<往復詩集>わがまま詩篇 田村奈津子詩集『虹を飲む日』(1996年あざみ書房刊)より往復詩集とは、石毛拓郎と田村奈津子の間で互いに交信された詩(『解体詩書』1994〜1996)で、それらの詩に対応した日付が入れてある。本詩集と石毛拓郎の詩集『義経の犬吠』の両著が一つの完成された詩篇で、この両著を<わがまま詩篇>と呼ぶことにした。刊行に関しては合体の一巻とせず、別々に一冊ずつの詩集にしたことを前記とする。