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2011年
12月26日(月) 日本人でよかった
仕事上の必要で「Asahi Weekly」という英字新聞を取っている 時々、変な言葉に出くわす 英語でいちばん変な言葉 それは「approximately」だろう 「約」に当たる言葉だ 英語でも「yaku」って言えばいいのに、「approximately」だ 恐らく私も大学受験当時には覚えていたんだろう 私が忘れるくらいだから、アメリカ人はもっと忘れるに違いない^^;
普通は「about」「around」で済むだろうし、事実「Asahi Weekly」の記事では「about」を使う記者や筆者が多いようだ 私が読むのは初級からせいぜい中級レベルの一部だけであり、上級の語彙頻度は全く知らないが、「approximately」を使うのは、記者ではなくて依頼されて記事を書く外部ライターかも知れない 初級中級レベルに合わない語を平気で使うわけだから
ネットで調べると、使い方に多少の違いはあるようだが、どちらを使っても通用するようだ それならなぜ「approximately」は淘汰されないのだろうか また、そもそもアメリカ人やイギリス人は「approximately」を書けるのだろうか 非常に疑問である それともこの語は自分が知識階層にいることを示す知識人言葉なのだろうか 日本語のある種の言葉のように
12月13日(火) TPPポイント2
TPPがどれほど恐ろしい代物か、農林水産分野への影響を見ているだけではわからないことを知った むしろサービス業への影響が大きい 例えば医療 健康保険制度の大改変があり得るという TPPに参加すると、「保険の利く医療」が大幅に縮小され、保険適用外の医療が増える懸念があるらしい (過度の?)健康保険適用は、民間保険会社の損害になるからだ
TPPの立場では、ある企業が他国での活動で利益を損ねるということは、そこに関税障壁があるということだ TPPでは加盟国間の関税障壁は特例を除いて一切認められないらしく、国民皆保険制度が米国保険会社の槍玉にあがるのは目に見えている 現実に、TPPでの合意ではないが、米国の要求でオーストラリアの薬価切り上げが行われている 米国の強圧である
私のアバウトな理解によると、TPPに参加すると次のようなシーンが頻繁に起きる 同一レベルの商品の場合、日本製が100円、米製が150円だと、米製は売れない そこで米国は、米製品が売れないのは違法だとして、日本製を150円まで値上げするよう裁判所に提訴する 日本のメーカーは嬉々として値上げする 経済界がTPPに賛成なのはこれがあるからかな?
12月9日(金) 世界ふれあい街歩き
この頃「世界ふれあい街歩き(NHK)」という番組にすっかりハマッている もうずいぶん前から放送されているようだが、私がその存在を知ったのはたぶん昨年だったか それも始めは「なんて間の抜けた旅番組なんだ、つまらん」と感じた 異様なほどの刺激のなさに、ついていけなかったといっていい それが今ではネットで放送日チェックするほどのファンになった
それどころか、DVDのBOXを買った お金出してDVD商品を買ったのはこれが初めてだ 買うのは散々迷った 買ったところで本当に見るのか 以前録画したビデオさえ、その時見ただけで20年以上一度も見ていないものが少なくない もはや20年という単位では物事を決められない年齢なのだから、ここはひとつ慎重に… というわけで、買ってしまった^^;
この番組の良さは、まるで夢の国おとぎの国を歩いてる感じをもたせてくれるところにある 建物や空の雰囲気はもちろんだが、いちばん気に入っている点は、その街には悪い人がひとりもいないように見えることだ 住む人会う人皆がいい人 そんな街があったらいいなぁ… 時折石壁などにあるスプレー落書のデザインが万国共通なのを発見したのも、この番組であった
11月23日(水) 語り芸三様
昨日、中日の落合監督が退任の記者会見を開いた 相変わらずボソッボソッとした口調で、ときに皮肉めいた言い方をしては記者たちを喜ばせていた …と思った矢先、落語家の立川談志が亡くなった 落合と談志、何となく似ている 風貌も語り口も… 二人とも皮肉めいたことをよく言うが、言ってることは真っ当なことが多く、珍しいほど虚飾というものが感じられない
20年ぐらい前、談志の落語ビデオの販売広告を見て即座に買ったことがある なぜ買ったかというと、弟子の誰かの言葉として紙面の片隅にこう書いてあったのだ 「師匠の気が変わらないうちにどうぞ!」 見事なキャッチコピーだった 立川談志、気が変わりそうでホントに気が気じゃなかった^^; あのつまんなそうな語り口で、気がついたら何度も笑わされていた
もうひとつ、語り口ということで書いておきたいことがある 3ヶ月ぐらい前に聞いたラジオドラマ「私本源氏物語(原作・田辺聖子)」だ このドラマには笑った 傑作である 先程偶然にそのHPと出会い、私が聞いたのは再放送で、しかもその後また再放送したことを知った 芸術祭で賞を取ればまたやるだろう 京本政樹がこういう腕前を持っているとは知らなかった
11月15日(火) TPPポイント
テレビなどでTPPについて語る人々は、まるで何年も前からそのことを知っていたかのように実によくTPPを語れるなぁと感心する 正直なところ国民の大多数はそういうわけにはいかず、きょろきょろおろおろするばかりというのが現状だろう 去年の今頃、菅元首相が降って湧いたように言い始めたが、その前までは専門家のほかは誰も知らないシロモノだった
TPP理解のポイントは関税自主権の放棄だ おろおろする国民のひとりである私(^^; としては、強大な米企業や農林酪農関係勢力が日本総攻撃を仕掛けていると、単純に思う 例えば小売業大手のウォルマート、アメリカ大豆協会などだ これらの事業体は既に米政府に要望だの圧力だのをかけているという 関税ゼロの世界が日本にとってホントにいいのだろうか
安い品物が買えるからといって、あるいは輸出が促進されるからといって、関税ゼロを歓迎はできない 日本は林業分野で既に苦い経験をした 昭和20年代、住宅需要が著しく高まり、国内供給量だけでは木材が足りない時期があったらしい やむを得ず関税ゼロにして外材を大量に輸入したのが、林業を衰退させた主因だ 森林の荒廃は国土と海洋の荒廃を招いた
11月11日(金) パソコン処分
パソコン2台処分した パソコン・ブームの頃に買ったもので、塾に来る子どもたちに使わせていた 昨年、仕事の体制を一新したのに併せて使わなくなった ただ、処分に手間がかかる気がして、そのまま狭い部屋の片隅に1年半積んでおいた 手間というのは他でもない、データの消去である 折りに触れ消去法を調べるなどしたが、打ち毀しが最善だとの結論を得た
パソコンの筐体内部のことは、メモリー増設の際に蓋を開けた程度で、何もわからない わからないままとにかく解体して、ここに本体が入っているのだろうと思われる金属塊を取り出した 2台あるから2つ取り出した それ以外をすべて、パソコン処分のために設けられた正規ルートを通して処分したのである 既に法律ができて、自治体では回収しないのを初めて知った
正規ルートとはメーカー回収のことで、私が購入したのはiiyama製の安パソコン PC製造を打ち切ったiiyamaも、回収には取り組んでいた 私の安パソコンが引き取り品目の中に入っているのには感心した サイトから申し込み、安くはない金額を振り込むと、エコゆうパック票が送られてきた 郵便局に連絡してその日に引き取り完了 アトはPC本体の打ち毀しだ
11月7日(月) 礼ちゃんのこと
この子の名前は何て読むのかな? 沖九風くん 緑輝さん △□一くん 月夢杏ちゃん 男くん(オトコくんではない) 火星ちゃん 姫凛さん 皇帝さま 愛々さん 礼ちゃん 総和どの …携帯サイトを見ていたらこんな名前が並んでいて、キラキラネームと呼ぶという(「週刊ポスト」からの転載らしい) DQNネームがバージョンアップして、今度はキラキラか
この子たちが同じ学校でひとつのクラスに集まったら素晴らしい まず出席名簿だ 上から下までズラリとキラキラだ 担任はフルネームで名前を呼ぶ機会が多いだろうが、全部覚えるのは無理かも知れない それより問題なのは友達どうしだ 果たして互いに名前を呼び合えるだろうか 面倒なので苗字だけで呼ぶことになるかも知れない 今もそれは多いようだが
当て字とも言えないこういう漢字の読ませ方は、既に平成万葉仮名とも呼ばれている 社会機能としての名前にはふさわしいものではないが、漢字の使わせ方としてはなかなかおもしろいと思う 冒頭の名前は順に「おるざ・さふぁいあ・みよいち・るのあ・あだむ・まあず・ぷりん・しいざあ・なでぃあ・ぺこ・しぐま」であった 絶句しつつ by野田礼(のだぺこ)
11月3日(木) 教科書品質保証
沖縄県竹富町の教科書採択問題は、問題が大きくなるにつれて事柄の本質からずれてきた気がする 教科書は無償 これがシンプルな本質だ いったい何が問題なんだ 採択について自治体単位であるか広域採択であるかなど、そもそも便宜上の制度に過ぎない 本来は学校ごとの採択も可能だったはずなのだ むしろ学校単位こそ推奨されていいくらいだ
文科省検定を通っていることに意味があるとすれば、学校単位での採択も可能なほどに品質がいいということだろう 少し間抜けな先生が選んでもまァ大丈夫なレベルなのだ それとも現場には任せられないほど、検定された教科書には問題アリなのか どれを選んでも全国均一のレベルを保てるのが検定の目的だったはずだ 検定とは教科書品質保証制度なのだ
それにしても、だ 教科書はそれほどのものなのだろうか 本欄では以前にもこのことを書いた 論ずるほどのことなのか 私にはそこのところがどうもよくわからない 教科書がすべてであるかのような言い方をする人 それは嘘だと思います 「教科書は大事だけれど…」と言いたいが、いいえ実はそれほど大事ではありません 公民の教科書、覚えてますか
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