会社: |
(回答に関して)昨年の夏期一時金の原資を元に出した乗率。更に平成13年度3月期2000万相当の赤字、今までの内部留保を切り崩して、494万3千円のマイナスになった。組合としては、到底納得の行く回答でないことはわかっているが、会社の現状を踏まえ、前向きに捉えていただきたい。 |
組合: |
会社の経営が悪いことは分かっている。しかし、今の賃金では生活できない。月給も、一時金もどちらもあまりに低すぎる。会社は、一時金を抑えて会社は黒字に転換したいと思っているのだろうが、この回答の低さでは従業員は何のために、経費削減して、少ない予算・設備で頑張っているのかわからない。。「昨年と同じ原資確保」と言っている時点で従業員に対して還元を考えていない。従業員も努力の結果が見えないし、やる気もなくなる。組合が出来て2年間ずっと同じ事を言いつづけてきたが、こんな状況では、何度団交しても同じ事。「社員は何を目指して、働いていったらいいのか?会社は何を目指しているのか? |
会社: |
組合とか、会社とかでなくて、KBC映像で、働いているという「誇り」「賃金」「施設」「仕事」業界でトップクラスの映像制作会社としてが社会的に認められる会社になれば、売上も上がるし、それは待遇面に反映されるし、そうしたい。しかし日本経済は今低迷している。会社は、今の状況が良いとは全く思っていない。営業収入と、支出のバランスから、予算の見通しが難しい。そんな中、今年度予算を決める段階ではかなり苦労した。だが、昨年の原資を減らさないということで、今回の回答になった。 |
組合: |
では、いつものことですが、何故赤字? |
会社: |
経費率が高い。全体的に予算構成が後手後手にまわっている。 |
組合: |
受注単価が低すぎるという認識はないのか?コスト管理も当然だが、誇りが高い会社にするためにはどこかにボーダーラインを引くことが大切だし、そう言えないといけない。KBC労組が事務折衝で、私たちのことを話すとKBCは「KBC映像には、結構いい金額払っているのだけれど」と言ったらしい。それで私たちのこの状況は異常としか思えない。みんなゆとりある生活にはほど遠い。この業界が好きなのに、見切りつけてやめていく人もたくさんいる。技術力や、制作力など、プロダクションとしての強味がなくなってしまう。とにかく、専門職社員の回答も含めて、これでは納得できませんし、こんな回答は持ち帰って検討することすら出来ません。 |
会社: |
理解はできる。納得できないということに関しては、受けます。しかし、労働条件の改善などもそれなりにやってきている。会社としては前向きです。これは嘘・偽りではない。 |
組合: |
組合が出来ていろいろ改善されていることは良かったと思うし、少しずつ良い会社に向かっているということは感じているが、これは別問題。二次回答をお願いします。 |