２次回答に向けて
７日(金)１２時から

代議員会をＫＢＣ会館４階会議室で行います。

各選挙区の代議員は必ず出席のこと。
出席できない代議員は委任状を提出して下さい。

６月１・２日の２日間、長崎市のＮＢＣソシエにおいて「関連労組・支部交流集会」が開かれました。関連プロダクション労組やその親会社局の労組などが参加。集会では春闘の結果や現状の報告が行われるとともに、局労組から未組織の（組合を持たない）関連プロダクションで起こっている問題もあわせて報告され、それぞれの問題について活発に議論が交わされました。中でも長崎ビジョン労組（以下ＮＶＩ労組）で起こっている問題が大きな注目を集めました。

ＮＶＩ労組は結成以来二ヶ月、団交が開けていません。結成翌日に行ったＮＩＢ本社前でのビラまきに対し、ＮＩＢの会社が「施設管理権の侵害」とクレームをつけ、ＮＶＩの会社も「自主規制のもと、この時期は局社内では（団交を）やらないほうがいいと思う」と言ってきたのです。そして「ホテルの会議室を料金折半で団交を開きましょう」という、常識では考えられないような提案をしてきました。

最近では「団交はすぐにでも開きたい」と組合がさも悪者であるようなことをいいながら「事務所内で団交は開かない」とはっきり発言しています。

【写真】ＮＢＣソシエの会議室に九州各地より３０余名が出席。
単組からは永野副執行委員長・小幡書記長が参加

これに対しＮＶＩ労組は「（団交は）労使が対等の立場でなおかつ平和的に話し合いをするもので、施設管理権を侵害するものではない」としてあくまでも事務所内での団交を求めています。これを受け会議では「前代未聞」の出来事とし「団交は事務所内という開かれた場所で行われるべきであり、ホテルという密室で行うことは組合つぶしの画策でしかない」としました。そして、在長単組・九州地連・各単組がスクラムを組んでＮＶＩ労組を支援していくことで一致しました。

【写真】講演中の近畿地連・綱本守さん

集会では近畿地連の綱本守さんを迎え「構内共闘」について講演がありました。「昔はすべて局の社員で業務を行っていた。テレビ放送がカラー化される時に、経費が２．５倍に増えるのにスポンサー料の増加は見込めないとの理由で、安い労働者としての関連労働者が増えてきた」との歴史的背景から始まり、以前新聞でもお伝えした「偽装請負」の問題や、「ＴＢＳの分社化」で起こっている関連プロダクションの再編の話などがありました。中でも興味を引いたのは「建設業法」の話でした。（資料１）

資料にあるように、建設業界では発注元がその立場を利用して下請業者を不当に苦しめることを厳しく制限しています。これを放送局とプロダクションの関係に当てはめてみましょう。第一九条の三に「通常必要と認められる原価に満たない金額を請負代金の額とする請負契約を締結してはならない」とありますが、実際どうでしょう？人件費にも満たないクルー単価・小道具すら一切買えない番組単価。このようなことがＫＢＣでもまかりとおっていませんか？また、第十九条の四は「不当な使用資材等の購入強制の禁止」となっています。これも、「ドラマをプロダクションに丸投げしておきながら、出演者を指定し、そのギャラで発注単価が飛んでしまった」事例などが紹介されました。

このように当てはめていくと、放送局はプロダクションに対し「社会的通念を著しく逸脱した行為」を　　平気で行っていると言えます。

講演では「民放労連全体で、放送業界にもこのような法整備を提言していくべき」と締めくくられました。

１日目が終了し、交流会の会場となったのは長崎駅そばの白木屋系列の「魚民」。予定人数をオーバーしてぎっちぎちになりながらも、それぞれが飲み語りました。

平成３年６月３日我が社の新入社員だった江口博さんが、あの雲仙普賢岳に飲み込まれ命を落としました。マスコミという性質から危険と分かっていながら、会社は危険な現場に人を送り込んでいませんか？現場の人間も無理をしていませんか？今でも、ひとつ間違えば大惨事になりかねない状況は実は多々あるのではないでしょうか？

私たちは、あの苦い経験を二度と起こしてはならないし、風化させてはならない。何故このような事態に陥ったのか・・・今一度思い起こしてみる必要があるのではないでしょうか。

組合員各位

５月分給与で組合費調整のためチェックオフを一旦止めています。６月からは新しい組合費になります。皆様にはご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力の程よろしくお願いいたします。

ＫＢＣ映像労組・ＫＢＣ労組
共闘テーマは「 現場を見ろ！」