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KBC映像労働組合ニュース・2004年3月26日 第232号

我々は不当な{解雇}絶対許さない


労連統一行動日
昼集会&要請行動

昨日の昼集会には、KBC映像労組・KBC労組の組合員およそ50名に加え、オルグとして長崎ビジョン労組・西日本映像労組・テレビ朝日労組・TNC労組・九州地連の執行部の方が結集して行われました。

集会では、最初に小幡書記長が専門職社員問題の現在の状況について報告を行いました。そしてオルグの方からも「アウトソーシングの波が大きくなっている。KBC映像労組が掲げている『安心できる安定雇用の確保』に賛同する。」「同じプロダクション労組として、この問題は自分たちの問題と捉えている。ともに頑張りましょう。」「KBC映像の運動のなかで、組合員が増えていったことは、運動の正しさの証明。会社はその人達の社員化で答えるべき。」などと、たくさんの激励の言葉をいただきました。

そして三角委員長が「8名の組合員の力によって、とりあえず4名の来年の雇用は守られた。しかし不安定な雇用が無くならない限り、会社が良くなることはない。希望者全員の社員化を勝ち取るために、私たちは立ち上がる。皆さんのご支援をお願いしたい。」とこれからもたたかっていくこと強くアピールしました。

そして小幡書記長が「KBC映像で働くすべての労働者が安心して働ける環境を勝ち取るまでガンバロー。」とシュプレヒコールを上げ、集会は終了しました。


集会の様子


テレビ朝日労組山本副執行委員長

集会終了後には、オルグの方・組合員とともに会社へ移動し、要請行動を行いました。しかし、ここで労担が病院の検査から戻ってないという理由で不在という事態が発生。単組から「検査の話は前回の団交でも聞いていたが『全国から来られるので絶対にいていただきたい』と再度要請していたはずだ。ここに来られている人たちは、会社は逃げたとしか解釈しないだろう。非常に残念だ。」と申し入れて、会社に今回の問題の早期解決を求める要請行動を行いました。

要請行動の最後に、3月7日に行われた「プロダクション・関連共闘会議」で採決された決議文(別紙掲載)を、長崎ビジョン労組の山口執行委員が読み上げて会社に提出し、この日の予定を無事に終了しました。


長崎ビジョン労組山口執行委員
また、昨日の統一行動日に合わせ、全国の地連・単組に会社への抗議ファックスをお願いしていたところ、現在KBC映像労組書記局にも届いている分で地連・単組合わせて41通ものファックスをいただいています。全てを掲載することは出来ませんので、労連本部からいただいたファックスを別紙に掲載しています。


25日団交報告

夕方18:30からは団交が開かれ、「契約スタッフ制度」に関する組合の意見をまとめた文書を会社に提出し、協議を進めました。

組合 4月以降も働く19名を「契約スタッフ」に乗せるには納得いかない。規定の取り扱いについて確認書を作り、双方で調印した上でサインをと。
会社 要求書に対して、確認書というのは分かるが、乱暴といえば乱暴。今ここで結論は出せない。制度そのものについて協議が不足しているのは認めます。考え方の違いを詰めていくのは当然のこと。例えば、契約期間について「一年契約」としているのは、派遣が一年契約だから。その変わりに(契約更新の)評定を行わず、自動的にしますよと。委嘱業務の前の2つ(「契約更新の上限回数を持って終了」「次回の契約の更新をしない」のこと)は現実にあるかどうかも分からない。まあ、KBCでやっている50周年のような、終わりがわかる仕事があれば別だが。
組合 現在いる専門職社員をそういった業務に、移行させることはあるのか。
会社 この2つは新規採用者にしか当てはめません。今いる20名にはありません。
組合 一年目の人は評定があるが。
会社 適材かどうかの評定は、一年目だけします。一年間は見ますよと。見てもいないのにずっと更新は経営的に考えられない。よければそのあとは自動更新です。それは契約書に明示します。
組合 試用期間という考えか。
会社 そういうことです。
組合 契約スタッフ制度には納得いかない部分がある。時間もないし、予備期間として考えられないか。
会社 気持ちは分かるが、4人の分も全部やっているのだから判を押していいのでは。少なくともこれまでの契約より数段いいと思う。
組合 専門職社員達は「不安がある」といっている。判を押さないとは言っていない。
会社 不安といっても1年2年でどうなる話じゃない。むしろ前よりいいはず。社員化については別でしょうし。別次元で考えているとこちらは理解している。
組合 社員化はそうです。19名がこのテーブルに乗らないといけない。「協議中」と明文化して欲しい。
会社 明文化して出せと言われたら無理難題。もう少し考えさせてください。

この日の団交では、組合の提案に対し理解は示したものの、「考えさせて欲しい」としています。年度末が目前に迫っている状況のなか、会社に時間切れで逃げられるわけには行きません。

この問題については、再度会社と団交を行い、何としても今年度中の解決を目指していきます。


安定した雇用を勝ち取ることが
私たちの会社を守ることにつながる


今後のスケジュール

3月30日(火) KBC映像労組・KBC労組合同朝ビラ
31日(水) KBC映像労組・KBC労組合同朝ビラ
昼集会
民放労連統一2次回答指定日
4月5日(月) 第2回臨時組合大会(予定)


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