じゃりまん小学校
漫画読書感想文
2004年5月分

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今月読んだマンガリスト:24冊
NICE! は特に良かったと思う作品
ながされて藍蘭島3巻 ふぁいとの暁7巻 週刊少年チャンピオン2004年23号 666〜サタン〜7巻
GONTA!4巻 ショー☆バン17巻 アカギ15巻 旬2巻 UKキングダム2巻 光の島8巻
週刊少年チャンピオン2004年24号 ちゃぶだいケンタ6巻 妄想戦士ヤマモト3巻
それいけ!!ぼくらの団長ちゃん5巻 週刊少年チャンピオン2004年25号
ひまわりさん 遺失物係を命ず!2巻 美味しんぼ88巻 団地ともお1巻 ONE PIECE32巻
NARUTO21巻 週刊少年チャンピオン2004年26号 アイシールド21 7巻 冒険王ビィト6巻
シャーマンキング28巻 総評



2004年5月度
総評
一般漫画の部
チャンピオンは久々に期待が持てる新連載が登場したなあ。
まだ2話だけなのでこれからどう転ぶかわかんないけどね。
あと柔道マンガの「いっぽん」も密かに期待してます。

とりあえずダークなヒーローは「アクメツ」だけでおなかいっぱいなので、
この手のマンガはもういらないっす。
どのマンガだとは言わないけど。

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2004年5月31日 月曜日


シャーマンキング 28巻
武井宏之
集英社 ジャンプ・コミックス 409円
サルの着ぐるみを着てカステラを持っている葉くんの表紙がおもしろいけど、
今、このマンガのストーリーの進行状況はどうなっちょるのかね?

とりあえず口外無用のシャーマンファイトとハオの野望が
公(おおやけ)になってきてさあ大変ってことでいいのかしら?
葉くんもチーム・THE・蓮も皆目的が一緒のはずなのに
話に一貫性がないように思えるからなあ。
無理矢理話を1つにまとめようとしている感じ。

ならばとっとと1つにまとめてシャーマンファイトなり
ハオの野望を阻止するなりしてほしいものだ。

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2004年5月30日 日曜日


冒険王ビィト 6巻
原作:三条陸 漫画:稲田浩司
集英社 ジャンプ・コミックス 409円
グリニデ、あっけなく本性を現しやがんの。
しかしアレはなんだかなあ。

オレは、キレやすいグリニデが健気に冷静を保っている姿が
好きだったんだけどなあ。
怒りに耐えながら話す口調や態度が逆に笑いを誘っていたんですね。

それなのに本性を現したグリニデは姿もそれに見合った変身を遂げて
見た目どおりの暴力魔人になってしまいました。
しかもご丁寧に魔人が決めた人間攻略のルールまでばらしてしまって
頭悪いのはどっちなんだと言いたくなってしまう。

グリニデの正体を見に来たシャギーやベルトーゼの配下も
グリニデの死臭を嗅ぎつけてやって来たように見える。
ここでビィトが一気に決めてしまってもいいけれど
グリニデほどの印象深いボスキャラがこの時点でやられてしまうのも
ちともったいない気がする。

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2004年5月29日 土曜日


アイシールド21 7巻
原作:稲垣理一郎 漫画:村田雄介
集英社 ジャンプ・コミックス 409円
アメリカ高校チームとの対戦権を得た泥門高校ですが、
いつものようにただ派手な対戦だけで終わりそうにないですね。
アメリカ高校チーム・NASAエイリアンズとの試合を前に
デビルバッツ、エイリアンズ、共に選手達のいろんな想いが交錯して
どちらも絶対負けられない状況になりました。
試合前から選手達の間で盛り上げてくれますね。

その仕掛け人となったのがエイリアンズの人種差別のファッキン監督・アポロ。
例によって蛭魔が制作したアポロを挑発するビデオには笑わせてもらったが、
まさかインターネットで本当に公開されていたとは・・・

とりあえず黄色猿に負けた時のアポロの顔が見たいので
素直にデビルバッツを応援しておきましょうか。

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2004年5月29日 土曜日


週刊少年チャンピオン 2004年26号
2004年5月27日発売
秋田書店 240円
▼功夫伝奇アグニ:木村浩人
アグニの前に、体が思いっきりねじれる強敵が出現。
これってアグニの体に何かががくっつく能力に何気に似ているな。
これからも特殊な体術を持った功夫使いが登場するのかな?

とりあえずアグニは謎の男・フェイに誘われて
武打星をめざすべく武術学校・武星学林に通うことになるらしいが
そこでアグニにどんな試練が待ち受けているのか。

少なくとも友かライバルくらいはできそうだよね。

▼番長連合:阿部秀司
清水、東とガッチリ握手。
ってことで清水は全学会に吸収。

東と清水の握手シーンを見てると
妙に爽やかな気分になってしまう私。
昨日の敵は今日の友ってことじゃないけれど、
東の「一緒に遊んでみるか?」という敵意のない誘いの言葉に
清水もついつい釣られてしまったんでしょうな。

それにしても東の懐のでかさよ。
堂本がどうこう理屈こねても
東の態度を見ればもうそれだけで十分理解できるわ。

▼無敵看板娘:佐渡川準
明彦も悪に心を奪われると美輝ちゃんと対等に渡り合える実力を
持っていたんですねえ。

▼ロボこみ:やぎさわ景一
坂下が石上を巻き込んで野球チームを結成。

だがこれほど「野球をやってるな」って気が全く感じられない
チームも珍しいですな。
まさかこんなアホなチームで試合はしないよな?

▼いっぽん:佐藤タカヒロ
竜二は陰険な近藤相手によくあそこまでがんばったものだ。
というよりは近藤みたいに陰険なことしかできない根暗なヤツって
器が一際小さく見えるんだよな。

少なくとも試合に敗れた竜二のほうが男らしさを感じた。
竜二はこれがきっかけで柔道に真剣に取り組めるようになれれば
しめたもの。

▼虹色ラーメン:馬場民雄
麺王杯決勝は期間1ヶ月の食数・売上・投票の3項目によって決まる―――

期間1ヶ月。しかも審査員は一般のお客さん。
より実際の店の経営に近い状況を想定して勝敗を競うわけですな。
レベルが高い試合になりそうだ。

期間1ヶ月。
これを作者は何週に渡って描き続けるつもりなのだろう。
麺王杯決勝はこれまでこのマンガが築きあげた集大成なのだから、
太陽、雷蔵、双方これまで携わってきた人たちとの人生観を交えながら
最高のラーメンを作ってほしいものだ。

▼輪道:井ノ内貴之・原案/乗峯栄一
足が鉛のようになりもうだめだと思っていた輪の体に異変が・・・?
あまりに唐突な展開。あれだけ疲れ切っていたのに・・・?
これも輪道の効果の1つですか?

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2004年5月27日 木曜日


NARUTO 21巻
岸本斉史
集英社 ジャンプ・コミックス 409円
ナルトはシカマルがリーダーのサスケ救出部隊の一員となって
木ノ葉を飛び出したサスケを追跡。
ただでさえたった5人の少数部隊なのに
己が捨て駒となる“一人一殺”の覚悟で
音からサスケを取り戻さなければならないとは。

音の四人衆を、シカマル部隊の1人ずつが
体を張って止めるという展開になるのかしら。
チョウジは早速禁断の赤い丸薬使ってますしねえ。

目的を果たすためなら自分がトカゲのしっぽ役になることも
厭わない覚悟で任務を遂行するのは立派ですが、
このまま行ってシカマル部隊はどうなっちゃうんでしょうねえ。
とりあえずチョウジの無事を祈るか。

そんな折に作者が新キャラのアイデアが枯渇したとのことで
読者から新キャラデザイン募集を企画しとります。
新キャラ増やさないと連載が危ういんですかね?

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2004年5月27日 木曜日


ONE PIECE 32巻
尾田栄一郎
集英社 ジャンプ・コミックス 409円
やっとこさ空島編終了。
ルフィとエネルとの対決は大鐘楼を鳴らすことで
決着をつけていたのが印象的でした。
エネルにとどめを刺さずに敗走させてしまったところがちと残念ですが。

次は船大工を仲間に入れようってことでルフィ一行は
ロングリングロングランド島へ。
不思議な生き物が棲んでいる以外に
何の変哲もない島ですがここからどんな事件が巻き起こるのか。
このマンガ最近惰性モードで読んでいたので
ここらで気を取り直して読んでいくことにしよう。

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2004年5月26日 水曜日


団地ともお 1巻
小田扉
小学館 ビッグコミックス 530円
団地住まいの木下友夫くん(小4)の日常を描いた
ちょっと懐古的風味付けのヒューマンコミック。
一見すると一昔前を舞台にしているように思えるが、
500円玉やCD、プレイステーションなどが登場しているところから
現代を舞台にしたマンガだと思われる。

現代っ子にありがちなテレビゲームで遊ぶ場面も窺えるが
基本的に子供達が友達と遊んだり、虫取りをしたりと
一昔前の子供達がしていたことと何ら変わりない風景がこのマンガにはある。
男子が情けなさすぎる気もしますが殺伐とした雰囲気はないし、
これこそが平成の理想の子供達の生活なのかもしれない。

逆に気が強いのが女の子達だ。
中には「きんたまけるぞ」と男子を脅す女子までもがいらっしゃいます。
まあ、小学生時代は男子を徹底的に嫌う女の子って
1〜2人いらっしゃいますよね。

・・・と自分の小学生時代を少しだけ思い出しながら読んでしまいました。
ともおくんの冴えない日常がいい味だしてます。
素直におもしろいです。

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2004年5月25日 火曜日


美味しんぼ 88巻
作:雁屋哲 画:花咲アキラ
小学館 ビッグコミックスピリッツ 530円
器対決はまたしても究極のメニューの負け。
でも今回は、至高との対決というよりは
美食倶楽部を抜け出した料理人・進藤を呼び戻すのが
最大の目的だったようなので
一応山岡の思惑通りにはなったのかな。

山岡は器対決を通して進藤を美食倶楽部に呼び戻す手はずをしてくれて、
雄山も勝手に抜け出した進藤に対してきつい態度はとらなかったですし、
進藤は本当に幸せ者ですな。

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2004年5月23日 日曜日


ひまわりさん 遺失物係を命ず! 2巻
作:鶴田一文 画:テリー山本
小学館 ビッグコミックス 530円
湯野川署の遺失物係に勤務する真島純平巡査の
落とし物捜査奮戦記第2弾。

遺失物係は、暇でしょーがないおまわりさん、
略して「ひまわりさん」なんて呼ばれてるけど、
これほど住民に密着できる課もないと思いますけどね。

これまでに真島純平と越知巡査部長が行ってきた地道な捜査活動は
テレビなどのメディアで大々的に発表されることはほとんどないけれど、
落としものを通して出会った人々のハートは確実にゲットしている。
誰よりも早く、身近に人々の気持ちを感じることができる。
そこが遺失物係のすばらしいところだ。

だから真島純平も遺失物係だということに自信と誇りを持ってほしい。
血清を取りに海にダイブしたり、幼い兄妹を博多まで送り届けたりした時のような
自らとった行動1つ1つをいつまでも忘れないでほしい。
困っている人のために自分の持っている力を尽くすことが
警察官の本来あるべき姿だから。

遺失物係は暇なようで実は水面下で先陣を切って
警察としての任務を果たしている。
将棋で言うところの歩兵みたいな存在だな。

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2004年5月22日 土曜日


週刊少年チャンピオン 2004年25号
2004年5月20日発売
秋田書店 240円
▼功夫伝奇アグニ:木村浩人
新連載カンフーマンガ。
主人公はアグニという少年。
真っ当なカンフーマンガかと思ったら、
アグニは体に何かをくっつける特殊能力を持っていて
それが見事におもしろさに直結してるんですねー。
久しぶりに笑みを浮かべながら読ませてもらった。

絵もうまいし小気味いい展開で見てて気持ちいい。
最近の週チャンのダークで冴えない新連載が多い中で
明るいノリで読めるアクションマンガが登場したことはホントに嬉しい。
多分これでもまだ立ち上がり不十分なんだろうから
これからおもしろくなる可能性は十分に秘めてるでしょう。

何気にベタ褒めしてますが期待は大いにできる。
そんな思いを込めて何気にNICE!をあげておく。

アグニは「くっつく体」と「何気」がキーワードの少年です。
主人公の印象も強く残すようにしていていいね!

▼無敵看板娘:佐渡川準
真紀子さんって自分の娘に常に怒りを絶やさない体質に
なってしまってたんだね。

作り笑顔をすることは真紀子さんとって
ギャグの質が大幅に落ちてしまうくらいに
調子を崩してしまうのです。
真紀子さんにいつもの覇気がなかったような気がする。

▼元祖!浦安鉄筋家族:浜岡賢次
大鉄がクルマがないと完全お休みモードに入ってしまう習性は、
小鉄が夏休みになると完全遊びモードに入ってしまう習性と同じだな。
小鉄の夏休み遊びまくりモードは父親譲りだったんですね。

しかし大鉄よ、タクシーで人を運ぶのが仕事だろうに
象のウンコなんか自宅に運んでくるなよ。
もっともウンコの始末をしない松五郎にも責任はありますが。

▼番長連合:阿部秀司
目には目をってことで堂本は前に清水にハメられた罠で
見事に清水を仕留めました。
しかしここからが策士・堂本の真骨頂。
あんな選択肢を清水につきつけたのも何か魂胆があってのことだろう。

清水も最後には「いいんだ・・・もう終わったんだ・・・」と
素直に敗北を認めてるし、
意外とすんなり堂本の要求を飲むかもね。
いずれにしろ堂本の反応を早く見たい。

▼いっぽん:佐藤タカヒロ
竜二は精神面で大きく影響される単純なヤツだと判明。
異性からの応援は自分の都合のいいように解釈してやる気を出し、
自分が柔道の素人だと思いこめば死神が近くでささやいていると
妄想を抱いてしまう。
ま、文字通りブタもおだてりゃなんとやらな人。
おもしれーです。

▼ロボこみ:やぎさわ景一
山の中は人間もロボットも危険がいっぱーい。
磁場や雷がロボットの思考回路を狂わせる。

・・・はずなんだけど、やってることはいつもと大して変わってないよね。
まあロボ子自身に雷が落ちたらどうなってたかは分からないけど。

▼輪道:井ノ内貴之・原案/乗峯栄一
輪の後ろにテシオがぴったりとマーク。
スリップストリームだけでなく、追われる者のプレッシャーまで与えるとは
名クライマー・テシオのならではの作戦だ。

しかしそれでもテシオに余裕はできずに、
輪と体力を削りあっている感じ。

限界が近づくほど熱くなれるのがチャリバカ。
先に燃え尽きるのはどっちだ?

▼アクメツ:脚本/田畑由秋・作画/余湖裕輝

♪おーれは釣りキチアークメツだいっ
♪あーくを釣らせりゃ日本一じゃん
♪仮面と度胸で大物ねらいーっ


思わず笑ってしまった。
こんなところでそんな替え歌を繰り出してくるか。
しかも麦わら帽子までかぶって。
雰囲気出てるぞ(笑)。

しかし我門ちゃんだめじゃん、赤信号を無視しちゃあ・・・

▼虹色ラーメン:馬場民雄
麺王杯決勝を前に、乾と鳳が太陽の力になりたいと名乗り出る。
かつての好敵手が協力を名乗り出てくれるのは
太陽にとって心強いだろう。

しかし与田老人の人徳からも惜しみない協力者が現れ、
太陽は日本のラーメン界そのものと戦わなければならなくなった。

試合前からかなり大ごとになってしまっているが
太陽も一般の人々からいつの間にか「麺界四天王」だなんて言われてるくらいだから
応援してくれる人もきっと多いはず。

この麺王杯決勝が、ラーメン界の歴戦の強者から
若き精鋭へのバトンタッチという形になれば理想なんですけどね。
大いに盛り上がった試合に期待。

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2004年5月21日 金曜日


それいけ!!ぼくらの団長ちゃん 5巻
小野寺浩二
少年画報社 YKコミックス 519円
ふりぇ〜っ
 ふりぇ〜っ
   お・と・こ・ば・にゃ!!

と、引退式の最後で漢華高校応援団団長・神崎凜の
力の抜けるエールでキッチリ締めくくってくれたかと思ったら、
校長が「まだまだ応援が足らん」とのことで延長戦決定。
まあ、凜ちゃんが卒業するまでの団員達の余生編ですかね。
その後もなーんも応援しとらんし。

でも、神崎夜叉丸の先輩に当たる第51代漢華応援団副団長・姉崎真澄が
ゲストで登場してたのは良かったです。
おもしろいよね、姉崎真澄の「団長はみこし(御輿)だ」という持論は。
みこしは自らは動かず役立たず、皆に担がれて初めて役に立つ存在なんです。
この持論、仕事場の上司にも使えそうだ(苦笑)。

次巻あたりで最終かな。
ちなみに凜ちゃんがカポエラを習うきっかけとなる話が収録されてますが、
それを読んでオレはつくづくこう思った。

やはり凜ちゃんがカポエラ三段だという設定は
全くもって不要であった
と。

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2004年5月21日 金曜日


妄想戦士ヤマモト 3巻
小野寺浩二
少年画報社 YKコミックス 519円
アニオタに青春時代を捧げた悲しきヤロー共の物語。
アニメの女の子キャラに萌えを見出し、
しぐさ、習性、性格に至るまで全てを研究しつくしたアニオタネタが満載。

明らかに女の子からは敬遠されるであろうヤマモト達の趣味に
多少なりとも共感し、笑ってしまうオレってどうかしてると思った。

妄想刑務所編はものすごい内容で
アニオタ=ダメ人間どもを粛正するために
アニメを断たれたアニオタ共の禁断症状が凄まじい。
垢で女の子フィギュアを作り上げる者もいてさすがに寒気がしましたわ。

・・・ということでコイツらを見てオレは安心しました。
オレもアニメは好きだけどにここまでひどくないよ。
コイツらは真性のアニオタ。
オレは仮性にすら入らん。

でも、六天灰夢クララみたいに
このマンガを読んで拒絶反応を起こす女の子って実際いそうだよな〜。
妄想戦士のやってることはバカやアホを通り越してキ@ガイの域だし。

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2004年5月18日 火曜日


ちゃぶだいケンタ 6巻(完)
うめ
講談社 モーニングKC 539円
ケンタの親友・サトチンが夜逃げで転校してしまったのをきっかけに
物語は大長編スペクタクルへと発展していく。

生徒同士によるいじめ、教師の売春行為、
そんな問題がはびこる小学校に、親友のために
ケンタが単身で乗り込む。

生徒同士のいじめってのが、リーダー格の女子が
女子トイレで用を足している女の子を携帯電話のカメラで写して
インターネットで公開するぞと脅す実に陰湿なヤツなんですよ。
しかもこんなひねた性格になってしまったのは
荒んだ家庭環境から過去に自分もいじめに遭っていて、
学校にも家にも自分の居場所がどこにもなかったから。
いじめに遭わないくらい強くなるために自らもいじめを
おこなっていたんですねー。

こーゆー展開、どっかでみたことあるな〜、と思ったら

GTOじゃん、これ。

なにわのGTOですよこれは。

プータローでロクデナシの父に振り回されながらも
健気にかつ逞しく生きていくケンタのお茶目な行動を堪能する
どちらかといえばほのぼの感があるマンガだと思っていたのに、
このラストスパートには意表を突かれました。

でも、現代の問題を多く抱えた小学校に乗り込んでも
ケンタが自分の意思を曲げずに最後まで貫き通していたのが良かった。
どんな環境に置かされてもケンタはケンタなのだ。

決して人を裏切ることのないケンタの人柄が最後まで
変わらなかったのが良かった。
そのおかげで気持ちよく読めましたしね。

まー。あとはケンタとサワが結ばれてくれれば
ハッピーエンドかなと。
っつーかいい夫婦になれるだろアレは。

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2004年5月15日 土曜日


週刊少年チャンピオン 2004年24号
2004年5月13日発売
秋田書店 240円
▼元祖!浦安鉄筋家族:浜岡賢次
うーん、冷凍菓子だけの朝食メニューとは強烈だな、フグオ一家は・・・
小鉄のアイス棒おみくじのリアクションよりもインパクトがある。
箸でチョコアイスを挟んで食べたり、カップのアイスをまるでご飯のように
掻き込んで食べる様はまさに朝食そのもの。冒頭から舌を巻く。

今度、1度でいいから夏場のフグオの食生活全てを紹介してほしいものです。
朝昼晩飯、おやつに夜食、一体どんなメニューなのか興味深い。
っつーか今回はフグオの食生活ネタだけで良かったんじゃないのか・・・?

▼ロボこみ:やぎさわ景一
今回は写生。
ロボ子は風景をコンピュータグラフッィクみたいな線画で描くなんて
これもまた強烈なインパクトだなあ。
ロボ子って全ての物があんなふうに自分の目に写し込まれるのか?
と思ったら爆発の瞬間の画をちゃんと描いてるし、
ロボ子の感性がまるっきり分からないなあ。

礼子さんや化けネコが描いた殴り書きのほうが
却ってほのぼの感を感じる。

▼アイアンジョーカーズ:脚本/ほそのゆうじ・漫画/有賀ヒトシ
GO BOUT!で、毎週パンチラシーンがあるかどうか探すが如く、
このマンガも今週は漢字に変なルビを振っているかどうか探すという
ストーリー以外の視点でチェックするようになってきたな。はぁ。

▼無敵看板娘:佐渡川準
おもしろかった。
辻くんは、美輝ちゃんだけでなく、めぐみの鬼のような攻撃をも
かわす術(すべ)を持っているとは。
やっぱマジシャンだからこそ成せる技なのか?
とにかくすげぇの一言だ。

美輝ちゃんとめぐみと辻くんの3人を同時に戦わせたら
三竦みの状態になりそ・・・

▼いっぽん:佐藤タカヒロ
春康文、高校生として初めて試合に臨む。
しかし試合前に対戦相手の黒羽高と
いちゃもんつけたりつけられたりの挑発合戦!

我らが坂田高校は女部長以外完全になめられてる感じだな〜。
その中でも春康文だけは己の力を黒羽高のトンガリコーンに
見せつけてますので大した器だとは思いますが、
トンガリコーンも春康文に持ち上げられてる手を簡単に外したりして
強者の片鱗を窺わせる。

25人戦では春康文はトンガリコーンと試合することはないのかな?
しそうな気がするんですがね。

▼新緑の頃に君を想ふ:藤澤勇希
読み切りです。
山奥の小学校からやってきた仲良し5人組が
中学校に入学してからはクラスメートや上級生に
イヤガラセを受けるがなんとか5人だけで乗り越えていこう!
・・・みたいな感じで話が進行していくのだが、
実はこのマンガにはとんでもない仕掛けがあったのです。

仕掛けをストーリーに組み込み、
それを読者に気づかせようとする技法と、
しんみりしたストーリー展開が見事にマッチしています。
ちょっとした浦島太郎気分になれますよ。

こういう一瞬不思議な感覚になれるマンガって
久しく読んでないような気がするな。
藤沢勇希の真価ここに極まれり。

▼アクメツ:脚本/田畑由秋・作画/余湖裕輝
我門ちゃんが負ければファイル3がアクメツの元に。
これでわざと負けることはできなくなってしまった。

我門ちゃんどうしようもないじゃん。
でもとりあえず、我門ちゃんがレースに勝って
あとは一般道での制限速度を楯に
うまいこと丸め込めばOKなんじゃない?

▼輪道:井ノ内貴之・原案/乗峯栄一

勝ちてえーッ

輪、見事なまでの吠えっぷり。
もう胸の痛みなんて関係ないだろう。
肉体がボロボロでもチャリバカ魂で勝利をものにできるか!?

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2004年5月13日 木曜日


光の島 8巻(完)
尾瀬あきら
小学館 ビッグコミックス 530円
最終巻。

唄美小中学校に通う生徒達は、何らかの形で心を閉ざしてしまった生徒が多く、
問題も多々発生しましたが、唄美島のゆったりした時間が彼らの心を開いていき、
互いの絆を深めていく。そしていつしか取り戻すことができた彼らの笑顔が
唄美島に活気を与えていく。

心に傷を負い、最初は反抗的だった子供達も途中で見放したりせずに
じっくり磨けば人とのふれあいを大切にする子供になってゆくものです。
実際、唄美小学校や唄美中学校、そして唄美島全体に活気を漲らせたのは
紛れもない最初に心を閉ざして唄美島にやって来た子供達なのだ。

最初は唄美小学校を廃校の危機から救うために無理矢理呼び寄せれられた生徒達。
でも今は違うと断言できる。
無理矢理連れて来られた生徒同士で
あんな感動的で爽やかな唄美中学校卒業式ができようものか。
唄美島の学校は誰でも受け入れて気持ちよく巣立っていける環境が、
もうできあがっているのだ。

それを実現させることができたのは唄美島に携わる人たちが
生徒集めで終わらせることなく、唄美島の良いところをアピールすることに
尽力を惜しまなかったからだろう。
半ば強引気味なところもあったが方向性は決して間違ってはいなかった。

光も年齢に関係なく分け隔てなく付き合える友ができて良かった。
おかげで、人と初めてであった時の喜び、別れる時の切なさを何度も経験し、
精神的にも逞しくなった。
光は物語では唄美島に残ったままで終了しているが、
その続きは自分の頭の中でいろいろと想像したい。NICE!

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2004年5月13日 木曜日


UKキングダム 2巻
藤澤勇希
秋田書店 少年チャンピオン・コミックス 409円
んー、こりゃ前巻と全く同じ感想だ。
低空飛行で地味なストーリー展開、大したことないお宝・・・

まあ、舞台が現代に近い日本だから大冒険マンガにしたくても
主人公達がなかなかハメを外すした行動がとれないのかもしれんね。
だから不穏な人物や怪物を使ってアクション性を高めているのだと
こう思う次第です。

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2004年5月12日 水曜日


旬 2巻
高倉みどり
講談社 講談社コミックス 409円
うん。地味だけどおもしろいです。
なにしろ主人公が見た目がぱっとしないので
野暮ったくみえてしまいがちなんですが
旬の作る丼がそれを見事に打ち消していますね。

オムライスやエビチリミニ丼など、普通の丼に固執しない発想が良いです。
調理も和洋折衷、いろんな世界の文化の良いところを取り入れていて
丼の未知なる可能性を見いだしています。

旬は青沼の無理難題に苦戦しながらも見事に
希望通りの丼を作ってみせるのがすごい。
あのぬぼーっとした風貌からは考えられない。
だからこそ余計に旬の作る丼物が際立つんですよね。

ストーリーも悪いヤツを改心させるだけでなく
思い出の味を再現したりと多少変化を見せています。

ま、なんにせよいろんな意味でこれから期待できる作品。
なかなかエエです。

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2004年5月11日 火曜日


アカギ 15巻
福本伸行
竹書房 近代麻雀コミックス 579円
いやー、おもしれーなあ。笑えるなあ。

まるまる鷲巣視点なんだけど、
・・・というか鷲巣の無様ぶりを堪能してくれってことでしょうねこれは。

途中、ドラ鳴きの片アガリ三色のテンパイで、
和了れない牌を持ってきてしまった時点で
鷲巣の麻雀は終了した。
あとは破滅へ一直線か。

もはやアカギの血抜き設定など無意味同然。

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2004年5月11日 火曜日


ショー☆バン 17巻
原作:森高夕次 作画:松島幸太朗
秋田書店 少年チャンピオン・コミックス 409円
観客席にいるアー坊達のやりとりを気にしつつ
春の大会決勝戦を見ましたよ、ええ。

番太郎は準決勝であれだけ荒れたボールを投げ続けたのに
なぜ鬼頭監督は決勝で番太郎を先発に起用したのか。
それは番太郎の投手としての器量を見抜くためだったんですね。
それが本大会の采配で活かされている。

鬼頭監督にとって春の大会なんて本大会で勝ち抜くための
布石にすぎなかったんだね。
常に先を見据えた鬼頭監督の野球理論には頭が下がる。

なんというか鬼頭監督の偉大さを感じずにはいられない巻だったなあ。
番太郎は意固地な面があって扱いにくい選手だろうに、
敢えて苦境に立たせ、己の実力をとくと味わわせて納得させる辺りがすごいと思うよ。

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2004年5月10日 月曜日


GONTA! 4巻
原作:七三太朗 作画:森田克俊
秋田書店 少年チャンピオン・コミックス 409円
キンヤはなんだかんだでインターハイ地区決勝進出、
ついに天才ボクサー・尾津との対戦が現実のものとなる。
しかし尾津は想像以上に強かった。

尾津は実力でキンヤを叩きのめしているのに対し、
キンヤは打たれ強さ、精神面での強さ、
いわゆるしぶとさで対抗している。

己の闘争心を高めても、マジ切れの第2段階になっても
尾津にことごとく潰されてしまう。
でもなおのこと尾津に立ち向かっていくキンヤの己の勝利を疑わない執着心。
キンヤに「万策尽きる」という言葉は存在しないみたいだ。

尾津もあっという間にケリをつけようと思えばつけられたけど、
最初にキンヤを少しなめてかかった分
却ってキンヤの眠っていた未知なる才能を覚醒させてしまいましたね。
キンヤも今回は情けの準優勝といったところでしょうか。

次巻で完結。次の目標は飛田。
さらに上を目指して進め!キンヤ!

P.S.

登場キャラ達が奇妙な変装をしている登場人物紹介のページがおもしろかったです。
キンヤはモハメド・アリのつもりなんでしょうか。
尾津の女装も捨てがたい。

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2004年5月8日 土曜日


666〜サタン〜 7巻
岸本聖史
スクウェア・エニックス ガンガンコミックス 409円
ようやくこのマンガの物語の全体像が見えてきた感じかな。
ステア政府がカバラの象徴を集めて、
犯罪組織ゼノムが逆(リバース)カバラの象徴を集めている。
その、逆カバラの最頂点となる象徴がジオの持つサタンであると。

ジオの両親役を務めた夫婦を登場させ、ゼノムと絡ませることによって
これでジオの当面の敵はゼノムということになるのかな。
今さら土台作りを見せられた感もありますが、
この物語の全体像を明確にしてますので良しとしましょう。

ステア政府はジオとどういう関係なるかは分からないが、
ゼノムだけでなくステア政府の動きにも注目。
ジオにとっての本当の戦いはここからだ。

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2004年5月8日 土曜日


週刊少年チャンピオン 2004年23号
2004年5月6日発売
秋田書店 230円
▼いっぽん:佐藤タカヒロ
柔道部顧問・藤原登場。
サングラスをかけていていかにも軽薄そうな男。
でもその実力は本物。

基本という太い根を張り、
自信という茎が伸び
強さという華が咲く


↑これ作者が思いついた言葉なのかな。
うまいこというなあ。
こんな名ゼリフをよりにもよって
あんなのに言わせる辺りが笑えます。

▼無敵看板娘:佐渡川準
赤ちゃんを美輝ちゃんのおかもちの中に捨てるとは
なんて母親だ。非常識すぎる。
でも美輝ちゃんのおかもちがそのまま赤ちゃんの棺桶にならないで
よかったね。

赤ちゃんの名前は「鬼丸」じゃキツイから
「おかもちくん」でいいだろ。

▼Switch:米原秀幸
ナナシは危険な状況下においても
逃がし屋の任務は忘れてないのね。
既に読者のオレが忘れているのに。

▼元祖!浦安鉄筋家族:浜岡賢次
新人漫画家の山羊野くん、
こりゃまた見事に十三階段に漫画を乗っ取られましたな。
こんなんじゃ編集者にボツの烙印を押されるのは当然。
早いとこ十三階段を部屋から追い出すのが吉。

▼アクメツ:脚本/田畑由秋・作画/余湖裕輝
高速道路の必要性を巡って
アクメツによる高速道VS一般道のカーレース開催。
一般道を走る我門ちゃんが勝てば
高速道路は無駄な経費を使ったということになる。

・・・となると当然我門ちゃんはワザと負ければいいのだが
その時のリスクってあるのかな?
まさかアクメツもわざと負けるつもりじゃないだろうな?

▼曲芸家族:みさき速
オレは女の子キャラが下品なことをするととっても喜んじゃうのに、
花七ちゃんを見てると嫌悪感をもよおすのはなぜだろう。

うまく言えないけれど、発想がオヤジ的でかわいくないんだよなあ。
体は女の子でも、心は中年オヤジくさい。

▼虹色ラーメン:馬場民雄
乾のラーメン人生にも複雑な事情があったんですね。
今までちぐはぐだった家族関係も乾のラーメンを食べて
家族のまとまりが1つになりつつあるような。
全ての思い出を包み込む乾のラーメンもまた
目指すものは太陽と同じ、虹が見えるラーメンと言うことか。

そして乾は思い立ったかのように太陽のいる戦場へ。
いても立ってもいられないんでしょうな。

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2004年5月6日 木曜日


ふぁいとの暁 7巻(完)
あおやぎ孝夫
小学館 少年サンデーコミックス 409円
この巻にて終了。

結局、準決勝の帝北学院との対戦が最後の見せ場だったのね。

帝北学院には元・鷹鳥一中の選手がいるんですけど
暁が試合前に偶然お友達になった小野寺渚くんとの対戦がメインでしたね。
単純に鷹鳥一中と元・鷹鳥一中の因縁の対決って訳じゃなく
ちゃんと帝北学院としてバスケの試合をしていたのが良かったです。

暁の笑顔はバスケをどれだけ楽しんでいるかを知るバロメーター。
笑顔を見せたときの暁はとんでもなく強かった。

暁以外では赤坂純くんのプレーが冴えてましたね。
初心者とは思えないほどトリックプレーがうまい少年でした。

全体的に適度に鷹鳥一中のバスケットグラフティを
軽いノリで楽しませていただきました。
おもしろかったですよん。

でも新しく入った鷹鳥一中のばーさん監督は
最後まで役に立ってなかったね・・・

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2004年5月4日 火曜日


ながされて藍蘭島 3巻
藤代健
スクウェア・エニックス ガンガンコミックス 409円
このマンガは、行人が藍蘭島に住んでいる女の子や動物達と一緒に
冒険したり騒いだりと日々の生活を綴ったマンガなんですね。
行人や女の子達の暮らしを見てると、騒々しくもどこかほのぼのしてて
平和さえ感じる。

ひとクセもふたクセもある強烈な個性を持つ女の子達と、
女の子達に振り回されながらもちょっぴり男の意地を見せつける行人。
このキャラ立ちのバランス加減が絶妙。
行人は女の子達のボケをしっかり受けとめる力があるんですね。

とにかく出てくるヤツらみんな陽気で好感が持てるキャラばかり。
女の子達は行人よりちょっと強いかもしれないけど、
それでも島でただ1人の少年である行人を慕っているのが
このマンガの良いところの1つなのかもしれない。

良い意味でニクイマンガ。おもしろいです。

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2004年5月1日 土曜日