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2000.11.19. Sun. 諸行無常。
 ワタシの勤めるコンビにのゴミ捨て場には野良猫さんが住み着いていて、ワタシの原付のシートの上を縄張りにしている(笑)。ほかにもたまに野良犬が来たりするのだが、昨日はトラ猫の子猫(野良)がその辺をうろついていた。どうやらお腹が減っていたのか、ニャーニャー鳴きながら車の下でうずくまっているのを見て、私は一抹の不安を覚えたものだ。
 で、今日。
 バイトに行ったら、案の定というか、やっぱりというか、そのトラ猫は駐車場にその小さな身体を横たえて息絶えていた。周りに赤い血痕がついていたところを見ると、車に当て逃げされたものと思われる。おそらく、車の下にうずくまっていて、その車が急に動き出して――、というケースではなかろうか。


 その猫の屍骸を見て、ワタシの脳裏にとあるシーンがフラッシュバックしてきた。



 あれはワタシが高校のとき。
 私が住んでいる街には珍しく市立の動物園があって、なかなかに繁盛している動物園だ。
 その動物園の一角に左からアライグマとキツネとあと1つ(なんだったのか忘れた)が飼われているケージがあって(もちろん、動物ごとに部屋が区切られている)、そのケージの横に左からムササビ(でも見たことねぇ)、テンジクネズミ、ハツカネズミを飼っているケージがある。
 その2つのケージは結構人通りの多い道の脇に建てられていて、動物園の奥の方に行く人なら一度は見ることになるケージだ。
 で。
 私が訪れた時間帯がちょうど動物にとってのご飯時だったのか、アライグマの檻の隅のほうに、小動物をシメたものと思しきモノが置いてあった。

  「まぁ、タヌキって肉食獣だしねー、こんなモノが置いてあっても不思議じゃないか」

 とか何とか、一緒に来ていた連れと話していて、私は次の瞬間その場に凍り付いてしまった。


 その件のモノっていうのはもちろん毛がむしられていたんだけれども、「処理」が甘かったのか、ところどころ毛が残っていた。
 で、その残っていた毛というのが。
 隣のケージで飼われているはずのテンジクネズミのものだったのである――。


 今から考えても、ものすごいショックを受けたのを覚えている。吐き気がして、その直後に涙が出た。
 その後。
 一週間から二週間くらい、私は情緒不安定に陥って大変だった。


 別に世の中キレイゴトで成り立っているわけではないから、ワタシは動物園をとがめる気は全くない。テンジクネズミだってものすごい勢いで増えるだろうから、その「処理」にも困るだろう。
 でも。
 せめて、そういうコトは客には見えないトコロでやってほしかった。



 別にワタシは動物愛護主義者ではないけれど、昨日まで精一杯生きてた猫が目の前で屍骸になって横たわっているのを見るのは、どうにもこうにもやりきれない。
 こんな思いに駆られたのは、本当に久しぶりだった。


 あぁ、全然話がまとまってねぇ……。ゴメンナサイ。
2000.11.18. Sat. 開設半年
気がつけば、今日でこの「Another Planet」も開設して半年。
これからも、管理人はもとより、SEALANDAIR一同、
「楽しんでモノを書く」
という言葉を合言葉に、日々精進していこうと思います。

2000年11月18日
Another Planet 管理人
氷河綾
2000.11.14. Tue. 無視はダメなのに人間は大丈夫なのか?
 最近の科学界(?)では「ばいおてくのろじぃ」という小難しい技術に注目が集まっているらしい。ワタシは「ばいお」と聞いたらすぐに「遺伝子組み替え〜」を思いつく寡聞な人間だが、その遺伝子組み替え技術を使ってつくられた「スター何とか」というトウモロコシの事で問題が起こっているよーだ。
 この「スター何とか」というトウモロコシは皮膚にアレルギーを引き起こす恐れがあるとかで日本国内では食用、飼料用共に使用が禁じられているという代物なのだが、それがトウモロコシを輸入する際に混入する恐れがあるとかで現在問題になってるんだそうだ。
 もともとトウモロコシは輸入する際に他の種類のトウモロコシが混入しやすく、一種類に限定して輸入するのはなかなかに困難だとか。で、こないだ農林水産省だかどこだかが試験的に検査をしたところ、サンプルの実に8割から問題の「スター何とか」が検出されてしまって、「これはちょっとまずいんじゃないのか」という事になっているらしい。何がまずいのかというと、「すでに飼料として流通してしまっている可能性があるから」まずいのだという。そりゃぁ、確かにまずいわなぁ(苦笑)。
 そんなこんなで物議をかもしているトウモロコシなのだが、この報道を見て、ふと、とあるシーンを思い出した。
 どんな番組だったのかも何も覚えていないのだけれど、とある農家のおじさんが、

   「虫が食べたら死んでしまう農作物を人間が食べて大丈夫なのか、ワタシにはわからない」

 と、遠い目をして言ったシーンだ。
 
 ワタシは学問の世界で「神」とほざくヤツが大嫌いだけれど、「神の領域」っていわれてるものは厳然として存在してるんだと思う。「神の領域」という表現がまずければ、「絶対不可侵の領域」と言い換えてもいい。その絶対に足を踏み入れてはいけない領域に人間が手を出してしまったとき、自然は恐るべき代償を人間に迫るのだと思う。そして、その時はもうすぐそこまで迫ってるんじゃないのか? と戦々恐々とした気分になる近ごろのワタシなのである。
2000.11.8. Wed. まーふぃーの法則。
 その昔一世を風靡した「マーフィーの法則」の中に、こういう一節があるのを、皆さんご存知でしょーか。

   タカコの法則 栄養学的に体に良くないものは、うまい。 (「続・マーフィーの法則 現代日本の知性」より。)

 いや、思い当たる節ってたくさんありますよね。その最たるものが、おそらくカップラーメンなのではないでしょうか。
 で。
 こないだバイトに入っていたら、夜遅く(そう、あれは12時も30分を過ぎた頃)、Tシャツに青い綿入れを来たおじいさんが来ました。
 そのおじいさん、迷うことなくカップラーメンのコーナーに行くとカッ●ヌードルを手にカウンターに現れ、

   おじいさん「兄ちゃん、これにカレーは入っとるかねぇ?」
   氷河   「いえ、これには入っていませんが……」
   おじいさん「あ、じゃぁこれでよか。こればくれんね」

 といって、やけに嬉しそうな顔で私を見たんですよ。
 で。

   おじいさん「俺、これが好きなんやけどね。ババが身体に悪いゆーて食わせてくれんったい」
   氷河   「はぁ……」
   おじいさん「じゃけん、ババが寝てから買いにきたっちゃんねー」
   氷河   「あ、そうなんですかー(苦笑)」
   おじいさん「年寄は食わせんもんな、こういうの。でも、うまかもんはやっぱ食べんとなぁ」
   氷河   「そ、そうですねー(苦笑)。あ、153円になります」
   おじいさん「じゃ、ありがとー」
 
 という問答を経て家に帰られたんですが……いやぁ、やっぱり世の中いろんな人がいるもんです。コウモトさんの後任のオノウエさん(仮名;20代半ば、主婦)なんかはもう大爆笑。
 「明日の朝、おばあさんにみつからんよーにねぇー」という願いをこめて、おじいさんの背中を見送ったワタシなのでした。
2000.11.5. Sun. 浪漫飛行。
 今日は「バルーンフェスタ」というものに行ってきました。
 何でも熱気球の世界大会の1つが佐賀県の嘉瀬川河川敷で行われているんだそうで、今年で既に20回目。11月1日から5日にかけて行われ、今日が最終日だった、というわけです。
 この大会には約80の熱気球が参加していまして、地元の佐賀県をはじめ日本各地、そして中国やヨーロッパ、カナダといった海外からの参加もあり、まさに「世界大会」の様相を呈しています。飛行機やヘリコプターが空を飛び交っている現在、空を飛んでいる熱気球を見る機会はあまりないのですが、この「バルーンフェスタ」の会場にはその熱気球がそこら中に浮かんでいるので、一見の価値はあり。「こういうのを浪漫飛行っていうんだろうなぁ……」と思いつつ、空に浮かんだ気球を眺めておりました。

 で、このバルーンフェスタのフィナーレを飾ったのが、バンド演奏にあわせてバーナーの炎を吹き上げる「夜間繋留」というイベント。
 夜の闇に包まれた河川敷に繋留された気球が音楽のリズムにあわせてバーナーの炎を吹き上げるのはとっても幻想的でした。ええ、機会があれば来年も行こうと思っています♪

 それでは、また。
2000.11.5. Sun. Happy birthday to me...!
 ハッピーバースデーワタシ。
 というわけで(?)、今日11月5日はワタシの誕生日なのです。
 んー、今までよく生きて来たね、ワタシ。今までいろんなことがあったけども、とりあえずは今年も無事誕生日を迎える事が出来ました。いろんな人に感謝、です。

 毎年この時期になると、年の瀬が近い事もあって今年1年を振り返って――なんて声も聞こえてきますが、例にもれず、ワタシもこの時期になると「今年1年いろんなことがあったなぁ……」なんて思ってしまいます。今日が誕生日というのは、そういった意味で結構お得かもしれませんね(笑)。

 それにしても、今年は本当にいろんなことがありました。
 その中でも、やはり一番のイベントはインターネットのサイトを開くことが出来た事。本当にいろんな人と知り合うことが出来ました。皆様、これからも宜しくお願いいたしますね。