被災された方々におかれましては、まだまだ心痛癒えない日々を お過ごしと、お見舞い申し上げます。 今回の特集は、昨今TV・新聞及び雑誌等で連日報道されている次期大震災の発生予告や 災害規模・被害予想により、国民の不安をより一層あおっている事で、 住宅の被害や補修について苦悩されている方が大半だと思います。 聞こえて来るのは、住宅の免震・耐震ばかりで、 地盤についての観点から住宅を補強・対応する考え方が不足しているように思います。 実際に免震構造の住宅を構築する事や、耐震システムを導入しても、 今回の大地震で発生した液状化には対応出来ない場合が多い。 なぜなら、地盤変形により地盤自体が傾斜したばあい、住宅の免震構造自体が機能しなくなり、 結果的には住宅自体の傾斜や変形を抑止出来ない事があります。 前回の特集企画で記述しましたが、液状化・軟弱地盤は命を守る自然の免震地盤であり、 より堅固に住宅自体を地盤に固定化しようとした場合、地震のエネルギーが住宅自体に大きく伝達され、 住宅内部の家財の飛散により室内の人々に大きく影響を及ぼすと考えられます。 どんなにベストな考えで対応しても、長所・短所は必ず有因します。 つまり、来るものは拒めないのです。 そこで、転ばぬ先の杖より転んだ後の杖が大切になります。 今回の震災の住宅復旧補修を仙台・福島・浦安地区で施工してきましたが、 由り早く対応出来・由り安価・由り繰り返し対応出来, 由りライフサイクルに順応出来る工法・システムをご提案致します。 それは、ポイントジャッキ工法を更に進化させたi-PJ工法です。 ポイントジャッキ工法は沈下修正の調整量に限界がありましたが、 今回のi-PJ工法は震災復旧補修工事を経験して改良された工法・システムです。 実際に傾斜している場合の他、大震災に向けた住宅復旧・補修のシステムとして組込む事も 選択の一つとしてお考え下さい。費用についても、通常の補修工事費が仮に500万円の規模であるなら、 i-PJ工法は初回が250万円・2回目は125万円・3回目も125万円と三回もしくは二回の震災に対応出来、 ライフサイクルに順応したコストパフォマンスとなり、次世代にも継承出来る工法・システムです。 今後の地震・震災に向けてご検討下さい。 |
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i-PJ工法:特許出願中H24.04時点 | ||||||||||||||||||
有限会社 富山建設 代表取締役 平﨑 毅 |
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1.請求項目____________1/2/3/4/5-1/5-2/5-3/5-4/5-5/5-6/5-7 | ||||||||||||||||||
基礎に連結される側板1と土台に連結される側板2とをボルトを介して連結する治具を用いて、 基礎と土台を緊結するアンカーボルトを解除する工程1と、 基礎に反力を得るためのアンカーボルト(ホールインアンカー)を設置し、 これを介して側板1を基礎に適宜間隔で複数箇所連結する工程2と、土台に揚上力を伝達するための 側板2を側板1に対応して釘または木ネジで土台に連結する工程3と、側板1と側板2の間に 揚上ジャッキの爪を挿入する工程4と、ジャッキにて土台を揚上する工程5と、 揚上後に基礎と土台とに生じた隙間に介在物を設置する工程6と、 揚上ジャッキを回収し治具のボルトとナットにて側板1と側板2とを締付けて 基礎と土台とを一体化する工程7からなる建物の沈下修正法。 |
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2.技術分野____________1/2/3/4/5-1/5-2/5-3/5-4/5-5/5-6/5-7 | ||||||||||||||||||
本発明は、地盤の圧密沈下や液状化などによる不同沈下を生じた建物を修正する沈下修正工法の内 基礎から上部だけを修正する方法の分野で、従来工法のように基礎にジャッキ挿入用の開口部を 開けることなく修正可能とするものである。 |
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3.技術の背景と問題点____________1/2/3/4/5-1/5-2/5-3/5-4/5-5/5-6/5-7 | ||||||||||||||||||
従来、不同沈下を生じた建物を修正する方法は原因となる地盤の強度向上を図り、 地盤体積の増加と注入圧力による地盤隆起を利用して修正する注入工法や、 鋼管を基礎下に圧入して地盤に反力を得て建物を揚上して修正するアンダーピニングなどが行われているが、 それに掛かる費用は高価なものである。 そこで、低価格で工期も短い基礎から上部だけを揚上して修正する工法も行われているしかしながら、 従来工法は基礎にジャッキを挿入するための開口部を開け、 修正後に開口部を強度も含め復元しなければならず、事後に再び不同沈下が生じた場合に 容易に繰返して修正を行う事が出来ないという問題があった。 |
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4.問題を解決する手段____________1/2/3/4/5-1/5-2/5-3/5-4/5-5/5-6/5-7 |
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基礎と土台とを連結するアンカーボルトを解除し、一方に基礎に連結するアンカーボルト用の孔と もう一方に連結ボルトを溶接などで一体化したL字型の側板1と、 一方に側板1の連結ボルトを挿通する略小判型(設置誤差や傾斜による基礎軸とのズレを吸収するため) ジャッキ軸と孔を有し、もう一方に土台と釘または木ネジで連結するための孔が開けられた 側板2とからなる治具を用いて、適宜間隔で複数箇所に側板1を基礎に側板2を土台に連結した後、 側板1と側板2との間に揚上ジャッキの爪を挿入し、側板1により基礎に反力を得てジャッキにて 土台を所定量揚上し、生じた土台と基礎の隙間に介在物にて埋め、 揚上ジャッキを回収して側板1と側板2を連結ボルトとナットにて締付け一体化するこのように本発明は、 従来のように基礎に開口部を設けることなく、かつ、連結ボルトの長さを予め長くしておくか、 ジャッキで揚上した状態でボルトを入れ替えれば事後に不同沈下を生じても容易に繰返し修正できることとなる。 また、新築時に予め基礎に治具を設置しておけば今回の東北大震災のような液状化現象で 不同沈下してしまった場合でも容易に短期間で修正が可能となる。 |
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5.施工手順詳細説明____________1/2/3/4/5-1/5-2/5-3/5-4/5-5/5-6/5-7 | ||||||||||||||||||
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まずはメールかお電話ください。詳しく御相談に乗せさせていただきます TEL : 0468-76-3403 Mail : tomi@engineer.interq.or.jp |