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児童文学


「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)

[ 単行本 ]
「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)

・J. K. ローリング
【静山社】
発売日: 2008-07-23
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 3,990 円(税込)
中古価格: 2,930円〜
「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)
J. K. ローリング
カスタマー平均評価:  4.5
がっかり・・・
ハリポタ最終巻読み上げました。映画で1?5を復習して前巻の6から読み直したんですが、個人的にはかなりがっかりですね・・・上下巻になってからずっと思ってた事ですが、無駄な話が多すぎる。無理やり上下巻にしたのではと思うぐらい話が進まずイライラします。特に最終巻は上巻読み上げてもなかなか話が進まないので、集大成がこの下巻で表現出来るのかと心配になったぐらいです。説明不足も多く、あまりにも都合がよく出来すぎと思える箇所もちらほらありました。そして何と言っても、みなさんが言われてるように翻訳が酷過ぎます。別の方が翻訳した本を読み直したい気分でした。
とにかく内容盛り沢山
ハリー、ロン、ハーマイオニー3人の旅、ダンブルドアの意外な過去、スネイプの真実、壮絶な戦い、そしてハリーの過酷な運命。最終巻だけあって、今まで以上に読み応えがあります。長いけど読んで損はないです。何か感じることが絶体あるはず。是非読んでみてください!
最終章
最後はまあ、納得のいく終わり方だったと思います。ただ、他の多くの方がレヴューに書かれているように、伝わりきれない何か、その何かが大変もどかしく、こんなことなら英語をもっと勉強しておけばよかったと悔やむことしきり。ドラコを思う母の気持ちはよくわかったけど、それ以外は?????秘密の部屋の頃の簡潔でわかりやすい文章が懐かしくさえ思えてきました。やっぱり児童書なのだから、えーと、これはなんだったっけ、と前のページに戻るようなことがあってはワクワクする気持ちが萎えてしまうように思います。それでも終わったことはめでたしでした。長かったなあ・・・
面白かった・・・!
やっと最終巻を読むことができました。 目がシバシバになりながらも、一気に最後まで読んじゃいました。 ほんとに面白かったです! 私が気づけなかったからなのかもしれませんが、 それほど訳のおかしさが気になりませんでした。 価格とあのハードすぎるカバー以外は、満足です。 (あ、挿絵もいらないかな。。。) とにかく、ストーリーは素晴らしかったです。
それまでの伏線の謎が分かり、面白かった
この7巻を読んでみて1巻から読み直さないと分からない伏線が多い様に思った。 内容については、 第1に、死食い人達がハリーを捕まえてヴォルデモードに殺させようと包囲網をしく流れから、如何にして逃げ回る逃避行の面もある。 第2に逃避行の最中に、ヴォルデモードはダンブルドア校長の遺品、 ビードルの物語に語られている3つの死の秘宝にあった、 無敵の杖を探す上で、多くの人を殺していく。 第3にダンブルドアの遺言であった、ヴォルデモードの分霊箱の探し破壊しながら、ヴォルデモードの念に取り憑かれたハリーの性格が分裂していく状況と彼を支える周囲のロンの一族とハーマイオニー達、味方人々の暖かい心理描写が織り込まれている。 第4は遺品を残して亡くなったダンブルドア校長がハリーに抱いていた思いと期待、 スネイプ教師が故意に主人公に、意地悪い態度をしてきた理由が、 過去の映像等の文章で著している。 最後はホグワーツで死の秘宝から分霊箱の争奪戦へ目的が変わり、 ヴォルデモードと死食い人達との全面対決へと変わる。 それまでの伏線と謎が全て解けて面白い展開だった。 ただ導入部の逃避行の流れが上巻全部に該当しているので、長すぎた様に思える。 読む人は、人によっては厭きるかも知れない。 前半の本書によってダンブルドア像が剥がされる感じを受ける。が、 ダンブルドア、スネイプ等も、精神的にも脆い事実にも共感を覚える。 ハリーが青春時代を超えて大人になっていく過程において 随所随所に彼等とどの様に違う道を行くのかが読む者に納得をさせる。 しかし、素朴な疑問として、 下巻の終わりの頃にヴォルデモードとの決闘に一度殺されてからあの世に行き、 ダンブルドアとハリーが和解し、 この世に戻った後の世界で確信を持って戦う、 ハリーの意識とそれ以前のハリーの意識に落差と違和感を感じたことである。 おそらくこの箇所以降からが1巻を執筆した際に、 同時に著され、秘密にされていた最終原稿だったと推察される。 何故(ヴォルデモード関与世界では) 不死身に近い様なハリーが 4巻までは捨て身の英雄的な(少年的)意識だったにも関わらず、 5巻から(ヴォルデモードの所為か)弱い(大人的な)保身に回ってしまい、 5巻?7巻まで多くの仲間の命が殺されてしまう展開に、 作者がしてしまった事に疑問を覚える。 4巻での捨て身の意識で5巻でのアズカバンで (2巻のバジリスクに殺されそうになった時の様に死線を越えていたハリーが) 吸魂鬼達と死闘を守護霊と元気になる呪文を 組み合わせた魔法の連発をあみだして、戦いぬいて欲しかった。 この巻で描写されているローリング氏が描いたハリーの死後の世界の意義をもっと 全巻で一貫して掘り下げて読ませて欲しかった。 死の可能性1、吸魂鬼に殺される場合 不幸にもハリーが負けて吸魂鬼になってしまうと、 吸魂鬼に魔法世界がヴォルデモードを含んで支配され、 複雑な形で破綻してしまう可能性もある。 等を考えると戻らざるを得ない運命か、 不死鳥やドビー等の全員で 吸魂鬼達を打ち負かす必然性があったのではないか。 死の可能性2、死食い人に殺さる場合 死食い人達との決闘でハリーが殺される可能性には、 ヴォルデモードの闇の刻印が死食い人達の腕から消えてしまうかもしれない。 最終巻を読む限り、 ヴォルデモードの命が仲間によって殺されるという 不都合さが生じるのではないか。 以上の点を考えてみるとハリーポッターシリーズ全体の物語の構成が 5巻を分岐点として大きく変わっていく可能性がある。 それ故、5巻以降にも絶えず、限界に挑み、 超えていくハリーの活躍を見てみたかった。 個人的には吸魂鬼達との戦いで編み出した独自の技があり、 その技で死食い人やヴォルデモードとの最終決闘に持ち込むような 強烈な構成での展開を読んでみたかった。

魔法使いハウルと火の悪魔―ハウルの動く城〈1〉

[ 単行本 ]
魔法使いハウルと火の悪魔―ハウルの動く城〈1〉

・ダイアナ・ウィン ジョーンズ
【徳間書店】
発売日: 1997-05
参考価格: 1,680 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 459円〜
魔法使いハウルと火の悪魔―ハウルの動く城〈1〉
ダイアナ・ウィン ジョーンズ
カスタマー平均評価:  4.5
おもしろい!!
 映画の公開前に図書館で借りたこの本を読んで思った事は、先に読んで良かった?とゆう事でした。理由は、ハウルの性格や出てくる人物が大幅に異なるからです。映画版のハウルは可愛くて格好良いしソフィーとの場面が割とロマンチックだけど、原作のそうゆう描写はサッパリしているので公開後だと結構戸惑うと思います。その他にもありますが、要するに甘い物語を期待してはいけないんだと思います。だからといって面白さに影響してないところがダイアナさんのすごいところで、最後は満足できるだろうと私は思っています。
原作はアニメを2度見るのに最適
アニメはアニメでいろいろよいところがあったと思います。 個々の挿話は、ジブリらしい安心できるものでした。 原作を読む楽しみを与えてくれたと思います。 原作を読むと、アニメがより楽しく、2度目が見られると思います。
ハウルの人物像が鮮明になった
ジブリ映画を映画館で見て「?」があったところが原作を読んですっきりしました。 まだどちらも未見の方は、映画→原作っていった方がすっきりしていいと思いますよ。 基本的に映画の方も原作のシーンを再現してるところが多いのに、わかりにくくなっちゃってるのは時間枠の問題と、心理描写の説明が無いからでしょうね。 ハウルの人物像が鮮明になります。 単純におもしろいですし、原作を読んでない方には、一読をオススメします。
映画より明快で分かりやすい。
映画だと色々と「なんで?」と思うような事象が多かったですが、 こちらはとても分かりやすいです。 基本的には「荒れ地の魔女v.s.ハウル」です。 映画にあるように、ソフィーが若い見た目と年寄りの見た目の間で揺れる事もなく、 ラストも明快にわかりやすい。 またソフィーとハウルの毎日の生活が面白く描かれています。 映画の時間枠で苦しいアレンジなんてしないで、 ハウス名作劇場みたいな感じで、時間をかけた映像化をして欲しいと思いました。 映画を見て「これ本当に面白いのか?」と疑問を感じた人には特にお勧め。 原作は面白かったです。
一気に読めました。
映画を観てから原作を読みました。映画との違いを比べながら読んだり、映画では描ききれていない細かい部分も原作を読むと納得できたりしておもしろかったです。設定が大きく違うのは戦争の比重で、映画の方が社会的メッセージ性が強いみたいです。 ハウルやソフィーのキャラクターは、原作の方がダメなところがはっきり描かれていておもしろいです。ハウルは根っからのプレイボーイで面倒なことはのらりくらりとかわすし、ソフィーは思い込みが激しくてやきもち焼き。でもそこが人間らしくて親しみがもてます。 謎解き的な面もあるので、続けて2度読んでも楽しめました。

モモ (岩波少年文庫(127))

[ 文庫 ]
モモ (岩波少年文庫(127))

・ミヒャエル・エンデ
【岩波書店】
発売日: 2005-06-16
参考価格: 840 円(税込)
販売価格: 840 円(税込)
中古価格: 400円〜
モモ (岩波少年文庫(127))
ミヒャエル・エンデ
カスタマー平均評価:  5
幼稚園生のころに読んで人生を考え始めた本
 有限の時間を生きる我々にとって生きるとは? そんなことを本気で考えさせてくれる本、、、 子供向けではあるが本当は大人になる為の必読書である。 この本を読んで成長した子供は幸せです。私も、また幸せな人間です。 あなたの子供にも一度読んであげてください。
現代社会が悩むべき病気をテーマにした作品
児童向けの本とあるが、大人が読んでも学ぶことが多い本だった。何のために時間があるのか、時間を節約することでいったい何を得るのか、1976年に発表された作品にも関わらずまさに現代社会が悩むべき病気をテーマにした作品だった。特にニノが経営するファーストフードの誰もがイライラして忙しく、椅子に座ってゆっくり食事する余裕もない様子は現代社会の象徴だと思う。時間を短縮し効率を追求することばかり考えていると、子供が自由に遊ぶことや人の話をゆっくり聞くこと、人のことを考えることといった本当に大事なものを見失ってしまうかもしれない。
大人も子供も
 児童文学なのでとても読みやすい。読みやすいけれど平易ではありません。モモと友だちとのゆかいな会話、時間を奪うときの灰色の男たちの手練手管や不気味な笑い、生まれては朽ちていく時間の花。これら一つ一つを丁寧に想像しながら、ゆっくりと読んでいくことができました。  一読して、最近流行のスローライフやスローフードを思い浮かべて、説教臭いなーと思われる方もいるかもしれませんが、物語としての骨子もしっかりしています。モモの友だちを騙して強制的に働かせ、時間を奪い続ける灰色の男たちから、時間を取り戻すべくモモとカメのカシオペイアは行動を起します。なのに主人公のモモができるとことといったら相手の話を聴くだけ、直接協力ができる仲間はカメのカシオペイアだけ、魔法もなし。さてモモはどうやって友だちを助けだすのでしょうか。ぜひ、いろんな人に読んで欲しい名作です。
絶対に今の若者が読むべき本
この本を子供の頃に読みました。あの頃は普通の冒険本だと思いましたが改めて読んでみるとある種の預言書のように思えます。灰色の男たちの思想はまさに世を動かしている権力者達、モモの友達のジジはまるで現代に生きる芸能人のように見えます。ベッポは今現在の労働者、モモの友達は学歴社会に生きる今の子供たちの行く末のように思えます。この本を読み自分の進むべき道を見つけてはいかがでしょうか。
育児で時間のないママのためにも、お勧め!
育児疲れで、心身消耗しているときに久々に読んだ本。連日、忙しい、忙しいを連発し、幼い息子に対して、余裕をもって接することができず、荒んでいた私の心を豊かにしてくれた本です。息子と一緒の時間を過ごしているとき、”あ?、今、唯一無比の美しい花が咲いているぅ?”と感じることで、その限られた時間を貴重なものとして実感できるようになりました。過去、大切な自分の花を無為に枯らしてしまったことは多々ありましたが、家族と幸せな時間を過ごしているとき、”忙しい””急ぐこと”この二つの弊害を改めて見なおしました。得ることより、貴重なものを失ってしまうということも・・・・・・。

ハリー・ポッターと謎のプリンス ハリー・ポッターシリーズ第六巻 上下巻2冊セット (6)

[ 単行本 ]
ハリー・ポッターと謎のプリンス ハリー・ポッターシリーズ第六巻 上下巻2冊セット (6)

・J. K. ローリング ・J. K. Rowling
【静山社】
発売日: 2006-05-17
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 3,990 円(税込)
中古価格: 2,070円〜
ハリー・ポッターと謎のプリンス ハリー・ポッターシリーズ第六巻 上下巻2冊セット (6)
J. K. ローリング
J. K. Rowling
カスタマー平均評価:  4.5
ヴォルデモートの過去に迫る
最終巻の一歩手前。 ヴォルデモート卿の復活が公にされ、世界の状況はますます暗くなりますが、 この巻では、ハリーの物語は学校内に戻り、たんたんと進んでいきます。 薬学の授業でハリーがハーマイオニーを押さえて一番になるなど、楽しみどころもあります。 ダンブルドアからの個人教授など、ダンブルドアと行動を共にすることが多くなり、 結末に向けて謎が解き明かされようとしていきますが、、、 6巻でも謎はすべて解かれることなく大事な人が命を失う事に。 7巻でどう決着がつくのか、最終巻への期待がとまりません。
謎と旅立ちの巻。謎のプリンスも活躍。
ハリーがハーマイオニーよりも魔法薬学で良い点数を取る、って信じられる? ハリーが闇の魔術に手を染める、って信じられる? こんな事が起きるのも、時間を超えた書物の仕業。 大きな悲しみを乗り越えて、ハリー達はどこに向かうのでしょう。 著者ローリング女史が紙とペンの力を信じて描き出した魔法の世界。 愛と勇気と夢が伝わる半純血のプリンスの巻き。 はらはら、どきどきと、次回への期待をしっかり読ませてくれます。 謎のプリンスというのも良いタイトル。 読み直すも良し、映画を見るも良し、最終巻となる英語本に手をのばすも良し。 おおいに楽しませてくれるハリポタワールド、最高です。
謎のプリンスというタイトルもよいですね。
日本語のタイトル、いいですね。こういう訳のセンスが、全体を飽きさせない翻訳の源だと思います。 毎回、謎を残して終わる筋書きと、登場人物の性格をうまく表している表現。 私は、翻訳でハリーポッターのファンになっています。
Just testing
This is a testing. Please ignore this review. Thanks
やっと!
発売してから結構たっていたのですが、最近手に入ったので一気に読みふけってみました。 やはりハリーポッターシリーズは一気に読んで一気に世界観に浸るのがいいですよね。 買うきっかけになったのが知人の母親のはまり用をみてでしたが、まじで今までで一番おもしろかったということは間違いなかったと思いますw 次の最終章が楽しみでなりませんよ?♪

アブダラと空飛ぶ絨毯―ハウルの動く城〈2〉

[ 単行本 ]
アブダラと空飛ぶ絨毯―ハウルの動く城〈2〉

・ダイアナ・ウィン ジョーンズ ・Diana Wynne Jones ・西村 醇子
【徳間書店】
発売日: 1997-08
参考価格: 1,680 円(税込)
販売価格: 1,680 円(税込)
中古価格: 1,246円〜
アブダラと空飛ぶ絨毯―ハウルの動く城〈2〉
ダイアナ・ウィン ジョーンズ
Diana Wynne Jones
西村 醇子
カスタマー平均評価:  4
ファンタジーとしても推理小説としても爽快な作品
前回の作品とは異なり、中盤過ぎまで語られる世界はアラビアンナイト風。 前作で大活躍したヨーロッパ風の魔法使いはまったく顔を見せない。 いつ顔を見せるのだろう、どうやって登場するのだろう、と待ちわびていたら、 「なるほど!そう来たか!!」と思わずため息をつきたくなるような 絶妙のタイミングで現れて、思わず地団太を踏みたくなるぐらいの悔しさを味わった。 まんまと騙された。この一言に尽きる展開。 全てが明らかになった後ならば、すべて納得が行くし、読み返せば読み返すほど、 「なぜ分からなかったんだろう。」と改めて悔しさが蘇ってくるほど、明瞭な伏線だ。 しかし、まんまと騙された。 騙された一番の原因は、全編を覆っている中東のファンタジー作品ぽい雰囲気では ないかと思う。この雰囲気とハウルの活躍する国がどうしても「同じ作品の中の世界」 として結びつかず、クライマックスに至った。 勢ぞろいする姫君たちの前で、次々と明らかになっていく謎。 張り巡らされていた伏線が、すべて明らかになるこの場面は、前作に引き続き、爽快だ。 読み終わった後、思わず、始めのページから読み返す羽目に陥った。 この作品は、ファンタジーというカテゴリかもしれないが、十分、推理小説として 楽しめる作品だと思う。
アブダラを応援したくなる
今回は1作目の「魔法使いハウルと火の悪魔」とは舞台も主人公もがらっと変わります。 インガリー国をはるか南にくだったラシュプート国の若き絨毯商アブダラが主人公です。 頭にターバン巻いて、砂漠の町で絨毯売って。まったく1作目のキャラクターが出てこないまま話がどんどん進んでいきます。 「あれー?」と最初はとまどいましたが、このアブダラが非常にいいやつ。 話がおもしろくて、次第次第にアブダラの旅を応援してました。 アブダラの話にすっかりはまってる頃に、後半でソフィーやら、ハウルの名前が出てきて、一粒で2度おいしい思いがしましたよ。
前作よりこっちの方が好き
はっきりいってハウルとソフィーは完全に脇役でしたね。最後に正体が明かされてからは、重要キャラだったんだと思いましたが… 今回はアブダラと〈夜咲花〉がいい味出してました。恋物語としては前作のなんともあやふやなものとは一変して、ストレートなんだけどうぶな若いふたりのさわやかな恋。ごく普通の頼りない男だけど一途で純情、愛の力は偉大なり!ですね。 ハウルやソフィーがこれといって活躍するでもなし、空飛ぶ城のために無理から絡ませたという気もしないでもないので、続編としてはまったくものたりないですが、前作とはまったく別物として楽しむのがよいでしょう!登場人物も前作以上に個性的でおもしろかったです。
ハウルの動く城?
「ハウルの動く城」の姉妹編ということですが、前作の登場人物たちはなかなか登場しません。 「ハウルの動く城」の続編だと思って読むと、ちょっとがっかりかもしれません。 それでも、「アブダラ」は「アブダラ」で面白いです。 特にハウルたちが関わってくるあたりから、どんどん面白くなっていきます☆。 ハウルたちのその後も少し描かれていて、ハウルの続編だと思って読んだ私は、すごくうれしかったです。
変身物語
 1990年に出たCastle in the Airの翻訳。  『魔法使いハウルと火の悪魔』の続編だが、独立した物語としても楽しめる。私は、こちらの方が好き。  主人公はハウルではなく、アブダラというアラビア(?)の青年。空飛ぶ絨毯にはアラビア人の主人が必要というわけだ。ここにソフィーやハウルらお馴染みのキャラクターがどんなふうに絡んでいくかが読みどころ。  ダイアナ・ウィン・ジョーンズらしく、メタ・ファンタジー的な要素が強いのも相変わらず。しかし、それが物語に安心感と奥行きを与えている。  ヒロインが魅力的。

アミ 小さな宇宙人

[ 単行本 ]
アミ 小さな宇宙人

・さくら ももこ ・エンリケ バリオス
【徳間書店】
発売日: 2000-12
参考価格: 1,365 円(税込)
販売価格: 1,365 円(税込)
中古価格: 536円〜
アミ 小さな宇宙人
さくら ももこ
エンリケ バリオス
カスタマー平均評価:  4.5
これこそ、人生観の変わる本です!!
「アミ 小さな宇宙人」「もどってきたアミ」「アミ 3度めの約束」これらは今まで読んだ中で1番の、素晴らしい本でした。一人でも多くの人がこの本を手にしてほしいのでレヴューを書きました。 小さい子でも読めるように難しい言葉はほとんど使われていません。それって、実はとても難しいことですよね。 アミの言葉は優しく、しかし胸に突き刺さるものばかりです。 読みやすいのですぐに読めますし、小さい子から大人まで、今すぐに読んで欲しい本です。
愛について、教えてくれました。
星5つでは足りません!おとぎ話のように書かれていますが、事実だと思います。この本を読んでから私達よりも進化された愛情あふれる宇宙人の存在を確信する事が出来ました。それに、この本を読んでいたのでアセンションについての情報にも初めから抵抗はありませんでした。一度ですがUFOも目撃しました。とても親近感を覚えました。こうした宇宙人やUFOなどと書くと嫌悪感を抱く方も多くいる事は分かっていますが、あえて書き込みました。私も1年程には嫌悪感を抱いている一人でしたから。一人でも多くの方がこの本に出会えますように♪
宇宙人がいることを意識するようになった
「神との対話3」に高度に進歩した存在について書かれてあるのを読み、高度に進歩した世界とは一体どういう世界なのか、どう成り立っているのか知りたいと思い手に取りました。「3度目の約束」まで全部読みました。しかし、筆者も書いているとおり、おとぎ話風なので、その辺が私には満足できませんでした。高度に進歩している天体や生物が一体どういう仕組みで成り立っているのか、科学的な言葉を使って説明して欲しいという方には、物足りないかもしれません。 また、多国語に翻訳されているようですが、日本人受けするように書かれているような気がしました。すみません、私は40過ぎているので現実的なのです。例えば、中国人はつり目でおもしろい顔なのですが、ツインソウルの女の子は日本人のような顔でうっとりするほどきれいとか、そういうところです。外の人から見れば日本人も中国人も韓国人も区別がつかないと聞きますが、エンリケさんはよほど日本人が好きなのかなと思いました。 この本を読んだあと、私は色々宇宙人体験を読みあさりました。そして、ずっと以前から、このような宇宙規模の「愛」というideaがあったことを知りました。 しかし、これは不思議なのですが、おとぎ話風というのは心の中に入ってくるのですね。英語翻訳本のくどい言い回しの「神との対話3」は心に響かなかったのですが、宇宙人アミは心の中に入ってきます。特にアミがペドゥリート少年を迎えにくる場面が何度か出てきて、私はすっかり感化されてしまいました。本を読んでから、確かに私の枕元に2,3人の宇宙人が来たんです。またあるときは夢の中でアミに別の惑星の人間を紹介されました。そして、あれは本当だったのではないかと思ってしまっています。 宇宙人はいるぞと意識させることのできる、確かに影響力のある本。 これは言えると思います。
高次元からの愛のメッセージ
読みおえて 1番最初に思ったことは もっと早くにこの本に出会いたかったとゆう気持ち そして次に近所のどこの本屋さんにいっても この本がおいてなかったことに腹がたってきた 本屋の1番目立つ所に山積みするべきだ!!とゆう気持ち…この本は子供から大人まで わかりやすい言葉や表現を使って何が1番大切な事なのか ワクワク ドキドキさせながら 優しく教えてくれる本です 私は一人でも多くの人に読んでもらいたいと思ってレビューに初めて投稿しました まずはここから…そして次に自分の近くにいる大切な人へ…そしてまたその人の大切な人へ… アミありがとう…
アニメのDVDか映画にならないかなぁ。
「神との対話」シリーズと、レムリア・ルネッサンスの本を読んで、興味を持って読みました。とてもわかりやすくて、エッセンスの詰まった本です。 驚きながら読みました。 さくらももこさんのカバーと挿絵とあいまって、誰にでもお薦めしやすい本です。 アニメのDVDとか映画になって翻訳されればいいなぁ、と思います。 ありがとうございます。

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 ハリー・ポッターシリーズ第五巻 上下巻2冊セット(5)

[ 単行本 ]
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 ハリー・ポッターシリーズ第五巻 上下巻2冊セット(5)

・J. K. ローリング ・J. K. Rowling ・松岡 佑子
【静山社】
発売日: 2004-09-01
参考価格: 4,200 円(税込)
販売価格: 3,500 円(税込)
中古価格: 889円〜
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 ハリー・ポッターシリーズ第五巻 上下巻2冊セット(5)
J. K. ローリング
J. K. Rowling
松岡 佑子
カスタマー平均評価:  4
おもしろいと思いました。
まだ、5作目までしか読んでませんが、 内容は1番おもしろかったです。 読んでいて、ハリーの性格の悪さに対してはイライラしました・・・。 気になったのは、 1作目などは完全に“子供向け”といった感じだったのに、 今作では特に、文章の表現(翻訳が問題?)が、 子供向けではなくなっているような気がしました。 文章表現だけじゃなく、内容も子供向けとはいえないかな? 作者(翻訳者?)が、 読者の対象をどの辺りに定めているのかが全くわかりません。 文字を大きくしたり、文字の種類を変えたりしているのを見ると、 文章との違和感があるため、物語に入り込むことはできませんでした。 (1作目では「なかなかおもしろい書き方だな」と思えたんですが・・・。) 作品を通して見たとき、 全体的に“ブレ”が出てきてるといえるかも知れません。 評価としては星4つです。
だるかった
1巻から流れるように読んでいたのに、この巻に来ていきなりスピードダウン。この巻では、思春期、成長期のゆれる心理状態や、安全地帯だったはずのホグワーツという環境が目まぐるしく変わる中で一生懸命にもがき、反骨精神を磨きながら成長していくことを示したかったのかも知れませんが、・・なにしろ長い。なにしろ、くどい!話の構成上必要なの?っていうほどくどくどと繰り返される嫌がらせと、ハリーの癇癪。苛々しながら読むだけの本でしかなかったです。冒険というには、前置きがながすぎて、わくわくさせられる前に苛々させられているだけのような気がします。ハリーの癇癪とハーマイオニーとロンのケンカ、三人のケンカ、繰り返し繰り返し、どの章でも必ず出てくると言うくらいで、読んでるこちらが苛々して来ちゃいました。アンブルドアの言い分も、頷けないものもありましたしね・・。
とにかく長い…
映画を先に見て、話が不明だったので、原作を読むことにやっと腰を上げました。1巻?ずっと原作は読んでいますが、やっぱりローリング氏の特徴で、とにかく前置きが長い!上は読むのにやたら時間がかかりました。思春期のハリーの心理描写など、こと細かく書きたい気持ちも分からないではないですが、一応児童書向け本としているなら、これだけの長さは要らないと思う。 それに、言葉表現が難しく、フリガナを振っていなければ読めないような言葉ばかりで無意味に難しい。訳者はもっと解りやすい言葉を選べなかったのでしょうか…? 全体を通しての話自体は面白かったと言えるでしょうが、終盤のダンブルドアの告白で、もっとびっくり仰天するようなものかと思いきや、私には「えっ… 結局何?!」と言いたくなるように空振りでした。次巻も購入済みなので、すぐにでも続きが読み出せる状態ではありますが、次に行く前に、何か別の小説が読みたくなりました。
冗長なところもあるが
やはり面白いです。 作者は嫌な奴書かせるとほんとにうまい。 アンブリッジの嫌な奴っぷりはすごい。 そんなアンブリッジに対抗してくハリーの反骨精神にあっぱれといいたい。 15歳のハリーと周りの友達の成長物語として、傷つき悩むところまで含めて とても面白かった。 一方、全般を通じて思っていたことですが、学校内の日常を描かせたら最高の作者の筆も アクションシーンの描き方がいま一つかな、と。 アクションが映像として頭に入ってこないし、急に戦闘に決着がつくし、戦闘が終わったあとのシーンも短すぎるなど、やや不満がありました。 アクションに関しては、映画の方に軍配があがります。
嫌味なハリー
キャラクターのよい扱いと深いストーリーを期待する方にはお勧め出来ない。ハリーポッターのシリーズが好きな方はがっかりするのでは。単純な登場人物の扱いと設定に驚いた。まるで深みがない。悪い人はやっぱり悪い人。いい人はやっぱり良い人。読んでいて呆れてしまった。前作から違和感があったが、それは主人公のハリーの性格の変化。第一作目のハリーの控え目な部分がみえない。だんだん傲慢で目立ちたがりやにしか見えなくなった。読んでいて不快だった。これが思春期の少年の模様をかいたものだとしても、受け付けない。初期の頃にあったワクワクするような気持ちも感じず、登場人物への感情移入も出来ない。正直ストーリーが薄っぺらい。

モモ―時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語 (岩波少年少女の本 37)

[ 単行本 ]
モモ―時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語 (岩波少年少女の本 37)

・ミヒャエル・エンデ ・Michael Ende ・大島 かおり
【岩波書店】
発売日: 1976-09
参考価格: 1,785 円(税込)
販売価格: 1,785 円(税込)
中古価格: 482円〜
モモ―時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語 (岩波少年少女の本 37)
ミヒャエル・エンデ
Michael Ende
大島 かおり
カスタマー平均評価:  5
ネバーエンディングストーリーよりもお勧め
ネバーエンディングストーリーを読んで、同じ著者のこの本を読んでみた。 実際に、こちらの方が、現代の人たちには共感できるないようだと思う。 日本語訳の部分で、ちょっと「あれ」と思うところがあったが、ほとんど気にならない。 それよりも、内容に感銘した。 時間を大事にする意味、大事にするがゆえに追いかけられている現代人は必読だろう。
豊かな生き方とは
 本書は、人びとから「人間らしい時間」を盗んでいく時間どろぼうから時間を取り返してくれた女の子、「モモ」の話である。対象年齢は小学5, 6年以上。児童書ではあるが、大人が読んでも読み応えがある。いや、むしろ大人こそが読むべきかもしれない。私は10数年ぶりに本書を読み直したが、今読んでも考えさせられる内容だった。  モモは現在でいうところの「浮浪児」。なぜ、時間どろぼうはモモから時間を盗むことができなかったのか、また、なぜモモは時間どろぼうから人びとの時間を取り返すことができたのか。「浮浪児」であるからこそ、モモは、豊かな人間らしい時間を持っていたからではないだろうか。自分の心の豊かさを犠牲にしてまで、時間に追われるような日々を送る人びとは少なくない。もちろん、これは私たち自身の生き方についてもいえる。しかし、果たしてこのような生き方は本当に豊かな生き方なのだろうか。  本当の豊かな生き方とは、一見ムダに見えるような、効率性を度外視した人間らしい時間をいかに持つことができるかにかかっている――このことを「忙しい」私たちに改めて気づかせてくれる、そんな名作である。
壮大なスケール
始まりから一気に惹き付けられます。 子供向きに分かり易く書かれてある文章ですが、とっても魅力的です。 哲学的で難しくなってしまいそうなテーマを 物語としてファンタジーに織り交ぜ最後まで飽きさせることがありません。 内容は非常に奥深く、子供が読んで意味を理解するのは難しいのではないかと感じました。 大切にずっと側に置いておきたい本になることは間違いないと思います。
昔はよく夢をみていました。
大人になって、仕事を始めて、結婚をして、また働き始めて 最近買う本はといえば、株で1億円とかFXで稼ぐなどの類の本です。 そんな時、本の整理をしていたら 昔買った児童文学が出てきました。 大好きな本で何度も何度も読んだ本です。 文字もそんなに大きくなく、かなりのページ数ですが あっという間に読みきっていたものです。 何か読みたい、久しぶりにそんな気持ちになって 検索していたところ「モモ」を見つけました。 時間泥棒という言葉がとても気になりました。 現代社会にそのままあてはまるような 日曜日だというのに仕事をしている そんな忙しいビジネスマンも、この本を読む余裕があればね でもそれはとても無駄な時間なんでしょうか? 愛蔵版にしたのは、内容は同じなんだから文庫本でいいんじゃない という意見が多い中、無駄な豪華製本のものにしてみました。 昔はよく夢を見ていました。 それは決してお金持ちになりたいとかではなかったです。
のんびりする時間も大切
効率主義で、無駄な時間をもったいないと思いがちな現代人。 のんびりしてると罪悪感すら抱いてしまう。 でものんびりして他愛もない時間が大事。 そういうことを言いたかったんじゃないかと思う。 時間泥棒に時間を盗まれているわけでもないのに、忙しい、時間がない、と嘆いている現代人。 これは子供だけじゃなく大人も読んだらいいと思う。 児童書にしておくのはもったいない。 昔、映画化されたのを見てあらすじは知ってたけど、本も面白かった。

北欧神話 (岩波少年文庫)

[ 単行本 ]
北欧神話 (岩波少年文庫)

・パードリック コラム
【岩波書店】
発売日: 2001-11
参考価格: 756 円(税込)
販売価格: 756 円(税込)
中古価格: 755円〜
北欧神話 (岩波少年文庫)
パードリック コラム
カスタマー平均評価:  4.5
初心者にうれしい
世界の神話に興味がありまして、北欧神話はこの本にしました。初心者に分かりやすくよかったです。神話は文学本など読んでいても結構出てきがちなので知っていて損はなしですね。
読みやすく分かりやすい!
北欧神話を初めて読む人におすすめ。
コラムが個々の神話をうまくつなげて、並べているので、ストーリーを追いやすい。
素朴で美しい北欧の神々の魅力満載。
神話のダイナミックな面白さをうまく編集してある。
読みやすく、面白い
北欧神話を、Eddaをもとに易しく書いた本です。
主神オージンをはじめ、力持ちのトール、悪い悪戯をするローキ、リンゴを摘
むイズーナ等々個性豊かな神々を描きます。巨人や小人も出てくるので、いま
流行りのファンタジー物語のような感じで楽しめます。
読んでいると、トールキンが影響を受けたというのもよくわかります。また、

予見された終末、さいごの戦いで相討ちになっていくさまなどは、さながら
『ニーベルンゲンの歌』のよう。
人間味(?)のある個性的な神と巨人たちの物語が楽しめます。
神々の個性
アイスランドのEddaを基にした、いわばリトールド版の北欧神話。ゲルマン
民族の神話である。
最高神オージンをはじめ、力の強いトール、悪い悪戯をするローキ、若さを与
えるリンゴを摘むイズーナ、等など多くの神々が登場するので、ちょっとやや
こしいが、子供向けの再話なのでとても読みやすく、神話とはいっても、神々

がそれぞれ強い個性を持ち、小人や巨人が登場するなど、ファンタジーのよう
にして読める。面白い物語といった感じだ。トールキンに影響を与えているこ
ともよくわかる。(『シルマリルの物語』を彷彿とさせる)
やがてローキの悪意により神々と巨人の最終戦争の様なものが起こって相打ち
になっていくさまは、さながら『ニーベルンゲンの歌』のよう。
北欧神話
ロキ、オーディン、トール、ヘイムダル、フレイヤ…などの、北欧の神々の物語が、少年少女むけに分かりやすく書いてある。最近漫画などで北欧神話をベースにしたものもあるが、それで興味を持った人にもおすすめできる。


天と地の守り人〈第1部〉 (偕成社ワンダーランド)

[ 単行本 ]
天と地の守り人〈第1部〉 (偕成社ワンダーランド)

・二木 真希子 ・上橋 菜穂子
【偕成社】
発売日: 2006-11
参考価格: 1,575 円(税込)
販売価格: 1,575 円(税込)
天と地の守り人〈第1部〉 (偕成社ワンダーランド)
二木 真希子
上橋 菜穂子
カスタマー平均評価:  4.5
バルサはチャグムを追う
これもいい本だ。 なにより、ストーリーに無駄がない。もとより、文章が上手い作者だが、前作『蒼路の旅人』あたりから、それをひしひしと感じる。 とはいえ、バルサが登場してくると、読者としてはやはりうれしい。やっぱり、バルサはバルサだ。よくこのような人物を造形できたものだと、いつも感心するが、血の通ったプロフェッショナルといえばよいのだろうか。しかも、女性であることが設定としてうならされる。 そのバルサは、ロタ王に目通りするため海に飛び込んだチャグムを追う。その執念はすさまじい、と言ってもいいくらいだ もっとも、さすがにシリーズ最終話だけあって、この第一部からしてバルサも苦戦という感じだ。別にバルサが衰えたのではなく、たとえばロタ王国では、バルサが情報源を持っていないなど戦闘能力以外の要因がからむ。そして、なによりタルシュ帝国側の複雑な事情をバルサは知る由もない。 それでも、この第一部の最後でついにバルサはチャグムに追いつく。それも、劇的な形で。チャグムが、バルサを国同士の争いなぞに巻き込みたくないと、バルサを遠ざけようと苦心したにもかかわらずだ。やはり「母は強し」である。 さて、この『天と地の守り人』3部作は、チャグムとバルサの物語。そして、サグとナユグの大いなる交歓の物語と言えそうだ。それにしても、第一作『精霊の守り人』から、これまでの作品すべてがこの3部作に収斂してくるのがすごい。ねらっても、書けるものではない。それだけでも、この3部作は読む価値がある。
バルサとチャグムの再会
とうとう最終章の幕開け。 蒼路の旅人以降、チャグムが果たしてどうなっていくのか。 ハラハラしながら手に取りました。 まずは蒼路の旅人ラストでのシュガに宛てたチャグムの手紙から本編は始まります。 チャグムの民を思う心に涙が出ます。 その後、バルサ、タンダ、シュガ、それぞれがそれぞれの事情で、自分のできることを精一杯やりながら物語は進んでいきます。 お互いを信じ、迷いながらも自分を信じている登場人物たちの生き方に感銘を受けます。 箇所箇所に出てくる登場人物、アスラ、チキサ、イーハン、シハナ、ヒュウゴ等、他の巻で出てきた懐かしい顔ぶれが総結集です。 今まで守り人、旅人シリーズ書かれた順番通りに読み進めましたが、 途中途中に他国のシーンが入る際、別の巻で書かれている背景が分かり感動もひとしおでした。あと2作ですが、読むのが大変楽しみです。
バルサとチャグムの物語がひとつに結ばれる醍醐味
 南の強国、タルシュ帝国の侵攻が迫る新ヨゴ皇国とロタ王国。サグ(こちら側)の世界に戦乱の暗雲がたちこめる一方で、ナユグ(あちら側)の世界にも大きな異変が起きていた。風雲急を告げる動きの中で、皇太子チャグム、女用心棒バルサ、ふたりの物語がぶつかり、ひとつの大きな流れになっていく・・・・・・というのが、本書のあらまし。  チャグムの行方を追い求めるバルサと、以前の巻にも登場した某人物とが出会い、言葉を交わすなど、このシリーズの愛読者にとっては、わくわく、ぞくぞく、はらはらするシーンが目白押しでした。  特に、本書の終盤、「刺客」以降の話の展開が素晴らしかった。まるで映画のフィルムが回っているような描写の、鮮やかで見事だったこと。怒涛の如き話の流れに心揺さぶられながら、ラストまで一気に運ばれたこと。このシーンは、強く印象に残りましたねぇ。この場面の白眉のワンシーンを描いた324頁、二木(ふたき)真希子の挿絵もよかった。  バルサの身を案じる幼なじみのタンダ、チャグムの安否を気遣う星読博士のシュガをはじめ、脇の人物のキャラも立っていて、魅力的なんですよね。同時進行で描き出される彼らの姿が、物語の味わいをさらに彫りの深いものにしている。  物語の中にゆったりと身を任せることのできる本当に面白いシリーズだなあと、本書を読んで改めて実感しました。この「守り人(もりびと)」シリーズと出会えた幸せに、心から感謝します。
守り人・旅人シリーズ合流終章
本書の前に『蒼路の旅人』を、読むことをお勧めいたします。 本書は『蒼路の旅人』の続きである。 冒頭にいきなりシュガに宛てたチャグムの書簡があるが『蒼路の旅人』未読の方には意味がわからないのではないだろうか。 『蒼路の旅人』を『天と地の守り人 第一部』にしたい。 本書はチャグムをバルサが探すお話であるが300ページすぎに出会うまでイライラした。
バルサ最終章スタート
 とうとう、この日が来てしまった。バルサとチャグムをつなぐラストステージ。どんどんスケールが拡大し、いよいよクライマックスに突入。その前の序章が本書である。  じわじわ役者が揃い、外堀が埋まってきた。いくつかの伏流が本流に合流する。  出足の肉付けは実に見事である。第2部・第3部も期待しています。

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 更新日 2008年10月11日   ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク