ことばの遊園地〜詩、MIDI、言葉遊び
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4月30日(土) 仮想現実メモ

若者やインターネット、あるいはゲームや犯罪を語るキーワードに、「仮想現実」「バーチャル」というものがある  マイナス面を言いたい時に使われることが多い
例えば「仮想現実と実際の世界との境界が曖昧になって…」というように  しかし、曖昧になる程度の境界なら、始めから境界などではなかったのだろう
境界が曖昧になるという言い方を認めるならば、2つの現実は境界で接しているわけである  つまり、行き来が可能なのである  あるいは、オーバーラップして存在しているとも言える


そもそも、実際の現実の底辺は、仮想現実である  文字通り「仮に想ふ」現実  例えばナイフ  危ない使い方をして指を切る場面を思い描く  血が流れる  これはイメージトレーニングである  イメージトレーニングの上手い下手が、現実を決めることになるのだ  スポーツでよく使われるが、あらゆる現実現場の根幹は、仮想現実である


でも日本の現実は奇怪だ  仮想現実を否定しがちな層の、少なからぬ人が、根性・根気・やる気などという仮想現実をフル活用して他人にハッパをかけるんだから

4月26日(水) 福知山線事故

マンションに巻きついて潰れている車両が、先頭車両ではなく実は2両目だということは、昨25日夕方に初めて伝えられた  JR西日本関係者に、あの電車が何両連結かを語れる人はいなかったのだろうか  1両目がどこにあるか(つまり運転士の所在)を正確につかむことは、事故の経過を把握するための最重要課題ではないだろうか  あるいは、私の見聞きしたTVやラジオが、たまたま東京発の頼りない情報をもとにしたものであったせいか  関西地区の報道では当初からあれは2両目だと報じられていたのだろうか


それから、事故原因を語るときに、運転士を運転士としてのみ見る方法に、私は違和感を覚える  すべてが、職務上の判断ミスとして語られ過ぎていると思う  たんに、繊細でか弱い23歳の若者として見てあげられないのだろうか  裃(かみしも)を着せ過ぎる
以前から数度の訓告を受けていたそうで、「今度訓告を受けたら…」という社内圧力、そのプレッシャーが大きかったのではないか  第1のプレッシャーはそういうプレッシャーであって、ダイヤの遅れを取り戻す職務上のプレッシャーは2番目3番目であった気がする

4月23日(土) 新聞連載小説

1度だけ、新聞連載小説をほぼ毎日読んだことがある  宮尾登美子の「柝の音」という作品  新聞連載小説を毎日読むとはどういうことなのか、それが知りたかった  たまたま作品完成度に波が少ない宮尾登美子の連載が始まったのを機に、通して読むことにしたのだ  始めはおもしろかったが、次第に苦痛になっていったのを覚えている


今年の大河ドラマ「義経」の原作が宮尾登美子なので、多少の期待をもって時々見ている  中井貴一演じる源頼朝が、温和なのに冷たい感じで、何を考えているのかわからない怖さをよく出している  滝沢秀明の義経もなかなかいいではないか  運命に殉じて一途だが、国政を執る器ではない感じが、現代の若者そのままである


…結局「柝の音」は、全部読んだがまるで覚えていない  そもそも新聞連載小説を、バブル景気の余韻の中で毎日読めたということ自体、真っ当な暮らしとは言えないだろう^^;  いかにバブルと無縁だったかということの、ムダな記念碑ではある

4月21日(木) PC常識からの離脱

私のPCはWin98という年代物  近頃は、起動の際サウンド・デバイスを読み込めずに、音楽が鳴らないこともある  そこで、初心に帰ることにした
初心というのは、私の初心ではなくて、PCの初心である  PCの常識とされていることから、離脱することにした


WindowsとIEの切り離し  Windowsはどのバージョンも、IEがWinでありWinがIEであるような仕組みになっているそうだ  それを、「いえきる」というソフトで切り離した  これでかなり軽くなった
さらに、ウイルス対策ソフトの常駐を外した  Win98にとっては、あまりにも無意味有害なソフトと化している  時々は更新と検索をするが、普段は眠っていてもらおう


現在、ルータだけが砦となっている中で、PC自体はきわめて軽い  ハッカーなどからすれば、私のPCは透け透けであろうけど…というのが従来の常識なのだが、何をやってもハッカーの方が上手(うわて)なんだから、そこらへんは諦めが肝心なのである^^

4月11日(月) カロリーマン金太郎

自販機などでの飲食について常々疑問に思っていることがある  例えば百二十円で缶入りジュースを買ったとする  大人も1缶子どもも1缶飲むことになるが、これは正しい道なのか


子どもが足りているのなら大人は足りてない  大人が足りているのなら子どもには多過ぎる  水分量やカロリーを考えれば、そのように見るのが自然だろう  健康知識がひとりひとりに必要な時代なのに、自販機飲料の年齢別摂取量については、いささか無頓着に過ぎやしないか


また、夏場の冷たい飲み物1缶は、小さな子どもには明らかに多過ぎる
小さな子どもには、普通は「金太郎─◇─」をさせこそすれ、冷たいものは極力遠ざけたものである  いや、遠ざけられて地団駄踏んでたものである^^;

4月4日(月) 踏切操作の人間工学

東武伊勢崎線竹ノ塚駅付近で起きた踏切事故  電車接近を知らせるパネルの様子をTVで見たときに、これ、わかりにくくなってる、と直感した


接近する電車が左右から2本ずつ、計4本表示されること自体、間違いを誘発しやすい  方向など無関係に、接近警報ランプは1つでいいのではなかろうか  目の前のただ1つの接近警報ランプ  それが点灯したら遮断機を下ろす  いちばん明快で、間違えようがない
事柄のすべてを忠実に再現する必要はないのだ  大切なポイントをきちんと押さえれば十分である  この場合は、右から1本来るか左から2本来るかが大切なのではなく、電車接近を知ることが大切なのだ


また、遮断機を上げるためには解除ボタンを押すらしいが…
何と言ったらいいか…、「パネルを見る」「遮断機を下ろす」「解除ボタンを押す」の一連の操作に、とてもぎこちない動きを強要される配置に見えた

4月2日(土) 新野球・四国リーグ

今年の野球界でいちばんの楽しみは、四国リーグである  今までの組織の改変や発展ではなく、横から割り込んできたところがとても気に入っている
これがうまくいけば、九州リーグとか中国リーグなど、道州制リーグが成り立つかも知れない


四国リーグの試合は、地元ラジオ局は当然放送するだろうが、私の住む千葉では、(たぶん)聴くことができない  ネットでいろいろ調べたが、今のところ遠い地域でのリアルタイム放送は諦めるしかないようだ  インターネット放映ぐらいはあるかも知れないが…


TVの副音声で実況することはできないのだろうか  副音声が空いている番組でしか流せないという条件はあるが…  現にプロ野球では、同じ試合で異なる実況を行なうこともある  やる気さえあれば実現可能だろう  東京12チャンネルに、ひそかに期待している(^0^)

4月1日(金) 名川中校歌のこと

「音楽照葉樹林」に、名川中学校校歌を掲載した  この春、青森に統合新設された中学だそうだ  何故私がそのMIDI吹奏楽版を手がけたかについて、少し説明します


この話を持ちかけてくれたのは、ネットで親しくなった彩女さんである(リンク集・「私のHP」)  今年始めであった  私は他人の作品を編曲した経験がなく、まるで自信はなかったが…
ただ、向こう(町教委)にもまだちゃんとしたピアノ伴奏譜がないらしく、好きなようにやって構わないとのこと  結局それが、救いになった^^
ネットでメロディ譜を拝見し、子どもたちが歌っているMP3を聴いた  校歌には珍しい、静かな抒情を湛えたメロディだと思った  これならできるかも^^ と感じた


作ってるうちにアレもやりたいコレも取り入れようと、すっかり楽しくなった
とりあえず非公式な形ではあるが、関係する方々に吹奏楽の1バージョンを提供できたことが、とても嬉しい  生徒たちがホントに吹いてくれたらもっと嬉しい (T▽T)

3月31日(木) 塩こしょうして…

塩こしょうするって、おもしろい言葉だ  NHK料理番組を見ていて、そう思った  「塩する」はない  「こしょうする」もない  「塩こしょうする」で初めて成立する


これはまともな日本語なのだろうか  正確に言うと、NHK教育TVが許容できる日本語なのだろうか  意味が通じるという点では、何ら問題はないのだが…  意味が通じればいいということなら、「有識者」が顔をしかめる多くの「若者言葉」と変わりはないのだ


お酢しょうゆする、とか、一歩進んで(?)ネギ香りする、鍋強火する、とかはどうなんだろう  一般化はしていないが、何となくわかる気がする…ような気がする(^。^;;


塩こしょうで下味を調えておく、というのは、多くの場合、暗黙の了解になっている  それで、動詞化したわけだろうが…  「塩する」「こしょうする」が存在しないのに、何故その複合名詞の動詞化したものが存在し得るのか、釈然としないのだ^^;

3月27日(日) 2人のリヒャルト

よく知らない・わからない音楽は、生演奏を聴くに限る!  そういう体験を立て続けに2回味わった  チケットが手に入ったからと、古い友人が2回とも誘ってくれたのだ  大感謝である^^


1回目は全プログラムがR・シュトラウスの管弦楽曲  「ツァラトゥストラ」だけはかろうじて知っていたが、それさえもあまり熱心に聴いたことがなかった
しかし当日の全プログラム、よく知らなかったから、耳に入る音すべてが新鮮!  金管の豊饒な響きとリズムに完全に圧倒された


2回目は、R・ワグナーの「神々の黄昏」演奏会形式  R・ワグナーは、いくつかの格好いい曲は別として、音楽があまりにも長過ぎ、ずっと食わず嫌いのままなのだ
眠っちゃうかもと心配したが^^;、やはり実演に接してこそ楽しめる音楽であった  難攻不落の砦に見えたR・ワグナーの音楽だが、生演奏に触れたことで、長大だけれどいいと思った

3月22日(火) 再々インストール

18日に再インストールしたXP(18日参照)を、再び再インストールする羽目になった


あの後、Windowsのアップデートを施しただけのクリーンな状態のPCに、試しに、いや…魅入られたように、YAMAHAのソフトMIDI音源をインストールしてみた  この、試しにってぇのがいけない…興味本位、好奇心が、穏やかなPCライフを何度粉砕してきたことか  でもまあ試しに^^
ものの見事に「起動直後に再起動」を繰り返し始めたから、しょんぼりと強制切断した


結局、YAMAHAのソフトMIDI音源がXPに合わなかったようだ  ただ、相性が悪いときは、たしか「このソフトはXPでは使えません」というような表示が出るようになっているはずなのだが…やはり原因の多くは、首尾一貫性に欠けるXPの方にあるだろう


ところで、「起動直後に再起動」の繰り返しはどれほど続いたら終わるのだろう  試しに…いや、それはやめておこう^^;

3月18日(金) 反復再起動○○回

塾で子どもたちに自由に使わせているPC(XP)が、突然「落ちる」ということを繰り返すようになった  起動直後に「落ちて」、その後勝手に再起動  それを飽かずにやるのである、XPともあろうものが(笑)


実は子どもがやったのではなく、私の操作が原因(…爆泣)  YAMAHAのソフトMIDI音源がSSWのCD−ROMに同梱されているのを思い出して、それをインストールしたら、「起動直後に再起動」を繰り返すようになったのだ
ほかのソフトMIDI音源は入れていないし、ネットへのリンクショートカットと幾つかの小ゲーム以外は殆ど何も入ってないPCなのに…^^;


結局XP再インストールの道を選んだ  デバイスマネージャーに表示されるはずのデバイス(ドライバ)が、全て消し飛んでいるのがわかったからである  最低限のデバイスすら認識されなくなっていた


修復機能の高いXPがこんなことになろうとは…これが「うちの子に限って」というヤツか…^^;

3月13日(日) 投票控除

知事選挙があったので指定投票場である小学校へ出かけた  帰り道、学校坂道を下りながら考えた  智に働けば角が立つ、情に棹させば…いや、そうじゃなくて^^;


千葉は、山も投票率も低いことで全国に名を馳せている  いちばん高い山でも408m、前回01年の知事選投票率は36.8%  90年以降5回の衆議院選挙では47都道府県中最下位から43位までを行ったり来たりしている  某プロ球団を笑ってるヒマはないのだ


坂道を下りながら考えたのは、2日前にやっと済ませた確定申告のこと  選挙権を行使した者には、税金を負けてくれてもいいんじゃないか、ということである (^0^)  投票した者としない者との間に、納税上で利益不利益の格差をつけてほしい  1回ごととか年度ごとでは、選挙の有無で地域によってそれこそ悪格差が生じるから、ポイント制にするといい


「ポイントカードはお持ちですか?」投票所のおじさんが、マニュアル通りにこんな台詞を言う日を楽しみに待とう

3月11日(金) 心配なのは赤ん坊!

また電車内のこと  滅多に電車に乗らないせいか、乗るたびに「いかがなものか」な人が目につく  ほとんどの「いかがなものか」な人は、「まぁしょうがねえか」で済むような話なのだが、時々、それでは済まない「いかがなものか」な人に出くわす


それは赤ちゃんを抱えた親である(母親とは限らない  父親の場合もある)  座席を譲ろうとすると、たいていは「大丈夫ですから」と言って断ってくるから、「あんたを心配してるんじゃない、その赤ん坊が心配なんだよおっ」と一喝してやりたい(したことはない^^;


万が一、急ブレーキをかけられたら、たぶんそれらの親は赤ん坊もろとも車内をパチンコ玉みたいに転がっていくだろう  その万が一に対する心の備えが、全然なってない
赤ちゃんを抱えている時ぐらい、まわりに遠慮なく甘えてほしいものだ  私はできる限り協力を惜しまないよ  なんといっても、その子には私の老後がかかってるんだから(^0^)
若いお母さん方お父さん方は、近くの人に遠慮なく甘えなされ

3月5日(土) タックスアンサー

先月末に「迷惑メール」のことを書いたせいか、その直後に私自身がウイルスに感染してしまった o(^∇^o)
喉の痛みから始まって、発熱やら鼻水やら…幸い今は殆ど快復したが、せっかくの春3月が散々な幕開けとは…  やはり知らない人からのメールは開けるべきではなかった^^;


2月末は仕事上の年度末であり、確定申告の時期であり、さらに昨年からは「お題曲」総仕上げの時期とも重なるようになった  今年は1月半ばに「お題曲」を仕上げた  ほかにもうひとつ、依頼された大切な曲があったので、そちらも作る必要があったためでもある  この依頼された曲は、もう少し経ってからアップするつもりだ


確定申告は、例年なら至極簡素な数字が並ぶだけ^^; なのだが、今年はとくに新たに計算して書き込まなければならない非常に複雑な部分が生じ、あちこち調べ回っている最中だ
ただ、国税庁の「タックスアンサー」は、ページ構成がなかなかわかりやすいなぁと感心した  敵ながらあっぱれじゃ(^0^)


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