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2012年
6月30日(土) 虚偽記載2
今月は自分の頭ではよくわからないことばかり書いてきたが、その理由はほかでもない、こういうことに弱い自分の頭を訓練するためである でも最後にいちばんわからないことが待っていた 興味がなくて理解できないから後回し後回し先送り先送りしてきた問題、検察庁の虚偽記載事件である 発端の小沢資金問題ですら藪の中状態なのに、この累積するわからなさよ!
私に理解できるのは、国民から選ばれる検察審査会に検察庁がウソを交えた捜査報告書を提出していたということの恐ろしさぐらいだ 交えたというのは、ホントも入っているだろうから ウソホント混じりの報告書に基いて検察審査会をだました つまりは国民をだました 当初は不起訴にせざるを得なかった事件を起訴相当に仕立て上げたわけで、昔の軍部も真っ青だ
昨日TBSラジオの「Dig」を聞いていたら、小川前法相が出ていた 多くの場合政治家が出演すると番組がつまらなくなるが、昨日はおもしろかった 前法相は本気で指揮権を発動しようとしていたという その理由が明快だ 検察庁を監視牽制できる仕組みが、恐ろしいことに実は存在しない 法相に与えられた指揮権は国民の代表として使うつもりだったと言っていた
6月28日(木) 虚偽記載
20年ほど前、学歴詐称で辞職したタレント議員がいたが、辞めるほどのことではないだろうと、私などは考えていた 学歴ゆえに票を入れた人がいるのなら、その方が問題だ ところで、前回の衆院選マニフェストに「増税しない」と記載した民主党が消費税を上げようとしている 学歴程度で辞職した人がいるんだから、マニフェスト虚偽記載は民主党議員総辞職に値する
民主党の本部には、今でもあの時のマニフェストが置いてあるのだろうか そこに行けば誰でも手に取って眺めたり持ち帰ったりできるように置いてあるのだろうか あの頃のポスターが貼ってあったりするのだろうか ダルマは置いてあるのか 当時は野党ゆえに、実態をよく知らなかったと言い訳することが多いが、そういうのはマニフェスト(政策工程表)といえるのか
それにしても、歴史は繰り返すというのをこの目で見た思いがする 日本史理解のツボのひとつは、裏に真の実力者、歴史を動かすモノがいるという点だ 前回選挙で自民党が負けたというのも、実はわざと負けたのではないかと疑ってしまう 消費増税だけを民主党にやらせようとして… 消費増税は自民党がやりたくてもできなかった政策である 勝者は誰なのか
6月13日(水) 仮説福島第一再稼動
大飯原発再稼動がどれほど無茶な話かは、逆のことを思い浮かべればよくわかる 関西の人には申し訳ないが、昨年大地震が起きたのが福井県周辺で、被害を受けて破壊され、放射性物質を拡散させたのが大飯原発だったと仮定してみる 日本海側には「大」津波は発生しないという話だから、破壊の原因は揺れであった 各地の原発は順次定期検査で止まっていった
そしてまず再稼動するのが福島第一だとしてみる 関係者は、大飯原発大事故(仮)の教訓を生かして万全の態勢で再稼動すると言うだろう だが大飯原発を直撃(仮)した以上の地震がきても大丈夫か 否である そこではM9クラスの複合大地震や大津波は、相変わらず全然想定されないはずだ 何故なら、そういうものが起き得ると考える地震学者はいなかったから
福島第一再稼動(仮)の圧力は高まり、合意とやらが形成されていくに違いない その時も「夏場の電力需給が逼迫して首都圏大停電が起きる可能性が高い」と脅かされる そして粛々と再稼動へと動いていく M9と大津波を想定しない補強策のみで… 現実の福島大事故でわかったのは、想定外の事態に対処し切れない原発自体が不可ということなのだ
6月8日(金) 東電OL事件
日本国憲法下で裁判が行われるようになって65年 数知れぬ無期懲役判決や決して少なくはない死刑判決が確定してきたはずだが、それらが本当にそれで間違いなかったのかどうか、きわめて怪しくなってきた 恐ろしさに愕然としたのは私だけではないと思う 私の愕然は単に検察庁とか法律とかに「無知」だっただけだが… 検察は法に忠実であると疑わなかった
警察の取調べを吟味し、法にのっとって起訴不起訴を決める 「忠実に」という形容句など必要ないほどに、そこには「証拠」と「法律」しかないものと思い込んでいた ところが、裁判では検察が入手した証拠のうち、起訴に不利になるものは隠したままでもよかったのだということを、初めて知った 証拠を隠してもいいとはびっくりだ それは証拠隠滅OKということだな
「東電OL事件」裁判に幾つもの不審な点があることは以前から聞いてはいたが、被告に有利に働く証拠が隠されていたという その証拠が始めから提示されていたら、必ず無罪になったはずだというではないか 過去65年、同じような事例が実は相当数あるのではないかと疑われても仕方あるまい 面倒だからもういいよと、被疑者が諦めてしまった事例が、きっとある
5月22日(火) 金環魂
昨日の金環日食は曇り空で見ることができなかった 同じ松戸市内でも、少し離れた所では見えたようだから、地上位置のわずかのズレで空の見え方も違ってくるということか TVや新聞などで見る金環映像や写真はたしかに見事だ しかし薄雲やむら雲を通して見る金環日食もなかなか風情がある 日本気象協会HPから拝借した3枚 侘び寂びの雰囲気すら漂う
金環日食が広範囲で見られたのは平安時代以来932年ぶりとのことだが、そういわれてもよくわからない 平安のいつ頃かと調べたら、大河ドラマ「平清盛」の始めに出ていた白河法皇の頃であった 伊東四朗がピッタリの適役だったな ドラマの中で、果たして金環日食がエピソードとなっていたかどうか… 時代考証に忠実のようだから、ひと言触れていたかも知れない
ところで金環日食にはいろいろな楽しみ方があることを、後になって知った 私がいちばん感心したのはこれである 発想がおもしろくて笑える ピンホールカメラで撮影したものらしいが、2度とできない金環魂に満ちた写真だ 日食観察メガネをかざして上を向くばかりが天体ショーの楽しみではなかった うーむ、もっと早く知っていればよかった 次は300年後か
5月13日(日) Win98論外論
PCでの作曲作業をいまだにWin98で行なっている者が存在するとは驚きである こう言ってはナンだが、発展途上国も含めて恐らく世界で私ひとりだろう(^O^) そのWin98に対応した中堅のウイルス対策ソフトフリー版が、ついに消滅した 昨年までウイルスデータベースのダウンロードができていた avast! というソフトが、Win98から撤退したのだ 残念だ
それで他を探し回ったら、オープンソースの clamwin というフリーソフトが見つかった 英語表記のままではあるが、それを使うことにした 始めにavast! を削除してみたら、このウイルス対策ソフトが如何にWin98を重くしていたかを実感した avast! に限らず、ウイルス対策ソフトがそれ自体ウイルスのようにPC動作を変にしていることは、まぎれもない事実である
ウイルス対策ソフトがひとつのソフトでどのOSにも対応するためには、どうしても重くなるという話だ 最新のWindows7だけに対応すればいいのなら、非常に軽くなるらしい しかし現状では Vista やXP あたりまでは対応しなければ売れないし、場合によってはWin2000までは考慮はされることだろう だがWin98はもはや論外 その論外で今日も曲作りに励んだ^^
5月7日(月) 本当は凄い日本人
日本人の言語能力が卓越していることは昔から言われてきた ただしそれは、近年の流行語を援用していえば、言語におけるガラパゴス能力が優れているということだ 中国を始め世界のあちこちの影響を受けながら、世界に流通させることは不可能な独自の進化を遂げてきた 別の言い方をすれば、英語のあまりの単純さに対し、日本人はもっと呆れたり驚いたりしていい
いちばんいい例が「数詞+単位」の表現だ たかが鉛筆にも日本人は敬意を払い、「いっぽん、にほん、さんぼん」と呼び方を変える 「いち」が「いっ」になるのはもちろんのこと、「ぽん」「ほん」「ぼん」と目まぐるしく変わる これを、小学1年生ですら平然と言ってのける どんなに勉強ができない子でも、鉛筆の数え方は世界最高水準の複雑体系をクリアしてるのだ
「あっ、ゴキブリだ」「いっぴき、にひき、さんびき」 ここでも世界最高水準の会話が交わされている "Oh, no! cockroaches!""One、two、three."とはわけが違うのだ ゴキブリだろうが鳥だろうが"One、two、three."で済ませるのが英語である そこには事物の単純化と支配欲しか感じられない 日本語は万物への敬意を内包する言語だといえるだろう
5月1日(火) フリー素材を追いかけて
半ばどうでもいいけど気になる慣習が、ネット上にはある HP作成でお世話になることの多い「フリー素材」サイトへのリンクである たいていは「リンクを貼って云々」との表記があるので、当然のこととしてそのサイトへのリンクを貼るようにしてきた ところが数年経ち、そのサイトがなくなっていることに気づくのだ 完全に消滅した場合と、URLが移転した場合がある
当HPには、「フリー素材」サイトへのリンクは現在1件しかないが、本当は5つも6つも載せなければならないのだ 私が気になるのは次の1点 フリー素材を利用する者は、10年経とうが20年経とうが、その素材サイトを追いかけ回し、URLが変われば直ちにリンク修正をし続けなくてはならないのか、という点だ 向こうから変更を知らせてくるのが本筋ではなかろうか
本筋ではなかろうかなどと、青筋立てて言うほどのことでもないとは思う フリー素材を公開している人の多くは、たんに愉しみでやっているだけだろうから そしてこちらも、許される範囲で楽しく利用しているに過ぎないから ゆるい関係と考えていいのだろう とすると、フリー素材サイトによく書いてある「商用利用はお断り」という文言の厳しさは、いったい何なのか
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