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KBC映像労働組合ニュース・2004年2月20日 第211号

我々は不当な{解雇}絶対許さない


安部君を支える会総会報告

去る2月17日に大阪で「SE争議解決決起集会」兼「朝日放送効果職場安部君を支える会総会」が開かれました。朝日放送労組や近畿地連をはじめ、32の団体・95名が参加する盛大な総会には、単組から小幡書記長と平尾組合員、KBC労組から道岡副委員長が参加しました。

総会の中では今回の{解雇}問題をアピールする場をいただき、平尾組合員が「会社に解雇の理由を聞いても、『評定』という以外の何も答えも返ってこなかった。きちんとした理由を会社は示さない。私は勝つまでたたかう事をやめない。」とアピール。小幡書記長は「会社は12月に出した要求に対し未だに回答を出していない。しかし、私達は問題の本質を見逃さずたたかっていく。」とアピールし、会場から大きな拍手に包まれました。

また、総会に参加した方々から、現在争議を抱えている私達KBC映像労組と東北放送労組にカンパをいただきました。カンパされたお金は半分ずつに分けられ、25301円をいただいています。いただいたお金は今回の問題の解決のため大切に使わせていただきます。

今回も民放労連だけでなく新聞労連など異業種の組合の方からも「問題解決まで頑張ってください。支援できることがあれば声を掛けてくれ。」などたくさんの応援の言葉をいただき、さらなる運動の輪を広げることができました。

翌18日には、3人で、KBC大阪支社と朝日放送労組の2カ所を訪問。朝日放送労組では、安部さんから長い経験を元に沢山のお話を聞くことができ、私達のたたかいにさらなる力を与えてもらった2日間となりました。


総会会場にて


朝日放送労組書記局にて

総会のゲストに島本慈子さん
「人にやさしい未来を切り開いていきましょう!」

総会の会場にはルポライター島本慈子さん(著書「ルポ解雇:岩波新書」など)がゲストとして参加していました。

島本さんは「労働コストの削減は労働者の身分を下げている。派遣、有期雇用、アルバイトなど多様化する雇用形態が、労働者を分断し、立場の弱い労働者を増やしている。今の日本は、働く人が自分の意見をいうと雇用が奪われる。争う権利を認めない。働く人には理不尽があるとクビ。」と日本の労働者の現状を語りました。

これはすなわち、個人の尊厳が軽視されているのです。会社は平気で人権を侵害しているのです。労働者は『言論の自由』が奪われ、民主主義が破壊されているのです。

そして島本さんは、今回KBC映像で起きている問題についてもふれ、「今、はっきりした理由を示さない『意味不明解雇』はすごく増えている」と、私達の問題が実は日本中で起きている普遍的な問題であることを指摘し、「声をあげないと誰にも届かない。みんなが声をあげ、同じ対等な人間として苦しみを受けとめましょう。そして人にやさしい未来を切り開いていきましょう。」と話を締めくくりました。



闘争費徴収案
代議員会で承認

闘争費の徴収については定期大会で承認されましたが、徴収方法については「代議員会の決定に一任する」と決定されていました。そして17日の代議員会で執行部から「2月・3月の2回に分けて5000円ずつをチェックオフで徴収する」と提案を行い、全会一致で承認されました。

これとは別に月1000円の闘争費の徴収もありますので、2月3月は6000円が、4月以降問題解決に至るまで月1000円が、従来の組合費に加えて特別徴収されることになります。

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