昨日開かれた集会には、KBC映像労組の組合員が30名、KBC労組と九州地連の有志13名のあわせて43名が参加し会議室を埋め尽くしました。
最初に三角委員長が「今日は、4名が名乗りを上げる事を決意し自らの声で皆さんに訴えたいと言っています。4名の方を公表します。斎藤はじめさん・吉永健司さん・平尾理恵さん・山口香織さんです。4名の声を聞いてください。」と{解雇}に直面している4名を紹介し、それぞれの胸中を訴えました。
斎藤はじめさん
「年越しはものすごく不安だった。今も不安な気持ちで仕事をしている。しかし、みなさんの応援で安心することが出来る。この仕事を続けたいので頑張ります」
吉永健司さん
「自分が何をしたのか。どんな悪いことをしたのか。このままやめてしまった方が楽なのか。いろいろ考えた。しかしどう考えても納得いかない」
平尾理恵さん
「会社に呼ばれて『貴方とは契約を結ばない』と言われた。理由を聞いたら『評定の結果』と言われた。たった3秒の言葉でこのようなことを押し通そうとするのは絶対に許せない。多くの皆さんにこのことを分かって欲しいから勇気を持って公表した」
山口香織さん
「病気で会社をしばらく休んでいた。会社の制度で正当に休んでいるのに『長期休んだことが理由』と言われた。怒りをぶつける場所もなく、ひとりでずっと悩んでいた」
と、それぞれが理不尽な会社への怒りや不安な思いを訴え、組合員には涙を浮かべる人もたくさんいました。
また、KBC労組の道岡副委員長は「自分の職場から2名の人が解雇されようとしている。現場での聞き取り調査があったとしても、それは先輩から後輩への叱咤激励の言葉だったと信じている。それを人をはかる物差しにするのは許されない。KBCの中でも運動を広げていきたい。」と熱く支援の言葉をいただきました。
集会のあと、KBC映像の会社の前で4名がそれぞれ「雇用継続の申入書」を会社に提出。提出を見守った有志の組合員と共に{解雇}の全面撤回を求めるシュプレヒコールをあげました。