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お知らせ 2004/9/6(月)

寄宿舎から職員住宅への引越しが決定いたしまして
いろいろバタバタしております。


落ち着いたらまとめて近況報告できますので
もうしばらくお待ち下さい。






とカキコできている時点で、もう山場は越えているわけでして、
ちょとしたつなぎですね。



とか言いつつ全然更新しなかったりして....

引越ししました 2004/9/20(月)
ようやくひと段落着きました。
引越しはとっくに済んでいたのですが、

PCのハードディスクが二つ同時にアクセス不能になったり(うちひとつは廃棄)
ぶどう狩りしてぶどう酒作りやったり
当直したら深夜と早朝にイベントが起きてほぼ徹夜状態で仕事に挑んだり
病院で点滴うったり

いろいろあった二週間でした。石橋たたく。です。








とりあえず引越しのご報告です。


物件は4階建てで
15坪が2棟
21坪が1棟
28坪と34坪1棟

計4棟からなるウリグループ企業全体の社員住宅。

引越し最中に通りかかった一般の人が思わず家賃いくらか尋ねてくるくらいの良い外観です。


グループ全体で分けられたた競争率が高くめまずは入居権の抽選から始まりまして、
カミさんとの同居がかかる私は最小面積の15坪をなんとか獲得。



1階から4階まで各一部屋ずつにウリ職場メンバーで割り当てられることに。

401 402 403 404 405
301 302 303 304 305
201 202 203 204 205
101 102 103 104 105
駐車場


1階だとベランダ越しに外から丸見だろうから、
久しぶりに一緒に暮らす私らとしては、真昼間から人目を気にしてカーテンを閉めなきゃならんシチュエーションは困る
(真昼間から人目を気にする行為ってなんだろう)

4階は見晴らしはいいだろうが、エレベーターがないので毎日の上り下りを考えるとどうだろうか...

そうなると2〜3階が無難かな?



などとシュミレーションしておりました。

そして先月末

入居する部屋の割り振りがくじ引きで決定。


見事
2階(203)を引き当てました。


小さい子持ちの世帯はベランダからの落下事故を懸念して1階を希望し、
若い新婚家庭は誰にも邪魔されない最上階(4階)を希望していたのだが、
皆それぞれ希望の階をゲット。


過去イエスを裏切り自殺したユダの欠員を埋めるべく12使徒候補を選ぶとき、
天にすべてを委ねる意味でくじ引きで決めたと言う。


まさに天の采配


――で、さまざまな説明会を経ていざ物件視察。


玄関側から見れば2階ですが、ベランダ側は更に車庫があり、実質眺めは3階。
そこそこ見晴らしもいいじゃん。うん。

配電も韓国にありがちな利用者を無視した設置でもなく、
多少天井が低くて閉塞感はあるが、そこはコシウォン生活で麻痺してたから
どうでもいいや


あとは引越しか。

寄宿舎組みも各自引越しの荷造りを始めます。
私は半年前に越したときの荷を解いてもいませんでしたから荷造りの必要もナシ
それも悲しいが


それでも運ぶには車がないと不便です。
ま、台車に乗せれば3往復くらいで片付く量ではありますが、ここは他のメンツの引越しに便乗。


――で、6日に4世帯共同で引越しをしました。





もともとコシウォンに収まる程度の荷物を一人で抱えられるように梱包していたため楽なもんです。
車庫側からの搬入なので2階の部屋へは実質三階分上るわけだが軽い軽い。


おや、見晴らしのいい4階を選んだ新婚君。
実質5階分上るんだねぇ




愛の園も楽じゃないねぇ


とりあえず寄宿舎からの移動組3人の荷物はアッサリ終了。
4人目車の提供者の引越しへ。


ここはさすがに所帯持ち。
冷蔵庫をはじめ重量級の家電製品の応酬


忘れてました。
これが本来の引越しです。

4人がかりの担ぎ上げ。
隣の棟の2階。
でも
実質3階分登らなきゃなんない


この辺で気づきました。

4人の中で







私の荷物が一番少なかったんじゃ?
車に便乗した代償はかなりでかかった模様





つーか、寄宿舎組みもう一人は午後に実家から
家財道具一式届く模様







2トントラック一台分丸ごと

クレーン使えよ





マンション引越しといえば大きな荷物はクレーンを使って一気に搬入するのが一般なのだが
この物件、車庫がせり出しているため

車両が乗り入れできず、
クレーン使用不可能。










一番大事な部分で
やっぱり利用者を無視した設計

やってくれたよ韓国


大邱からの運送のため運転手一人のみ
すべての運び込みは
我々の手でしなくてはならない現実。

搬入先はよりによって3階
実質4階分登らなくてはならない。

4人がかりでやっとの重量級の家財の数々
それをあざ笑うかのような狭く天井の低い階段



容赦なく我々の体力を削り取ります

こんなとき軍隊で鍛えた韓国の男どものタフさを実感します。




すべて終えたときには足腰立ちません。

さすがにその重労働ぶりに食事とサウナをおごってもらいまして
とぷり日の暮れた中、それぞれの部屋に。




これまで寄宿舎で単身赴任状態だった者たちもこれで晴れて家族同居モード。
週に一日休めればめっけもののソウルまで片道3時間かかる場所での単身赴任からもおさらばです。

疲れた体を引きずって
男だけのムサい寄宿舎に寝に帰るだけの生活ともおさらばです。









ただいま

お帰りなさいアナタ
ご飯できているわよ。それとも先にお風呂にする?


そうだなぁ。
久しぶりに風呂、一緒に入るか?


やだもう、イキナリ(はあと)













疲れも一気に吹っ飛ぶってもんです


別の意味で思考が吹っ飛んでいる模様








でも実際いいもんです。
退勤して家の前まで来て見上げると自分の部屋から明かりが漏れているなんて。













羨ましいなぁ....

(カミさんいつ越してくるかまだ未定)

秋夕でしたね 2004/9/29(水)

韓国は旧盆を秋夕(チュソク)といって墓参りのために民族大移動が起こります。

ま、私の職場は業務上全員が休みを取ることができないため、
祭司に責任を持つ韓国人の長男が優先的に休暇をとり、私は居残り組みとなりました。


ま、大半の上司がいないので、
一番平和な期間なんですけどね。


カミさんの方も秋夕休みに入ったということと、大型連休のおかげで道路渋滞が緩和されていることから
27日に会いに来てくれました。


で、家財道具の買出しに。



私のいる職場は人里離れた保養地でして、近くに大型スーパーなんてものはありません。
これから出てくる地名はとってもローカルなものばかりですが、
冬ソナの舞台となった春川とソウルの間にある場所なので適当に流してください。




職場は京畿道の加平郡のはずれに位置し、
ソウル東玄関に当たる清涼里(588)までバスでたっぷり2時間以上かかる場所にある。

山と川に囲まれたその地域はソウル市民の水がめ(水源地)となっていることからも
どれ程の田舎か想像できるだろう。

で、家財道具を買出しにいく場合、


家電全般を扱う量販店で最も近いのがマソクにあるG-Won-Mart(Kin's-Martみたいなところ)

一階が生鮮食料品売り場で二階が生活用品売り場の
いわゆる地方にある大型スーパーである。


で、そのマソクというのが車でたっぷり1時間はかかる距離。
ここまで来たら、ソウルはもう目の前と言う場所。


広い加平郡をとっくに抜け出た首都圏エリア


ここまで来ないと家電製品も満足に買えないのかと。
(もちろん小売店なら近所にもあるのだが、それでも車で10分)


しかもソウルで二年近く暮らしていた私の目から見ても価格はそんなに安くはないのだ。



カミさん:選択肢が少ないわね


私:他の店も覗いてみるか?


カミさん:他に店あるの?


私:九里まで行けばいろいろあるよ


【九里市】ソウルのベッドタウンでもある衛星都市。
マソクと清涼里の中間に位置する(くらいかな?)



カミさん:ここまで来たらたいした距離じゃないわね




ここで九里にある大型マートの中で私が選んだのはロッテマート
LG百貨店やハナマート、Eマートなど数ある量販店の中でここを選んだ理由はただひとつ。



家まで配送してくれるという確証がある
こと。


冷蔵庫や洗濯機など、自分たちで持ち帰れない大型家電製品を
ここから車で1時間以上かかる、カーナビの地図に道がないようなド田舎に確実に配送してくれるかどうかが死活問題なのだ。

さらには部屋の中まであの狭い階段を登って運び込んでくれるところでなければ買うわけにはいかない。


幸いにも品揃えが豊富で値段もG-Won-Martより一割は安い。
せっかく買うのだからと品定めするカミさんの目は真剣です。

所詮冷蔵庫や洗濯機とかは、その機能さえ使えれば私的にはどんなものでもいいわけで、
ここはそれを使用する彼女に納得いくものを買ってもらえればそれでいいやということで、
財布の中身を提供するスポンサーに徹します。


買ったもの

冷蔵庫
洗濯機
ガスレンジ
テレビ
電子レンジ



秋夕前日のため後日宅配ということになり、現物があったテレビと電子レンジは持ち帰りました。


せっかくカミさんいるのだが、
家電製品がPC(しかもネット未接続)のみで何もない。



なぁに、これから二人でひとつずつ増やしていくのさ




とりあえず持ち帰ったTV台を組み立てセッティング
その間にカミさんは布団にカバーを装着


布団はカミさんが来る途中に東大門で選んで買ってきました

ダブルサイズを買ったのだが、見た目セミダブルくらいしかありません。



体を寄せ合わないと二人で寝れないね

















時間は夜9時をまわりとっぷり日没

ここにはいつも二人の間を裂く
甥っ子もいません

完全に
二人っきりの空間です。(数年ぶりのスイートホーム)

目の前には仕込んだばかりの
セミダブル布団










カミさん: ちょっとシャワーしてくるね












バスルームに消えるカミさん。
中からは
シャワーの音が漏れてきます。

とりあえず散らかった梱包などのゴミを片付けます。
ゴミ捨て場から戻ってくると
シャワーから出てきたカミさんが髪を拭いています。


何年ぶりかのシチュエーション
動悸が早くなるのが分かります









私: タンシン(夫婦間で呼ぶ言葉の一つ)...






山の中の、物音ひとつしない静寂さ
髪をとかす俯きぎみのカミさんの横顔...
一つ一つの仕草が愛おしい




ブラシをおいて私を見つめるカミさん




















カミさん: じゃ、帰るね




















ガ――(; ゜Д゚)Σ――ン








カミさん翌日の秋夕の祭祀に参席するため日帰りで帰郷