Buck Number 2

以前、掲載されていたブックレビューです、今読むとチョッチ恥ずかしい (^。^;)

 


空想科学読本

風の歌を聴け
by村上春樹
講談社
¥100-で購入(定価¥300)

「”いまさら何をかいわんや”ですな、氏の超ユ〜メ〜なデビュー作です、おいらとは違う世代の、違う環境でそだって、違う人生を歩いた人のお話しです。ちょっといいなとは思うけど、読んでるとだんだん欲求不満になってきます、しかも薄いからすぐ終る。
そか!この本はふっと現れて心の中にグリグリを残してとっとと去って行く、苦笑いで思い出す類いの昔の出来ごとのようなもんか‥‥だとしたらそんなもんいらんわい!」   BYかずひこ


五霊闘士オーキ伝

五霊闘士オーキ伝-1〜5巻
by土門弘幸
電撃文庫
¥100-で購入(定価¥540)

「だめっす、これ。ファンタジーSFのお約束、都合のいい展開も無理の有る人物設定も別に苦にならない自分がなじめません‥‥、なぜでしょ?
主役の「オーキくん」の成長のお話しなんだけど、苦難を克服してってんじゃなくて自分の決めたハードルを飛べなくてイライラしてんだよね、そんな自分の理解できる範囲の逆境で成長するか、普通!私思いました、なんで小説なんでしょかねぇ〜、はなっからコミックスで発表すれば、お話しのスピード感も逝かせるし、ロリロリ美少女も行けるのに、しかも長い!(5巻もある)でもちゃんとつきあって読む方も読む方だ!」  BYかずひこ


空想科学読本

空想科学読本
by柳田理科雄
宝島社
¥550-で購入(定価¥1165+税)

「狙ったテーマと穿った解釈、話を面白くするパラメーターの設定、インチキ臭いのに笑ってしまった。
真っ向大上段に「科学的におかしい」なんて言うと面白くもなんとも無いんだけど、 何がおかしいのか‥じゃどうすりゃ良いのサ‥その大真面目な展開がいいんですねー。ヒーローを現実にしようとすると、大爆笑になるんだけど、お話しの中では実にかっこ良く登場しちゃうんだよねー、やっぱSFてすごい!」  BYかずひこ


十七粒の媚薬<競作ポルノ短編集>
by村上龍、安西水丸、阿木耀子ほか
マガジンハウス
¥500-で購入(定価¥1000)

「作家17人の名前で買っちまったんだけど、けっこう当たり(⌒▽⌒) それぞれの作家が持っている「エロティック」ちゅ〜もんに対するイメージはファッショナブルだったり、フェチだったりといろいろ、だってSEXてのは、自分の思い入れや思い込み愛着なんてのを、試しに相手にぶつけてみるコミュニケーションの方法だっちゅ〜ことだ、偶然おんなじこと考えてる人に出会った人は幸せかも。
しかし表現だけ見ると、この中で一番泥臭い のが作詞家の阿木耀子だっつーのも‥‥」    BYかずひこ


魚の祭

魚の祭
by柳 美里(ゆう みさと)
角川文庫
¥250-で購入(定価¥480)

「戯曲集、岸田國士戯曲賞作「魚の祭」と「静物画」の二本立てだね、「魚の祭」は崩壊した家庭の再生の物語り、「静物画」は放課後の部活室とゆう狭い世界で自分と向き合う女子高校生たちを扱ったファンタジー。 ト書が美しいんだこれがまた、きっとこんなト書じゃ大道具さん泣いちゃうゾ〜、でも広くイメージを伝えるってことでは小説作品と、映像や舞台作品の中間の戯曲ってスタイルは一番いいのかも。 しかしずいぶん長いこと芝居ってものを見に行ってないねー>おいら」   BYかずひこ


塗り仏の宴<宴の支度&宴の始末>
by京極夏彦
講談社 定価(各¥1200+税)

 

「京極氏の本は時間も空間もずれている、その異次元ではオカルトと科学が両立している。 シリーズ7作目でも一つ大きなお話になるのかと思いきや、 次回の含みを残して終わってしまった。
前半の暴走するように脹らむストーリーに対して(これが面白い)後半の収束が少しストレート過ぎた様な気が‥‥
しかし相変わらずの登場人物の面白さでは天下逸品だね、言葉の魔術師の古本屋や言葉の苦手な作家、言葉を超越してしまってる探偵などなど。 」      BYかずひこ

 

 

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