|
過去の日記
■ 2004.
■ 2003.
■ 2002.
■ 2001.
■ 2000.12.
■ 2000.11.
■ 2000.10.
■ 2000.8.
■ 2000.7.
■ 2000.6.
■ 2000.5.
■ 2000.4.
■ Topに戻る
|
|
| 2000.12.11. Mon. |
鬼束ちひろ。 |
|
行ってきました、鬼束ちひろライブ&トーク。FM−FUKUOKAの特別番組の公開録音だったのですが、本当によかったです。
私ら(今回はペアだったので妹といったのですが)は開場時間に合わせて行ったので立ち見になってしまった(この辺がライブ初体験かな、と)のですが、結果として鬼束ちひろさんを正面から見ることが出来ました。いやー。よかったよかった。
今回の公開録音は応募総数が約1100通、倍率が10倍あまり(!?)。どうやらワタシ、相当の幸運に見舞われた模様です。
で。
まず圧倒されたのが、その声量でしょうか。
CDとは比べ物にならない迫力でした。彼女の歌声が体の中を突き抜けていくような感じでしたね。やっぱり「生音」はいいですー。本当に。CDだとある程度の音域で切ってしまう(主に人間の聴覚では捉えきれない部分)ので、当然といえば当然なのかもしれませんけれど……。
アンコールでの未発表曲を含め、9曲(10曲だったかもシレナイ……)を熱唱してステージをおりた彼女は、本当にかっこよかったですね! |
| 2000.12.10. Sun. |
がんばれ少年。 |
|
いつだったか、自転車で日本縦断をしようという小学生がワイドショーの注目を浴びていたことがあったのを覚えている方も多いと思います。
日本縦断。
列車や自動車、バイクを使ってでも並大抵の事では出来ない事です。それを自転車でやろうというのであれば、それこそ大冒険ですよね。
で、今日のバイト中。
日本縦断中というわけではありませんが、それでも本人にとっては大冒険中であろう、1人の少年と出会いました。
私らが所在なげに時計をちらちら見ていた時間帯ですから、午前1時にももう少しで手が届こうかという頃。
「すみません、ここは何処ですか?」
と、地図帳をもってカウンターに1人の少年が現れたのであります。
その地図帳はというと……ほら、中学校の地理で使う、あの地図帳なのです。当然、載っているのは九州が見開き2ページに描かれている程度。国道だって、申し訳程度に3号線が細い赤線で引っぱってある程度のものなんです。
「えーと、今ここになりますネ」
と、私が指差したのは、福岡県も南の端。大牟田というところなのです。
少年、絶句。
見ると、佐賀県内から熊本県の山鹿というところまで黒い線が引かれ、「山鹿」という地名が赤で囲んでありました。
「えっと、この線を通って山鹿まで行く予定ですか?」
念のため聞いてみたところ、少年は弱々しくうなずきました。
そう。
彼は、途中でルートをそれ、そのまま大牟田まで来てしまっていたのです。
ルートをそれたと思しきところは、「柳川」のあたり。大牟田からだと、車で30分くらい、特急電車だと15分の距離です。
(こりゃぁまずいよ………相当前にルートをそれてる……この地図じゃぁ厳しいよなぁ)
そう思った私は、売り物の道路地図をコピーしてきて、少年の前で「ここからのルート」を例示しました。
そして、ここからの道のりは峠を越える事になるので坂道が続く事、当然のことながら人家も少なく、コンビニなどの施設もあまりない事などを告げました。
で。
「ありがとうございました」
そういって、少年はまた自転車に乗り、道路の彼方へと消えていきました。
道に迷う。
そういう経験がおありの方は分かると思いますが、本当に心細いものです。
特に、迷った事に気づかないで進んでしまった場合、元のルートに戻る事は非常に難しい事です。
まして、自転車。真夜中。そして、雨。
無事に辿り着けるといいのだけれど……と、少年の背中を見つめながらそう祈らずにいられない私なのでした。 |
|