じゃりまん小学校
漫画読書感想文
２００４年８月分
| ２００４年８月度 |
| 総評 |
| 一般漫画の部 |
| 週チャン、少しは盛り返してきたかな。 「舞−ＨｉＭＥ」「ラブバスケット」はオレ好みのマンガではないので 今後読むことはないけれど 鈴木ダイ氏の新連載には期待してる。 こういう過酷な戦場を舞台としていながらも スルスル読ませてくれるマンガってそうそうないからね。 作者にはなんとかがんばってほしいところです。 単行本はおもしろいマンガが多く、満足。 っつーか４月に買ったマンガを今さら読むこの状況を なんとかせにゃあねえ。 |
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| ２００４年８月３１日 火曜日 |
| いでじゅう！ ７巻 |
| モリタイシ |
| 小学館 少年サンデーコミックス ４０９円 |
| 林田部長の頑張りが目立ってますね。 強烈な個性を持つキャラが多い伊手高柔道部員の中では 林田部長が一番まともなのに、 ハゲと森さん命ってだけでここまでキャラを立たせる作者の力量に脱帽。 おかげで林田部長にも愛着が湧くってモンだ。 中でも林田部長が驚いた時に髪の毛が一気に抜けて それをすぐ拾い集めるリアクションが最高でしたね。 あれこそ林田部長の特長を活かしたギャグなんだなあと クスッと笑ってしまうと同時に感心してしまいました。 そういやこの巻に収録されている話は季節が冬なんですね。 森さんとの恋はなかなか熱くならないし、髪の毛も寒さが気になり、 冬は林田部長が一番燃えなきゃならない季節なんだなと思いました。 がんばるのだ林田亀太郎！！ |
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| ２００４年８月３１日 火曜日 |
| 焼きたて！！ジャぱん １２巻 |
| 橋口たかし |
| 小学館 少年サンデーコミックス ４０９円 |
| いよいよモナコカップ決勝。 日米対決ですよ。 第一試合初っぱなから諏訪原とモニカが裸対決で 男女ともにサービス満点の試合展開で大笑いさせてもらった。 さらにおっさんの裸集団も加わり、まさに裸の競演となりました。 モニカが諏訪原の実力を認めたのが意外で これが２人がいちゃつくきっかけとなり、 笑いの要素にしてしまうのはさすがです。 和馬を始めとするモナコカップで選手達が作ってみせたパンよりも、 ところどころで彼ら見せてくれるパフォーマンスやギャグの方が インパクトが上なのはパンを題材としたマンガとしてどうかなとは思うんですが、 このマンガに限っては問題ないっしょ。 おもしろければ全て良し。 河内の第二試合にも密かに期待。（どんな風に笑わせてくれるかという点で） |
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| ２００４年８月３０日 月曜日 |
| 旬 ３巻 |
| 高倉みどり |
| 講談社 講談社コミックス ４０９円 |
| 今の時代、商品の成功の鍵を握るのは女・子供。 ・・・っつーことで女子高生にウケる丼を作ることになった倉田旬ですが、 フードコーディネーターの椿由美子が登場してからは 料理界最高の称号「味彩の匠」を得るための企画に 旬がいつの間にか巻き込まれたという感じですな。 確かに丼って男がガツガツ食うイメージが強い。 ・・・というか今まで味を追求こと自体性別なんて特に 関係ないと思っていた。 こういう考えが「男が食ってもうまいんだから 女が食ってもうまいだろう」という固定観念が オレの中でできあがっちゃったのかもしれない。 故に女性向けの食べ物という着眼点が 「いいとこ突いてくるなあ」と感心してしまい、 女子高生向けの丼はなかなか楽しませてもらったのですが、 「味彩の匠」を巡ったスープ対決は作り手が男同士で、審査員も椿以外男。 もっと椿が、女性が食の世界を支配するんだってくらいの意気込みがあっても 良かったんじゃないかと思うけど 結局自分のためだけに動いてるのが惜しかったなあ。 せめてスープ対決が終わった後に椿の真意はどんなものなのか 明かしてほしいと思う次第。 |
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| ２００４年８月２９日 日曜日 |
| シャタクな生活 ２巻（完） |
| 奥谷かひろ |
| 竹書房 バンブーコミックス ６１９円 |
| 小川由紀＆健一夫婦を中心とした 社宅でご近所づきあいコメディ４コマ第２弾。 健一が「とびきり元気のいい子供の素をプレゼント♪」 と、由紀にしつこく子供を作るよう強要しても 由紀はその度に「いらん」と断固拒否をし続けていたのに 最後にはあっさり２人もの子供をこさえてハッピーエンドとなりました。 健一のエッチがおあずけされ続けるところに このマンガのおもしろみがあったというのに いきなり家族が増えました♪はちょっと拍子抜けだなあ。 そうするならその前段階でもう少し盛り上げて欲しかった。 でも全体的におもしろかったです。 「ひかるちゃんのデパートへようこそ！」では、 あれだけ若いモンがいて恋だの愛だのエッチだのの雰囲気は 無いに等しかったんですが、 このマンガでは夫婦間の愛だのエッチだのの話がちらほら見え隠れしてて 楽しかったです。 他に単行本未収録の幻の４コママンガ３作品が収録。 どれも軽いノリで読めるのがいい。 これが奥谷かひろマンガの真骨頂。 |
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| ２００４年８月２８日 土曜日 |
| 週刊少年チャンピオン ２００４年３９号 |
| ２００４年８月２６日発売 |
| 秋田書店 ２４０円 |
| ▼ＭＡＳＴＥＲ ＧＵＮ ＭＡＳＴＥＲ：鈴木ダイ 新連載バイオレンス・ガン・アクション。 主人公の少年ジップは、死んだおじいさんから託された ランプピストルで悪の集団に立ち向かう。 ランプピストルにはその昔、わずか数名で１つの国を滅ぼした 「マスター・ガン」なる魂が宿っており ひとたび姿を現すとひたすら標的を要求し続ける。 アラジンと魔法のランプの如く精霊が現れるから ランプピストルなんでしょうか。 今回は前口上的な内容だったけど、 このマンガ独特の狂ったような暴力的で荒んだ世界観が早くも展開されており、 いかにもこのマンガの作者らしいなと素直に思ってしまいました。 ジップの銃を組み立てたり細工したりする能力が今後生かされるのかどうか。 また、マスター・ガン・マスターやランプピストルの謎など 気になる点は結構ありますね。 つかみは上々。次週以降もチェックしていこう。 ▼ショー☆バン：原作／森高夕次・作画／松島幸太朗 泣いて交代しないでくれと懇願するノリちゃんに 鬼頭監督は敢えてノリちゃんを再び試合に出すことにした。 その意図は？ 己の無力さ身をもって知れってことなのか？ ▼番長連合：阿部秀司 ほーら、上総の兵隊５５０人みるみる接近してきましたぜ。 この状況をどうするか。 もう堂本の作戦は完了してるしなあ。 燃えさかる炎はただ消えるだけで終わりなのか？ ▼元祖！浦安鉄筋家族：浜岡賢次 あかねちゃんが朝顔の種を植えてたった１日で 花を咲かせようと努力するシーンが笑える。 担任代行とはいえ発想はまだ子供だ。 ▼無敵看板娘：佐渡川準 美輝ちゃん、熱中症で死期を悟っても死なず。 しかし美輝ちゃんって死にそうになると結構往生際が悪そうだなー。 今回の長ったらしい遺書もどきな文章を見てつくづくそう思った。 ところで美輝ちゃん、猿なんか食べたことあるんですか・・・ ▼輪道：井ノ内貴之・原案／乗峯栄一 レイコーって言ったらアイスコーヒーのことだと分からないのかね あのウエイトレスは・・・ まあレイコーと注文する輪も輪だけどな。 それにしてもみなさん仲間作りにいそしむ姿は実に見苦しいですな。 その点、輪とかおるは一匹狼でかっこよく見えた。 まあレースのテストがどうなるか心配ですが・・・ ▼ロボこみ：やぎさわ景一 うーん、新キャラの念藤彩子さんは結局は これと言って何の取り柄もない普通の人なんでしょ。 今までの女子キャラと比べたらとり立ててインパクトが強いわけじゃない。 このままだと一発キャラで終わりそうな。 ▼アクメツ：脚本／田畑由秋・作画／余湖裕輝 我門ちゃんアクメツと共に死す。 ・・・しかしたかが道路族１人が死んだ程度で 日本人の大半が「やった」なんて思うか？ ▼いっぽん：佐藤タカヒロ おおおお！春が勝っちゃったよ！ これから先春の成長を見越した負けっぷりを予想していたのに まさか見事にそれを目に見える形で結果を出してくれるとは。 ホントに春の成長が楽しみだなー。 うんうん、大したヤツだ。 ▼功夫伝奇アグニ：木村浩人 イスを手に入れられなかったアグニは 力ずくで合格しようって訳かい。 拳士生２０人を一気に倒す辺り 何気に強いトコ見せてますけど 特例はあるんですかねえ。 カルラの性格からしてそれでも不合格にしそうなんですが。 新連載の「ラブバスケット」はパス。 |
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| ２００４年８月２６日 木曜日 |
| ひかるちゃんのデパートへようこそ！ ２巻 |
| 奥谷かひろ |
| 竹書房 バンブーコミックス ６１９円 |
| 個性派揃いの似世丹デパート店員達が繰り広げる コミカルなノリのデパート４コマ。 店員達はデパートでいかに楽しむかを極めており、 客以上にデパート生活を楽しんじゃってるのがウリ。 １巻が出たのがおととしなので、登場キャラなんて すっかり忘れてしまっていたのですが 読んでいるうちに「あーこんなヤツいたねー」と 過去に読んだ記憶が徐々によみがえってまいりました。 登場回数は比較的少ないけど野菜売場担当の平田くんが 結構強烈なキャラだ。野菜を異常なまでに溺愛しており、 人間の女性には目もくれず、 野菜達に「マイ・ハニー♪」と呼びかける始末。 さらに惚れた野菜を客にすら売らない徹底した溺愛ぶりがたまりません。 ここまでくると呆れるのを通り越して 彼からなにかとてつもないオーラを感じてしまいそうです。 ま、そんな変わった店員がたくさんいる似世丹デパートの一日を 覗いてみるのは楽しいですよ。非常識だけど。 |
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| ２００４年８月２６日 木曜日 |
| Ｓｗｉｔｃｈ ８巻 |
| 米原秀幸 |
| 秋田書店 少年チャンピオン・コミックス ４０９円 |
| 謎のアメリカの組織が送り込んだ刺客がナナシに容赦なく襲いかかる中で、 ナナシと津田島とのコンビネーションはガッチリしたものになっていく。絶妙。 もう２人の仲はお友だちを越えて親密な仲。 いや、もう夫婦のお付き合いと言っても良い。 ２人をカップリングにしたやお どこまでも行っちゃって下さい！ どんな敵が現れても大丈夫だよ。２人なら。 |
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| ２００４年８月２５日 水曜日 |
| 天才料理少年味の助 ２巻 |
| 宗田豪 |
| 講談社 講談社コミックス ４０９円 |
| 味の助くんは天才料理少年ってこと以外は地味な少年かと思ってたけど 意外とムッツリスケベくんだったことが判明。 こういう目立たないヤツほど異性に対して変な妄想を抱いてしまうものだ。 いくらなんでも「私をた・べ・て」なんて女子中学生が言うわけないじゃないか。 結構おちゃめさんな天才料理人ですね〜（笑）。 さらに死人が生き返ったりする場面もあるので 真っ当な料理マンガだと思って読んでしまうと 肩すかしを食らいますぞ。 ハチャメチャな場面多し。 ところどころで文字を強調したセリフが多いのも気になる。 |
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| ２００４年８月２４日 火曜日 |
| やまとの羽根 ２巻 |
| 咲香里 |
| 講談社 アッパーズＫＣ ５３９円 |
| この巻も大和のバドバカぶりを大いに堪能できた。 だれもがみんな大和のバドバカぶりが気になって仕方がなくなってます。 女子バドミントン部の早坂センパイとの熱戦といい、ダブルスの特訓といい、 大和がどんどんバドミントンにはまっていく様子を見てると バドミントンの奥深さが伝わってくるね。 スポーツマンガでそのスポーツ自体のおもしろさが伝わってくるマンガって そうそうないけれど、 このマンガはバドミントンという奇をてらったテーマだけにとどまらず ちゃんとバドミントンのおもしろさが誌面から見て取れます。 最近は少年誌でも主人公のすごいプレーや能力だけを突出させた作品が多く、 そのスポーツ自体のおもしろさを感じさせる作品が少ないと思うので こういう作品があるのは非常にありがたいです。 大和もかわいいし言うことありませんな。ＮＩＣＥ！ |
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| ２００４年８月２３日 月曜日 |
| ガウガウわー太 ９巻 |
| 梅川和実 |
| 新潮社 バンチ・コミックス ５３０円 |
| 突然みさとちゃんが戻ってきて、太助の恋の行方は さらに複雑化したわけですが 私にとっては今はそんなことはどーでもよく、 太助と患畜とのコミュニケーションを楽しんでます。 ・・・ってことで、今回はウサギのタンタンくんが太助のお相手。 タンタンは「〜なのら」「〜いいのら」と口調が子供っぽくて これはきっとウサギの脳化指数の低さを表してるんだろうね、 と思っていたらウサギもネズミ同様、一生歯が伸び続ける動物で、 タンタンは歯が伸びすぎたためにうまく言葉が話せなかっただけなのでした。 なるほどねー。 そういえばタンタンがやたら大暴れしてたけど ウサギなんて本来キツイ性格をした動物。 作者は結構ウサギのことをよく知ってるんじゃないかと 思わず感心してしまいました。 １０巻予告ではまいとみさとの女同士の戦いが勃発するそうですが はっきり言って不安だ・・・そんなのオイラ見たくねー。 そんなことより瀕死状態のチンチラのプチをちゃんと救ってあげてよ。 |
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| ２００４年８月２２日 日曜日 |
| 週刊少年サンデー ２００４年３８号 |
| ２００４年８月１８日発売 |
| 小学館 ２４０円 |
| 週刊少年サンデーにでんぢゃらすじーさんが載るということで今回は特別に購入。 このようにコロコロの作品がサンデーに載ることが希にある。 ・・・といってもオレが覚えているのはコロコロマンガの「おぼっちゃまくん」が サンデーに載ったことくらいですけどネ。 しかしでんぢゃらすじーさんの猛威はものすごいものがある。 ３年前にコロコロで始まり、次に学年誌、その次が今回のサンデー、つまり少年誌だ。 短期間でここまで読者層を拡げてしまうのは正直すごいと思う。 これで大人向けの漫画誌・ビックコミックに出張読み切りができたらもう完璧。 やれるものならやってみそ曽山センセ。 ▼絶体絶命でんぢゃらすじーさん：曽山一寿 ・・・ということで読んでみました。 うーん、これがサンデーの読者向けにと考えた 曽山センセなりのでんぢゃらすじーさんというわけですか。 よく分かんなかったけどおもしろかったよ。 でも「ザケルとかうちてぇー」のほうがもっとおもしろかったけどね。 結論・・・サンデーでも特に違和感なし。 ★他のマンガの感想 ▼東遊記：酒井ようへい 新連載。 西遊記をベースとしたアドベンチャーマンガ。 元ネタが「西遊記」だから東遊記にしちゃおうなんて発想は単純だが 大胆でもある。 主人公はイチゾーという１０歳の少年。 その昔、世界平和を成就させるためイチゾーのおじいちゃんは テンジクへ辿り着いたが西の町しか平和にできなかった。 おじいちゃんの果たせなかった世界平和を完全なものにするため、 イチゾーは東側からテンジクへ向かい旅立った。 絵は割と好みなんですが、この手の冒険マンガはたくさんありますので このマンガならではのストーリー展開に持って行けるかどうかが ポイントになるんじゃないかしら。 ライオンやクマが服を着て言葉を話す世界観がいかにもファンタジーしてて 良いんですけどもどうなることやら。 ▼いでじゅう！：モリタイシ このマンガも連載１００回か。 じゃあ今回は盛大に盛り上がる内容になるかと思ったら、 林田部長が暇な夏休みをどう過ごそうか考えるという 実にのんびりしたもの。 そんな彼に刺激を与えるにはやっぱり森さんが一番！ 災難ではありましたが退屈しない１日ではありましたね。 お母さんの用意してくれたおにぎりも、林田部長が退屈しないための お膳立てだったのね。笑える。 ▼名探偵コナン：青山剛昌 いや〜、本物の作者が描いたコナンを見たのは実に久しぶりだなあ。 学年誌のニセモノばかりしか見てないオレにとっては新鮮に感じる。 ▼焼きたて！！ジャぱん：橋口たかし 生ゴミジャぱんじゃ！！ が大いに笑えた。 和馬なら作りかねないからなあ。マジで。 しかしここへきてドラゴンボールネタとは・・・ でも、かってに改蔵みたいに対象となるマンガやアニメを 笑いものにするようなことがなければＯＫだろう。 ▼思春期刑事ミノル小林：水口尚樹 エロ・ボールペン、あるよねえ。確か外国産の。 ボールペンを逆さにすると 若いにーちゃんねーちゃんが素っ裸になるってヤツ。 でもそんなボールペンに限って書き味がものすごく悪いので 無くしても取り乱して騒いだりはしませんけどねオレの場合。 |
| 上 前月 次月 漫画ＴＯＰ じゃりまんＴＯＰ |
| ２００４年８月２１日 土曜日 |
| 賭博破戒録カイジ １３巻（完） |
| 福本伸行 |
| 講談社 ヤンマガＫＣ ５３９円 |
| めでたく終了です・・・ってめでたくないか。 あまりに長すぎた「沼」攻略。 玉をねじ込む寸前には沼が苦しそうに吼えていたので この後一気に感動のエンディングになるかと思ったら、 ホントに感動の名場面は一気に終わってしまい、 後味の悪い余韻だけが残る結末となりました。 結局カイジには素寒貧が体に染みついてるって事か。 ま、しかしカイジはこれでこの闇の世界ともおさらば・・・ ってことにはならないだろう。 なにせ彼は他人と馴れ合うことを嫌う男。 平凡な日々を送るよりも破滅ギリギリの死線に立って やっと生きてることを実感できる男なのだ。 新シリーズ、カイジの命を張った新たな挑戦に期待する。 |
| 上 前月 次月 漫画ＴＯＰ じゃりまんＴＯＰ ８巻 ９巻 １０巻 １１巻 １２巻 |
| ２００４年８月２１日 土曜日 |
| 猿ロック ２巻 |
| 芹沢直樹 |
| 講談社 ヤンマガＫＣ ５３９円 |
| うん。おもしろく読ませて頂きましたよ。 高校生鍵師・猿丸耶太郎はいつも女の子のことしか考えてないだけあって 女の子のためならなんだってしますな。 男の場合は耶太郎に女の子のエサをばらまけば動いてくれます。 とにかくかわいい女の子が耶太郎の原動力です。 でも仕事となれば彼は結構真剣。 それもそのはず鍵師という事だけあって耶太郎の仕事場は 覚醒剤取引現場とか誰もいない女子校の部室とか 他人に見られてはいけない裏の世界がほとんど。 しかも主犯格の人物がどれもイカレた男ばかり。 かなり危ないことにも手を染めてますので真剣にならざるを得ないって事です。 もっとも耶太郎の場合はそんなこと関係なく 女の子のために危険な仕事もこなすんでしょうけど。 まあ、鍵師でチビで動きが素早くて妄想癖が強い耶太郎にとっては 裏舞台で活躍する方が自分の才能を活かせるのかもね。 ところでナマイキなリツコは今後も耶太郎にいろいろと依頼を ふっかけるのかしら？ |
| 上 前月 次月 漫画ＴＯＰ じゃりまんＴＯＰ １巻 |
| ２００４年８月２０日 金曜日 |
| たびびと １巻 |
| 重野なおき |
| 芳文社 ＭＡＮＧＡ ＴＩＭＥ ＣＯＭＩＣＳ ５９９円 |
| 写真家・三郎太と、料理人・みちるちゃん、 そして旅ガラスのクロが繰り広げる大冒険４コママンガ。 三郎太とみちるちゃんは「たびびと」だけあって 砂漠、洞窟、西部劇風の町などいろんなところを旅しており、 行く先々で楽しいコントを見せてくれます。 読んでみたけど、おもしろいですね。 大人の読者が大半を占める４コマ誌で冒険マンガですよ。 したがって少年誌にありがちな魔法も特殊能力も敵との戦いもこのマンガには存在しないが、 その分ちょっとだけファンタジー要素が加味された現実味のある冒険４コマに仕上がっており、 誰でもこのマンガの世界観を素直に楽しめること請け合いです。 冒険の舞台設定と、人とのふれあいを特に大切にしているように見受けられるので 三郎太とみちるちゃんの２人を見てるだけで、 冒険そのものの楽しさ、大変さ、すばらしさすべて満喫できて おもしろく読めるんですよねー。 それとクロを始めとする重野なおき氏の描きなれない動物たちが ちょこちょこ出て来るのもポイント。こいつらも愛嬌があって楽しいのです。 読後感良し！の満足の１冊です。ＮＩＣＥ！ ちなみに去る４月３日、重野なおきサイン会に行ってきました。 単行本には重野なおき氏直筆のサインと、 「うちの大家族」に登場する内野とおるくんのイラストを描いてもらいました。 とおるくんのすました顔がまたカワイイ。 何度見ても飽きません。 |
| 上 前月 次月 漫画ＴＯＰ じゃりまんＴＯＰ |
| ２００４年８月２０日 金曜日 |
| 週刊少年チャンピオン ２００４年３８号 |
| ２００４年８月１９日発売 |
| 秋田書店 ２４０円 |
| ▼番長連合：阿部秀司 炎に閉じこめられた吉田と畠山の前に東が参上！！ 東カッチョえーなー。 なるほど、ガソリンに火をまいたのは 東と吉田＆畠山の直接対決を誰にもじゃまさせないように するためだったのか。 ・・・でも炎の中に突き飛ばされるという危険もはらんでいるため、 東は２人を相手にそう簡単には勝たせてくれなさそう。 文字通り熱いバトルになりそうですな。 それと炎の外にいる堂本たちはどうなるんでしょ。 一応、上総連合の部下が迫っているわけだし このままかたずを飲んで見守るだけかな？ ▼ショー☆バン：原作／森高夕次・作画／松島幸太朗 涙と暴走が止まらないノリちゃんに 鬼頭監督はキャッチャーの交代指示。 その意図はいったいなんなんでしょうね。 鬼頭監督は人の実力を見抜く眼力がありますから ノリちゃんがどんな風に鬼頭監督に映ったのか 気になって仕方がないですよ。 ▼元祖！浦安鉄筋家族：浜岡賢次 バカ春巻なんかほっときゃいいのに・・・ そんなことよりもマリーン・シャブリエが書いた 「あかね」の文字が、宇宙人の文字っぽくて なんとなくかっこよかったです。 ▼輪道：井ノ内貴之・原案／乗峯栄一 Ｓ組だのＡ組だののランク分けは とりあえず今度の競輪レースには影響がないみたいですが 後々これも退学処分の対象となるのだろう。 あーこわ。 ▼無敵看板娘：佐渡川準 あははは 佐渡川センセやっちゃいましたよ！！ すげーなー、美輝とめぐみがどうこういうより これはマクドナルドに対してまずいんじゃないのか？ ましてドナルドを死神扱いするなんてある意味とんでもない行為だ。 果たしてこれらの行為を美輝の「おいし〜♪」の一言で 帳消しにできるんだろうか。 もしかしたらこれ単行本に載らないかもしれないなあ。 かつてのおまＰ４５話を思い出すよ。 ▼ドカベン スーパースターズ編：水島新司 いいなあ殿馬。 マドンナが打った球を落球する辺り実にいい。 殿馬にその気がないという意思表示にとれたぞオレは。 ▼ロボこみ：やぎさわ景一 また石上が一歩間違えたら警察沙汰になりそうなオチを・・・ ひどい目にあったのは石上の方なのに悲惨だ。 ホント、石上の周りには危険な女ばかりだな。 でも石上のぷりてぃーな半ケツを拝めたのは ▼虹色ラーメン：馬場民雄 とうとう本当のラストエピソード。 太陽と乾のラーメン行脚は日本中を駆け巡った後、世界へと羽ばたく。 己のラーメンを世界中に知らしめようとは さすがラーメン界の若き精鋭、スケールがでかい。 ローマでは太陽たちのラーメンをサムライパスタと言われており、 いかにも殴り込みの武者修行っぽくて良いです。 太陽は、親父とは全く関係ない自分の選んだラーメン道を歩んでます。 今後のラーメン界に期待が持てる良い締めくくりとなりました。 ・・・ところで本当にこの３つのラストエピソードは 単行本には収録されないんですか？＞秋田書店さん ▼いっぽん：佐藤タカヒロ 春の大将戦が大いに盛り上がってますな。 田川の大将・大嶋が春の実力を認めている。 田川地区で相手を見くびらなかった選手って大嶋だけじゃないだろうか。 いい勝負をするわけだ。 やる気ナシナシの竜二でさえ燃え上がって春を応援している。 この試合で今後の酒田高校柔道部に何かしら影響は出るのかな。 特に竜二。 ▼功夫伝奇アグニ：木村浩人 フェイはちゃっかりアグニのイスをゲット。 アグニは・・・・・・・・・ 脚だけでイス作っちまうか？ 馬場民雄氏の虹色ラーメンが今週で終了。 近々、料理マンガで復活新連載するらしい。 サッカーマンガから料理マンガに転向したのか？ あと、今週から新連載の「舞−ＨｉＭＥ」はオレの好みのマンガじゃなさそうなのでパス。 |
| 上 前月 次月 漫画ＴＯＰ じゃりまんＴＯＰ ３２号 ３３号 ３４号 ３５号 ３６＋３７号 |
| ２００４年８月１９日 木曜日 |
| こちら葛飾区亀有公園前派出所 １３９巻 |
| 秋本治 |
| 集英社 ジャンプ・コミックス ４０９円 |
| ４コマと、部長のコンコルドのお話がおもしろかったかな。 作者が、「オール４コマは予想以上に描くのが大変だったので 今回が最初で最後」とか言ってましたけど、 ４コマって何本ものネタを考えなきゃいけないので 今の作者にとってはそれが耐えられないのかな。 ま、ネタが枯渇しない程度に心底笑えるネタを 絞り出してほしいところですな。 |
| 上 前月 次月 漫画ＴＯＰ じゃりまんＴＯＰ １３４巻 １３５巻 １３６巻 １３７巻 １３８巻 |
| ２００４年８月１６日 月曜日 |
| 天下無双 江田島平八伝 ２巻 |
| 宮下あきら |
| 集英社 ジャンプ・コミックス デラックス ５３０円 |
| １１歳となった江田島平八くんは またもや少年らしかぬ行動をとっているのですよ。 大学に入れたのは良しとしても 牢屋の鉄格子を腕力で折り曲げる のはいくらなんでもムリがあるかと。 でもまあ、平八は狭い場所に閉じこもるような男ではないってことで これも良しとしておくべきなんでしょうかね。豪傑にして豪快。 さて、平八が１１歳で東京帝国大学に入学した時点ですでに王大人（ワンターレン）や 藤堂兵衛、さらには民明書房の社主までお知り合いになっていたんですね。 藤堂兵衛こと伊佐武光はこの時から平八と因縁の対決をおっぱじめてますけど、 武光が卑劣で陰湿な悪事をする度に平八がまた１つでかくなっていく感じです。 しかしまー毎日が格闘ですねー平八は。 自分の考えを決して曲げない真っ直ぐな性格は男らしいけど、 まだまだみんながよく知ってる現在の江田島平八には程遠い顔つきと性格。 物語の中でどんな風に成長して現在の江田島平八に近づけていくのか 要チェックですよ。 |
| 上 前月 次月 漫画ＴＯＰ じゃりまんＴＯＰ １巻 |
| ２００４年８月１４日 土曜日 |
| ごっちゃんです！！ ３巻 |
| つの丸 |
| 集英社 ジャンプ・コミックス ４０９円 |
| ・・・しかしまーすごいやね。 ごっちゃん達１、２年の相撲の特訓ってのがさ。 畑からキャベツやらカブやら引っこ抜いて足腰を鍛える特訓が いつの間にかインチキ和尚の野菜ドロボウに荷担していたとは。 しかも最後には牛やニワトリなどの畜生が相手になっとるし これを相撲の特訓と言ってよいものか。 純太が牛と取っ組み合いをするというのはまだ話が分かるが、 ごっちゃんのニワトリと戯れるってのが相撲とどう関係があるのかさっぱり分からん。 しかも裸になってるし。 なんというか、ごっちゃんは徹底して他人に嫌われるようなことを 平然とやってのけるよなあ。 馴致しないタイプの小動物だなコイツは。 ま、ごっちゃんが何をやろうとここぞという時には 相撲で勝っちゃうんでしょうけどね。 不思議ですけど。 |
| 上 前月 次月 漫画ＴＯＰ じゃりまんＴＯＰ １巻 ２巻 |
| ２００４年８月１１日 水曜日 |
| まにあってます！ １巻 |
| 森永あい |
| 角川書店 あすかコミックス ４２０円 |
| とってもマヌケな女子高生メイドさんが大暴れする コメディと呼ぶにはあまりに図々しすぎるギャグマンガです。 北野誉（きたのほまれ・女子高生）は借金のカタに 男ばかりの一ノ倉一家に売られてしまったかわいそうな女の子。 借金を返済するため、一ノ倉一家のメイドさんとなって 汗水流して働く毎日・・・・・・のはずなんですけど、 誉はとってものーてんきな性格で それが一ノ倉一家の長男・正宗（まさむね）と次男・芳水（ほうすい）を 困らせる要因となっている。 明らかに正宗に嫌われ、冷たい態度を取られても 全然気にせずに次から次へとトラブルを発生させ、 ますます正宗の怒りを買うことに。 そして誉の困ったちゃんな行動は家の中から正宗の通う学校へと猛威を拡げ、 トラブル発生の日々が延々と続くのでありました。 大変おもしろかったです。大爆笑の連続。 誉のおバカっぷりや、正宗や芳水が誉を邪険にした扱いをしているのが おもしろいです。 正宗や芳水が誉に冷たい態度を取ってもおもしろく感じるのは、 誉が借金のカタにされた分際で、自分が置かれている状況を考えもせずに 勝手に暴走しまくってるので、冷たい態度をとられて当然なことをしているからですな。 だから正宗や芳水のやってることに共感できるし、女だからとデレデレしたりせずに 多少振り回されながらもしっかり誉を調教しているので心地良いんですね。 前作の「あひるの王子さま」は、主人公の麗一くんが反撃もせず、 ただひたすら三姉妹達からひどい目に遭わされていたので、 どんどんマイナスイメージが蓄積しておもしろみに欠けていたんですけど、 このマンガでは誉を「バカな女」に仕立て上げることでそれを克服していますね。 とりあえず全体を通して大笑いできたのでＮＩＣＥ！。 森永あい氏の毒のあるギャグも今のところはハマりまくってます。 |
| 上 前月 次月 漫画ＴＯＰ じゃりまんＴＯＰ |
| ２００４年８月９日 月曜日 |
| 週刊少年チャンピオン ２００４年３６＋３７号 |
| ２００４年８月５日発売 |
| 秋田書店 ２５０円 |
| ▼ショー☆バン：原作／森高夕次・作画／松島幸太朗 今年の４月以来約３ヶ月ぶりで連載再開！ 本日発売の単行本１９巻は１６９話まで収録されているとのこと。 今週号で１７０話。つまり１９巻を読んだ後でこれを読めば 話がつながるということなのだ。 こんな経験、めったにないぞ。 さて、本編のほうは泣き虫ノリちゃんの「泣き」が 本領発揮しております。 溢れる涙でついにやっちまった大暴投！ これはこの試合が大荒れする前兆なのか。 とりあえず楽しみだ。 ▼輪道：井ノ内貴之・原案／乗峯栄一 退学がかかったサバイバル記録会で 輪は途中でガクンとスピードを落としたので まさか胸の痛みが・・・なんて心配してたら なんだ、下痢か。ちょっと安心。 健康管理には十分に気を配りましょー。 しかし仮面の校長は比較的おとなしいな・・・ それともまだおとなしいといったほうが正解なのか？ ▼無敵看板娘：佐渡川準 病院で入院している子供のために めぐみちゃんは悪の女将軍・ヘルズバニーを演じます。 でも悪になりきっているというよりは 己の本性をさらけ出してる感じ。 おもしろいからいいけど。 ▼ドカベン スーパースターズ編：水島新司 顔から斜線が消えた・・・ ってそういうギャグをここでかますかマドンナ。 キミのギャグセンスがよーわからんよ。 しかも殿馬に「マドンナ命」と言われて浮かれている場合か。 勝負のカギはキミが握っているんだぞ。 ▼元祖！浦安鉄筋家族：浜岡賢次 鈴木フグオは喰うことに関してだけは神憑り的な才能を見せる。 特にアイスにはその凄まじいまでの能力をいかんなく発揮。 アイスが溶けてしまっても土壇場で当たりを出して勝利をものにする。 これこそフグオのフグオたる証。 ▼番長連合：阿部秀司 次号、驚愕の結末！！！ それって上総の５５０人が吉田の元に来なかったことだったりして。 ▼ロボこみ：やぎさわ景一 ううわっ、なんつーバッドエンディングだ。 憩いの場であるはずの銭湯が石上にとってはトラウマの場に。 委員長、容赦ねえなあ。 そういや石上は前にも委員長に迫られて ひどい目に遭わされたことがあったよな。 石上ももうちっと現実を見つめ直してほしいよなあ。 まあでもおもしろかったので良し。 ▼アクメツ：脚本／田畑由秋・作画／余湖裕輝 我門ちゃんがアクメツのカウンタックに乗っかった時点でアクメツ完了か。 しかしファイルを取り返さんと自らアクメツの仕掛けた罠に向かっていくとは まるで、ゴキブリホイホイに近づくゴキブリのようだ。 ▼虹色ラーメン：馬場民雄 ラストエピソード２回目は、太陽達が東雲高校を卒業した後の ラーメン部のお話。 太陽や赤城、長谷川らがいた時代のラーメン部と比べたら 地味なような気もしますが、太陽が残していったラーメン魂は 後輩達に受け継がれてる。 そして新入部員も入ってきて、ラーメン部は後輩達によって 新しいドラマを作り出していく。 ラーメン部を影から支えてくれた与田老人に代わり、 荻野さんがコーチについてくれて東雲高ラーメン部は 安泰じゃないですか。 ▼功夫伝奇アグニ：木村浩人 フェイはこんなイス取りゲームのためだけに アグニとつるんだって言うのか。 あまりにセコ過ぎる。 物語の２話目から登場してる重要キャラがここで裏切りかい！！ ・・・ということはフェイは武星学林の試験内容を 知っていたって事になるなあ。 しかしホンットにフェイはこれでお終いか？ なんかあるだろ？ もしなにもないとしたら情けなさすぎてオイラ何気に呆れちゃうぞ。 ショー☆バンの松島幸太朗氏は頭がいこつを７カ所も割る大事故。 普段の生活でも顔を洗っただけで、物を食べる時にあごを動かすだけで 頭の骨がポキポキ鳴るらしい。しかもそんな体でバイクに乗ってるらしい。 おいおい・・・大丈夫かよ！？ 頼むからその体でバイクは控えた方がいいと思うんだが・・・ アイアンジョーカーズが次号で最終回。 まあ順当ですな。 |
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| ２００４年８月５日 木曜日 |
| 最強伝説黒沢 ３巻 |
| 福本伸行 |
| 小学館 ビッグコミックス ５３０円 |
| 痛い。そして寒いマンガですねー、誰がなんと言おうと。 黒沢という人物像から周りのキャラ全てに至るまで痛すぎ。 ５０代のいいオッサンがヤケ酒かっ喰らって、 中坊相手に決闘をすると意気込んでいるのですよ。 以前に惨めな醜態をさらけ出しているというのに 見ちゃあいられんよ。 先が気になるマンガは多数あるけど、 このマンガは先を見るのがつらい。 黒沢は人間と動物を比較するようなことを言っていたけど、 彼は人間よりも小型草食獣に生まれていた方が 良かったんじゃないのか？ そして肉食獣につかまって食われて また新しく小型草食獣に生まれ変わる。 そういう運命の生命体だ、黒沢は。 |
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| ２００４年８月３日 火曜日 |
| ラーメン発見伝 １１巻 |
| 作：久部緑郎 画：河合単 |
| 小学館 ビックコミックスペリオール ５３０円 |
| オレは１１歳の男子小学生だぜ！！ が、おもしろかったっすね。 客の顔を見ただけで、「おまえの体調に合わせて作ったラーメンだ」と 勝手に決めつけてヘンテコなラーメンを客に差し出す とんでもない商売をしているラーメン職人には、 祐介クンの女装が月に代わっておしおきしてくれます。喝！ この巻では売れないラーメン屋のテコ入れ話ばっかりだったので、 祐介クンの女装話は一際目立っていました。 それにしてもあの店主は、客の顔を見て人の心を見抜くどころか 年齢性別すら分かってないじゃん（笑）。 |
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| ２００４年８月２日 月曜日 |
| 虹色ラーメン １５巻 |
| 馬場民雄 |
| 秋田書店 少年チャンピオン・コミックス ４０９円 |
| １００円ラーメンを悪の手先と見立てたラーメン対決は 皇（すめらぎ）の毒気が抜けて円く収まったといった感じかしら。 ま、ラーメンは安いだけでも美味いだけでも 心がこもってなければダメだってことで 皇には良い教訓になったことだろう。 まだ少しひねくれてるみたいだけど。 ・・・で、１つのことが解決するとまた新たな事件が舞い込んでくるのですよ。 ラーメン与田、突然の解体。 しかも解体作業は与田のおやっさんの指示の元で行われたとか。 さらに、ラーメン与田が無くなって泣き叫ぶ太陽を どん底に突き落とすような与田老人の態度も気になる。 一体その真意がなんなのかまるで分からない。 何を企んでいるのか。 物語は再び暗雲立ちこめる展開に。 瓦礫の山で眠る太陽はちょっとした異様な光景だが、 すぐに立ち直って力強く麺王杯に向けて復活の狼煙をあげることだろう。 やはり自分の気持ちは己のラーメンで語るしかないのだ。 |
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| ２００４年８月１日 日曜日 |