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KBC映像労働組合ニュース・2004年3月25日 第231号

我々は不当な{解雇}絶対許さない


一緒に働く仲間だから

今年度も残りわずかとなりました。現在KBC映像で働いている専門職社員20名の内ほとんどが、会社から新しく提示された「契約スタッフ制度」に不安を抱えています。雇い止め通告を受けた4名について会社は「来年度も契約更新を行います。これまでの社歴も換算します。」と言っておきながら、明確な通告の撤回は行わず、その4名の雇用を守るため、社員登用試験を拒否した8名に対しても「社員になってもらうにふさわしい」としておきながら、組合が「闘争指令」という形で試験の実施を阻止した事を、「個人が社員になる意志がなかった。」と一方的にみなし、23日の団交では「闘争指令の後始末を何で会社がするのか」とまで発言しています。

これまで、専門職社員は有期雇用という不安を抱えながら、正社員と変わらない仕事をこなしてきました。また、有期雇用といっても、これまでの契約更新は会社が決めた翌年度の年俸額を一方的に提示する場となっていて、契約更改を「する・しない」の判断はごく一部の例外を除き行われていませんでした。専門職社員は実態として自動更新されることが前提となっているのです。つまり、社員と同じ仕事を同じ条件でこなし、毎年継続雇用されている存在が専門職社員なのです。

それならば、どうして正社員としないのでしょうか。プロダクションにとって一番大切な財産は、現場で力を発揮する優秀な人材です。「これからのデジタル化を生き残っていくためには、優秀な人材の確保が必要」と言ったのは会社です。

専門職社員の中には長い人で7年間、契約更新を重ねてきた人もいます。その7年の間、社員と同じように働いてきて、自分のスキルをアップさせてきました。会社にとって必要不可欠な人材であることは明白です。彼らが安心して働ける環境で、これからも一緒に仕事をしていくために、私たちは希望者全員の社員化を強く要求していきます。


本日は労連統一行動日です。
12時〜合同昼集会、組合員は全員集合!

本日は民放労連の春闘統一行動日です。全国で起きている様々な争議を解決するために、全国一斉に要請行動などを行う日で、KBC映像労組にも、昨年末に起こった専門職社員の問題の早期解決を会社に求めるために、全国からオルグの方が福岡まできていただけます。

会社は「来年度も、雇い止め通告をした専門職社員4名を契約更新することにした。会社側が全面的に譲歩する形なので事実上雇用を守れたことと同じである」と主張しています。

しかし、来年度の雇用は守られたとはいえ、その問題解決の為に登用試験を拒否した専門職社員の正社員化の問題。来年度から会社が導入しようとしている「契約スタッフ」制度の問題など、問題の根本的な解決には程遠いのが現状です。

新しい「契約スタッフ制度」については、これまで会社が長年行ってきた専門職社員に対する対応と、今回起きた{解雇問題}の経緯を考えると、専門職社員をますます不安にさせるような内容となっていて、組合はこの制度に現在の専門職社員を当てはめさせるわけにはいきません。

本日は、KBC労組と合同で昼集会を行った後、会社に対し要請行動を行います。組合員の皆さんは必ず参加してください。

会場:KBC会館4階7号会議室
時間:12:00〜13:00


安定した雇用を勝ち取ることが
私たちの会社を守ることにつながる


今後のスケジュール

3月25日(木) 民放労連統一行動日
昼集会・要請行動・団交
31日(水) 労連統一2次回答指定日


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