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2013年
2月14日(木) 誠意
自分の企てた薄浅い策略が遂に日の目を見ずに終わったという経験が、私には何度もある 薄浅い策略といってもたいしたことではない 上手くコトが運ばなかったときにうっぷん晴らしをして相手をへこまそうという程度のこと 幸運にも、それがどうしても日の目を見ない 例えば宅配便が期日に来なかった 不在票も入ってない 夜遅く、近くの人が訪ねてきた
わざわざ不在票を届けてくれたのだ なぜ運送業者がうちとそのお宅を間違えたのか、どうしても理解できない 間違えようがないのだ そういうことが度々あり、いつも運送業者に連絡して(つまり電話代を使って)改めて持ってきてもらうのだが、ネットでいろいろ調べるうち、発送元に連絡した方が効果が大きいというようなことが書いてあって、なるほど気がつかなかった
それで発送元に伝える内容を事前に準備した 今までに何回もあった、間違える理由がわからない、御社が契約打ち切りをちらつかせないと改善されない等々… 考えるうちに眠りについた 翌朝いちばん 電話がかかってきた 誤配業者だ 連絡がないのでいちばんにかけたと明るい声ではきはき言われて、その誠意に薄浅い策略は雲散霧消した 甘い^^;
2月11日(月) 大鵬
今日、元横綱大鵬のお別れの会が国技館であったようだ 仕事がなければ行ったかもしれない 私は柏戸ファンだったので、子供の頃は毎年毎年6回殆どすべての場所で、実に悔しい思いをし続けたものだ 2人が真に拮抗していたのは大関から横綱初期で、優勝回数ではあれよあれよという間に差が開き、柏鵬から鵬柏と新聞見出しが変わったときは大ショックだった
ただ対戦成績だけは長いこと拮抗していた記憶がある それも次第に差が開いていった 柏戸が軽々と惨めな負け方をするようになった 大鵬憎しの思いは強かった しかし昭和46年、いよいよ大鵬が引退したときはとても寂しかったのを覚えている 引退を報じる新聞を下宿の一室で読み、「やはり大鵬は偉かった」と憑き物が落ちたように素直な気持ちになれた
引退後の大鵬は、柏鵬時代のことを聞かれると必ず「柏戸さんあっての私だった」と言っていた 謙虚な人である あそこまで差が開いたら、柏戸ファンだってその偉業には脱帽である しかし常に柏戸を立てることを忘れない態度に、1ファンとして感激したものだ 残念なのは、あの時代の大相撲が手をつかずに立ち会いをしていたこと 映像を見るたびにそう思う
1月29日(火) 聖戦士
最近耳にした、ちょっとイヤな言葉 「企業戦士」「聖職者」 前者は安倍首相の口から出たもの 後者はいろいろな人が退職金減額問題で言っていた どちらも死語ではないだろうが、あまり使われなくなった 「企業戦士」と聞いて、第一線で働く女性会社員を思い起こす人はいない 時代にそぐわない言葉なのだ 女性会社員をも想起させる言葉はないものか
もうひとつ、「聖職者」の方は「企業戦士」なんかよりずっとタチが悪い 「聖職者なんだからお金より子供のことを云々」のように言う人がいた ここで言うお金とは、3月まで勤め上げた場合の退職金と、1月で中途退職する場合の退職金との差額70万円ほどのことだ 中途退職の方が給料分を差し引いても多くなる仕組みで、幾つもの自治体が年度末を待たずに施行した
地方分権などと勇ましいが、目の行き届かぬことだ 卒業式の日の丸君が代問題では厳格な処分をちらつかせて「立った座った、お口の動きは?」などチェックするのに… 教員の仕事は、お金と引き換えにアレをやるコレはやらないという世界とは少し違うのは確かだ 善意なしではできないものだろう だからこそ善意に甘えないでちゃんとお金を払ってやるべきだ
1月14日(月) 寒い朝
関東南部が予想を超えた大雪になった 雪の多い北陸東北北海道からみれば何だと言われそうだが、関東南部は1cmでも雪が積もると恐慌をきたす それは、雪への備えがほぼゼロだからである 関東南部で積雪対策をいちばんやっているのはたぶん交通関係だろうが、それでも運休が相次いだようだ 私自身は専ら子供が通る箇所の雪掻きだ ちり取りで^^;
雪国で使うような雪掻き道具も売っていることは売っているが、多くても外階段周り2、3cmの雪だから、いつもちり取りで済ませている これがなかなか使い勝手がいいのだ ただ、明日の朝はかなり冷え込むというから、階段や道路での歩行には気をつけなくてはならない 寒い朝になるだろう 「寒い朝」…昭和37年に吉永小百合とマヒナスターズが出した名曲だ
名曲と言う人はあまりいないが、私は名曲だと思う そして「寒い朝」を聴くといつも決まった情景が浮かぶ サウンドのせいだろう 吉永小百合とか昭和37年とかに関係ない、決まった情景 小学4年生の教室である 窓がある もはや顔も定かではない皆が三々五々何かをしている 私の場合小学4年生は懐かしく温かく、思春期直前、穏やかな最後の年頃だ
1月13日(日) 八重の桜
大河ドラマ「八重の桜」はなかなかいいと思う 先週分を昨日7割ぐらい見たが、近年になくおもしろい内容になりそうだ オープニングもギラギラしたところがなく見やすくていい テーマ作曲は誰かと調べたら、坂本龍一とある 反原発論者ということで起用されたのかも知れないが、大河ドラマ近年の悪癖を一掃するかのように、これでどうだ!感を消し去って穏やかだ
大震災と原発事故からの復興を後押しする意味を込めたドラマだろうが、そういえば過去の大河では会津藩を主な舞台にしたものはなかったのではないか 新撰組関連で重要な土地にはなるが、平泉の岩手、仙台の宮城ほどには、主役の活躍場所とはなっていなかった気がする 実は今回の「八重の桜」、あまり期待していなかったのだ どうも話が暗くなる気がして…
戊辰戦争で負ける側を描くという暗さよりも、新撰組が絡んでくるからだ いや、新撰組というよりも佐幕派の生真面目さと言った方がいいかも知れない 太平洋戦争期の指導者たちの生真面目さと相通じるところはないか ところが「八重の桜」の主人公八重の家族は結構おもしろい 暗くて堅そうな西島秀俊という俳優がこんなにいい味を出す人だとは知らなかった
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