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 2013年7月の独想録


7月29日 母のその後と私の鬱病
 皆様、ご無沙汰しております。5月、6月は独想録を書くことができませんでした。
 その理由のひとつはまず、母のことであれこれ時間と労力が奪われたからです。病院に入院していた母は、退院して再び実家で独り暮らしを始めました。しかし、家の中をよちよち歩くのが精一杯なので、業者さんに頼んで家のあちこちに手すりをつけてもらい、お弁当を宅配してもらうようにしました。また、入浴やリハビリ、レクリエーションを提供するデイ・サービスにも通えるように手配したりしました。しかし、一度ころんでしまうと一人で起きあがることができず、私がまだ寝ている早朝に母から電話がかかってきて、「起こしに来て欲しい」と言われ、バイクで20分以上かけて実家に行き、倒れている母を起きあがらせるといったことが、4、5回ほどありました。
 このように、母のことで時間と労力と神経を使ったことや、その他の問題もあり、今度は私自身の調子が悪くなってきました。鬱病になってしまったのです。そうして精神科医に通いながら投薬治療を始めました。鬱病になると、何をする意欲も湧いてきません。食欲さえ失せてしまい、一日中、陰鬱な気分に包まれながら丸太のように横になっているしかできなくなってしまいます。そのために独想録も書けませんでした。
 結局、母は日に日に衰弱していき、ついに一人では歩くことができなくなってしまいました。つまり、もう独りで生活するのは無理になりました。そこで、施設に入居してもらうことになりました。そのための施設さがしや、役所に行ったり、めんどうな契約をしたりなど、鬱病に耐えながらやることになりました。それは実に苦しいものでした。そんな生活が5月から6月にかけて続き、7月に入って、先日、ようやく施設に入居することができました。
 懸念材料がひとつ減ったせいか、私の鬱病の方は、まだ完全ではありませんが、だいぶ回復しつつあります。そして、こうしてぼちぼちと独想録も書くことができるようになったしだいです。

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