(縦組み表示)<詩>虹を飲む日(田村奈津子詩集『虹を飲む日』より)[詩の初めへ→→]           下の横スクロールバーの左わきをクリックすると次の画面が出ます。 vol.22 

     色  光  彼   ┐ ク  眠  か     ∧     丸  渦  ブ  カ  ゴ  虹     ∧     呪  手  い  手  フ  午     ∧     左  宇  わ  一  ク  小  手          虹     田    
     彩  に  女  虹  ロ  る  ら     タ     く  巻  ル  ク    を     カ     文  の  く  を  ラ  睡     ツ     手  宙  た  緒  チ  さ  の          を     村    
     の  合  の  の  マ  母  だ     マ     な  き    テ  グ  ぼ     ケ     に  ひ  つ  か  ス  に     ナ     は  に  し  に  ナ  な  ひ          飲     奈    
     鳥  流  チ  蛇  テ  は  を     ッ     っ  な  ハ  ル  ル  く     ア     乗  ら  も  ざ  コ  落     ガ     空  ハ  は  歩  シ  風  ら          む     津    
     を  し  ャ └   ィ  少  巡     テ     て  が  ワ  に  を  は     ガ     っ  を  の  す  に  ち     ッ     に  メ  ワ  く  の  が  が          日     子    
     羽  た  ン  を  ッ  女  っ     ル     お  ら  イ  な  は  初     ル     て  く     と  色  た     タ     右  コ  タ  人  庭  生  抜                詩    
     ば  魂  ネ  釣  ク  を  て           な  ぼ  の  っ  ず  め              ぐ  虹     水  彼           手  ン  シ  に  を  き  け                集    
     た  が  ル  り  の  起  大           か  く  味  て  す  て              っ  が  虹  を  は           は  ダ  を  は     て  て                 ┐   
     か     が  上  河  こ  地           に  に  で  降  と  見              て     が  作              ぬ        内     い  い                虹    
     せ     開  げ  で  し  へ              入     っ  い  た              上        る              く        緒     る  る                を    
     た     い  た        還              っ     て  き  ん              昇                       も        で                         飲    
           て           っ              て     き  な  だ              す                       り                                  む    
           い           て              き     た  り                 る                       に                                  日    
           く           い              た                                                                                    └     
                       く                                                                                                    よ    
                                                                                                                            り    
                                                                                                                               
[down] ………july 28 1995
*<は原文では(です。

オレンジ色の場所    July 22 1996

 『午後のオレンジ』というタイトルの宮迫千鶴さんのコラージュ作品をながめながら、この文章を書いている。「トランスパーソナル学会議」の講演者の一人でいらした宮迫さんのエッセイ集『草と風の癒し』(青土社)は、私が近頃一番気に入っている本だ。
 彼女と私が、お互いの父親をガンで失ったのは七〜八年前のことだ。やっと喪が明けた状態が訪れたと言えるようになった頃に、学会で直接お目にかかり、お話を聞かせていただく機会に恵まれた。タイミングよく、バリ島での体験がモチーフになっているという今年の個展にも間に合った。画廊では、色彩が形になって、リズミカルに浮遊していた。
 宮迫さんのエッセイは、魂の癒しの旅の道中で起こってくるシンクロニシティのエネルギーに、軽やかに乗って書かれているところが、私にはとても魅力的に思われた。そしてそのように書かれた作品は、読者にもその波動を伝え、共時性を起こしてしまう。
 彼女はアイヌのシャーマンに出会い、死から生へ向かう転換点にたどり着かれたのだが、私もまた友人の写真家宇井眞紀子さんを通じてアイヌ民族に触れ、新しい風を感じていたところだった。アイヌの魂に癒された宮迫さんのオレンジ色は、私が生へ向かう転換点だ。


田村奈津子詩集『虹を飲む日』(1996年あざみ書房刊)より
tubu<詩>田村奈津子詩集『地図からこぼれた庭』へ
<詩>リトアニアの青い空(田村奈津子詩集『虹を飲む日』より)へ
<詩>音の梯子(関富士子)へ
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