絶対に許さない!
昨日臨時組合大会が緊急に開催され、今回の問題について話し合われました。
大会では三角委員長が、『専門職社員のうち、希望者全員を正社員にする』と言っていたにも関わらず、専門職社員の4名について来年度契約を行わないという事実上の解雇通告を会社が行ってきた経緯を説明し、今回の会社の行為が、いかに理不尽かつ横暴で決して許すべきでない不当な振る舞いかを訴えました。
組合員からも「今回の問題は専門職社員だけでなく、KBC映像で働くすべての人に言われたのと同じ」
「弱い立場にある労働者を守るのが組合の使命。全員を守るために徹底的に闘うべき」 「組合結成以来、一番やってはいけないことを会社はやった。絶対に許せない。」
等の意見が続出しました。
また、会社の言う「評定の結果」についても「本人にすら説明が無いのはどういうことだ」「自分の部署の人間を見る目は自分の方がある。会社に何がわかるのか。会社は壊そうとしているものをわかっているのか」「このような形に誰がしたのか。徹底的に追及しないと、形を変えた攻撃が会社から繰り返される」と、会社が断固として説明しない「評定」についての徹底的追求の要望が上がりました。
そして執行部から、今後のたたかいの進め方について、KBC労組と九州地連を交えての合同執行委員会を持ち、いつでも支援できる体制をとってもらう了承を受けている点も報告されました。
そして、要求書案もひとつの反対もなく可決され、「4人に対して行った事実上の解雇通告を全面撤回すること」「正社員化希望する専門職社員を無条件で正社員化すること」「会社は評定の不当性を認めたうえで、当該組合員と組合に謝罪すること」を3つの柱に、組合員が団結して取り組む事が確認されました。
臨時大会終了後、執行部と当該組合員の話し合いが持たれ、組合と共にたたかう意志を示してくれました。
社長及び労担がKBC映像にやって来て、まだ一年にも満たない段階で起こった今回の問題は、組合自体の存在を否定し、労働者全てに「解雇」という恐怖を植え付け、さらに、現場と経営の隔壁を生みました。このことによって、労働者の会社に対する信用、信頼関係は完全に失われてしまったのです。
今回の問題を組合を含む労働者が認めてしまえば、今後、同じような「解雇」と言う恐怖は、否応なく我々の肩に重くのしかかり、正常な労働環境は保たれなくなるのです。上司の評価ばかりを気にし、良いモノを作る為の精神はどんどん削がれて行くことでしょう。
今回の問題のいかに重大か、どのような経緯だったのか、何が問題なのか、どのように解決していくのか、組合員に入っていないみなさんには把握できない部分もあると思いますが、その辺は今後の組合新聞でも書いていきますので、みなさんも是非この問題について考えて欲しいし、組合HPも利用してください。
組合は当該者の雇用と生活を守るためにも、一人たりとも解雇させることは絶対に許しません。今こそKBC映像で働くみんなが一体となって、この問題に真剣に取り組み、問題解決に向けて闘っていきましょう。組合では昨日の緊急臨時大会にて今回の問題に関する要求を提案し、可決されましたので、本日の団交にて、要求書を提出します。