元来、ピノキオがだまされて木につるし首になったところで連載が終わったが、多数の読者からの猛烈な希望により、続編がつぎ足されて、本書のようなかたちとなった。したがって、注意して読むと物語の細部に矛盾点がある
がそうしたことはこの物語の魅力を失わせるものではないだろう。
大人が読んでも引き込まれるような魅力を本書は有している。イタリアに興味がある人は子供向けと言わずに読んで欲しい。本書を読むことによりイタリアについて今まで気づかなかった何かを発見するかもしれない。