りんく

     
       
       
    Book Junky's review
       
     

 

古書店の棚に並ぶ本達は、百戦錬磨の顔をしている、
角がすり切れていたり破れていたり、
飲み物のシミだろうか、ナニやら付いている物もある。
それと逆に開いた形跡もほとんどないのに、
日焼けして色あせたカバーをまとっている物 、
その違いは、仲良く並んだベストセラー達ならなおよくわかる。
その本を開いたときのヨロコビや失望が、そのまま刻み込まれているのだ。
     

BLOG
読書感想文、てなわけだ^^


1.「鴉」by 摩耶雄嵩
兄・珂允(かいん)と弟・襾鈴(あべる) 
兄の不幸な離婚(弟が関係?)の直後失踪した弟は、半年後に帰還そして殺害される。
珂允は弟の死の謎を求める旅の途中、とある村でカラスの大群に襲われる、
重傷を負いながらも運良く村の実力者に救われた。
そしてその村は殺された弟・襾鈴のメモに残されていた地図にない村「埜戸」である事を知る。

2.「白い犬とワルツ」byテリーカー
誠実に生きてきた男の最後の数年間を描いた話で、モデルは作者の父親だそうです。
美しい回想シーンと、簡潔な日記の記述がメリハリのある効果を出しています、
作者の作戦勝ちってところでしょうか。

3.「ノイズオンリー」by香川恵美子
ジャンルとしてはスポーツエッセイ。
著者の知り得た、プロスポーツ選手の素顔と、オリジナル短編小説の2部構成。
著者はTBSのスポーツアナウンサーです。

4.「キノの旅I〜VI」by時雨沢恵一 [new]
「キノ」という旅人が喋るモトラド「エルメス」と共に世界を巡るロードストーリーです。
エキセントリックなエピソード、ぬるい掛け合い漫才、悲しい過去を抱えてクールに旅をするキノ、
そして美しい世界が堪能できます。

 

「おまけ」
旧コンテンツブックレビュ、今より読みやすいかも^^;

 

       
         
       
■──────── ■──────── ■──────── ■──────── ■──────── ■──────── ■────
INDEX サイトについて 旧車って‥‥ 小説案内 この私について 日記[new] 掲示板
ring サイトマップ 旧車リンク 友達リンク ネトゲリンクnew  
      白い犬とワルツ      
      ノイズ      
      キノの旅[new]      
      小説リンク