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[ 単行本 ]
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新訳 チェブラーシュカ―ワニのゲーナとおともだち
・エドゥアルド ウスペンスキー
【平凡社】
発売日: 2002-12
参考価格: 1,575 円(税込)
販売価格: 1,575 円(税込)
中古価格: 1,100円〜
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・エドゥアルド ウスペンスキー
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カスタマー平均評価: 5
原作が素晴らしかった! アニメの方は見ていても、本は読まないままでいましたが、書店で見かけて思わず手にしました。アニメでは、いじわるなお婆さんの登場が、どうも良くわからなかったのですが、これで納得。ロシア女性による挿絵がまたなかなかです。挿絵の点数も意外とあり楽しめます。次は彼女による絵本を期待してしまいます!
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[ 単行本 ]
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妖怪博士 (少年探偵)
・江戸川 乱歩
【ポプラ社】
発売日: 2005-02
参考価格: 630 円(税込)
販売価格: 630 円(税込)
中古価格: 192円〜
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・江戸川 乱歩
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カスタマー平均評価: 5
挿絵入りでないと・・・ 乱歩の少年探偵団ものは光文社の江戸川乱歩全集がすべてカバー してくれるけれど、やはり挿絵の入った単行本で読みたいもの。 乱歩はたしかに少年向けにこの物語を書いたのであるが、その 構想は成人向けのものと基本的に同じ。一寸刻み五分試し。 ひひひひひ・・・という怪人の声は少女にも向けて発している。 本シリーズは第一巻の「怪人二十面相」「少年探偵団」を 引き継いだこの3作目で軌道に乗った。
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[ 単行本(ソフトカバー) ]
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グリックの冒険 (岩波少年文庫)
・斎藤 惇夫 ・薮内 正幸
【岩波書店】
発売日: 2000-07
参考価格: 798 円(税込)
販売価格: 798 円(税込)
中古価格: 70円〜
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・斎藤 惇夫 ・薮内 正幸
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カスタマー平均評価: 5
私のもっとも好きな小説です! 私のもっとも好きな小説です!
王道に乗っ取った少年の成長物語。
リスの視点での出来事の描写、各登場人物(特にグリックの)心理描写、共にすばらしいです。
ぜひ読んでみてください!!
ガンバも登場! 飼いシマリスのグリックが、森に住む仲間たちの元へと旅立つ物語。 とにかく成長していくグリックの描写がすばらしいです! また、誰もが聖人君子ではないところもいいですね。 ガンバの冒険でワクワクドキドキした人には、ぜひとも読んでもらいたい一冊です。 ガンバも出てきますしね♪
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[ 新書 ]
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そして五人がいなくなる―名探偵夢水清志郎事件ノート (講談社 青い鳥文庫)
・はやみね かおる ・村田 四郎
【講談社】
発売日: 1994-02
参考価格: 609 円(税込)
販売価格: 609 円(税込)
中古価格: 1円〜
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・はやみね かおる ・村田 四郎
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カスタマー平均評価: 4.5
楽しい推理小説 はやみねかおるは、事件の解決がみんなを幸せにするような、推理小説が理想だと書いています。小学生向けの、楽しい推理小説を探していて、自分で書いてしまったそうです。プロットが子供の目線の世界で、伏線がずいぶん分かりやすく書いてありますが、大人も楽しめて、読み終わって爽快感を楽しめます。これがこのシリーズの最初の本ですが、続きもどんどん読みたくなります。子供だけでなく、ちょっと普段の苦労に疲れてしまった大人にもお勧めです。
丁寧な児童文学。 うちのお嬢にすすめられて読んでみました。
けっこう伏線が張ってあり、
きちんと理由付けしてあるのには、
感心してしまった。
幼さを差し引いても、
なかなかおもしろいかな。
ただ、
きちんと伏線がありすぎて、
半ばで、謎は解けてしまった。
そのへんは物足りなかったかな。
もう何冊か、
この作家のものを読んでみようと思った。
夏休みに読んで! 3年生のころから、はやみねかおるを読み始めました。この本で印象に残ったのは、人がいなくなる場面や、事件を解決するところです。マジックで本当に人がいなくなったり、猛スピードで走るジェットコースターから人がいなくなったりしたところがよかったです。あと、事件を解決するところも。教授が、人がいなくなったトリックを説明して、わたしも「なるほど。」というところが、たくさんありました。この本以外では、「怪盗クイーン」シリーズや、「都会のトム&ソーヤ」シリーズが、おすすめです。
本当にそうです 何人かの方が、レビューで子供向けだからと言ってバカに出来ないと書いていますが、本当にそうです。一見、変な探偵、隣の三つ子の姉妹、消える天才児たち。何だ、何だ?と思ったけど、最後の謎解きで、夢水探偵のやさしさ、忙しい子供たちの現実の気持ち。親として、ハッとさせられました。 子供たちに、どこが面白かったのか聞いていないけど、読む時期によって感じ方が違うのは当然のことで、十分に大人が読んでも面白い作品です。
本当に荘です 何人かの方が、レビューで子供向けだからと言ってバカに出来ないと書いていますが、本当にそうです。 一見、変な探偵、隣の三つ子の姉妹、消える天才児たち。何だ、何だ?と思ったけど、最後の謎解きで、夢水探偵のやさしさ、忙しい子供たちの現実の気持ち。親として、ハッとさせられました。 子供たちに、どこが面白かったのか聞いていないけど、読む時期によって感じ方が違うのは当然のことで、十分に大人が読んでも面白い作品です。
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[ 単行本 ]
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バーティミアスII ゴーレムの眼
・ジョナサン・ストラウド
【理論社】
発売日: 2004-11-24
参考価格: 1,995 円(税込)
販売価格: 1,995 円(税込)
中古価格: 572円〜
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・ジョナサン・ストラウド
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カスタマー平均評価: 4.5
主人公のひねくれ度更に強烈に
この小説の特徴は主人公ナサニエルの性格の悪さである。
一作目からあまりいい子としては描かれなかったが、今回は更にいやな奴になっている。
傲慢かつエリート意識過剰で出世欲の塊。
そんな人間のネガティブな面を出しているから共感も生まれるのだろう。
エリートでいながら外見は「↓」というのが笑えるが、それを補うかのような明晰な頭脳。いやな奴だけの憎めない。
一作目で出てきた「なぜか魔法使いを選別する」一般人たちがレジスタンス団として大反撃。
女の子キティとその仲間たち、友人に降りかかった過酷な運命、そしてその復習譚はなかなか笑える。
レジスタンス団を取り締まる役割をおおせつかったナサニエル。
しかし、町を破壊していたのは絶滅したはずのゴーレム。そしてレジスタンス団に狙われたのは巨大な威力を持つ偉大な魔術師グラッドストーンの杖、さてどうなるのか?
ナサニエルに再び呼び出されたバーティミアスの運命は?
とにかく息もつかせないストーリー展開である。
子供だけでなく大人も十分楽しめる作品。
途中どうかと じつは四分の一ぐらいで半年ぐらい止まっていました。
キティにシンパシーが芽生えなかったせいです。
ま、でも普通に読んでいけば読み飛ばせるかも。
(自分が大人だから引っかかったのかも)
でも、全体としてみればおもしろかったです。
3巻に向かっていく「伸び」で星四つです!
ゴーレムがすごい ドラゴンクエスト、通称ドラクエの第1作目を発売当時にファミコンで遊んだ私には、
城塞都市メルキドの門番ゴーレムに対して特別な思い入れがある。
ゴーレムは体力、攻撃力の高い強敵なので、
ようせいのふえで眠らせなければ決して倒すことはできなかった。
ようせいのふえを手に入れるためにどれだけ苦労したことか。
本書にはゴーレムが登場する。
そのゴーレムがドラクエ1のメルキドの守護神とイメージが重なり
まるでゲームをしているかのように本書を読んだ。
ゴーレムを倒すことができるのか、
ようせいのふえのように何かアイテムを使わなければこの強敵に
勝てないのではないか。
本書の最初でのゴーレムの登場以来、
本書の最後での決着を迎えるまでハラハラしながら楽しめた。
一作目よりは・・・。 一作目が本当に面白かったので、とても期待していたのですが、嫌な大人に成長してしまったナサニエルにがっかり・・・でした。
バーティミアスがフラフラなのに、それでもナサニエルは扱き使う。扱いがひどくて悲しくなりました。
けれど、魔術師と一般人との生活や身分の違いなど、独特の世界が広がっていて、そういう部分は新鮮でとても好きです。キティの過去の話が良かったと思います。
最後のシーンは、やはり、さすがジョナサン・ストラウド!!とてもわくわくどきどきしました。
・・・なので、星四つですね。
良心的な悪魔 1作目のサマルカンドの秘宝が面白すぎたので、続編を読むのに少しの不安を抱いてました。
やっぱり1作目の面白さを上回る事が出来ないのではって思ってました。
しかし読み始めたらそんな不安は速攻で吹っ飛びました。
最初から大魔術師グラッドストーンが登場してエンジン全開です。
このグラッドストーンの登場がこの巻の伏線にもなっていました。
前作での活躍が認められたナサニエルは、首相に認められて魔術師としての成功の階段を登っていく一方で人間としての大切な部分を忘れていってしまいます。
出世という欲に溺れてしまって周りが見えない典型的なパターンです。
そんなナサニエルも絶体絶命の大ピンチに追い込まれます。
さらに前作でレジスタンスの一味として登場した謎の少女キティが本作にも登場します。
このキティが本作でのキーマンといっても過言ではないでしょう。
彼女の過去なども明らかになっていき、ナサニエルとバーティミアスを巻き込んで物語がすすんでいきます。
キティとバーティミアスが会話をするシーンがあるのですが、その時に悪魔でありながらも、キティを心配する良心的な態度を示すバーティミアスに好感が持てました。
前作同様、謎が謎を呼び思わぬ展開の連続でした。
全体的に素晴らしく練られた伏線が見事で最後のどんでん返しまで息をつく暇がないぐらいでした。
今作でも前作以上の謎を残してバーティミアスは帰っていきます。
その謎を明らかにするためにも、早く3巻目を読まなくてはって思っています。
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[ 単行本 ]
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雨やどりはすべり台の下で (偕成社文庫)
・岡田 淳
【偕成社】
発売日: 1990-04
参考価格: 630 円(税込)
販売価格: 630 円(税込)
中古価格: 1円〜
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・岡田 淳
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カスタマー平均評価: 5
時間や空間が凝集したり広がったり 子供のために借りましたが、とても気に入って買うことにしました。こどもたちが次々と話をつないでゆくリズムが心地よく、話の内容もそれぞれの年齢に即していて、個人的な状況が少しずつ見え隠れするところにも切なさや懐かしさを呼び起こされます。時間的にはある夏休みの土砂降りの雨の時間、空間的には滑り台の暗いトンネルの中、でもこどもたちの話が始まると、時間も空間もふわっと広がって…。まるで映画を見ているようでした。
すべり台が気に入った! 4人横に並んでいっしょに滑れるくらいのコンクリートのすべり台。腹の部分には大人が立って通れるくらいの土管が埋め込まれていてトンネルになっている。スロープの反対側は壁になっていてボールをぶつけて遊べる…。というすてきなすべり台が、ほしくなりました。うちの近くにもあったらなあ…。 そのトンネルの中で雨の日に不思議な体験を語り合うという設定が好きです。閉ざされて、仲間だけの親密な空間。なんか、秘密基地みたいです。 いくつかの語りの中では由紀の話が心に残りました。母親と二人暮らしの彼女の心の揺れが、痛いほど伝わってきました。 一人一人の語りの形で書いてあるので、それぞれのキャラクターに深みを感じないのが物足りないです。 雨森さんのことをもう少し知りたいなあ、その後雨森さんはどうなったのかな、など余韻が残りました。
☆不思議な世界☆ 雨森さんが最初はなんか不思議な人だなって思ったけどだんだんなんかすごくいい人に見えて、魅力のある人に見えました!この本は1人1人登場人物の子供達が体験した不思議な出来事を語っていくのがとてもおもしろい!あっという間に読み終わり、とても感動をうけた本でした。
元気になる一冊です。 私も学校の教科書でこの小説を扱ってストーリーが頭から離れず、20歳を過ぎてからふと購入してしまった1人です。著者の方の温かな眼差しと豊かな想像力が存分に味わえる作品です。落ち込むことがある度、この本を読んで元気をもらっています。不覚にも、最後のシーンでは泣かずにはいられません。
こんな人がそばにいたら素敵だ。 学校の教科書にこの本の一部が載っていて、授業で扱われて以来ずーっと心に残っていたんだけど数年後に本書を購入。雨宿りをしながらみんながそれぞれ持っている雨森さんというミステリアスなおじさんに関わる素敵な体験を話し合う。心があたたかくなる理想の子供時代だと思う。
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[ 大型本 ]
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ママお話きかせて 1 生きる力を育てるお話編 (松谷みよ子 かたりの昔話)
・松谷 みよ子 ・日本民話の会
【小学館】
発売日: 2002-03-01
参考価格: 2,499 円(税込)
販売価格: 2,499 円(税込)
中古価格: 1,541円〜
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・松谷 みよ子 ・日本民話の会
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カスタマー平均評価: 5
ちょうど良い長さの昔話ばかりです 子供に昔話を聞かせると頭のいい子に育つと聞いたので、購入しました。生後4ヶ月の我が子は擬音語擬態語、繰り返し語のところで、全身をつかって大喜びです。内容をわかっているとは思えませんが、泣いていてもお話を始めると真剣な表情で聞いています。はじめは、頭のいい子に育つなんて言う、よこしまな考えから読んで聞かせていましたが、あまりにも子供がキャッキャッと喜ぶので、こちらまで楽しくて、子育てがますます楽しくなりますよ。
娘のおやすみの本です 夜寝る時2歳の娘にお話の本を読んであげたくて購入しました。 夜寝る前に読んであげていますが1話の長さが2〜(長くても)4ページほどなので娘にはちょうど良いみたいです。挿絵や文は物語ごとに人が違うので毎日でも飽きがこないですね。 スタンダードな物語のものからその土地の方言で書かれている物、話し言葉っぽい感じのものまでレパートリーに富んでいます。 1冊の本ですが何冊も違うお話の本を集めたような感じです。 「まだ早いかな?」と思っていましたが、しっかり食い付いて聞き入ってます。本人はもっと読んで欲しそうですが2、3話でやめて明日のお楽しみにしているのが良いのか毎晩「昔、昔の本読んで。」と、かなりのお気に入りになりました。 まだ最後まで読み終えていませんが私たちの親子の楽しい日課になりそうです
読み聞かせにぜひどうぞ!! セットで購入しました(三話が収録されたCDがついてきます)。毎日の読み聞かせや胎教にちょうどよい長さになっているのと、お話ごとに挿絵が違い、しかもどのページにもカラフルな挿絵があって、ページを繰るだけでも目でとても楽しめます。ボリュームがありますが、内容は100話以上収録されているので利用価値は高そう。これから活用したいと思います。
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[ 単行本 ]
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ゴースト館の謎―テレパシー少女「蘭」事件ノート〈7〉 (講談社青い鳥文庫)
・あさの あつこ ・塚越 文雄
【講談社】
発売日: 2005-02
参考価格: 651 円(税込)
販売価格: 651 円(税込)
中古価格: 261円〜
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・あさの あつこ ・塚越 文雄
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カスタマー平均評価: 5
蘭サイコォー お化け屋敷だから怖いかなぁーと思ったけど逆におもしろかったです! いろんな謎があってそれを蘭や翠が1つずつ解決して行くのに毎回スゴイなぁ〜と感心しています。最後が楽しいです!!
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[ 単行本 ]
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IQ探偵ムー アリバイを探せ! (カラフル文庫)
・深沢 美潮
【ジャイブ】
発売日: 2005-11
参考価格: 830 円(税込)
販売価格: 830 円(税込)
中古価格: 254円〜
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・深沢 美潮
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カスタマー平均評価: 4.5
はんにんはだれだ めちゃくちゃキレイで、頭がよくて、ぶっきらぼうで
ちょっと不思議な女の子・ムーが探偵するお話、第3巻。
同じクラスで、好奇心いっぱいの男の子・元と
おしゃれで強気な女の子・瑠香もかつやくです。
今回のお話は、まるまる一冊、ひとつのお話。
元の知っているお兄さん・翔が、
おばあさんからバッグをどろぼうした、とうたがわれます。
元は、ムーたちと、翔がどろぼうじゃないってことを
わかってもらおうとするけれど。。。
というお話。
どんどんナゾはむずかしくなってきている感じ。
でもおもしろい!
元くんがどろぼうをつかまえるためにしたこととか、
ドキドキでした♪
それにしてもムーって不思議な子だ。
ムーがカッコいいっ(>v<) やっぱり、ムーがカッコいいっ!!小学5年生とは思えないほど、カッコいいのでビックリです。そして、頭がよすぎ!!うらやましいです(>v<)ムーシリーズ、第2弾も、とっても面白かったです!!私は、読み終わった後にムーの謎の解決によってスッキリできます。
やられた…… やられた……! 犯人当て……目の前に証拠がぶら下がっていたのに、気づかなかった。 うーーーっ、くやしい……!ネタバレするわけいかないので、これ以上書けませんが、これからの人は……健闘を祈ります。 実はこのシリーズ、この3巻目が、ボクが最初に買った本なんです。でも、たいして不都合はなかったです。すらすら読めました。 ムーちゃん、かっこいい、ちょっとミステリアスな美少女ですね。イラストも魅力的です。 主役のペアももちろんいい。これからも楽しみな作品です。 それにしてもくやしい……。次は雪辱を果たすぞ!
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[ 単行本 ]
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シャーロットのおくりもの
・E.B. ホワイト ・ガース ウイリアムズ
【あすなろ書房】
発売日: 2001-02
参考価格: 1,575 円(税込)
販売価格: 1,575 円(税込)
中古価格: 433円〜
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・E.B. ホワイト ・ガース ウイリアムズ
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カスタマー平均評価: 5
ぶたちゃん クモのシャーロットと、子ブタのウィルバーとの友情物語。
シャーロットは、ハムにされそうなウィルバーの命を助けます。
でも、最後には、悲しいお別れが待っていました。
楽しく、時に、悲しく・・・
農場での動物の様子が、書かれています。
クモの生き方も、教えてもらえて楽しめました。
最後は悲しいけど… ブタとしての運命、
「肉」にされる運命をたどる危機に瀕していたウィルバー。
そんな時に現われたのが、
生涯最高の親友となったシャーロット。
シャーロットのひそかに起こした奇跡により
ウィルバーはだんだんと輝いていきます。
そして…奇跡は起こったのです。
しかし、その奇跡とともに「悲しさ」もありました。
この本が泣ける、というのは
この最後の必ず起こりうる「生命の終わり」の描写が
あるからなのです。
児童文学ではありますが、
この最後の悲しい場面はものすごく印象に残りました。
それと同時に、私たちはなんて生物にむごたらしいことをしているのかを
再認識させられる本でもありました。
命と友情の大切さを教えてくれるよい本だと思います。
大人でも素直に感動できる 子供向けの本である。どのくらい子供向けかというと、農場の豚や羊といった動物たちが、鼻を突き合わせて会議をする、というくらいに子供向けである。
でも面白い。物語の核となるのは、蜘蛛と子豚の友情である。クリスマスに殺されてしまう運命にある子豚のウィルバー。蜘蛛のシャーロットは機知を働かせ、蜘蛛の糸でメッセージを綴ることによって、親友であるウィルバーの命を救う。
友情モノというと、たとえば、大人向き小説で、大人の人間同士の友情をテーマにしたものなんかだったら、無垢な子供の心などとっくの昔になくしてしまった自分は、裏に何か利害関係でもあるんじゃないかと疑って、ひねくれた読み方しかできないと思う。だけど、動物たちの友情なら、素直に受け止められる。そこには、裏も表もない。それに、子供向けの本は、たいていがハッピーエンドで締めくくられるからいい。
目頭が少し熱くなりながら、読み耽ってしまった。自分の子供が読める年齢になったら、ぜひ勧めて読ませたいと思う。
再読に耐えます 日本人の両親のもと英語圏に生まれ育ち、来年より現地の小学校に通う娘のために購入しました。こちらの小学校の図書館およびブックショップでは必ず見かける本だったので、初めに日本語で理解してから英語で読めば理解がスムースに行くかと思いました。他のレビューでもたくさんの方が書いていらっしゃるように名作です。五歳の娘には三度読み聞かせしましたが、詳細まできちんと覚えていて、読むたびに心を打つものがあります。彼女の話題によくのぼるので、三歳の弟までもクモをみると「シャーロットだ!」と叫ぶようになりました。お子さんによい本を与えたい方に。
絵本で泣く ネイティブの友人に教えてもらい購入した初英語絵本。
外国では、子どもの頃に読む有名な本だと言われ、英語の勉強も兼ねて購入しました。
日本の絵本と比べるとかなりの量があるので、絵本と言うよりは小学生向けの本、という方がしっくり来ます。
中身は、話すなと言われても話したくなるような素敵な内容です。
特に、ラストはもう涙涙です。
シャーロットがウィルバーに語る最後の言葉は、もう涙無しには読めません。
この本の中には、人間が当たり前に生きていく上で犠牲にしていることも含まれています。
それは「食」。豚のウィルバーは養豚場で生まれた豚です。
要するに、食肉用豚です。
このウィルバーを助けるべく、クモのシャーロットが助ける訳ですが…
シャーロットの儚い命も決して暗くなることなく描かれています。
最近、この本の日本語版があることを知りました。邦題は『シャーロットのおくりもの』だとか。
まさに言い当てている気がしました。
英語も子供向けとあって、難しい単語はありません。
時には、子どものウィルバーが単語の意味を聞いていたり、単純なsomeに違う重要な意味があったりと、大人の私達でも、改めて勉強できる内容になっています。
英語においても、人生においても勉強をさせてもらえた不思議な、そして素敵な本だと思いました。
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