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[ 単行本 ]
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マジック・ツリーハウス〈1〉恐竜の谷の大冒険
・メアリー・ポープ オズボーン
【メディアファクトリー】
発売日: 2002-03-29
参考価格: 819 円(税込)
販売価格: 819 円(税込)
中古価格: 115円〜
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・メアリー・ポープ オズボーン
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カスタマー平均評価: 4.5
そんなにいいかな???? 全然、本を読まない子には軽くていいのかなあ?
同じく、ほとんど読まない我が子に買って、親も読んでみたが
まったく薄っぺらな感じ。
一応、読んでいたがマンガと同じかな。
内容的には、良質の絵本を読み聞かせた方がよほど良かった。
ただ、とりあえず文字を読ませる練習程度なら価値ありなのか。
親の下心も満足させてくれる本。挿絵もよし。 いい本ですよ。
「どうせ本読むならドラゴン退治ばっかしじゃなくて、学校のお勉強に即役立つものを読んでほしい」なんて親のセコイ下心も満たしてくれます。
当然ながらネタ的に若干アメリカに偏っていますが、別にいいです。
挿絵もいいですね。たまに微妙にデッサン狂ってたり「挿絵になぜこの構図?」というのがあったりしますが、よく見るとそれらが逆に絵に躍動感を出しているのがわかります。計算ずく(あるいは本能的?)なんですね。とても画力とセンスのある方です。調べてみたら、この方は別の名前でイラストやマンガを描いてらっしゃる、その道では有名な方なんですね。でも別名でお描きになっているイラストの方は、息子にはちょっと見せられないものも・・・。
シリーズの一冊目! 「すっごい面白いよ。」って紹介されて、友人からシリーズの最初3冊ほどレンタルして読みました。
この本の感想は「ふーん、アメリカの子供はこういった内容が好きなんだ。」てなもんです。
小学2年の娘もそんなに興味を示しませんでした。
ところがです。
次の日会社から帰ると、娘が「あの本の続きはないの?」って。
その夜、2冊目、3冊目を読んでみるとこれが面白いんです。
また、3冊目が気になるところで終わってるんですよ。
次の日、大人買いです。(^-^)
もし、1冊目を読んでやめる人がいたら、もったいないと思います。
3冊くらいは読んでみて下さい。
イラストが… イラストが漫画のようで残念です。お話が良い感じなのに勿体無い。偶然手に入れたのですが、多分書店で見ていたら手に取ることもなかったと思います。娘は最初「これ、漫画じゃないの?」と読みたがりませんでした。アーサー王物語が大好きなので「モーガン・ルー・フェイ」という名前を目にして興味が湧いたようでした。あのイラストの印象で読ませたくないと思う親御さんもいらっしゃるのでは。
すごい勢いです! もともと本が好きな小2の娘ですが、文庫本のようなタイプの本は何日にも渡って読み終えるという感じでした。でもこの本は違う!学校から帰ってすぐ飛びついて、おやつも忘れて読みふけっていました。とても気に入ったようで、18巻まで出ていると伝えると目をキラキラさせて「早く読みたいなぁ」と。こんなに気に入ってもらえたら買ったかいがありました。
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[ 単行本 ]
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アミ3度めの約束―愛はすべてをこえて
・エンリケ バリオス ・さくら ももこ
【徳間書店】
発売日: 2000-12
参考価格: 1,575 円(税込)
販売価格: 1,575 円(税込)
中古価格: 293円〜
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・エンリケ バリオス ・さくら ももこ
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カスタマー平均評価: 5
このページを見てるあなた!ぜひぜひ買いましょう!! まず、このページに運良く訪問されたあなた!
1巻2巻は読みましたか?
読んでなければ即購入しましょう。
(今は文庫本が出てますから、そちらの方がお得ですよ)
著者のエンリケ・バリオスさんが描く世界は、とても感情移入がしやすく、場面の情景もとてもリアルに感じられます。
要所要所で状況がスリリングに展開し、とてもハラハラさせられます。
この3巻は、シリーズの中で一番、”ファンタジー”として脚色されているなぁという印象を受けました。
(シリーズ全てが”ファンタジー”なのだと著者は言っているが、私にはどうしてもこのアミの話は事実を元に作られてるという印象を受けるのです)
私は、ペドゥリートのおばあさんから、”信じること”の大切さを教えられました。
強い信念と継続と努力を怠らなければ、必ず願いは叶うってことです。
これって本当に大事な考えだと思います。
全体的にやさしい文章で綴られてますが、非常に深い内容です。
「地球が第三レベルから第四レベルに移行しつつあること」や「魂は永遠であること」「強く願えば叶うこと」「与えたものが受け取るもの」そして「宇宙の基本法は”愛”であること、また神とは愛であること」
これらは、多くの精神世界系やチャネリングの本などで述べられてることです。
このアミシリーズでは、そういったエッセンスがふんだんに散りばめられてます。
これを「名著」と言わずして何を名著と言おう。
アミに出会えたことに心から感謝します。
エンリケさんありがとう!そして、アミありがとう!
緑 黄色と読んだら これも読むのはお決まりといった感じで (おもしろいな!と思った人は) あ そうそう 今は 単行本で買いやすいです。 ちょっと前は ハードブックだったから 3冊も買うとけっこうなお値段。 でも 内容は とっても愛にあふれた 今の地球に必要なお話。 あぁ アミ 次は私も・・・って空見ちゃうようになるかも。
アミちゃん最高☆ 一冊目を読み終えて直に書店に走りました。 二冊目、三冊目は一気に読んでしまったくらい、夢中でした。 読み終わるのが勿体無いくらいアミの世界に入り込んでしまい 誰にでも理解でき、そして心が暖かく優しくなれる本です^^ アミシリーズは三冊まとめて本当にお勧め!! 心が疲れてしまった方にも元気の出る優しい薬になると思います。
前作と比較して 第一作、第二作程のインパクトはなかったのですが、とにかく三冊全てを通して読んで欲しい!微笑ましく暖かい文章のそこかしこに著者が伝えたい事が散りばめられています。 私の周囲には読んで人生が変わった人がいます。丁度のタイミングであなたの元にもこの本がやってきますように。
この本に出合えて本当によかったと思う この「アミシリーズ」を読み始めて、地球のために今の自分にできることは何か、愛を広めるにはどうすれば良いか、そんなことを考えるようになった。でも、それはとても簡単で、単純なことだった。ただすべてを愛せばいい。それだけで世界は変われる。世界中の人がそう思えたら、明日にでも天国はやってくる。アミはそう教えてくれた。アミの本を読むごとに、教えられ、感動、美しさが増していく。一人でも多くの人に読んでもらいたい。一日でも早く地球が愛であふれますように・・・
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[ 大型本 ]
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決定版 まんが日本昔ばなし101 (幼児図書ピース)
【講談社】
発売日: 2002-09
参考価格: 2,940 円(税込)
販売価格: 2,940 円(税込)
中古価格: 2,160円〜
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カスタマー平均評価: 4.5
「テレビっこ」には良い訓練 5歳の息子に読み聞かせるため購入しました。
自分が小さかった頃テレビで見たり、レコードで何度も聞いていた話は懐かしく、自然とモノマネしたくなります。
息子の反応もなかなか良いのですが、なぜか「いまどこよんでるの?」と頻繁に聞いてきます。
せっかくいいところなのに、なぜ中断する?
しばらくして気がついたのですが、それまで読み聞かせていた他の絵本に比較し絵が少ないため、おはなしを聞いている際にどの絵を眺めていれば良いのかわからない、ということらしいです...。
そこは想像力で補ってもらわないといけませんな!
海外子連れ転勤に必携!!! 6歳と4歳の娘のお気に入りの一冊です。特に6歳の娘は毎晩のように「読んで?」とせがみます。愉快で滑稽なお話、心温まるお話、ちょっぴり怖い話、教訓的お話等々、バラエティー豊かなので、大人も子供もなかなか飽きません。おなじみの昔話(かぐやひめ、つるのおんがえし等々)やそうでないものもあるもで、私自身も毎回楽しみながら読み聞かせています。
旅行や引っ越し、海外転勤など長時間移動のとき一冊携帯するなら、私はこの本を選びます。大型本なので重いのは覚悟してください。でもこの豊かな内容なら納得できる重さだと感じるでしょう。
3?4歳には少し早いかもしれませんが、「さるかにがっせん」や「こぶとり爺さん」、「桃太郎」などわかりやすいお話もあるので、年齢に合わせて何冊も昔話の絵本を購入するよりはこの一冊の購入をお勧めします。
絵本のように挿絵は多くありませんが、それがかえって子供たちの想像力を刺激してくれるのだと思います。
すばらしいです! 子どもの頃、大好きだったまんが日本昔ばなしを自分の子どもにも見せたいと
思っていたら本になっていると知り早速購入しました。
ものまねしなら(似てないですが・・)子どもに読み聞かせています。
子どもにはちょっと長いかな?と思う話もありますが、とにかく大人も楽しめ
て良いと思います。
今、忘れかけているものを思いだすような、そして自分の子どもに伝えたいことが
詰まっている一冊ですね。
ボリューム満点 テレビで放映されていた「まんが日本昔ばなし」の語り口が、やや方言風な部分まで、かなり忠実に再言されている。
101話も収録されているというお得感もさりながら、テレビのナレーションのような語り口を大事にしてゆっくり読み聞かせると、1話を読むだけで10分15分かかるほどに、たっぷりとしたボリュームがある。語彙のレベルもそれなりに高く、絵もそれほど多くない。絵本とは一線を画しており、読み聞かせ向けにおける子供の想像力を大切にしたい親には好適書。
たとえ読み聞かせに時間がかかっても、ゆっくりと読み進み、この悠然とした日本語の語感を大事に子供に伝えていきたいと思う。そんな本である。
子供も大好きです 皆様ご存知の日本昔ばなしです。 1冊で101話掲載されていてお得な1冊です。 ただし、1話あたりの絵が4〜5枚と少ないので、 3歳以下のお子さんには難しいと思います。 また、我が家でも寝る前に読んであげることが多い のですが、大きくページ数も多いので重いのが難点 です。
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[ 単行本 ]
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宇宙のみなしご (フォア文庫)
・森 絵都 ・杉田 比呂美
【理論社】
発売日: 2006-06
参考価格: 630 円(税込)
販売価格: 630 円(税込)
中古価格: 472円〜
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・森 絵都 ・杉田 比呂美
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カスタマー平均評価: 5
買いです。 こういう作品はあらすじや読みどころを書いてしまうと、楽しみが半減するので止めておきますが、遅ればせながら先日読んだ恩田陸の「夜のピクニック」を思い出しました。本作は主に中学生の視点を通して描いているので、若干全体的に軽めで、その分作者の手際の良さが際立って見えます。ただ、恩田陸にしろ重松清にしろ、こういう小説はうまくて当たり前なので、その辺が鼻につく人もいるかと思いますが、あとはお好みでといったところでしょう。しかし、この年代の混沌とした気持ちをストレートに描こうとして、結局安易な暴力的な表現に行き着くという陥穽に陥るくらいなら、こういったウマさを満喫するほうが随分ましという気もします。散漫な内容になってしまいましたが、そういった余計なことは普通読んでいる時にあまり考えないと思うので、本書自体について言えば、良い映画を観るくらいの時間で読了でき、かつまた同じような感興を味わえること請け合いの佳作だと思います。
うますぎるのが唯一の欠点 狙ったものを逃さない、計算しつくされたストーリー。わかっちゃいるのに泣いてしまいます。勇気と思いやりに満ちたラストもいいなぁ。
みんな宇宙のみなしご 題名に惹かれてたまたま読んでみました。
例えば主人公は、不登校の理由もないのにさぼりぐせがついて、先生からフトーコーといわれそんな気になり、でもおおごとになりそうなので、もっとも簡単な解決策としておとなしく登校します。
全編を通し、強い女子中学生だな、羨ましいな、えらいな、と思い、私も見習わなくてはという気になります。
宇宙の暗闇にのみこまれないために、あの手、この手で、遊びを生み出して来たのだそうです。
だれでも宇宙のみなしごだけど、心の休憩は誰にでも必要だと読んで、ほっとしました。
私は、昼間の屋根には登ったことはありますが、夜中は登ったことがありません。
大人が読んでも勇気が出る本だと思います。「そうだね。おもしろい遊びを考えなきゃね。」と言いたくなりました。
宇宙の必読書! デビュー15周年で何かと話題の森絵都さん。彼女の著作の中でも三本指に入る好きな作品です。
本書を読んで感じたことは、たとえば、
・子どものたくましさ、子どもゆえの底力
・友だちの大切さ
・孤独に打ち負かされず、自己を確立していくことの意味
などであるわけですが、このように書き連ねるとなんとタテマエ的で陳腐なのでありましょう。その陳腐な柱に細工を施し、魅力的な物語に仕立て上げられているのが本書です。物語とは、つくづく、ディテールなのだなあと感じさせられます。人物配置の妙、エピソードの楽しさ、制御不能な感情の揺れのリアリティ、文章・会話のセンス、大人からのスパイスのような言葉・・・・・
印象深いクライマックスが用意されているのも本書の特長。タイトルにもなっている宇宙のみなしごのくだりは、忘れることができません。
このようなすばらしい本が、廉価版として刊行されるのは好ましいことだと思います。ひとりでも多くの児童・生徒の皆さんに手にとっていただきたいです。涙が出て、勇気が出て、元気が出ます・・・・・と断言はできませんが、きっと大切な一冊になると思いますよ。
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[ 文庫 ]
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兎の眼 (角川文庫)
・灰谷 健次郎
【角川書店】
発売日: 1998-03
参考価格: 600 円(税込)
販売価格: 600 円(税込)
中古価格: 50円〜
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・灰谷 健次郎
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カスタマー平均評価: 5
理想の学校教育 今の学校教育に欠けている、子供を一番に考える教育が実現できている理想の物語だと思った。不潔な生徒、知恵遅れの生徒など、一部の生徒を無視して教育を進めるのではなく、その生徒たちがいかに学校生活になじめるか、どうしたら子供たちが人を思いやることの大切さを学ぶことができるか、といったことがびっしりとつまっていて読み応えがあった。処理場の子供たちのけなげに一生懸命生きる様子とそんな子供たちと正面から向きあう教師たちに勇気付けられた。
胸にしみる名作 胸の奥がキュンと熱くなる、本当に素晴らしい作品でした。
すいすいと文章に引き込まれて気が付けば残り頁あとわずか…
「まだ終わらないで欲しい」そんな気持ちになりました。
読後感も爽やか。子供から大人まで是非お勧めします。
星5つ×∞ 僕は現在22歳で、著者の灰谷氏とは生まれた時代も違えば育った環境も当然違いますが、そういう世代の壁を軽々飛び越えて届くものがこの小説には沢山ありました。読んでいて自然と涙が落ちる場面が幾つか存在しますが、何故そんなに泣けてくるかというと、説明が難しい。きっと嬉し泣きでもなく悲し泣きでもない、人間の根幹を激しく揺さぶる何かがあり、そしてそれは僕たちに決定的に欠落している何かでもある筈です。失われたものに対する憧憬の念が、この小説の価値をより高みへと押し上げている気がしてなりません。個人的には「みな子」編が一番好きで、この部分に灰谷氏の思想の真骨頂が現れていると感じました。そして鉄三の小谷先生への告白。涙が止まらない。広い意味での芸術とは、永遠に震え続ける音叉のようなものです。僕たちがそれに触れる限りは素晴らしい響きを残していってくれます。それからこの小説に対するレビューが30件以上もあったこと、星4つ未満がなかったことを受け、この世界が生きるに足るのを再確認しました。今は故人となった灰谷氏に冥福を、この美しく真摯な小説がひとりでも多くの人に読まれることを祈ります。
教育とは・・・ 灰谷氏は作家になる前は教師だったそうで、本書もその片鱗が随所に見られました。なんといっても生徒たちの人間的な魅力は他の本に追随を許さず、現実の以上にリアルで人間的であったように感じられます。子どもらしい素直な感性、未熟な心など本当に素晴らしく描かれていました。
また、教師たちも人間としての至らなさ、教師としての限界などを踏まえた上で、本当に人間らしいの一言で形容できるほどリアルで、自然で、魅力たっぷりに描かれておりました。現代の教育がこうあるべきだと押し付けるのではなく―間違いなく本書の教育実践は現代では実現できないと思いますが―、一つの人間としてのあり方を提示しているにすぎない控えめなあり方が、私には好印象でした。
これを期に、灰谷氏のほかの作品も読んでみたいと思わせるには十分すぎる魅力をもった作品です。一読の価値・・・いや二読三読の価値のある作品です。これを読まずにいた今までの人生が、勿体無い気がしてなりません。
大人になって読んでみましたか? 小学校の時、夏休みの課題図書に必ず入っていました。しかし冒頭、ハエの精密な描写に辟易して、ついぞ読みきることはないまま大人に。30歳で初めて読みました。 最初の小谷先生が、まさに昔ハエに拒否反応を示した幼い自分と重なりました。 しかしここからが違う。まさにハエにしか興味を示さない鉄三の、内面に潜む知的好奇心、情緒を育んでいくのです。 私の子供時代にも、こういう老祖父母に育てられた、どこか感情に乏しい子はいました。鉄三の祖父もきちんとした人ではあるのですが、やはり言葉をたくさんかけて育てられないと、自分を表現するすべを、研くことが難しいのかも知れない。 クライマックスの、鉄三の書いた作文を読む小谷先生。この鉄三の作文、ガチガチに育ちきった自分には読めなかったのです。それをすらすら読む小谷先生に、鉄三と取り組んだ時間の重みを感じて涙が止まらなくなりました。 メインストーリー以外にも小谷先生の夫婦関係、鉄三の暮らす環境、父兄など大人が読むといろいろ見えてくるものがたくさん盛り込まれています。ですから児童文学として有名な本作ですが、私は灰谷さん自身は本当に「子供向け」として書いたのだろうか…と疑問に思います。 子供の時に読んだという方も、是非大人になった今、再度読んでみてはいかがでしょう?子供時代に気付かなかったものが見えてくるかも知れません。
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[ 単行本(ソフトカバー) ]
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ホビットの冒険〈上〉 (岩波少年文庫)
・J.R.R. トールキン
【岩波書店】
発売日: 2000-08
参考価格: 756 円(税込)
販売価格: 756 円(税込)
中古価格: 1円〜
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・J.R.R. トールキン
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カスタマー平均評価: 4.5
ロード・オブ・ザ・リングでトールキンにハマッたひとにオススメ 指輪物語のように壮大なスケールではないが、その分暗さがないというか明るくて楽しいという感じ。
指輪物語や映画ではビルボはすでに年老いていて指輪に蝕まれた姿からマイナスイメージを抱くかもしれないが、本書では彼はまだ青年(?)で、純真で間抜けなホビットである。
また、指輪物語のギムリの先祖のドワーフたちが登場するなど、指輪物語へのつながりも深いのでお勧めする。
トールキンの熟成 「指輪物語」の前作という位置づけだろうが 読んでみると ある意味では全く違う作品であることに驚く。
「ホビットの冒険」は子供向けに書かれた素晴らしいファンタジーであることは論を待たない。実際 ホビット達が冒険を続け、ドワーフと共に龍を倒すという話は読んでいて心が躍る。自分の子供にも是非読ませたい作品だ。
一方 この話を発展して出来上がった「指輪物語」は 素晴らしいファンタジーだが 完全に大人向けである。例えば ガンダルフを比べても分かる。「ホビットの冒険」ではただの(と言ったら失礼だが)魔法使いである。しかし 「指輪物語」では 根源の悪と戦う「戦士」と言って良い。
この作風の違いの理由を考えると これはもう 原作者トールキンの「熟成」としか言えないと思う。彼も「指輪物語」を書き出した段階では 子供向けファンタジーのつもりだったのかもしれない。実際 トムボンバディルが出てくる辺りまでは 「ホビットの冒険」に雰囲気が似ている。しかし その後 フロドが負傷した辺りから がらりと雰囲気がシリアスになっていく。トールキンが書いているうちに ペンが勝手に新しい作品を書き始めた感すらある。
「ホビットの冒険」は素敵な話だ。リラックスして読める。その後のビルボを知っている僕らにしても。
ホビットの冒険→指輪物語 指輪物語を読むための参考書のような本。 少年向けに書かれているためか、指輪物語では省略ぎみの各種族の特徴や中つ国のことがとても丁寧に書いてあります。 すばらしい翻訳で読みやすく、親子で楽しめる本だと思います。
「ロード・オブ・ザ・リング」「指輪物語」をさらに楽しむための予備知識 映画「ロード・オブ・ザ・リング」を楽しまれた方は、この本を読むことを強くお奨めします。「ホビットの冒険」の予備知識があった方が、映画(または書籍「指輪物語」も同様)をさらに楽しめます。 映画を見ていて「これって何のことをいっているのだろう???」と思うことがしばしばありませんでしたか?(たとえばフロドがスティングをゴラムに突き立てて「これはスティングだ!以前見ただろうっ!」と怒鳴る場面) その??は「ホビットの冒険」の中の話かもしれません。
おとぎ話 in 指輪物語の世界 指輪物語のプレストーリーがおとぎ話として楽しく描かれています。指輪物語より先に読んでも、後から読んでも、どちらでも良いですね。 普通に楽しめるだけでなく、ドワーフが白雪姫の小人と同じ種族である等、ちょっとしたムダ知識が豊富に詰まっています。下巻とともにおすすめです。
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[ 単行本(ソフトカバー) ]
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ホビットの冒険〈下〉 (岩波少年文庫)
・J.R.R. トールキン
【岩波書店】
発売日: 2000-08
参考価格: 714 円(税込)
販売価格: 714 円(税込)
中古価格: 1円〜
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・J.R.R. トールキン
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カスタマー平均評価: 5
下巻のおもしろさ 旅の目的はスマウグから宝を奪い返すことですが、実はそのスマウグが死んでからの話の展開こそがおもしろかったのです。宝をめぐっていがみ合う人々、それをビルボ・バギンズがどのように感じ、そしてどのような行動に出るのか。ファンタジー世界の中に隠されたリアルな人間観をお楽しみください。
ビルボの情けが世界を救う! 主人公ビルボの勇気と情けに感動しました。「指輪物語」にもつながる大きな主題のひとつを感じた気がしました。登場人物も一人一人個性的で、悩んだり、怒ったりする様子がとても身近に感じられました。 冒険物語をお好きな方にはぜひお勧めです。
ここで自信をつけて指輪物語を読もう! さあ、「ホビットの冒険 上 」を読破したらそこそこの自信がついたでしょう。ここまできてようやくトールキンファミリーの一員です(笑) 下についてはビルボの変貌振りに驚きます。 おっとりホビットから勇ましいホビット戦士になってしまいますからね! ドラゴンとの会話は見物!「ビルボって策士〜!」後半に差し掛かると戦争になるのですがビルボの活躍は徐々に薄れます。 ドワーフ軍、エルフ軍と人間軍、そしてゴブリンと狼の連合軍の戦い。 ビルボは気を失ってしまうのでこの戦争はあまりこと細かく書かれていませんでした。それが残念だったかな・・・? で、こちら「ホビットの冒険 下 」を見事読破したならば続いて「指輪物語」を手に取りましょう。 「ホビットの冒険」を読むか読まないかで随分印象が変わりますからね! 面白いですよ〜♪
上巻を読んだ人なら・・・ きっと上巻後半のビルボの活躍に胸を躍らせていることではないかと思います。そのまま読んじゃって下さいな。ビルボは後半でも活躍します。お腹減ったー!お腹減ったー!は相変わらず連発しますが、ちゃんと正しい道を歩んでくれます。
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[ 単行本 ]
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もどってきたアミ―小さな宇宙人
・エンリケ バリオス ・さくら ももこ
【徳間書店】
発売日: 2000-12
参考価格: 1,575 円(税込)
販売価格: 1,575 円(税込)
中古価格: 522円〜
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・エンリケ バリオス ・さくら ももこ
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カスタマー平均評価: 5
愛で他人を包み込みたくなった。 私は、何を思ったかこの「もどってきたアミ」から読んだ。
子供向けのスピリチュアリズムの本かと思いきや、ターゲットは大人だと思う。子供も読めなくはないが、子供にとっては少し難しすぎる内容だと思う。
この本を読んでも、とても架空の話とは思えず、正に現在に地球の現状が描かれていると感じた。
そして、愛の大切さを学んだ。愛は全てを超越するのですね。
そして、他人を愛で包み込みたくなった。
P.S今度は一巻目を読んでみたい。
一歩一歩、愛へ近づく道のり 一冊目より、さらに愛について具体的に語られた内容だった。
宇宙の法則の愛を知り、愛にに基づいて生きてたいと願っていた私・・・。
しかし、エゴという本質的欠点(救命具)、執着というレベルの低い愛の中で右往左往していた。
幸いなことに、主人公たちも本の中で、すぐにゴールへとは行かなかった。
そのくだりが妙に私の心情と重なった。
これも強くなるための試練で、執着を越えたときに進歩するのだと本で教えられた。
だから、これでいいのだろうって読みながら自己肯定できました!
一歩一歩進む中で、愛の道は開けていくのでしょう。
焦らずに読み進める中で、一歩一歩気づきがあり大きくなるのでしょう☆
じわじわとアミのスパイスが体に浸透してくる感じがしました。感謝です☆
また戻ってきてほしい アミの物語が大好きです。
最初の頃は「いつか本物の宇宙人と会ったときの予行演習に」なんていう気持ちで読んでもいたのですが、本当は相手がこの地球の人、そして身の回りにいる人や、これから出会うすべての人に対しても、お互いの表面的な違いをこえて、お互いの心を見つめて接しあえるようになるのが大切なことではないかなって、だんだん感じ始めました。でも、そんなときになったら、地球人も素敵な宇宙人たちと仲良くなれるのかなって思いました。アミのお話はいつもいろいろなことをさりげなく教えてくれているような気がします。
このページを見てるあなた!ぜひ買いましょう!! まず、このページに運良く訪問されたあなた!
一巻は読みましたか?
読んでなければ即購入しましょう。
(今は文庫本が出てますから、そちらの方がお得ですよ)
一巻を読まれた方なら、恐らく読み終えてすぐに2巻3巻を読みたいとお思いになったことでしょうね。
私も例にもれず、一巻を読み終えてすぐに2巻、3巻を注文しました。
著者のエンリケ・バリオスさんが描く世界は、とても感情移入がしやすく、場面の情景もとてもリアルに感じます。
エンリケさんは、この話はおとぎ話だと書いてますが、私は本当のことを書いてると思います。
主人公のペドロは、エンリケさん自身のことではないかとさえ思います。
全体的にやさしい文章で綴られてますが、非常に深い内容です。
この2巻は「アセンション」や「輪廻転生」などの要素も含まれており、その手の本に興味がある方にもオススメです。
それにロマンスの要素も加わっており、よりいっそう”愛”について考えさせられます。
第四レベルの惑星にこの地球が進化することができるか否かは、我々一人一人の信念と行動にかかっていると思います。
ぜひとも多くの人にこの作品を読んでほしいです。
いろんな事を学びました。 本当の愛とはどんなものかわかったような気がしました。 1冊目と同じく最後は泣けてきました。ぜひ皆さんに読んでほしい1冊です。
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[ 単行本(ソフトカバー) ]
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ゲド戦記 1 影との戦い (ソフトカバー版)
・アーシュラ・K. ル・グウィン ・Ursula K. Le Guin
【岩波書店】
発売日: 2006-04-07
参考価格: 1,050 円(税込)
販売価格: 1,050 円(税込)
中古価格: 89円〜
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・アーシュラ・K. ル・グウィン ・Ursula K. Le Guin
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カスタマー平均評価: 4.5
自分の人生にひきつけて 本書を読むことで得られるのは,ファンタジーを楽しむ,というのではなく,自分自身を振り返る,という少々苦い体験ではあるまいか.とくに「影との戦い」は,この点,多くの人の共感を得そうである.「少々苦い体験」であっても,不快なものではない.全巻の通読がかなわないとしたら,私はこの「影との戦い」の読了を迷わず薦める.
惜しむらくは,訳文にリズム感の欠けるところであろうか.ただ,これには感じ方に個人差があるかもしれない.
ゲドの誕生 ゲド戦記五部作の第一作です
大賢人ゲドのこどものころが書かれています
大賢人もこどものころは自尊心が強い普通の人間であったことがわかります
書きすぎない
やたらと説明しない
グインの筆の力に脱帽です
名前の重さ 指輪、ナルニアを経て、やっとゲドにたどり着いた。日本ではすべて原題とは別の名前をつけられた物語たちだ。「指輪の王」「ナルニア年代記」「アースシー」と名付けられるよりも、取っつき安かったと実感している。
すべてのものに名前があり、名前のもつ重さがまざまざと描かれる世界だ。ファンタジーが世界を動かせる力を持つ。こんな世界観が素晴らしいと思う。すべてがこれから始まるのだ。
ゲドの少年時代 山の山羊飼いの少年、ゲドが魔法使いに見出されて、
魔法の訓練のため、魔法学園に行く。
と、ここまではハリーポッターに真似をされているため新鮮味はない。
ハリーポッターの文脈でいえば、ゲド少年の魔法学園の成績はハーマイオニーで、
その性格はマルフォイである。
ところで、学校成績の良い者が若いうちに陥りやすい過ちは傲慢になることだ。
ゲド少年も傲慢になり、ついには封印されし魔法を用いて、魔界から恐ろしい影を呼び出してしまう。
その影のために魔法学園の長老が一人亡くなる程、影は手強い存在だ。
影から逃げまどうゲドとゲドを追いかける影の存在。
両者の決着がどんなかたちで付くかが本書の読みどころである。
映画よりはいいです 小説はゲドの子供時代から始まり、
魔法などを学ぶところから描き始めます。
ファンタジーとしてはすばらしい小説です。
是非読んでみることをおすすめします。
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[ 単行本 ]
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でんでんむしのかなしみ
・新美 南吉 ・かみや しん
【大日本図書】
発売日: 1999-07
参考価格: 1,365 円(税込)
販売価格: 1,365 円(税込)
中古価格: 1,361円〜
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・新美 南吉 ・かみや しん
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カスタマー平均評価: 5
悲しみを共感できる子供になってほしい 今まで、読み聞かせの重要性を、国語力をつけることに重点を置いてしまっていました。やっと子供に色々なことに共感出来る子供になってほしくて、色々な世界を見せたい・・・そう思えるようになってきました。子供たちには他の人の悲しみを共感できる感性を持つ人間になってほしいと強く願っており、その願いが子供に通じてくれる本なのではないかと思っています。また、この作者のような、口語調でない絵本が、美しい日本語を子供たちに伝えるのに非常に大切なのではないかとも強く感じました。大事に読み聞かせたい本です。
大人こそ読んでほしい。 苦しいときに読むと、救われたような気がします。 かなしいのは、自分だけじゃないのです。 誰でも、みんなかなしい。 そこに気づかせてくれる。 大人こそ、この本を読むべきです。そして、子どもたちに、繰り返し、繰り返し、 声に出して読んであげてほしい。 美智子さまも、おっしゃられているように、 小さいときに、この本を読んだ子どもは、 大きくなってからも、がんばれるはずです。
悲しみからしか得られないもの 悲しみ、それは出来うる限り人生にあってほしくはないものです。けれど、それを抱えているのは自分ひとりきりではない。悲しみに押し潰されそうなとき、人は誰しもなぜ自分だけがこれほどまでに悲しみを得なければならぬものなのだろうかと思うものです。悲しみがあるからこそ人は喜びに触れることができるのだ、そう気づかせてくれる一冊ではないでしょうか。 美智子皇后のスピーチにも出てきます。
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