さん
本日も、昨日と同じ銀座山野楽器の7階イベント会場での観戦になりました。本日の場合、高山さん自身が、ギターとピアノの弾き語りを行ったため、本物のライブハウスの様な
雰囲気を存分に楽しめました。このような雰囲気は、テレビではなかなか味わえません。(「ふたりのビッグショー」での出演があった場合くらいかもしれません)その意味で、本日
は貴重な体験だったと思います。また、本日の客層で特徴があったのは、女性、それも、昨日より若い年代の方々も多かった、ということでした。そして、昨日にまして、拍手、熱気
がすごかった、という感じも受けました。
本日は、ギターの弾き語り部分で「悲しみよ一粒の涙も」「心の花」「池上線」新曲の「ふりむけば秋」(ピアノ生演奏つき)、また、高山さん自身のピアノの弾き語り部分で
「心凍らせて」「忘れません」を熱唱されました。今回は、高山さん自身が、「今までとは違った自分を見せたい」ということもあり、意欲的なステージを披露されました。
高山さん自身、デビュー31周年ということで、また新たな一歩、という表現をされていましたが、デビューはグループサウンズ「バンバン」でした。その中で生まれた曲の一つに
「心の花」があるのですが、「バンバン」結成後、3年で高山さんは脱退、その後に「いちご白書をもう一度」という大ヒット曲が生まれた、ということで、当時の辛さを察するには
堪えません。そして、その時期に、高山さんは自身で作曲、作詞をしていたのですが、なかなかヒットにも恵まれず、初めて他の先生の曲を歌った、というのが「池上線」だったそう
です。
そんな時代の変遷とともに、音楽も時代とともに変遷していきます。その中で、高山さんもオールラウンドな歌謡曲歌手として活動していきます。そして、遂に「心凍らせて」に
めぐり逢うに至ったのです。「いちご白書をもう一度」で逃したヒット曲を「取り戻した(=本日の表現、実感がこもっていました)」瞬間であったわけです。今回は、この
「心凍らせて」をソロピアノライブで演奏、歌唱されたのですが、今までの高山さんの活動史を、自身で語ってきた雰囲気にぴったり当てはまった、という印象だったので、二重の
意味で感動を覚えました。
今回の新曲「ふりむけば秋」は、これからの人生を歩むにあたって、高山さんの等身大の姿を描いた歌、との表現をされました。私個人的な趣味ですが、このような雰囲気の歌は
大好きです。
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・全体印象
今回のイベントは「元祖・ぎんざ演歌まつり」というタイトルで行われました。この「元祖・ぎんざ演歌まつり」は、以前は銀座三越の屋上で行われていたのですが、以前の
イベントは「銀座で演歌・ふれあいコンサート」に名称変更され、今回のイベントが「ぎんざ演歌まつり」の名称を継承することになったわけです。今回のイベントは、山野楽器
での演歌商品購入者の中で、イベント観覧希望者が希望の日時・歌手を明記の上で、専用ハガキを山野楽器に送ると、抽選でイベント招待券が当たる、という方式で行われ、私は
安田一葉さんと、高山厳さんの部が当選となったのです。今回のイベントは、10月9日〜11日の日程で、合計9名の歌手が出演されました。
今回、参加してよかったのは、テレビではなかなか味わうことのできないような、ライブハウスの雰囲気を感じることができたことです。特に、今回観覧した、安田一葉さん、
高山厳さんの場合、今回のメンバーの中では、ライブハウスの雰囲気にぴったりの印象がある歌手だけになおさらでした(安田さんは、中島みゆきさん他のカバー曲で有名ですし、
高山さんは、元グループサウンズ出身)。その意味では、イベント会場のセット、というのも、実は歌手の売り出しに重要な意味合いが込められている、というのも実感できます。
意外に、キャンペーン(ファンと歌手との距離が近い)と、企画的なイベントを組み合わせて行う、というのは難しいのかもしれませんが(特に、1歌手に与えられた時間が約
30分くらいですので)、今回のイベントは、まさに組み合わせがぴったりだった、という意味で、貴重な体験だったと思います。
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