最初の曲がちょっとタイトルが分からなかったのですが、その後、「みちのくひとり旅」「ふたりのとまり木」「海峡ほたる」、新曲「恋ほたる」、CWの
「素晴らしき友情(とも)よ」を熱唱されました。
秀美さんのキャッチフレーズは非常に珍しく、「演歌逆輸入」だそうです。私も、このフレーズにはびっくりしたのですが、日本で売り出すというより、まず、海外での公演を
精力的にこなし、日本でも、そのヒットを引っさげて売り出す、という形をとっているのです。なるほど、演歌の売り出しには、このような仕方もあるのかなぁ、という感想を
持った次第です。海外では、日系人や、現地在住の日本人がいて、日本の演歌を聴くと、郷愁がよみがえるそうで、受ける、という話もされていました。ニューミュージック系演歌
の歌声であり、また、今回の「恋ほたる」のようなスタンダードナンバーにも合った歌声です。その意味もあってか、板橋新人音楽祭では、有力事務所の新人歌手を抑えての
準グランプリにも輝き、さらに、新人ではなかなかできない「御園座座長公演」も行うそうです。
新曲は、女性の芯の強さ、はかなさを歌っているそうです。
千葉山さんはデビューしてから半年と日が浅く、また、葉山さんも、まもなくデビュー一年という非常に若い男性の歌手で、これからが非常に楽しみな歌手です。曲目は、千葉山
さんが、デビュー曲のCW「ふたたびの愛」「津軽恋女」、デビュー曲「はまなす哀歌」、葉山さんが、デビュー曲のCW「港のつくり話」「あの娘たずねて」、デビュー曲の
「待ちぼうけ岬」でした。
デビューから日が浅い、ということもあり、2方ともどんどん歌の技術が伸びている、ということを感じて、非常に楽しめました。お2方の夢が、同じ事務所、同じレコード会社、
ということで、2人で大きなショーをしたい、ということなので、私もその日が訪れるのを非常に楽しみにしております。 葉山さんのデビューのきっかけは、私は初めて聞いたの
ですが、大学入学時に何かチャレンジしようと思い、歌のレッスンを(歌手になるかどうかはともかく)受けてみようと思い、それでメール、掲示板で連絡を取った、ということから
だそうで、意外なところだと思いました。逆に、千葉山さんは、「歌手になる!」との意思の強さで、事務所に(悪い言い方かもしれませんが)押しかけ「見習い」として入門、
厳しい修業の後デビュー、という経歴だそうで、その性格の違いが、本日紹介され、千葉山さんの打たれ強さにもつながっているのだと思います。と言う意味で、非常に興味深い
ところがありました。
新曲は、若者らしさを前面にアピールしたニューミュージック演歌で、このような歌を流行らせて、演歌の良さをアピールしていきたいです。
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藤野とし恵さん
新曲「霧の桟橋」、「女の流転」「流転舟」「ひぐれ町情話」(新曲CW)を熱唱されました。
特に、平成元年の「女の流転」がかなりヒットして、有名になったベテランの歌手です。ということもあり、カラオケでの歌い方を丁寧に指導される姿も印象に残っています。
「女の流転」や、「流転舟」はカラオケでもかなり歌われた、という話を聞きました。特に、藤色のハッピを着たファンも大勢来客しましたし、全国に根強いファンの方が
いらっしゃる、という印象でした。
カラオケの歌い方の熱心さに、藤野さんの歌唱に合わせて、ファンの方も真剣に歌うところも聞こえました。今回、特に時間帯もよく、観客の方が多かった、ということもあり、
ステージが盛り上がった、という感じも大きかったです。
また、新曲は、演歌の王道的スタンダード系、歌詞も、中高年の女性の方々には、心情を入れやすい、ということで、カラオケファンが増える、ということもあるのだと思います。
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北野まち子さん
新曲「おんな春秋」、デビュー曲「包丁一代」、「親子鷹」「二輪草」、新曲CW「風のふるさと」を熱唱されました。
デビューのきっかけは、作曲家で歌手もされている岡千秋先生が、「包丁一代」を歌っていた時期、岡先生自身は作曲活動を重視するため、別の歌手にこの歌を歌ってもらう
ためにオーディションを開催した結果、北野さんが選ばれた、ということだそうです。
デビュー当時の芸名は「北乃町子」、北野さん自身、「青森の弘前出身で、北の町から来た、ということで覚えていただければ」との紹介をされました。でも、「覚えやすい
反面、忘れやすい」らしく、そうならないように、注意しなければ・・・で、東京に出てきた時期は、津軽弁が抜けにくく、特にこの世界では苦労も多かった、という話もされ
ました。北野さんは、ニュースを見て、ニュースのように標準語を話すように訓練していったそうです。確かに、津軽弁は、単語もイントネーションも相当違うそうで、特に、
口を大きく開けず、また、単語も短いのが特徴だそうです(例、私=「わ」、貴方=「な」)。というのは、寒さで口内が凍りつかないように、というらしいです。
新曲は、リズム感ある女性的演歌で、語りかけるように歌うのがコツ、という話を聞きました。
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三代沙也可さん
「赤い風車」(前々作)、「あなたさがして」(前作)、「夢花火」(新曲のCW)、「酒がたり」(新曲)を熱唱されました。
前回、銀座では「赤い風車」の熱唱を聴きました。その当時も、丁寧なカラオケの指導ぶりが印象的だったのですが、今回も、その当時以上の熱心さをもって指導されました。
1曲のすべてのポイントポイントを指導されたのですが、途中で、違う歌い方をしている人も発見されたのでしょうか、また、声の種類も器用に聞き分けたのか、「3人ほど、
違った歌い方をしてますね〜」など、皆様にも上手に歌えるように、という気持ちが伝わってきました。もちろん、自分の歌をどんどん世の中に広めたい、という意気込みも
伝わってきます。特に、今回は、三代さんにとって、初めての「男歌」ということもあり、男の心情を理解するため、「無法松の一生」など、映画で勉強した、という話もありました
し、振付も男性らしさを現して、ということなので、男性にも歌える歌、という特徴もあります。いつもステージでは熱心に、また、ファンを拡大へ、という意気込みを、特に感じ
ます。