演歌イベント観戦記2002
小櫻舞子さんキャンペーン・2002年9月30日
2002年9月30日、私は、小櫻舞子さんの新曲キャンペーン(平塚ナイター競輪)に行ってまいりました。
以下は、私のその時の様子の記録です。
本日は、初めて競輪場でのキャンペーンに出向いてまいりました。最近、歌手のキャンペーンで、競艇場というのは、戸田などそこそこ聞くのですが、競輪場
でのキャンペーン、というのはあまり聞いたことがないので、少し楽しみにしていました(私が競輪が好きだというのもありますし)。
本日は、レースを挟む形で、第一部が19時20分くらいから(第9レースの終了直後)、19時50分発走の第10レースを挟み、第二部が19時55分くらいからスタート
しました。第一部では、前作「恋する城下町」、新曲「おんな男鹿港」、「アンコ椿は恋の花」、「未練の波止場」、「コーヒールンバ」、そして、「あばれ太鼓〜無法一代入り」、
第二部で、「一週間に十日来い」、「孫」、「箱根八里の半次郎」、「ひばりの佐渡情話」、「おんな男鹿港」を熱唱されました。衣装は桜色の着物で、名前も意識して、ということ
だと思います。
今回感じたのは、今までの銀座三越や、川越丸広などでのキャンペーンとは、比べ物にならないほどの来客があった、ということです。もちろん、日曜の夜のレースで、観客も大勢
来場できる条件があったのもありますし、客の中には、今回のキャンペーンのことは知らず、歌手が来ている、という物珍しさで見ている、という方々もいらっしゃったと思います。
既存のファン、というのは少なかったかもしれません。逆に言えば、このような状況では、ファンを増やすという意味では大変な機会だと思うのです(競輪ファンも、演歌ファンも、
もっと若い客層の方が来てくださればベターなのですが。。。)。そして、その証拠に、歌唱の後の即売会で、CDの売れ行きは絶好調だったと思います。まして、小櫻さんは、
地元茅ヶ崎(平塚からは、相模川の対岸にあたる)出身ということもあり、地元出身、という触れ込みもつけることができた、と思います。
今回、小櫻さんが強調されていたのは、「NHK秋田放送局開局記念デビュー歌手」ということで、「恋する城下町」(=角館町のご当地ソング)では、秋田県でのキャンペーンに
力を入れていた、ということもあり、秋田県でのCD売り上げは、宇多田ヒカルさん、モーニング娘。などを尻目に一位を獲得した、ということです。地方とはいえ、チャート一位
とはやはり並大抵のことではない、というところだと思いますし、この実績が、やがては全国区に広がる、ということにもつながっていくのだと思います。
今回の競輪場キャンペーンについて、広い会場の一角で行われた、という意味では、競輪場内部の位置関係が分かる方はともかく、初めて来場される方には少し分かりづらかった
かもしれません。あくまで競輪がメインですから、競輪場としては、今回のキャンペーンをあまり大きく取り扱うわけにはいかない、という事情もあるのでしょうが、それを割り引
いても、宣伝が少なかったような気はします。というのも、私がこのキャンペーンがあることを知ったのは、前日TVKテレビ(神奈川)の競輪番組を見て、イベントがある、との
宣伝が(しかも、小コーナーのコラム的に)あったからで、見逃していたら多分行けなかったからです。そして、競輪場に着いてからも、なかなかイベント会場を見つけるのは
難しかった、という気がしました。(まして、私の場合、会場はくまなく見て回るので、一般の方なら、なおさら見つけにくいかもしれません)ただ、競輪場の隅のほうの一角、
というので、どちらかというと、歌手の方にとっては、安心のできる場所、という感想もあります。実際、競輪場の中心部はタバコの匂いがプンプンで、歌う環境としては悪すぎた
ですが、今回の会場の一角は、タバコの匂いは、それほどでもなかったと思います。
最後に、競輪場でのキャンペーンは、非常に効果が大きいと思います。(バクチ場、という危険さのリスクはあるのですが)というのも、競輪場は全国47箇所、平均すれば
各都道府県に一箇所の割合で(もちろん、一県2箇所以上のところもあれば、競輪場のない県もある)、しかも全国に散らばっているので、キャンペーンとしてはやりやすい、
と思うからです。また、競輪休催中でも、野外コンサートにも使える、という利点もあると思います。(この場合は、バンク内が、野外コンサートで丁度いいくらいの大きさに
なるので)私は、競輪場の施設は、いろいろ有効活用できる、と思うのですが、本業が振るわないのが、どうも悲しいところ、というのは残念でなりません。
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