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アーは無から光と闇を創造した。
続いて、アルカェウス達を創造し、大地を創造した。
使徒エフェクトスを大地とした。
そこに住まう者達を創造した。
彼らを統率する者を創造した。
彼らの模範を創造した。
そこに住まう者達に区切りを創造した。
彼らに活動の昼を創造した。
彼らに休息の夜を創造した。
そして、そこに住む者たちに、公平さを創造した。
第一期創造期に創造された者は、エフェクトス、
コロナ、アングルス、
デクストラ、ルナ、
そしてオービスの6名である。
彼らは、アルカイ達を引き連れ、地上の管理の方法を教えた。
奇妙な事はここでも起こる。詩を良く眺めるといい。アルカナ達は、
さもアルカイ達の為に創造されたかのように見える。
これは、第一部の裏づけともなる部分ではある。
が、それに関して深く追求する必要は無いだろう。今は、第一期創造期の考察である。
裏づけに関しては、諸君等の想像に任せるとしよう。
さて、公平さの為に創造された者とは、即ち使徒オービスである。
それぞれが自由な意志をもつアルカイであり、その数もまた半端な数ではなかった。
必然と、アルカイ同士でのいさかいが起こる。
この事をアーは予見してオービスを創造したのだ。
アルカイ自体は、アルカェウスに比べか弱い存在である。
よって休息が必要であった。そこで、創造された者が昼と夜の使徒、
すなわちデクストラとルナである。
デクストラは昼であり、右手である。
ルナは夜であり左手である。
デクストラ、ルナはこの考え方から、
派生的に様々な考察を行う事が可能であるが、それは、別の機会に語るとしよう。
アルカイは自由である分、無垢である。そのため、模範となる存在を創造した。
統率を行う立派な存在を示すため、英雄を示すためにコロナを創造した。
純粋な無垢を保ち続けさせるために、優しさを示すためにアングルスを創造した。
彼らは精神の模範である。だが、決して考え方、意思の模範ではなかった。
地上は、エフェクトスの体そのものである。
エフェクトスの体は「大皆触」によって砕かれたようで、
砕かれてはいない。ただし、その意思は砕かれた。正確には、エフェクトスは大地の現象である。
地上その物はエフェクトスではなく、また別な使徒である。地上はむしろ光や闇に近い存在である。
以上の流れを見て解るように、地上その物は正にアルカイの為に用意された物である。
同様に、第一期創造期に創造されたアルカナもアルカイのために創造されたものである。
彼女等がアルカイの為に闇と戦ったのは、
彼女等が最も長い間アルカイの世話をしていたからである。
いわば、子供のようなものである。故に、その子供であるアルカイは、
アルカナの精神を美徳として捉えている事が多い。コロナが最もいい例であろう。
この時、地上は若く平和であった。現在、或いは近い未来、人々は平和を望むようになるであろう。 それは、アルカイとアルカナが在りし日の事を思い浮かべ、そこに帰ろうとするからである。
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