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[ 単行本 ]
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神秘の島〈第3部〉 (偕成社文庫)
・ジュール ヴェルヌ
【偕成社】
発売日: 2004-09
参考価格: 735 円(税込)
販売価格: 735 円(税込)
中古価格: 600円〜
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・ジュール ヴェルヌ
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カスタマー平均評価: 5
話の急展開 今までは、無人島で文明を起こし、時に都合の良い事が起こるこの神秘の島での、漂流話(と、言うよりは、文明作り物語)でしたが、この最終章では、海賊との戦いになるという急展開さ!
自分達の島を守るために、彼らは戦い、仲間の一人が生死の境目を彷徨うのですが、ここでついに『神秘の島』の正体が分かるのです。
この神秘の島に、都合の良い事が起こったのは……
急展開に次ぐ急展開。
忙しい話ですが、でも、この三部作は本当に一気に読めるほどの面白さがあります。
無人島で文明を起こす彼等の力。
神秘の島の秘密。
意外な神秘の島の結末。
これは、ジュール・ヴェルヌの小説の最高傑作だと私は思っています。
さあ結末です 稀代の名物語『神秘の島』も最終巻です。『海底2万里』『2年間の休暇(15少年漂流記)』などと比べると若干知名度は落ちますが、心配ありません。ここまで読んでいかにこの物語がおもしろいか、お分かりになっている事と思います。 この物語がこれで終わってしまうと思うと本当に残念でならないです。でも結末が知りたいですよね。結末についてはもちろん触れる事は出来ません。皆さんに最後まで楽しんでもらいたいと思うから。 でもレビューですのでちょっとだけ。 ここではベルヌ作品で最も有名なあの人が出てきます。そして、無人島の男たちに多大なる影響、というかヘルプ、というかがなされます。島で起こった数々の不思議な現象に説明がつくのです。 今までの話も非常におもしろいのですが、この最後に向かうところでの心の高ぶりはすごいです。動悸すらします。物語の組み立てが秀逸なのだと思うのですが、そんなことはもうどうでもいいです。 この高揚感をぜひとも味わってください。 J・ベルヌ好きではあるものの、『80日間世界一周』にがっかりした人にもお勧めです。間違いなく。 『80日間世界一周』の題名は心躍りますが、内容は断然こっちです!!
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[ 単行本(ソフトカバー) ]
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馬と少年 (岩波少年文庫―ナルニア国ものがたり)
・C.S. ルイス
【岩波書店】
発売日: 2000-11
参考価格: 756 円(税込)
販売価格: 756 円(税込)
中古価格: 77円〜
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・C.S. ルイス
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カスタマー平均評価: 4.5
中世の戦記ものを読んでいるようで楽しめます ナルニア王国の周辺に位置するカロールメン国のラバダンがスーザン王女に振られたのを根に持って攻め入ろうとしたのに対して、出生が謎に包まれた少年シャスタと貴族の娘ながら継母に辛く当たられていたアラビスが2頭のしゃべる馬と共にナルニア王国とアーケン国に、その攻撃を伝える冒険が話の中心です。物語の端はしにライオンが現れ、ストリーを後押ししていく。そして戦いのシーン。ナルニア軍は猫族を先頭に巨人族までが参加、勝利を収める。
敵将のラバダンが今後の非戦を誓わないためにロバにされてしまうのも魔法の国ナル二アらしい落ちである。そしてシャスタの出生の秘密があきらかになり、めでたしめでたしとなり心安らかな気持ちになれます。
挿絵の雰囲気が変わりました。 今までは外の世界からナルニアに来た子供達が主人公でしたが、
今作の主人公は元々ナルニア(に近い所にある国)に住んでいる
少年です。
ペペンジー兄弟もピーター以外は登場しますが、
王や王女としてなので今までの作品で見られた子供っぽさはなく、
驚かされました。
作品としては前作までとは傾向が異なり、違った面白さがあります。
今作も主人公達が成長して行く様子がとてもよく書かれているので、
最後まで飽きずに読めるかと思います。
ただ、アスランが・・・都合のいい時にだけ出て来る事に
少々違和感を覚えました。
大事な役割や複線もあったりするんですが、どうも・・・。
結局は全てアスランの示した事が正しいのだ、という事になるので
キリスト教の信者ではない私からすると、
少し反発したくなってしまいます。
他人を思いやる優しい心 「ナルニア国ものがたり」のシリーズ第5作と言うよりは、外伝と言った方が良いかも知れない。
物語は、「ライオンと魔女」から数年後、ピーター、エドマンド、スーザン、ルーシィの4人が、それぞれ王、女王になってナルニア国を治めていた時代である。友好国アーケン国を敵対国カロールメン国に侵略戦争を仕掛けるという事件が起き、エドモンド、ルーシィの二人が出撃し解決するというものである。ただ、物語の主役は、シャスタ、アラビスの二人と物言う馬ブレーとフインである。
内容的には、侵略であり、後継であるが、他人を思いやる優しい心と、他人の言うことを聞かず、すべてを自分の思いとおりにしようとする頑なな心の対決である。
だから、作者の狙い通り、この児童書を読んで、多くの優しい子供たちが生まれたらいいなあと思う。
前巻の「銀のいす」と同じくらい良い作品です。 我々が住んでいる世を「こちらの世」とするとナルニア物語では「あちらの世」があります。あちらの世は、日本語の「あの世」ではなく別の時空に存在する世界です。
この巻では、あちらの世に登場するのはカロールメン国、アーケン国そしてナルニア国です。カロールメン国は強国ですが粗野で暴力的で人種も白人ではありません。
そこにシャスタという白人の男の子がいます。他国からさらわれて養父の漁師と住んでいますが虐待をうけています。また、カロールメンの貴族の娘ながら継母に邪険にされて嫌な貴族に嫁がされそうなアラビスという女の子がいます。
二人にはそれぞれ言葉の話せるナルニア国生まれの馬がいます。そして、人と馬からなる二つの組は別個に希望のあるナルニア国に行くために砂漠を旅していたのですがその途中で二つの組は遭遇します。でも貧しい漁師の息子と貴族の娘ですのでアラビスはシャスタを見下しています。
それでも長い旅の試練とある出来事でアラビスはシャスタに好意を持つようになります。この物語はハッピーエンディングですから楽しく読めました。
ナルニアの第五巻。 本書は貧と富、人間と動物(人間ではないけれども、人間の言葉を話すことが出来る動物)、強と弱、力と権力、愛と友情と憎しみ・・・などなど社会にいて、人が体験しうる人との問題が全て埋め込まれているような印象の物語でした。街と街が砂漠で区切られている事によって、それぞれが別個の意識を持ったものである事が明確にされているようにも思えますし、シャスタとアラビスとそれぞれの馬の四人の人物像の設定は一見わざとらしいくらいによく考えられていると思います。 貧しい者でも富んでいる者と本質的には対等である様子、臆病な者でも勇気を出さなければいけない時がある事、自分の力を出し切っているつもりでもまだ出せる力があるという事など、ひとつの本の中で本当に多くの教訓が描かれています。このような意味では本書の対象として、子どもだけでなく、大人が読んでも大いに意味深いものとなるでしょう。結果的にそれをアスランが知らせる結果となっていますが、実際の世の中にアスランがいないのは明らかです。だからこそ信仰があるのであり、本書のような素晴らしい児童書が評価されているのではないでしょうか。 またラバダシが最終的に殺されなかったのも印象的でした。ロバになる呪いをかけられ、自分の街の中だけ本来の姿に戻れる事をアスランに許可されたラバダシは、もう戦争を起こすことはなくなったのです。傷つける事だけが罰ではない事を教えてくれているのではないでしょうか。 児童書として気になった点をあげるとすれば、冒険の最中に日の出の場面が美しく描写されており、日の出を実際に眺めたことのない(最近の統計で半分以上という結果もある)現代っ子にとって大いに興味をそそられた事でしょう。また図書館をさりげなく物語とリンクさせて登場させているあたり、子どもの生きる力を伸ばそうとする作者の意図が窺えました。 本当に素晴らしい作品でした。
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[ 単行本 ]
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ウォーターシップ・ダウンのウサギたち〈上〉 (ファンタジー・クラシックス)
・リチャード アダムズ
【評論社】
発売日: 2006-09
参考価格: 1,890 円(税込)
販売価格: 1,890 円(税込)
中古価格: 1,159円〜
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・リチャード アダムズ
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カスタマー平均評価: 5
久しぶりに文学しました。 実はこの本を買ったのは2・3年前でした。ウサギが好きなのでそれだけの理由で・・・。正直言うと、初めは挫折しました。理由はよく分かりません。なぜか読み進めることができなくて。文体のせいだったかもしれません。直前に友人に借りたアニメ映画を見てしまったからかもしれません。
ともあれ、最近再チャレンジしたのですが、非常に面白かったです。文学部を卒業して約10年。久しぶりに文学を読んだ!と感じました。そうは言っても気楽に読める本です。ただおくが深いように思います。冒険ものとして読んでもいいのではないでしょか。
傑作中の傑作 この物語に小学生の頃出会って10年以上経つが、毎年読み返している。
その度に新しい発見と読みに気づき、物語に再び出会いなおしている。
文句なしの傑作中の傑作である。
新訳のできばえは変わらずすばらしいのだが、若干の名称変更に旧来のファンは違和感を覚えるかもしれない。
やっぱり、将軍の名は「ウーンドウォート」、アウスラは「上士」だよなぁと思ってしまうんだなぁ。
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[ 単行本 ]
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バーティミアス-サマルカンドの秘宝
・ジョナサン・ストラウド
【理論社】
発売日: 2003-12-13
参考価格: 1,995 円(税込)
販売価格: 1,995 円(税込)
中古価格: 272円〜
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・ジョナサン・ストラウド
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カスタマー平均評価: 4.5
男たちの連帯感と絆がかっこいい 夢を実現するために、技を習得し、磨き、自力で遂行する力をもった少年。 自発して、目的を遂行するためによびたせたバーティミアス。ふたりの共同作業がおもしろい。そして、かっこいい。 出来ないことに挑戦し、傷つきながら成長していく姿がかっこいい。やがて、絆がうまれた。
期待していたファンタジー本 次の一冊が決まらない人のためのファンタジーブックガイド
で紹介されていたため、この本を読み始めました。3名のレビュアーの方は高評価を
つけており、読む前から期待していました。しかし、主人公の少年の余りにも身勝手な行動、
言動に最後まで好感をもてませんでした。自分の目的のためとはいえ、召喚した悪魔に
お店から服や食べ物、列車に乗るための切符を盗ませた場面で、何の罪悪感も感じていない風
に描写されていたのは驚きました。
また、復讐のためとはいえ大人を一人殺害する場面でも、主人公の少年はほんの少しだけ
気分が悪くなるだけで、すぐに平静さを取り戻して目的を果たそうとします。12歳の少年が
殺人を犯し、平然としている描写には大いに疑問をもちました。
悪いところばかり取り上げましたが、文章はまとまっていて読みやすく、テンポ良く
ストーリーが展開していきます。
間違いなくハリポタよりおもしろい 読んだ後の率直な感想は「ハリポタよりおもしろい」だった。
ハリポタや他の魔法等が出てくる小説と違い魔法は少し堕落した感じで書かれてる所が印象に残った。
主人公の性格も今までにない感じの性格でよかった。
ひねった人物設定。続編も楽しみ。 「ハリーポッターより面白いよ!」と薦められて読みました。
どちらがいいかは好みになるかと思いますが、それなりに楽しめました。
何よりも、人物描写がお決まりでないのが新鮮です。
お決まりの「基本的にはいい子すぎる主人公」や「神さまのような人格者のマスター(師匠)」などというパターンではなく、主人公も頭は非常にいいけどかなりひねくれた性格の持ち主だし、でてくるのもちょっとお茶目とはいえ、悪魔。
師匠も人間的に問題あり、だし・・・
そんな設定が新鮮に感じました。
続編が楽しみです。
ナレーション(CD、カセット)も楽しいです! わたしはカセットと一緒に洋書を読みました。
ナレーションは子供向けということもあり、
ゆっくりで聞きやすく、
ナサニエルのときと、バーティミアスのときとで、
声色を変えるなどしてあり、聞いていてい楽しいです。
長いお話ですが、ナレーションだと何かをしながら聞き流すことも出来たので、
最後までたどりつくことができました。
童心にかえって、何度も聞きたくなりました!
大人にもお勧めです!
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[ 単行本 ]
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南総里見八犬伝〈第1の物語〉妖刀村雨丸
・滝沢 馬琴 ・浜 たかや ・山本 タカト
【偕成社】
発売日: 2002-03
参考価格: 1,470 円(税込)
販売価格: 1,470 円(税込)
中古価格: 113円〜
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・滝沢 馬琴 ・浜 たかや ・山本 タカト
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カスタマー平均評価: 5
ひらがな・るびが多い 漢字が出るたびにるびが振ってあります。繰り返し出てくる語でも、その度るびがあり、かえって読みづらいと思います。
ほかにも、漢字を使わずに、ひらがながズラズラ続いていたりと、私には合いませんでした。
本自体は、挿絵も綺麗でとても良い本です。
が、上記の事と、字の大きさ間隔からすると中学生以上の方には向かないかなと思います。
ハマってます! 私は小学5年生なのですが…図書室で1巻を借りて完全にハマってしまいました(笑)学校が終わってからと朝読書の時しか読めなかったので読み終わるのにかなり時間がかかってしまいましたが…まだ1巻しか読んでませんが信乃が好きです♪
内容も挿絵もイイです 里見八犬伝は、むかしテレビの人形劇で熱中した記憶がありますが、偶然見つけたこの本を立ち読みしてみて、そのテンポのいい文章に引き込まれました。
アマゾンで全巻購入しましたが、やはり構成のよさと文章のテンポのよさで、一気に読み終えました。とても面白い物語です。
また、山本タカトさんの妖艶な挿絵やカバーイラストも魅力的で、それがこの本の魅力をより引き立てていると思います。
よみやすい! はじめは山本タカトさんの絵が目的で読み始めました。
でも、中身も読みやすくておもしろい!
さすがにベストセラー中のベストセラーだと思いました。
キャラの一人一人に魅力があって、読み始めると夢中になってしまいました。
そして山本タカトさんの絵によってさらにイメージが膨らみました。
全巻まとめ買いをおすすめします これは本当に面白い!
注釈的に登場人物の絵が何回も出てくるので、誰でもすんなり入っていけるでしょう。またそのイラストがいい!八剣士や味方キャラはほとんど美男子や美少女。ワル者はいかにもって顔しているから想像し易いです。
八犬伝には興味があるけど・・・という人にはもってこいですね。是非4巻まとめて読んで欲しいです。
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[ 単行本 ]
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神秘の島〈第1部〉 (偕成社文庫)
・ジュール ヴェルヌ
【偕成社】
発売日: 2004-09
参考価格: 735 円(税込)
販売価格: 735 円(税込)
中古価格: 700円〜
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・ジュール ヴェルヌ
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カスタマー平均評価: 5
最悪の状態から… 数ある漂流小説の中で、これほど最悪な条件から始まる小説は無いだろう。
ヴェルヌの『十五少年漂流記』では、漂流した船に、必要な道具は積んでいたが、この話は殆どゼロからだ!
米国の南北戦争で、南軍から逃げた五人の男と一匹の犬が、気球を奪い、南太平洋の無人島に漂着するのだが、道具は殆ど失い、リーダーのサイラス・スミス技師が行方不明。
マッチ一本、小麦一粒、犬の首輪、着ている服、懐中時計数個の状態。
……なのに、この五人は、カマドを作って煉瓦や壷を作り、火山の麓から鉄鉱石を見つけ、製鉄を始めたりと、本当に凄い!
『無人島に行くなら何を持っていく?』
の質問に、カップめんと答える人は多いが、私なら、この神秘の島を持っていきます。(笑)
石鹸や、フイゴ、鉄、蝋燭まで作っていくのだから、本当に凄い!
海底2万里は好きですか? なんと言えばいいのかわかりません。 子供用の本ですが、大人としても子供にだけ譲るのはちょっともったいない。『2年間の休暇(15少年漂流記)』『海底2万里』『地底旅行』『80日間世界一周』とベルヌの著作は多々ありますが、もしかすると一番か、いや『海底2万里』といい勝負か。 というくらい面白いです。詳細を記してしまうとつまらないので、微妙な書き方になってしまうのですが、南北戦争時代のアメリカ人が無人島に流れ着きます。そこでの苦労や楽しみ、戦い、喜びなどが生き生きと語られます。 流れ着く人数もちょうどいい。15人より少なく、3人より多い。ロビンソン・クルーソーのような一人きりの寂しさがありません。ここに出てくる男たちは(犬もサルも含めて)とても勇敢で、粗野な人もいますが、絶対的に尊敬できます。世代を超えた友情の尊さや、大人が子供を守るといった当たり前の、でも現代においては危うくなった関係が、迷いなく、描かれています。 私のレビューは子供にいい!というのが多いのですが、これもそうです。 冒険心や想像力、協力する心、人を尊ぶ事、命の大切さを余すことなく学べます。 是非お父様から差し上げてください。 100万回くらい読んで、ベルヌがこの世に生まれた事を感謝してます。 当然ながら☆5つ。
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[ 単行本 ]
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トム・ソーヤの冒険
・マーク・トウェイン ・亀山 龍樹 ・Mark Twain
【集英社】
発売日: 1994-03
参考価格: 893 円(税込)
販売価格: 893 円(税込)
中古価格: 1円〜
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・マーク・トウェイン ・亀山 龍樹 ・Mark Twain
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カスタマー平均評価: 5
ギャングエイジの男の子に 息子の、確か9歳のバースデイプレゼントにしました。
この本をきっかけに、読書好きの人間に育ちましたよ。ギャングエイジの少年が、空想の翼を羽ばたかせて読むのに、最適の本だと思います。
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[ 単行本 ]
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どしゃぶりのひに あらしのよるに (5) ちいさな絵童話 りとる
・木村 裕一 ・あべ 弘士
【講談社】
発売日: 2000-05
参考価格: 1,050 円(税込)
販売価格: 1,050 円(税込)
中古価格: 398円〜
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・木村 裕一 ・あべ 弘士
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カスタマー平均評価: 5
どしゃぶりのひに ほんらいなら敵同士のヤギとオオカミ。ふとしたことで親友に。それが、おなじ仲間たちにばれてしまい、二匹は苦境におちいる。それは、相手の住みかや、行動を探ってこいというものだった。二匹とも、心の友だということをどしゃぶりのひに確認する。まわりがなんといっても、二匹は親友だと、、そして、二匹のまわりにいる興味津々の動物たちは、二匹がお互いの目的をはたすのを木陰からみまもっている。そこで、二匹がとった行動は、、、 子供の本とはおもえないくらい迫真の展開に夢中になりました。
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[ 単行本 ]
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キツネ山の夏休み (ジョイ・ストリート)
・富安 陽子
【あかね書房】
発売日: 1994-07
参考価格: 1,325 円(税込)
販売価格: 1,325 円(税込)
中古価格: 430円〜
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・富安 陽子
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カスタマー平均評価: 5
キラキラの夏 この夏、弥と同じ10歳の息子と一緒に、毎晩ワクワクしながら読みました。
息子も私も、ドキドキしたり、笑ったり、弥と一緒に、キツネ山で夏休みを過ごした気分です。
ぜひ親子で読んでいただき、キラキラした、不思議な夏を一緒に楽しんで下さい。
夏休みって いつかの課題図書になった本らしいです。
私は小学校の時に初めて読んだのですが、
その時の感想は単純に「おもしろい」だけでした。
それでも、稲荷山の風をしっかりと感じ取ることはできました。
もう少しして読み返した時の感想は「しまった」。
何気なく過ごしてきた夏休みっていうのは、
「その時」にしか味わえなかったものなんだって初めて気付かされた。
おじいちゃんとおばあちゃんの家の匂いとか、
夏の日差しとか、
アイスキャンディーの冷たさとか、
空の青さとか。
そういう「夏休みの夏」をめいっぱい大事にしていれば良かった。
けれど「その時」の私は、そんな大切で切ないことに気付けるわけもなくて。
「その時」は過ぎたけど、今気付けた私は幸せだ。
「夏休み」の何気ない描写にすら涙が出そうになった。
弥とオキ丸の冒険には、いくら時がたっても心が躍る。
夏になったら読みたくなる、
一生大切にしたい本。
不思議なひと夏の経験。 10歳の少年ひさしくんは、夏休みを田舎のおばあちゃんの家で過ごします。都会では味わえない、大自然に密着した夏休みです。
そこで、不思議なものたちと知り会い、色々人助けもします。
キツネとのふれあいは、一見昔話風ですが、田舎の山奥では
こんなことが本当にあるかもしれない。
終盤ひさしの中に浮かんできた疑問は、とうとう未解決のままですが
ひと夏の不思議な経験として、ひさしの心の中に残るのでしょう。
夏休みの読書にぴったりの児童書です。
ウチでは小5・小2の子供たちに読み聞かせました。
輝かしい夏の日。 小学校のとき好きだった本。
理想の夏休みだと思った。
今はお祖母ちゃんの田舎とかも随分と都会化してしまって。
この本に出てくるような「土臭い」田舎に行ってみたかった。
竹の林が颯爽と生い茂る。
山と山がひしめく様に立ち並び、セミ達はけたたましく鳴き叫ぶ。
そんな茹だる様に暑い夏。
妖怪と呼ばれる不思議な生き物と一緒に過ごす夏。
小学校の夏休みって
無条件に楽しくて忘れられないモノだと思う。
そんなキラキラした思い出に触れられる本。
自分の中の子供が喜ぶ本です。
現代にもある昔 狐と空を飛んだり悪者をやっつけたりするところは、爽快。でもただの化け狐ではなく、時代を超えて生きていることを感じさせる設定がすごいと思った。なぜひさしは異界のモノと接触ができるのか、またおばあちゃんは何者なのか、がもう少し詳しく知りたくなった。
富安陽子さんの作品では、不思議な世界にいとも簡単に入り込める。設定がしっかりしているから、こちら側の人間が読んでも違和感がないんだなあ。
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[ 単行本 ]
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母と子におくる教科書が教えない日本の神話
・出雲井 晶
【産経新聞ニュースサービス】
発売日: 1998-04
参考価格: 1,300 円(税込)
販売価格: 1,300 円(税込)
中古価格: 400円〜
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・出雲井 晶
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カスタマー平均評価: 4.5
日本の神話って良いですね とにかく読みやすく、興味はつきず、一気に最後まで読めました。
挿絵がたくさんあって、そのイラスト一枚一枚が本文と相まって
とてもやさしく語りかけてくるようでした。
ぼくも含めて経済至上主義に陥っている現代日本人には、
忘れていた何かを思い出させてくれるかもしれません。
こんないい話が日本にあったとは ぼくももう日本の神話に触れないで成長してしまった世代です。この本を読んで、もちろん実話じゃないのは分かっていますが、いい話だなーって思いました。日本人としての道徳心の根幹になるような話ですね。現在1歳の我が子がもう少し成長したら、一緒にまた読みたいと思いました。
日本人だから読んでみてもいいかな 日本人なのに、意外と知らないのが日本の神話。これは子供にもわかりやすいように易しく、目に情景が浮かぶような語り口で書かれているのが特徴です。日本という国が生まれるところから、神様が日本に下りるまでの話が収録されています。神様の名前の意味の解説があったりするのも嬉しかったですね。なかなか興味深い内容でした。
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