるからです。ダイエットビデオにしてもそう。やってみたけど売れなかった(まぁ、それでも日に何本かは注文があるみたいですけど)的なコメントを「そりゃしょうがないね」と社員も受け止めると思っているんでしょうか。経費の見直しを口うるさく現場に求めつつ、特定の人間の進言を聞くだけで現場を見ようともしない、色々手をのばしていて何か当たるでしょうから頑張りましょう、それでいいんですか?

ほんとにどこに向かっていくんでしょう?
ウチの会社の勝負どころって何なんでしょう?

ゴルフ行ってる場合じゃない、音事さんで煙草吸ってる場合じゃない、

KBC映像、そしてemuで社員が暮らしていけるようにともに頑張りましょうよ。


回答書全文掲載。


『何じゃこりゃー!!』

(故.松田優作)と叫びたくなるような今回の団交。2時間に及ぶ団交も結果的にはいつもと同じ。

回答書の理由Aなんて、何でいまさらそんなこと言ってくんの?って感じ。今までの回答書になかった理由づけ。これが場当たり的経営でなくてなんというのか?

『それは昨年法律的に決まったんです。』

と言ってきたが、組合ができたときから今までそんなこと一言も言ってなかったじゃないか!!あわててやっているのは見え見えだ!!ふざけるな!!今度の収入増加対策なんて5年も前から経営陣が言っていた事と何が変わっていますか?現時点でもまだ同じことを繰り返し言っているということは、あと5年は待たなくてはいけないのか?

経営者ってなん?こんなことが許されると?みなさん5年後はどーしている?(どーなっている)と思いますか?


6月20日(水)19時から
代議員会を行います。

 

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KBC映像労働組合ニュース・2001年6月13日 第46号

・春闘は終わらない特大号


今度で最後だベア回答!
この意味は?

みなさんお疲れさまです。

3月にKBC映像労組初の春闘が始まりすでに3ヶ月が経過しました。

我が労組は未だに会社との折り合いがつかず、収拾出来ない状態が続いています。春闘要求の回答状況は、組合員の昇進問題で事実上の解決(会社は部長代理は組合員になじまないとの見解を変えてませんが)をしましたが、金銭面では正社員基本給の1000円のベースアップとドライバー手当の有額回答にとどまり、その他諸要求に関しては未だに未解決のままです。

組合はベースアップの修正回答を求めていますが、3次回答以降はずっとゼロ回答続きです。組合としても、このまま春闘が長引くことは本意ではありませんが、1000円ではとても納得できないとの総意を受け、18日に再度団交を開きます。

先日の職集及び代議員会でも話し合ってもらったように、会社が苦しい立場にあるというのは何度も聞かされました。しかし、組合がその理由の説明を再三にわたって求めているにもかかわらず、会社は1000円でも皆が納得できる明確な説明をしていないのです。ここ最近の団交内容は、同じ話の繰り返しです。今ある会社のお金をどうやりくりしてゆくか?ということがメインになっているのです。

「さらなる経費削減をお願いします!」
「ローコストハイクオリティーで!」

そうではないのです。もう限界なんです。


一体どうなってるの?
未払い賃金

何故こうなってしまうのか?これからどうすればいいのか?この状況を打破する為には対外的な方向に向かってゆく事も必要でしょう。しかし、今のところ依存度80%のKBCに対する受注額のUP及び、派遣金額のUPなど、今取り組むべき経営陣の課題は山積みであるはずです。春闘でも要求していた、それに対する具体的な経営方針もいまだ提示されていないのです。

もう一度、今の賃金は私たちの労働に見合っているのか?この賃金で人間らしい健康的な生活を営めるのか?考えて下さい。次回の回答内容によっては私たちもそれなりの対応を考えさせて頂きます。

それとは別に「賃金未払い問題」という大きな問題が残っています。この件に関しては、先日の臨時大会で説明したとおり、組合はこの問題を早急に解決しなければならないと考えます。この問題をよりよい形で解決するための要求書案を6月29日の臨時大会で提案し、みなさんで話し合いたいと考えています。詳細は、「賃金未払い問題について」「今後のスケジュール」を見てください。

私たちの新しい仲間である、NNE(西日本映像)労組も、春闘要求実現に向けて頑張っています。毎週のように団交が繰り広げられ、長いときは5時間を超えることもあるということです。

KBC映像で働くみなさん、もう一度組合の基本である「団結」でこの現状を乗り越えて、働きやすい環境でいい仕事が出来るように、そして、「いい会社やね」とみんなが思えるよう力をあわせて頑張りましょう。


今後の予定

6月13日(水) 19時〜代議員会 場所:KBC映像会議室
議題:賃金未払い問題について・夏季一時金回答検討・その他
6月14日(木)

20日(水)
職場集会期間
6月18日(月) 18時〜団交 ベア7次回答予定
6月20日(水) 19時〜代議員会
6月25日(月) 18時〜団交
6月29日(金) 19時〜第4回臨時組合大会(場所未定)


賃金未払い問題に関する中間報告

未払い賃金とは…

これまで問題とされてきた賃金未払い問題をもう一度説明しておきましょう。会社は6年前より36協定で定められている時間外月45時間と言う項目を逆手にとって、制作部以外の正社員に対して45時間を超える時間外を8時間で一日の代休として振り替えていました。

例えば60時間の時間外があった場合

(60−45)÷8=1(あまり7時間)

という計算であまりは切り上げになりトータル2日間の代休が与えられていました。当時、今さらなぜと言うような制度改正でしたが、実はこれには裏があったのです。それは当時、サービス残業が当たり前になっていた時に、労働基準署の指導が入ったのです。内容は「36協定(残業は月45時間を超えない)を守れる労働環境を作ること」「また、それを超えた賃金に関してはちゃんと払う事」の項目だったそうです。これに対して会社はその場をしのぐ為にこのような制度を設けたのです。しかし、労働環境の改善はなされず、その結果代休が200日を超えるような状況の人が生まれたのです。

なぜ今さら…

それでは、ここに来てなぜ会社がこの問題に耳を傾けてきたのか?というと

@ 組合結成でこの問題が社会的に明るみになった。
A 4月に労働厚生省から「サービス残業に関する指導の徹底」が発表され、この問題に関しては今後厳しい指導が予想される。
B この問題解決を理由に今回の春闘要求を回避する などの目的があった。

と考えられます。

理由はどうであれ組合が重要に思っている要求に対して初めて前向きな姿勢を示したことに対して組合執行部としては評価を下し、小委員会という舞台でこの問題を解決する道を求めました。

そして小委員会で…

小委員会を進めていく中で現在会社が支払っていない金額やどう進めていくかなどの骨子が明らかになっていきました。

@ 未払い賃金は約4600万円で、会社が支払いが可能な額が2500万円である。
A 会社はこの問題は本年度中に解決したい。
B この問題の解決と繰り返しを起こさないための労働環境改善をする覚悟がある。
C 具体的には時間外カットを無くし、裁量労働者に対してはみなし労働手当てを50時間に引き上げる。

などの提案が行われました。

これに対して執行部は特別に組合員全員対象の集会や臨時大会などを開き、意見を踏襲した形で要求案(下に掲載)の提案をおこなっています。そして、この要求は会社としても重要案件として役員会で現在調整が行われている最中です。

組合執行部の見解

今回会社側が提案してきた時間外カットの撤廃は、法律で義務付けられている事ながら、実施できている会社はごくわずかであり、評価できる事だと考えています。

また、この牙城が崩れた事により、会社は必要以上の時間外を出させないために様々な点で労働環境の整備を行わざるを得なくなり、組合が要求している要求や、発注単価の引き上げなどを協議の席に上げやすくなる。などの観点から、一概に全額でないからこのまま平行線で終わるには惜しい状況だと考えています。

これから今回の問題に対して、厳しい判断を余儀なくされるかもしれませんが、これからの労働環境改善と人並みの生活獲得のためには、組合員たちの広い理解が必要となってきます。執行部も組合員たちの意見に反映できるように努力していきますので、よろしくお願いします。 


賃金未払い問題解決に向けての要求(案)

@ 週35時間労働・完全週休2日制の導入
A 時間外手当て45時間打切り撤廃。時間外手当ては全額支給とすること。
B 裁量労働適用者に対してはみなし労働手当てを60時間分とすること。
C 契約社員に対しては来年度の契約より時間外手当てを実費で支払うこと。また、本社制作部の契約社員に対しては社員のみなし労働手当てと同等の手当てをつける。
D 休出に対する代休は発生日より2ヵ月以内に会社が責任をもって取らせること。万が一これを超えた場合は、会社は1.25で休日買い取りを行うこと。
E 現行のリフレッシュ休暇制度を全面的に見直し、特別有給休暇とすること。また、現在のリフレッシュ休暇手当て凍結を解除すること。
F 上記の制度を円滑に進めるための労働環境を作るために下記の質問事項に対して、当該責任者(管理職)の意見を重視した形で1〜2年の環境改善案を組合に対して提出すること。

・代休消化が多数予想される本社技術部・制作部においては代替する人員確保の方法とそれに関して想定される費用の概算
・対KBCの派遣契約を現場で起こっている諸問題を踏襲する形で再度の検討
・今回の制度導入に関して、会社が負担するべき2年間の費用総額を試算し、その捻出方法の具体的なプラン
・KBCから発注を受けている番組などの収入の一覧。その収入の赤字・黒字の判断と今後の働きかけ


江口 博という男を知っているだろうか。
平成3年6月3日あの雲仙、普賢岳に飲み込まれた男のことを。

当時、江口(同期でしかもバイト時代からの友人でもある事から
呼び捨てにさせてもらう)は入社2ヶ月というまだまだ駆け出しだった。
なにも怖いものは無く(まだ怖いものを知らなかった)
ただ、がむしゃらに仕事をしていた時期だった。

実は私も入社当時は技術部にいた、しかしちょうどこの頃
私は制作部に移動になっていた。これが運命の別れ道となってしまった。

江口は学生時代(西南大学出身)バスケ部に所属していた。
あの体(デカかった)には似合わず運動神経は優れていた。
大酒呑みで焼酎が大好きだった。
(お墓に行くと常に焼酎の5合ビンが供えてある)

アシスタントからやっとカメラをまわし始めた矢先の事だった。
報道のカメラアシスタントのバイトをしていたせいもあって
久しぶりのドタバタ現場に意欲を燃やしていた。

災害現場には何度かバイトとして取材には同行したことはあったが
カメラマンとしてそのような現場に行く事は初めてだった。

江口の勇気と正義感がヤツのいのちを奪った。

平成3年6月3日江口は現場にいた。
日頃、取材している現場と同じような気持ちだったと思う。
違っていたのはANN災害取材本部が設置され
多くのマスコミが取材に来ていた事だった。

江口はその中の一人だった。

まだ駆け出しの江口にとって一人前に仕事をする事、
ベテラン達の足手まといにならないようにする事、
そのプレッシャーは感じていたと思う。

その日初めて定点と呼ばれる撮影ポイントに向かった。
火砕流がなんたるかも知らずに。
定点の据え置きカメラを江口は扱ったことがなかった。
それをヤツは使命感、責任感から定点カメラを引き受けた。
KBCのアルバイトの西原君とともに。

そして4時08分あの大火砕流に飲み込まれた。

その日社内には4、5人の社員と役員がいた。
たまたま会社にいた私は江口が行方不明になっていることを聞いた、
現地に問い合わせるが当然現場も混乱していて分かるはずがない。

誰が言い出したか「とにかく現地に向かわねば」という事で
江口のご両親に連絡し、佐賀でご両親を乗せて現地に向かった。

島原に着いた時はもうすでに暗く火山灰で辺り一面真っ白だった。
いくらワイパーをかけても前が見えないほどだった。
到着後、とりあえずホテルに待機ということでそのときはまだ
行方不明というまだ少しの希望が残されていた。

それから何時間がたっただろうか
遺体が収容されているという情報である寺に向かった。

そこには数体の遺体が安置してあり江口の父親が確認に行った。
そこには黒焦げの炭のようなものが置いてあったという。

そしてそこで江口を見つけた。

決定づけたのはベルトのバックルとキャビンマイルドだった。
江口はそのタバコをジーンズのケツのポケットに入れていた
その燃えカスがほんの少し残っていたという。

私は寺に入る事ができず本当に江口なのか半信半疑だった。
というよりも信じたくなかった。

その後の記憶が私には無い、どうやって福岡に帰ってきたのか
何時頃だったのか全く覚えていない。

あれから10年、江口の記憶はあせる事無く
今でも私のこころの中でヤツは笑っている。

あの苦い経験を今あらためて思い起こしてみる必要があるのではないだろうか。

会社としての姿勢(安易に危険な現場に人を送り込んではいないか
もしもの時の補償問題)
個人としての姿勢(本当に自分がそこに行くべきなのか)
当時、会社がどのように遺族へ対応したか
どれぐらいの補償をしたか今となっては知る由もなく
当時はそんなことは気にもしていなかった。

そして、この10年間に組合が出来いろいろな問題を
この会社は抱えていることがわかった。

様々な問題をひとつひとつ早急に解決しなければ教訓は生かされない。
また、あのような悲しみが繰り返されるまえに。

 

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KBC映像労働組合ニュース・2001年5月30日 第45号

・春闘解決へ大詰め。


もっと人を大切にしてよ!

あくまで、ベースアップ、夏季一時金と賃金未払いは別問題です。賃金未払いがあるからベースアップはこんなもんでいかがでしょうというのは論外です。

代休は「お金は出さないが休みはやる」と言っておきながら、実際は代休が取れる体制では無く、鰻登りに代休ばかり増えてゆくのを会社は観て観ぬふりをしていました。明らかにこれは賃金未払いと同じであり、他の問題と一緒にしてはならないことです。ローコストハイクオリティーといっても、我が社はそれ以前の問題が大きいのです。

前回の団交で出たように、ENGクルーひとつにしても、べらぼうな金額で受注しているのです。4万とか5万では経費削減なんてレベルを通り越しており、人件費すらも出せません。派遣従業員の派遣金額にしても同様です。そのようなところから見直してゆかなければ、我が社に明日はありません。今後も同じような団交が続けば、みんなこの会社から去ってゆきます。本当に。

会社が本当に苦しいのはみんな分かっています。なのになぜみんながベースアップ1000円で納得できないのか?もう一度お考え下さい。本当に良い会社ならば苦しいときでも従業員と経営陣に一体感があるはずです。今は苦しいが、みんなで頑張ろう!となるのでしょうが、残念ながら、私たちの会社ではそうとは言い切れないところがあります。

どうしてなのでしょうか。


お久しぶり。電影隊長の部屋。

 お久しぶりです。長浜電影隊長です。今回のコーナーでは、最近問題になってきている成果主義賃金制度について少々お話ししたいと思います。

そもそも「成果主義」とはなんなのか?

 文字どおり「成果に反映して賃金を決定していく」というものです。我が社ではすでに契約社員に導入されている年俸制がこれに近い制度にあたります。

 実はこの制度、一見プロ野球のようで自分の実力を評価されて今までよりやる気が起こりそうに錯覚しがちですが、経営者に取っては人件費を軽減するための最良の制度なのです。個人を評価するという事は思っているよりも難しく、会社としては一番簡単な方法である営業成績で会社貢献度という評価の仕方を行ってきます。しかし、皆さんもご存じの通り、放送業界は必ずしも良い作品に高い値段が付くわけでもなく、良い作品を作るにはそれなりの費用がかかってしまう、そうなると評価は低くなり賃金も安くされてしまいます。

 逆に言えば、経営者にとって何とでも言いがかりをつけて、賃金を安くすることができる制度なのです。我が社の場合で考えれば、現在じり貧の予算を大幅に黒字転換するには成果主義賃金制度を導入して、ただでさえ多くない人件費を削減して、この場を切り抜けようとするでしょう。しかし、現在の金を持ってこようと考えない経営陣がこのような制度で数年を切り抜けたとしても、本当の意味での経営努力を怠ってきた報いは最悪の形、すなわち倒産という事態を引き起こすことは明らかなのです。

 映像制作という労働は、感性や技術の継承などで成り立っている一種の職人労働です。そんな事をまったく無視したこのような制度は映像業界にはなじまない物なのです。自分の実力に見合った賃金をもらえる制度だと考えている人がいたら、もう一度良く考えて下さい。その評価を下すのは自分ではなく会社なのです。そして、自分の仕事は多くの他人から支えられて形作られているのです。

突然ですがここで一言

「映像制作とは集団創造作業である。」

このことは決して忘れないで下さい。長浜電影隊長でした。


今日の一句

人並みの暮らしが出来る金をくれ


各職場からの職場新聞です。組合員の生の声をどうぞ。

職場新聞1

職場新聞2

職場新聞3

職場新聞4

  

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KBC映像労働組合ニュース・2001年5月22日 第44号

夏季一時金回答速報!

21日18時より夏季一時金の第一次回答がありました。(今号下部に全文掲載)

昨年とまったく同じ。社長の話もいつもと一緒。会社が良くなればみんなに還元すると言っているが、こんな状況が続く限り変わらない。今日もコスト削減の話がでたが、どこがどう悪くてどうすれば収益が上がるのかまだ会社は把握できていないと言うのか?いい加減にしてほしい。いつも団交で出る話が同じで、一向に先へ進まない。

「賃金未払い問題やベースアップも1000円したので(まだ妥結してないのに!)今回はこれでお願いします」

だって。とほほ…

今あるお金でなんとかしようとしている。会社にお金がないのは誰のせい?答えは明確なのにそれを認められない経営陣の不甲斐なさ…。こんなのは会社経営ではなく、ある会社のための低賃金労働者を作り出す、収容所の看守に過ぎない!!

こんな経営陣を組合は絶対に許さない!!


本日18時〜
賃金未払い問題に関する小委員会


各選挙区で職場集会を。

この回答を踏まえて、各職場で職場集会を行って下さい。代議員会の日程等は後日連絡します。

また、すべての選挙区職場新聞を作成して、執行部まで提出を!

締め切りは今週の金曜日でお願いします。


会社発・夏季一時金の第一次回答

1次回答表紙

1次回答本文


今日の一言タイトル

  

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KBC映像労働組合ニュース・2001年5月16日 第43号

・春闘このままでは終わらない。

・組合未加入者説明会。

・制作技術研修会参加者募集。


春闘このままでは終わらない。

各組合春闘も収拾へ向けて動き始めている中、我がKBC映像労組はベースアップをはじめ、なかなか私たちの納得できる回答が得られません。しかしながらここで妥結するわけには行きません。

『会社が苦しいんで…仕方ないか』

・・・じゃ、また同じ事の繰り返しです。

先日の代議員会での各職場からのいろいろな意見を執行部でまとめ、賃金未払い問題も含めた形での要求を提出します。

次回の団交ではその要求を提出すると共に、ベースアップに関しても1000円では納得できないという、組合員総意の意見を踏まえ、何としてもこの春闘は勝ち取らなければなりません。

再度皆さんの協力をお願いします。


今週18日
組合未加入者説明会

先日からお伝えしている組合未加入者に対する説明会を行います。

説明会は
5月18日(金)18時〜
KBC会館4階6号会議室
で行います。

KBC映像で働く社員、契約社員、アルバイトの皆さんどうぞ気軽に参加して下さい。


第20回制作技術研修会
参加者募集

民放労連恒例となった、第20回制作技術研修会が行われます。今年はテレビ東京天王洲スタジオです。

参加費用旅費等は組合持ちです。技術研修だけでなく、交流会や見学会もありますので皆さんの積極的な参加お待ちしてます!

連絡が遅れて申し訳ありませんが、参加希望の方はKBC映像労働組合執行部までご連絡ください。締め切りは今週18日(金曜日)です。

何かわからない点、質問等ありましたら執行部永野まで。なお多数参加希望の場合は抽選となります。あらかじめご了承下さいませ。

  

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KBC映像労働組合ニュース・2001年5月9日 第42号

・5月7日に組合結成1周年を迎えました!

・夏季一時金要求提出。


4次回答はゼロ回答…
回答書すらもない。

ウチの会社は紙代も出せないのか??

昨日18時より春闘要求の第4次回答と夏期一時金の要求書提出団交を行いました。

出席者

会社:
石出社長、荒木専務、小坂取締役、岡総務部長

組合:
三角執行委員長、永野副執行委員長
古島執行委員、山城執行委員

結局昨日の団交でもベースアップに関しては「もうこれ以上出せません」の一点張り。そして、ローコストハイクオリティーの話。

社長は「今の給与が良いとは決して思っていない。全体の利益率を上げて行かないと有能な人材が集まらない。会社としてそれなりの水準をつくりたいが会社がつぶれてはどうしようもない。経常利益率が0.1%というのは非製造業では異常」という(いつもの話)。

しかしなぜ今あるお金を基準にしてしか考えられないのか?今あるお金を減らさないための経費削減ばかりを考えている。

「受注してくる仕事を見直す」との発想はないのか?との組合の言い分にもやっぱり、ローコストハイクオリティーの話。

良い物をつくって行くにはそれなりのお金が必要だ。みんな命を懸けて頑張っているのにこれ以上現場にどうして欲しいのか?どこを経費削減しろというのか?はっきり言って元請け(の金額)が低すぎて、経費削減とかいっている段階ではない。安くて良い物をと言っても限界がある。安かろう良かろうなんて出来るわけがない。そんなことをやっていたら価格破壊がさらに進み、底なし状態になる。どこかで線引きしないと大変なことになるし、社員の志気も低下する一方です。

競争は必要だけれどもその基準は出来ていない。いつも同じ話に「なぜウチの会社はお金がないの?こんなにみんな頑張っているのに…」と組合員は思ってしまう。会社の状況はわかってるつもりだ。

なぜ1000円で妥結できないのか、なぜ4次回答まで延びているのか?その真意を会社はわかってくれますか?


職場集会&代議員会

前回の新聞でもお知らせしたとおり、各選挙区で職場集会をお願いします。

先日の臨時大会の報告および賃金未払い問題、そのた前回の代議員会で出た諸問題について話し合いをお願いします。

代議員会は
5月11日(金)19時〜
KBC映像会議室
で行います。

それまでに各選挙区で意見をまとめて下さい。


組合未加入者への
説明会をします。

組合結成後一年を経過し、また新たな仲間も我が社に入ってきました。そこで組合未加入者に対する説明会を行います。

説明会は
5月18日(金)18時〜
KBC会館4階6号会議室
で行います。

KBC映像で働く社員、契約社員、アルバイトの皆さんどうぞ気軽に参加して下さい。


今日の一句

  

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KBC映像労働組合ニュース・2001年5月2日 第41号

・5月7日に組合結成1周年を迎えます

・第3回臨時大会が行われました


代休問題etc.…

去る4月27日19時から、第3回KBC映像労組臨時大会が行われました。

過半数の出席で大会は成立。春闘要求団交のこれまでの経緯や、賃金未払い問題に関する小委員会の経過報告が三角委員長から行われた後、出席者による質疑応答で様々な意見が出ました。

議論は賃金未払い問題に集中し、各職場なりの様々な意見が執行部に投げかけられました。

また、夏期一時金の要求案も提出され、社員は乗率3.0。契約社員に対しては一律10万円の要求で承認されました。今回の乗率提示の根拠として、東京・大阪以外の中規模都市に拠点を置くプロダクションの30歳の従業員が手にする夏期一時金の平均が約45万円と言う数字から、逆算して乗率を決定しました。

夏期一時金要求の提出と春闘ベースアップの4次回答の団交は5月7日(月)に予定しています。


ケイ・ビー・シー映像労働組合発2000-XX
2001年 5月7日

株式会社ケイ・ビー・シー映像
代表取締役社長 石出 英明 殿

民放労連ケイ・ビー・シー映像労働組合
執行委員長 三角 文昭


要 求 書 
(案)

 2001年夏季一時金について、組合員の総意に基づいて、要求を決定しましたので提出いたします。

 誠意をもって下記期日までに書面によって回答されるよう申し入れます。

(1) 正社員については基準内賃金の乗率3.0とすること。

(2) 契約社員については一律10万円を支給すること。

・支給日については、労使合意した日とすること。

回答期日  2001年 5月21日(月)


臨時大会の結果を受けて
小委員会を開催

昨日18時より「賃金未払い問題に関する第3回小委員会」が行われました。組合からは三角委員長と倉岡書記次長が出席。

先日の大会の内容を踏まえた文書を会社に提出し、現段階での会社側の具体的な動きが感じられない以上、組合員のコンセンサスを取るのは非常に厳しい趣旨の話がなされ、現場から上がってくる意見や要求などを待つと同時に、会社側も役員会等で具体案の検討を計っていく方向で調整することとなりました。

賃金未払い問題における臨時大会報告

【組合員意見総括】

2500万では、納得がいかない。

代替案である時間外の見直しや、裁量労働手当の引き上げも、それだけでは割に合わない。

そもそも、現在の実数は制度等に問題があったものの、実際に労働時間として働いたもので、その手当てが受けられない事自体、おかしい話である。

裁量労働者たちに対する配慮を会社はどう責任とるんだ。

もし、この場で解決を見たとしても、今後の問題に対して会社が正当な制度やシステムを改善する保証がない。

契約社員等にかかる負担が予想される以上、この点に関して会社はもっと具体的な改正案を出すべきで、その方針が出されていないのに解決や収拾を組合に求めるのは筋違いである。

もっと会社は組合や現場と話し合う機会と時間を与えるべきだ。

この際、対外的な体裁などを考えずに、最良の解決案を出す努力を会社に見せてほしい。

会社に金がないのはよく分かるが、だからと言ってこの問題をその理論で展開していくのは筋違いでないのか。

取締役は問題収拾のために、自分たちの血を流すべきで、隣の火事状態で小委員会の展開に全て任せている姿勢が気に入らない。

役員報酬をカットしてでも払うべきだ。


【大会での対処】

この問題は、組合員はもちろん、その他従業員に大きく関わる問題であり、この場での収拾案可決は難しい。

そのため、再度各職場に持ち戻り、従業員すべてに意見の収集を図り、各職場で想定される問題点や改善点を吸い上げた上で、未払い賃金に対する要求書を提出して、会社との協議および締結を先決させるべきである。


このように、会社側に対する疑心のほうが強い現状では、事態の収拾は非常に困難であり、この現状を打破するためには会社側の真摯な姿勢と速やかな制度改正などが必要であると執行部では考えます。


新メンバーで
代議員会を行います。

皆さんの異動などにより選挙区内での組合員増減が発生しましたので、代議員の人数が変わっているところがあります。先日の大会で報告した通り早急に新代議員を選出し、執行部に連絡して下さい。

また、新メンバーによる第一回代議員会を5月11日(金)に行います。大会での内容を踏まえ、顔合わせと職場集会の報告を行い今後の団交へ向けての話し合いを行いますので、代議員の方は必ず出席お願いします。


各選挙区で
職場集会を!!

みなさん忙しいとは思いますが、各選挙区で職場集会をお願いします。期間は5月2日〜5月11日までとします。

先日の臨時大会の報告および賃金未払い問題、その他、前回の代議員会で出た諸問題について話し合いをお願いいたします。よろしく!


組合未加入者への
説明会をします。

組合結成後一年を経過し、また新たな仲間が我が社に入ってきました。

そこで組合未加入者に対する説明会を行います。

日時は5月18日(金)18時からの予定です。KBC映像で働く社員、契約社員、アルバイトの皆さんどうぞ気軽に参加して下さいね。

場所は追って連絡致します。


今日の一句

  

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