えすたーしゃせんせいにつれられて、えるつべるむのまどうがくいんから、せれすてぃあのまどうがくいんへとやってきました。ふゆでもあたたかいせれすてぃあで、ふゆやすみのべんきょうを……というつもりだったのですが、せかいはそれどころではないらしいのです。
えるつべるむにのこしてきた、ともだちのみんながしんぱいです。
まじょ、えるめすさんにはどうじょうしてしまうのです。れぐるたかいほうのえいゆうだったえるめすさんのじじょうについて、れぐるたのしそいがく(思想学)をけんきゅうする、がくせいとしてのいけんを、かろんさんにはなしたのですが、それは「どうにもならないこと」だということをさいかくにんしただけでした。
えるめすさんとはたたかいたくないし……。せかいのこんらんにたちむかうには、もっとおおくのせいりょくがちからをあわせなければ、とおもいました。
かいめつしたあるけにあのまどうがくいんのようすをみに、しゅっぱつです。きけばしえなひるとたいのかたがたが、わざわざあるけにあのまどうがくいんにまできていただいたのに、むだあしをふませてしまったそうですから……。このたーんではあくしょんちこくしてしまったのですが、あるけにあまでのとおいみちのりをいどうちゅう、ということにしています。
しえなひるとたいのれびん(レヴィン)さんに、きょうりょくたいせいをもちかけ、じさんしたでんしょばとをわたすことができました。
まかいのもんをひらいたのは、じつはりゅうおうさまのめいれいをうけたしえなひるとさんだったそうで、そのことでしえなひるとさんとみれーねさんはけんかしているさいちゅうなのだそうです。だから、どちらかというとちゅうりつのたちばにいるれびんさんに、はとさんのことはおまかせしたのです。
えるめすさんのすぱいとしてれいてのーるにやってきたじんぞうにんげん、しゅーくれあさんたちといっしょに、みんなでしえなひるとさんのたいにあてたでんしょばとをおくりました。
えるめすさんにせんりょうされたれいてのーるのまどうがくいんに、しえなひるとたいからでんしょばとがとどいたのですが、そこでしんりゅうさまとしえなひるとさんのたいりつのことと、しんりゅうさまがにんげんをみすてててきになったことをしって、しょっくをうけてしまいました。
えるめすさんはたおされてなくなってしまいますし。りぱるはどうすればいいのでしょうか。
りゅうおうさまのしんいをたしかめるのと、それと、えるめすさんのしとひきかえにふっかつしたろくまどうし、かみゅーらさんが、しんりゅうさまをたおそうとしていることをりゅうおうさまのみみにいれようとおって、くうきあなのあいたかんおけからゆうたいりだつのまほうで、いぐどらしるにむかったのですが……りゅうおうさまもたおされてしまったあとでした。そのかわり、いぐどらしるがきゅうそくにかれはじめていることをりゅうじんぞくのかたからききました。
じつは、いぐどらしるのかれはじめているげんいんはかみゅーらさんのしわざではないかとうたぐっていたのですが、そうではないみたいですね。かみゅーらさん、うたぐってごめんなさい……。
りゅうじんぞくのみなさんのきょうりょくをとりつけることができ、かみゅーらさんにたいする、ぼうえいせんをきずいたのですが……。まぞくのこうげきで、りゅうじんかいはなくなってしまいました。
いちどいきかえって、またしんでしまいました……。
かみゅーらさんもしんでしまいましたし、えすたーしゃせんせいも、もどってきません……。
ほろびゆくふるいせかいへ、えすたーしゃせんせいのたましいをさがしにいきました。
ですが、えすたーしゃせんせいはもう、もどってこないのだそうです。