演歌イベント観戦記2000・2001
 
2002年 2003年

1.巣鴨歌謡劇場2000年6月14日編 2.巣鴨歌謡劇場2000年7月24日編 3.銀座演歌まつり2001年4月14日編
4.銀座演歌まつり2001年4月28日編 5.林あさ美さんキャンペーン2001年5月4日編  6.銀座演歌まつり2001年9月29日編
7.銀座演歌まつり2001年10月8日編 8.銀座演歌まつり2001年10月14日編  

銀座演歌まつり・2001年4月28日 Click Here!

 

2001年4月28日、私は、銀座演歌まつりに行ってまいりました。
以下は、私のその時の様子の記録です。

 

4月28日の出演は、12時から市川由紀乃さん、13時から半田浩二さん、
三田りょうさん、ハヤトさんの共演、14時から城乃内早苗さん、
15時から 秋岡秀治さん、16時から三代沙也可さんでした。

 

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市川由紀乃さん

本日の「演歌まつり」では、特に応援の声が大きく、「ゆきのちゃ〜ん」の声が会場いっぱいに渡りました。やはり、新曲の「絆坂」が売れ行きが 好調だから、最近になってファンが増えてきているのでしょう。その他にも、キングレコード移籍第一弾の「一度でいいから」、曲調はど演歌ながら伴奏によって 元気な曲に仕上がった「北列車」、そして、「海峡氷雨」の歌唱も聞くことができました。でも、やはり宣伝で「市川由紀乃さんの最初の夫婦演歌」とも紹介された 「絆坂」は、曲調がしっとりしていてしかも歌いやすく、明るいほのぼのとしたいい雰囲気をかもし出していますね。ヒットにつながるのも分かります。何か、 川中美幸さんの「二輪草」のような雰囲気がありました。文化放送ラジオの「走れ歌謡曲」木曜朝3時〜5時に出演されていることも紹介されておりました。

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半田浩二さん、 三田りょうさん、 ハヤトさん

3人の共演がどのように行われるか注目していましたが、まず半田浩二さんの「チェジュ・エアポート」(50万枚以上を売り上げた大ヒットだった) から始まりました。この業界、50万枚も売り上げれば大ヒットと言えるのですが、私は不覚にもこの曲は知らなかったのです。やはり、100万という数字でも 出さないと、過去のヒット曲として、NHKに出てくるというのも難しいものなのでしょうか。
 続いて、ハヤトさんの登場。ビジュアル系演歌歌手として新たに売り出そうという気合の入った服装も印象的でした。「もう、ひとりじゃない」はTBSの ドラマの主題歌にもなっているJーPOP系楽曲、カップリングの「ヨコハマ・めもりい」は演歌・歌謡曲系の楽曲なので、何でも歌いこなせる若手として注目される でしょう。
 そして、三田りょうさんの登場。現在たった一人で「哀愁フェリー」シングルを「フェリー内で1万枚売り上げること」を目標にキャンペーン中で頑張って いらっしゃるところで、本日はその合間をぬって出演されたそうです。昨年のTBSの日本有線大賞の、「有線音楽賞」を受賞した「哀愁フェリー」とカップリングの 「燃えて宿場町」の歌唱でした。実は、私は、TBSの「有線音楽賞」を見ており、三田りょうさんが「哀愁フェリー」を歌っていらっしゃるのをテレビで見てい ます。初めてその時聞いたのですが、こういう曲がどんどん出てきてほしいという感じを受けたのを覚えています。今でも、有線で根強い人気があるようですね。
 再び、半田浩二さんの登場。「女房役」と、カップリングの「TOKYOうそつき倶楽部」の歌唱でしたが、実は、半田さんは、あの三波春夫さんから 立ち方を教わったそうですね。で、今回はビジュアル系のハヤトさんを見習って?普段より濃い目に塗ったそうです。

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城乃内早苗さん

 「おニャン子クラブ」から15年にもなり、演歌に転向したのは、この業界では「珍しいケース」になるのでしょうか?もっと、このような経歴の 演歌歌手が出てきてほしいですね。昨年「本厄」でしたので・・・とか紹介されてました。で、昨年〜今年、新しいことにチャレンジしたそうです。昨年は、初めての デュエットを湯原昌幸さんとされたそうで、NHK「みんなのうた」でも流れていた「ラーメンどんぶり流れ歌」を歌われたそうです。また、今年はCMにも出演 されるそうです。さすがに元おニャン子だけあって、かけ声も多かったですね。「あじさい橋」「恋桜」「奥飛騨☆星の宿」そして、平成7年の「有線大賞」受賞曲 「酔わせてよ今夜だけ」の歌唱も非常に内容がありました。

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秋岡秀治さん

 私は、秋岡さんの歌唱をテレビで聞いた記憶があったような気がしましたが、司会の紹介に「黒あげは」が出てきたことで、あ〜そうか、 「サブちゃんと歌仲間」で非常に印象のある曲だったのを記憶していたのでした。本日は、残念ながら、「黒あげは」の歌唱はありませんでしたが、美空ひばり さんの曲をメドレーで「ものまね」歌唱をされました。その他は、「男の酒」「男の星座」「男の花道」の岡千秋さんの「男」シリーズ、「夢のぼり」そして、 新曲の「男の裏町」の歌唱でしたが、最後には、ものまねのうまさにかけ声をかけていらっしゃった方もいました。そういえば、将棋を題材にした「飛車角」の キャンペーンで、山形の天童に行ったとき、「さくらんぼ取りながら歌っているあの歌手(皆さん、もう分かりますね)に『秋岡先生、よろしくお願いします』 って声かけられたんですよ、『先生』ですよ」だとか、「私は氷川きよしさんとも、共演したことあるのですよ」とか紹介されてました。それも、「大泉さんも 氷川さんもまだ有名ではなかったころです」という話でした。「今度は私が頑張らなければいけないのですがね」という話でしたが、私は必ず、秋岡さんにも ヒット曲が出てメジャーになることを期待してます。

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三代沙也可さん

 三代さんは、阪神・淡路大震災の当時、当地にいらっしゃったそうです。で、当時は兵庫県を中心に活動されていたそうですが、東京に来て 6年目になるそうです。で、初めて全国的に発売、キャンペーンを行うのが新曲の「赤い風車」です。他には、カップリングの「花の島唄」そして、「雨の波止場街」 とそのカップリングの「花・幻」も歌唱されました。本当にファンを拡大するための苦労は相当なものだと感じたのは、ステージを降りて握手を求めるのはもちろん、 カラオケでも歌って頂けるように、会場の客に実際に演奏に併せて歌ってもらうシーン、それから、三代さんは、「赤い風車」の歌唱のやり方をいろいろワンポイント 教えてくださったり、あるいはCDの購買者には、三代さんが作った本物の「赤い風車」のプレゼントなど・・・非常に大変なことだと感じました。

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全体印象

 「銀座演歌まつり」2度目の参加でしたが、前回よりファンの方が非常に多くいらっしゃってました。やはり、市川さんの曲がヒットしている点や、 元おニャン子の城乃内さんの出演、そして、GWの初日で天気がよかったことも大きかったと思います。ま、前回21日の氷川さんの出演のときはもっとすごかった という話を八木田さん(後述)に聞きましたが。今回は私のチャットや掲示板でお世話になっている八木田さんや、TOYOさんにも出会いましたし、「裏歌の手帖」 の管理人でもいらっしゃるヒロヨさんにも出会いました。今回は「巣鴨歌謡劇場」にも三代さんが出演されるという話もありました。本来なら29、30日の 「銀座演歌まつり」のどちらかにも出向きたかったですが、健康上の理由もあり、また家庭の事情で出られませんでした。
 この「演歌まつり」は秋も開催されるそうですが、やはり、歌手の方とファンの方の距離が非常に近いのも非常にいいと思います。「巣鴨歌謡劇場」の場合は、 一人の持ち時間が15分ですので、本当に曲を3曲披露されるだけで終わってしまうのですが、ここでは30分くらいあるので、少しだけ余裕を持って歌やトークを 披露されるのがいいですね。入場が無料なので、気軽に出向けるのも魅力の一つです。そして、このような機会を経て、NHKなどで全国放送されて、徐々に、 ファンの底辺を拡大していく、昔ながらの手法なのですが、やはり、人間的なつながりを感じるいい経験だと思いました。

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