「楽浪赤龍烈士演義」 〜 三國志VII レポート 〜

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(2000/5/12)
コーエーの三國志VIIやってます。
AoKはちょっとやってません。


「信長」シリーズと並んで、コーエーの2大ビッグタイトルですね。
説明は不用ですが・・・

しかしコーエーも、良く出すねぇ・・・(^^;
ORIGINのUltima、エニックスのDQ、スクウェアのFFのようなもんですね。当然ながら。
で、出す度にシステムの改善・改悪(笑)が為されるわけですが・・・

今回のシステムの特徴は、
「操作する主人公は勢力のトップでなくても良い」
と言うことでしょう。

つまりは、参謀や一般武将・官吏の立場で最後までゲーム出来ると言うことです。
ですから、完全に一勢力をオペレート出来るわけではない可能性もあります。

それが面白いのか? と言われますと、各人の好きずきによって別れると思いますが、
俺の本来の持ちキャラは、神聖リディンス王国の当主アイリーナではなくて、
総参謀長であるシルヴィアですので、プレイする立場的には
こっちがより感情移入できます。

コーエーは「リコエイションゲーム」というジャンルを以前より打ち出していまして、
SLGとRPGの中間とでも言うのかな・・・一人の主人公を中心に据えたSLGというのがあるわけです。
維新の嵐シリーズ、大航海時代シリーズ、太閤立志伝シリーズ等ですね。
三國志VIIはその中でも、太閤立志伝シリーズのテイストが香っているかも知れません。



シル(略)子と三國志の付き合いも長いです。

三國志I :かなりやり込んだ(中学?)
      確かに今から振り返ればシステムは荒っぽいけど、武将システムは斬新でした。
     「信長」の「戦国群雄伝」もこれに影響受けたもんねぇ。
      モンタージュ顔が多かったので、特殊顔の武将集めに執心してました。
      ちなみにシル(略)子が曹操のファンだったのはこの頃から。

三國志II :高校時代かな? けっこうやった。
      曹操で解いた後は、新君主の卑弥呼の一族ということで楽浪からやってたような・・・
      曹操の顔グラがかなり凶悪でした(笑)。

三國志III :大学時代前半、なーみの下宿で遊んでた。名作だと思います。
      この頃からアイリーナとかシルヴィアを新武将で作ってたな・・・古い(^^;。
      一騎打ちの雰囲気が気持ちよかったし、
      新武将の顔グラ(特に女)はIIIが一番良かったと思います。復活希望!
      陸指・水指のシステムはどーかと思いますが。

三國志IV :大学時代実家に帰省した頃、弟のPCを借りてやった。
     (ちなみに、シル(略)子の弟は結構な三国志フリーク)
      内政が楽だったような・・・。
      戦闘の妙味はIIIには劣ったと思います。
     「落雷」が出来たのもこれからだったような・・・。水滸伝じゃ無いんだから(^^;。
      曹操の能力値は、確かIVが一番良かったかも。(武力が70代)

三國志V :就職したての頃、東京の研修寮の部屋で、買ったばかりの166MHzの9821で。
      陣形のシステムが優れてたと思います。

三國志VI :これだけやってませんね。能力値が盛衰するのに、抵抗感があったのかも。

ちなみに全てPC版です。やっぱり数値データを一覧したほうが楽な
ターン制シミュレーションは、コンシューマよりもPCのほうが向いてます。
素早い動きも必要ないし、解像度も高いですしね。


さて、三國志VIIでも神聖リディンス軍でやってみましょう。
君主は当然「聖女」アイリーナ陛下。

シナリオはちょっと悩みましたが、やはり1からということで。
曹操、劉備といった英雄達と若いうちに交われますし、
董卓という倒すべき絶対悪の存在が、
義勇軍であるリディンスの出兵をしやすいものにしてくれます。

(個人的にはVにあった、黄巾賊や何進のいるこれ以前のシナリオも欲しかったけど・・・
 コーエーさん、パワーアップキットで追加して(^^。)



スタート地点は、キツいんですけど北東端の楽浪郡。
人口少ないんだよな〜(^^;(←税収入が少なく、徴兵もしにくい)。
まあ、リディンスは北方国ですし、騎馬部隊が主力ですから
雰囲気的にしょうがないでしょう。
さっさと北方を制圧し、騎馬隊で洛陽になだれ込みたいものです。

例の如く、新武将をアイリーナに作れるだけつけてやって、
プレイするキャラは"ケ知美"シルヴィアを選びます。


ここから先は烈風伝と同じく、後漢末、黄巾の乱直後の
乱世に転生したアイリーナの分身「劉愛憐」の元で、
軍師を勤めることになる「ケ知美」の独白という形で書いていきます。


私の名はケ知美、字は龍獅と申す。 グレンディアルという世界では「シルヴィア=ランカスター」と呼ばれていた。 さて、ここは後漢末期(2世紀末)の中国か・・・ 私の仕える愛憐様は、ここ楽浪郡で地方官吏と対騎馬民族治安軍の統率をされている。 一応「劉」性をお持ちなので、劉備などと同じく漢帝家の末裔という設定にしてあるらしい。 まあそのほうが色々と大義名分が立ちやすいのは確かだな・・・ ちなみに私の「ケ」性は、後漢初期の名将「ケ禹」の傍系の裔という設定らしい。 勝手に設定をつけるのは簡単なものだ・・・(冷笑)。 後漢の佞臣どもによる腐敗政治に、黄巾の乱の混乱を経て、 ここ辺境の楽浪郡の住人の生活も、相当荒れ果てている。 やっとのこと佞臣である十常侍が袁紹によって討たれたと思ったが、 そこに上手く滑り込み幼帝を手に入れたのが、西方軍閥の親玉、董卓だ。 董卓は典型的な暴君だった。 幼帝の廃立を思うがままに、その大義名分を笠に着る。 部下の略奪暴行は気ままに任せるばかりか、 本人も皇帝の寝床で起居し、宮女を犯し、民を虐殺しては金品を強奪するという、 為政者どころか人として根本的に許せない悪党である。 強大な西域騎馬軍を有し、最強の剛将呂布を従えていた董卓であったが、 その暴威にただ万人が服していたわけではなかった。 西暦189年、愛憐様の元に一通の書状が届いた。 愛憐様は目を通された後、私を呼んでその書状を見せて下さった。 書状は驍騎校尉を務めており、現在陳留で一勢力を率いている曹操という男からのものであった。 彼は先日、董卓暗殺を試みたが露見し、すんでの所で追っ手を逃れて 「君側の奸臣を除く」と言う名目で挙兵した男である。 愛憐様「龍獅、ご足労かけました。     この曹操殿、貴方に黄巾討伐軍に行ってもらったときに会ったことがあると聞きましたが。」 私  「ええ、非凡の男ですね。     治世においては最高の能吏と成り得る男ですが、     この乱れた世相においては強大な姦雄と成り得るだけの才能を持っています。     弁舌爽やかのみならず、政道から兵法・詩文にまで万智に長け、     その決断力と行動力は、善く人を引きつけまとめます。     果断でありながら部下に寛容な度量も持ち、     才能あふれながらそれに驕らず、善く人の意見を求めます。」 愛憐様「貴方がそれほどまでに認める人物とは・・・     貴方が宴の席で「私より優れた男性でなければ靡くつもりは無い」と     笑って言っていたことを思い出しますね。」 そう言って愛憐様は少し笑ってみせる。 私は流石に赤面した。(何を隠そう図星だったからである。) しかし、気を取り直して気にかかったことを申し上げた。 私  「・・・しかし私は、彼の陰に付きまとう鋭過ぎる暗さが気にかかるのです。     彼はいわば、少年の情熱と悪魔の頭脳を併せ持つ男。     その目指す先が王道なのか覇道なのかまでは、我が非才の身には見抜けませんでした・・・」 愛憐様「・・・そうですか。しかし少なくともその情熱的な部分がこの書状には表れていますね。     彼は暴虐を貪る相国董卓に対しての義軍同盟を呼びかけています。」 私  「なるほど。しかし彼がいかに才気溢れる将器と言えど     権力と軍力で圧倒的に上回っている董卓への打倒軍盟主には、     残念ながら若干名声が不足していると思いますね。」 愛憐様「そこは彼も悩んだようで、盟主として袁家の袁紹殿を推薦しています。     自分は提唱者としての立場を守るようです。」 私  「袁家の御曹司ですか・・・才器はともかくとして、名声は名門だけにこの際最適でしょうね。     しかし、同盟軍はあくまで同盟軍。一枚岩でない脆さを持っていることはお忘れ無く。」 愛憐様「そうですね。しかし董卓の暴虐は私も決して許せないと思います。     意気地も無く、この楽浪で諦観していた私が曹操殿に恥ずかしく思います。     龍獅、私はこの機会に同盟軍に協力しようと思います。     ここ楽浪から洛陽は遠くても、せめて後方支援なりとは協力出来るでしょう。     そのための軍隊。人民のための軍隊です。     龍獅、勝手なお願いでありますが、私に協力して義軍の編成に協力してくれませんか?     非才の我が身一つでは、とても出来ることに限界がありすぎるのです・・・」 私  「我がケ家は光武帝より、劉家に代々仕える身。     ましてや、愛憐様は今はここ楽浪の辺境官吏をなさっているとは言え、元々は帝に成り得る貴尊の血。     愛憐様がお生まれになったときには瑞兆として鳳凰が現れたとも聞いております。     加えて、私は愛憐様の常日頃よりの仁政に心服しております。     愛憐様の頼みをどうして断ることが出来ましょう。     非才の身でありますが、粉骨砕身お手伝いさせて頂きます。」 愛憐様が立ち上がるのだ。我が才を惜しんでいるときでは無い。 例えこの身が枯れようとも、漢朝に巣くうダニ共を刈り尽くさねばならん。 私は愛憐様より通達を受け、諸将を集めた。 いずれも辺境にて不遇を囲っていたとは言え、 愛憐様譜代の、才能と忠心に溢れる名将の裔達である。 力と心を合わせれば、決して董卓打倒は夢では無い。 1:劉愛憐(アイリーナ) 2:馬加武(カミュ) 3:ケ知美(シルヴィア) 4:岑沙律(サーリッツ) 5:竇蛇狗(ジャクリーン) 6:馮破錬(バレンシア) 7:呉禰複(デインズ) 8:簫虎堂(トランド) 9:班黒禰(クローディア) 10:岑聡美(リスメイン) ※え〜、今回パワーアップキットが出ないうちに、満足のいくオリジナル武将が作れたのは、  一重にKz-8様の「メビウスの輪(http://www.nightmare.to/)」の中の  三國志VII 登録武将えぢた〜(http://www.nightmare.to/s7e/)のお陰です。多謝!
第一幕「龍獅、国造りのため広く人材を求める事」 (189/12〜190/12)  第二幕「龍獅、義兄として豪傑達を同輩に迎える事」(191/1〜191/3)  第三幕「神娘、董卓討伐軍を進発させる事」    (191/4〜191/9) 
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