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起動できなくなったパソコンのデータ復旧
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パソコンは数年使っていれば、劣化して最悪、突然に起動できなくなってしまうことがある。こうなってしまうと、データ復旧ソフトだけでは、復旧は難しく
なる。起動できるようにするには大抵、OSの再セットアップとなるが、この再セットアップというのは大抵は購入時の状態に完全に戻してしまうため、メール
などの個人データは失われてしまう。
こうなると、メーカーや業者などに修復を依頼するぐらいしかなくなるが業者にデータ復旧を頼むと十数万円、データサイズが大きければ、十百数万円にもな
る。よっぽど大事なデータなら業者に頼んだ方がいいが、安くすませるには、自力で復旧する手がある。ハードディスクを抜き取るか増設などしてデータを移し
変え、復旧する手だ。
ハードディスクを抜き取り、データを移し変え、復旧
ただし、そんなに複雑ではないが、ハードディスクの抜き挿しできる知識が必要。工具はプラスドライバ一本ですむ。デスクトップのタイプは素人でも比較的
簡単に取り外しやハードディスクの増設が可能だ。大きめのデスクトップに内臓するハードディスクほとんどが3.5インチサイズ。ノートパソコンは、デスク
トップより複雑で、場合によっては元に戻せなくなるので覚悟が必要。ノートパソコンのハードディスクは2.5インチか新しいものは1.8インチだったりす
る。
大きめのデスクトップなら、パソコン本体内にハードディスクが増設できるので、別途購入したハードディスクをプライマリに接続、問題のハードディスクは
セカンダリに接続しなおし、新しいハードディスクの方にOSを再セットアップした後、問題のハードディスクからデータを取り出す手がある。
小さなデスクトップやノートパソコンのように本体内に増設できない場合は、問題のハードディスクを取り出し、外付け用ハードディスクケースに入れて、他のパソコンなどにUSBケーブルで接続しデータを移し変え・復旧する手がある。ファイルが認識できないほどデータが破損している場合は、データ修復ソフトで修復する。
2,3年経つパソコンのハードディスクはクラッシュの確率は高いので、ハードディスクは新たに買いなおし、先に新しいハードディスクにOS再インストールした後、古いハードディスクを外付けケースでUSBケーブルで取り付けデータを移し変え・復旧するのが無難。
日頃から大事なパソコンデータはバックアップすべし。
パソコンや最近のビデオデッキのハードディスクは、酷使すればクラッシュしやすくなるので、消耗品と思ったほうがいい。大事なデータは、CD-RやDVD-R、MOの光ディスク等にバックアップするのは必須。
(2005/4/24 レポート :
HARUO-TEN)
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