KBC映像労働組合ニュース・2004年1月29日 第195号
我々は不当な{解雇}を絶対に許さない
専門職社員組合員の結束で
会社が揺らいだ!
会社はこれまでの社員化についての見直しを公言
昨日、18時30分より4名の専門職社員の{解雇}問題に関する団交が開かれました。その中で会社はこれまでの専門職社員の社員化に関する見直しを提案してきました。
(団交発言抜粋)
会社 |
「組合の闘争指令かどうかは、会社は分かりませんが、結果として8名の方々が試験を受けないという事で、今後どうするかはこれから検討する。会社が出した案はすべて拒否されたと思う。4人の問題も含めてもう1回検討するしかないと思っている」 |
組合 |
「組合としては、専門職社員に対して行ってきた事に誠意を見せてほしい」 |
会社 |
「会社は誠意を見せたつもり。4名の事は別にして・・・」 |
組合 |
「過去80名を越えていた社員が今では60名程度。それをカバーしてきたのは専門職社員たちの努力であったはず」 |
会社 |
「そういう意味で言うと評価はしている。ゼロ評価をしたわけではない」 |
<中略> |
会社 |
「私の提案(社員化のこれまで)は少なくとも全面的に否定されている。そうすると4名のことを含めて、もう一度部長会招集や現場の聴取をやり直すしかない」 |
組合 |
「再調査をするんですね」 |
会社 |
「特に4名については私自身、関係者含めて再調査するつもりです。とりあえず金曜日に部長会を開く予定にしています」 |
組合 |
「組合の一番目の主張は過去の経緯(社員化の実体・期間満了の雇い止めが無い事実)から考えれば会社自体に雇用の期待が発生していると考えています。4名の結果がどう出ようと、法廷闘争は辞さずの覚悟でいますので、そこのところを充分説明してください」 |
会社はここまでの評定の結果を明らかにしない、さらに評定のプロセスを明確にしてこないなどの組合の主張に対して、評定を含めた社員かのプロセスをもう一度『部長会』で協議すると言う事で、実質上の見直しを提案してきました。これは間違いなく専門職社員組合員の結束が導いた団交であったと言えます。正しいと信じ結集した力が会社を動かしたのです。
しかし4名の{解雇通告}は撤回されておらず、さらに8名の社員化も保障はされていません。組合の主張はあくまでも『希望者全員の無条件社員化』であり、この前進は第一歩に過ぎません。これから、さらに組合の結束を固め全面解決を導くまで、たたかい続けます。
KBC労組・KBC映像労組
解雇撤回緊急集会決定!
我々の{解雇}問題解決を求めて緊急支援集会が行われます。
1月30日(金)12:00〜
場所は決まり次第連絡します |
KBC映像労組、組合員は必ず参加すること!
社員登用試験拒否についての
申し入れ書を提出
一昨日の専門職社員組合員との話し合いで出された「4名の雇用を守るため社員登用試験を拒否する」の決定を受けて、執行部は午前中に「組合員は試験を受けません」と電話で通達。さらに社員登用試験についての組合の主張を文書(後に掲載)にして、午後2時過ぎに提出しました。
これによって試験資格者8名は確実に「闘争指令」のもと、社員登用試験を拒否していることを明確にアピールしました。会社はこれに対して団交の席上で見解(後に掲載)を書面で回答してきました。今回の社員化が「専門職内規に基づくものではない」「特別措置であった」ということなど、本来組合と協議しなければならない事項を推し進めてきたことを主張しており、組合が主張してきた事と大きな差があることがハッキリしました。
ただし、8名が社員登用試験を受けなかった事は明らかな組合の争議行動であり、その事によって8名が社員になれないことは不利益が生じているものと考え、今後しっかりと協議していきます。
解雇問題解決への舞台は
金曜日の「部長会」へ・・・
団交で労担は「これまでの団交を踏まえた方針を、部長会に伝え協議する。(中略)結果として、評定のやり直しもある。どうなるか(労担は)正直分からない」と発言しました。このことによって『部長会』が今回の{解雇問題}解決に関して、重要なポイントとなったわけです。組合としては、現場を理解している長としての良識のある判断が下される事を信じています。
全国の仲間からの要請文を掲載します。
4人を守る運動は確実に全国に広がっていっています。
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