ことばの遊園地〜詩、MIDI、言葉遊び
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アンダン亭から アンダン亭トップ アンダン亭・過去の記録 (年度別 / ジャンル別)

2012年

2月29日(水) 電電わからない

固定電話と携帯電話のどちらが通信状況のイメージを描きやすいかというと、不思議だが携帯の方である  電波が飛ぶ  ただそれだけで相手とつながるイメージがもてる  ところが固定電話はそうはいかない  建物から出ている電話線を伝わって電柱に届き、そこから別の電話線を伝わって…  問題はここだ  近隣の電話線を束にしているのに、何故混線しないかだ


東京都が中部電力から電気を買いたがっているニュースを聞いて、あぁ、そういえば電気は電話に輪をかけてわからないなと思った  中部電力からどうやって買うのだろう  山梨群馬などを通る専用線を引くのだろうか  たぶんそうではない  今ある線を使うのだ  とすると東京電力電気と中部電力電気の区別をどこでつけるんだろう  効き目が強い方が東電か?


そもそも「この電気は都庁専用」と決めて流すことができるのだろうか  例えば…今回はダメになったようだが、仮に中部電力から電気が来たとして、都庁の近くのうどん屋が都庁のおこぼれ電気を使えるんだろうか  そういうことではあるまい  単に契約を結ぶだけなのだろう  中部電力の電気を東京電力が買い、それを都庁が買うことになる…のかな?  わからない

2月25日(土) TV録画

地デジのアナログ変換が終了したら、もうテレビを見ないつもりでいた  しかし密度の高い地デジの映像を見るいろんな機会があったり、録画が簡単にできるのを知ると、やはり買いたくなるのが人情というもの  無駄な抵抗はやめて、地デジ対応テレビを設置することにし、1月末からそのセッティングにかかった  ケーブルTVのSTB経由で、考え考えの難しい配線だった


びっくりしたことが多い  USBハードディスクに録画できるのが地デジ番組のみと知った時はかなり衝撃を受けた  その上、USB−HDは、そのテレビでのみ再生可能と知った時は更なる衝撃を受けた  もっと衝撃を受けたのは、それらのことが世間一般には当たり前とされていることだった  私が興味を持たなかっただけで、とうの昔に論議は尽くされているのだろう


10年程前に買ったCDラジカセに驚いたのが、今となっては懐かしい  何に驚いたかというと、出力端子が殆どないのだ  店頭で確かめればよかったけれど…  後日家電店へ行った時に質問したら、今は自己完結型が多いとのことだった  ただ、自由に録画できないテレビの仕様は、単に著作権保護が目的だとは思うが…  BS→USB録画の裏技はないのかなぁ

2月24日(金) 不思議な勧誘電話

電話が鳴るので出たら、「なんとかなんとかドットコム」の自動アナウンス音声だった  いかにも録音でございますという女声だ  へえ〜、こういうことができるのか、と感心していたら、よくわからない何かに勧誘され始めた  人を勧誘するときは生身の声でお願いしたいものだ  初音ミクを使うとかの工夫があればもうちょっと聞いてあげてもいいけど…  ハイ、さよならだ


ガチャンと切った後、ふと疑問が浮かんだ  私がその電話をずっと切らなかったらどうなるんだ  勧誘が延々と繰り返されるのか  1時間経ち2時間経ち…  こちらの電話機能は完全にストップするが、向こうもストップだ  それとも途中で切れるようになっているのだろうか  もしかしたら新手の詐欺か  最後まで聞いたら自動入会なんていうシステム、あり得なくもない


自動アナウンス勧誘などもともと相手にすることはないが、毎年この時期になると勧誘電話がいろいろかかってくる  もちろんそのすべてが生身の声で、だから私としては「今は要らないものです」「せっかくですが云々」と、断り方が少しは丁寧になる  相手にもよるが…  叫ぶように話す若輩者  言葉の語尾を捕まえて離さない手だれの者  そういうのはハイ、さよならだ

1月31日(火) スマートフォン私記

憧れのスマートフォン  指先で展開したり繰ったりの操作にはちょっと惹かれる  でも問題多発のスマートフォン  本人が使ってないのに勝手に通信しているという話だから、多くのスマートフォンファンにとっては全く意外な展開になっているのではないだろうか  ちょっと不気味だ  スマートフォンは私には今のところ用のないものだけれど、ひとつだけ言いたいことがある


それはスマートフォンと書いておきながらカッコしてスマホと略語を記す慣習についてだ  スマートフォン(スマホ)…  何でこうなるのか  スマートフォン(スマフォ)ではないでしょうか  だってGoogleでスマートホンと検索すると、大きな文字で「もしかしてスマートフォン」などと、無知を叱られるんだよ  だからきっとスマートホンじゃなくてスマートフォンが正しいのだろう


ネット上にはスマフォと呼ぶ正しい人も結構いるようだが、新聞TV雑誌などの表記は、私の知る限りスマホになっている  スマフォとスマホは、音数は同じだが、字数が異なる  より字数を少なくという要請があって、スマホになったのかも知れない  そこで私の提案だが、スマートフォン(スマン)はどうだろう  わかりやすい謝罪会見  スマンに通信障害が起きてスマン

1月22日(日) トゥランガリラ名盤

TV番組欄を眺めていたら、N響アワーで「トゥランガリラ交響曲」を放送することを知り、たしかこの作品のレコードを持っていたっけ…  随分長く聴いていないけど、ちょっと聴いてみる気になって探した  メシアンというフランスの現代作曲家による、途方もなく長くてつまらない音楽  そういう印象しかなくて、レコードを探すのにも手間がかかったほど、長く聴いてなかった


2枚組5000円  帯に書いてある定価にまず目がいった^^;  今、5000円でこういうモノを買う気は起こらないな  これを買った頃は勤め人だったから買う気になったんだろう  30代の小澤征爾がトロント響を振った名盤と言われている  買った当時はカップリング曲の「ノヴェンバー・ステップス(武満徹)」が目当てだった  今回改めてトゥランガリラを聴いて驚いた…


お、ちょっといいなと思ったのだ  いや、なかなかいい  私にコレがわかるとは想定外の事態だ  ただ、あまりに長くて途中で飽きるのは以前と同じ  気になったのは、このレコードのパワフルさに比しての小澤征爾の近況だ  先日も水戸室内管弦楽団の指揮を途中で降りたという  残念だが現役指揮はもう諦めて、後進指導に専念した方がいいのではと思うのだが…

1月14日(土) 行列のできる風俗画

上野駅公園口向かいの東京文化会館は、昨年3月11日の大震災の夜、帰宅困難な大群衆のひとりとなった私がようやく休息できた場所だった  会館に老若男女赤ん坊までが雑魚寝状態  余震で何度も大きく揺れるなど、今でも記憶は生々しい  10か月が過ぎ、先日私が向かったのは公園奥の殿堂に潜む「清明上河図」ただ1巻  北京故宮博物院展の呼び物だ


行ってびっくり唖然呆然  物凄い行列だ  入場まで50分待ち  最前列で「清明上河図」を見る特別行列はなんと180分待ちだという  これほどの大行列に並ぶのは、子供の頃父親に連れられてツタンカーメン展に並んで以来だ  記憶があまりないので今調べたら、あれはどうやら真夏だったようだ  今回は真冬  寒さに震える行列の殆どがなぜか爺さん婆さんばかり


中国のメディアはこの行列を誇り高く報じていることだろう  たしかに「清明上河図」は世界最高レベルの絵画だと私も思う  自国の文化に誇りをもつのはいいことだ  さて、最前列180分待ちの特別行列には並ばなかった私が、実際に見られたのは長い巻物の上半分ぐらい  素晴らしい上半分であった(^0^)  あとはネット上にある「切れ端図版」を鑑賞するとしよう

1月5日(木) I'm cloudy.(私、曇ってます)

クラウド・コンピューターとかクラウド・コンピューティング、あるいは単にクラウドなどというIT用語が普通に行き交っている  私も時々空を見上げ、行き交う雲を追ってはいるのだ  「あの雲にしよう」とか「あぁ、形が崩れてきた…もう使えないな」などとつぶやきながら、時流に乗り遅れまいともがく日々  たとえ空一面が暗雲でも、風景を引き立てる美しい雲を探して


地上の屋根屋根に何処からか光が差し込み、そこだけ輝いて見える  冬の曇天だから寂しい感じはあるものの、温かく懐かしい風景を歩く  …さてクラウド・コンピューティングだ  其処此処で見聞きする説明によると、情報をネット上のサーバーに置いて管理するシステムらしい  それはすなわち何でもない普通のことではないか  あの雲この雲  もがく必要もなかった


PCで作ったファイル保存の技術が長続きしない  しかも保存したファイルが将来読み取れるかどうかもわからない  そのファイルがちゃんとしてても読み取る機器がもはやない場合や、ファイルが自然破損してしまう場合など、デジタル保存は案外厄介だ  それはネット上でも同じこと  だから、クラウドとは言い得て妙だ  湧き出して形ができ、やがて崩れて雲散霧消


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