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                 ホメオパシーの謎を解く(パート16)

 パート16

 元素の周期律表と人類の進化
 オランダの有名なホメオパス、ジャン・ショートンは、元素から作られたレメディの特徴を周期律表との関連においてまとめあげている。それによれば、周期律表は「人類の霊的進化プロセス」を暗示した系統樹ともいうべきものになっているのだ。
 今日までのところ、この地球上の物質を構成する元素は118ほど存在している。この世の中でもっとも軽い元素は、一個の電子だけをもつ水素である。この電子の数が増えるごとに質量が増えていく。その次に重い(つまり電子が2個ある)のがヘリウムだ。電子は原子核のまわりを惑星のように周回している(実際には原子核の回りを量子力学的に運動しているのだが、話をわかりやすくするため古典的な惑星モデルとして説明する)。原子核から一番近い軌道は、電子が2個しか収容できない。換言すれば、2個の電子が同じ軌道を回ると、その元素は安定してしまう。したがって、ヘリウムは安定した物質であり、他の物質と接触しても結び付いて化学変化を起こさない。たとえば、ヘリウムガスは酸素と結合して爆発するようなことはない。不活性な状態になっている。そのため、飛行船はヘリウムガスを充填している(むかしは水素を使っていたので大爆発を起こした)。
 3個目の電子を収容するには、あらたに外側に軌道が必要である。3個の電子をもつリチウムは、2本の軌道をもち、内側の軌道に2つの電子、外側の軌道に1個の電子をもっている。この2番目の軌道には8個の電子が収容できる。そして、同じように8個の電子を収納すると、その物質は「不活性」となり、他の元素と結び付くことはなくなる。ある種の「自己完結的な存在」になる。2番目の軌道が満たされた状態にある元素はネオンである。そして、さらに電子が増える場合は、新たに3番目の軌道が必要になる。
 このようにして、元素を表に並べたのが「周期律表」である。
 ご覧の通り、周規律表は、電子の数を表す横の18列と、軌道の数を表す縦の7列で表現されているが、ショートンによれば、横の列は、個人が通過していく人生のプロセス(行動や試練など)を、縦の列は、人間が誕生し成長・進化していくる段階(ステージ)を暗示しているという。

 縦の列、すなわち人類の進化段階を概観するとこうだ。
第1階層<宇宙との未分化>
第2階層<肉体的存在の確立>
第3階層<自我の確立>
第4階層<社会性の確立>
第5階層<独自性の確立>
第6階層<優越性の確立>
第7階層<宇宙との融合>

 一方、横の列、すなわち人生プロセスを概観するとこうなる。
第1族<始まり>
第2族<迷い>
第3族<試験的行動>
第4族<公に実行>
第5族<準備段階での行き詰まり>
第6族<挑戦し証明する>
第7族<協力関係>
第8族<佳境に入る>
第9族<最後の仕上げ>
第10族<ゴールに達成>
第11族<維持と守り>
第12族<過剰さと衰退の兆候>
第13族<過去への執着>
第14族<空虚な形式>
第15族<放棄>
第16族<過去の想い出>
第17族<終焉>
第18族<休息>

 7つの階層のそれぞれを、音楽でいう1オクターブと考え、18の横列をドレミの音階と考えるとわかりやすい。両者は螺旋を構成しているのがわかるだろう。
 われわれは、第1階層に誕生し18の横列が示す人生プロセスをクリアさせながら成長していき、それを卒業すると第2階層に進み、再び18の人生プロセスを歩んでいくのだ。
 しかし、その成長のプロセスは、常に円滑に歩んでいけるとは限らない。挫折や失敗、スランプや頽廃に陥り、足踏みをしてしまうことがある。
 そんなとき、その位置に属する元素から作られたレメディが、われわれの役に立ってくれるのである。
 それはまさに、人間救済のためにさしのべてくれる神の慈悲の手であると見ることもできるかもしれない。
次に、各階層と18の横列の人生プロセスの解説をしてみよう。

 縦の列 7つの進化階層

 第1階層<誕生以前の霊、胎児/宇宙との未分化状態から子宮内部への受肉>
 誕生以前の宇宙的一体感を味わっている階層。まだ自他の二元的区別が存在しない。「私は存在するのか、しないのか? 私は存在したいのか?」という意識をもつ。やがて誕生以前の宇宙的な時間の外側からこの宇宙(子宮)に向けての受肉化(人間化)へ至る。たとえば、この階層に属する水素のレメディをプルービングした人の体験によれば、「宇宙的な愛、自分は妊娠している、左右の区別がつかない、自分は男か女かわからない」といった意識になったという。
 この階層が示す「自我意識の希薄さ」は、具体的症例としては、外界と内界、他者と自我との区別がつかないといった精神的な問題(たとえば自閉症など)として現れる。そのため、この階層を乗り越えて(ブレイク・スルー)、次の階層に進化していくためには、水素やヘリウムのレメディが助けになる。

 第2階層<幼児/肉体的存在の確立・肉体的な自我意識の個別化> 幼児期
 新生児として地上に生まれ、幼児となって最初の自我に目覚めた階層。物質界生存の意識、自己の個別化の意識。「自分の存在は個別的なのか?」という思いがある。二元性が樹立される。肉体・生命・本能の意識が優位を占め、切り離された肉体への感覚をもつ。また「あなた(神・母親)から離れて生存することができるのか?」というように、生存および生存のための必要物を獲得することに対する不安をもつ。
 この階層における具体的症例としては、肉体の栄養に関する過不足、物質的な事柄への執着や不安、決断力の不足(二元的状況に対処できない)といった面で現れる。こうした状況を乗り越え、次の階層に進化していくためには、この階層に属するレメディが助けになる。たとえば、炭素のレメディは、貧乏に対する怖れ、生存に対する不安、決断力の回復などの面で有効であり、フッ素は過剰な物質への執着からの解放に有効である。

 第3階層<少年/社会的な自我の確立>  思春期
 幼児から少年・少女となり、学校などで他者と関係性を交えることによって、社会的な自我が確立される階層。感情や知性、概念的思考が発達していく。「私はあなたとの関係性の中で存在する」という感覚をもつ。他者との絆の感覚。愛・世話・受容の芽生え。一方で孤立や拒絶(人生プロセスの最初の部分において強調される)。他者との関係性でアイデンティティ生まれる。思いやるという課題。独自性(アイデンティティ)と自我(エゴ)との区別。コミュニケーションが意味をもってくる。プライドの目覚め(第2階層では“私の生存はあなたしだいだ”であったが、第3階層では“私のプライドや自己の感覚はあなたの愛と受容しだいだ”となる)。
 この階層における具体的な症例は、他者との関係性およびそれに基づくアイデンティティの危機といった事柄に現れる。
 こうした状況を乗り越え、次の階層に進化していくためには、この階層に属するレメディが助けになる。
 たとえばナトリウムは、他者との関係が壊れ引きこもるような状況、マグネシウムは他者に見捨てられたという気持ち、アルミニウムはアイデンティティの喪失(痴呆など)に効果的であり、逆に珪素はアイデンティティが固定化されすぎて自己イメージにこだわる場合に処方される。燐は他者との絆を失っているという感覚、硫黄はエゴにとらわれ他者を気遣わない、塩素は母親との絆に問題がある場合に効果を発揮する。

 第4階層<社会人/規則・役割・社会性の確立> 職業層:公務員、事務、肉体労働
 少年は成人し社会に出て、社会の規則を守り役割を果たす階層。社会の一員としての自覚をもつ。仕事・勉強・労働に関係。社会の中で自分の居場所を見つける。「頑張らなければならない」という欲求。だが「この仕事で失敗したら」という恐怖感が根底にある。恐怖心が加速して犯罪を犯す可能性あり。「私は犯罪を犯しているのでは?」という思いあり。(自我の検閲が強い)。社会的に正しいことと間違っていることを知り、義務を果たさなければならない。生計を立てること、労働すること、仕事に熟達したり完璧を求めて努力する。そのために自分をコントロールしなければならない。社会から観察され、批判され、失敗や罪を犯すこと、悪いことをすれば罰を受けることを学ぶ。安全の概念。自分(エゴ)はグループの中での安全を必要とする。安全とは家であり、お金である。規則や義務や仕事をするように期待されている。また構築されたものは維持される必要がある。こうして攻撃と防衛の概念が生まれる。
 この階層における具体的な症例は、何らかの反社会的な問題や、社会とうまく適合できない行動や精神状態となって現れる。こうした状況を乗り越え、次の階層に進化していくためには、この階層に属するレメディが助けになる。
 カリウムは、あまりにも白黒つけたがり規則至上主義の行動や、義務を遂行しなければならない、完璧にやらなければならないといった思いに対するプレッシャー、他者から批判される感覚、罪悪感が強い人に処方される。ゲルマニウムは、自分が何かをしなければならないというストレス、砒素は財産を奪われないかという心配、コバルトは自分の犯罪が他者にばれないかという考え、カルシウムは、構造や仕組みは維持されなければならないが十分にサポートされていないという感覚に対して処方される。

 第5階層<熟達者/独自性の確立> 職業層:芸術家・作家・学者・教育者・治療家
 社会人として働くうちに仕事に熟達しクリエイティブになる階層。独自の才能をもち社会的に称賛される存在。因習を打ち破る創造性とアイデアの発揮。自分自身のための思考と想像。特別な独自性。単なる群衆の一部でないこと。ルールを守らなければならないという怖れを乗り越える勇気。さもなければクリエイティブにはなれない。芸術家・作家・科学者・教育者・ヒーラーといった人たち。自己顕示、実行力、失敗、人々に影響を与える存在。ただし権力(王、地位)によってではなく才能と独自性によって。社会の因習的な規則を超越しようとし、特別で個性的な存在として社会の賞賛と評価を切望する。この階層はより高い秩序の反映と変容に関係する。太陽の光を受けて輝く「月」によって象徴され、社会的には二番目の地位。
 この階層における具体的な症例は、過剰な名声欲や高慢、およびその反動として落ち込み、自信喪失、失敗への不安などに事柄に現れる。こうした状況を乗り越え、次の階層に進化していくためには、この階層に属するレメディが助けになる。
 たとえばモリブデンは、自分の才能を発揮して失敗するのではないかという不安、銀は思考や気分の不安定な状態に、パラヂウムは過激な自己顕示による神経の衰弱、カドミウムは神経過敏、スズは固定観念に縛られた悲観症、ヨウ素はイライラや支離滅裂な思考に処方される。

 第6階層<権威者/優越性の確立> 職業層:社長、政治家、指導者
 熟達者として活躍するうち、他者に抜きん出てついには権威者・権力者として君臨する階層。理想的ビジョンの達成。人々から崇められる高貴な存在。支配者、指導者。強い責任感を背負って生きる。重責を実行する。周囲の環境から影響を受けるよりも影響を与える。孤独の傾向。強い性欲と征服欲・自己顕示欲。高さへの欲求と落下の恐怖。世俗的権威と神聖な権威との統合が課題となる。
 この階層における具体的な症例は、過剰な権力欲や性衝動、高慢さ、およびその反動として失墜に対する不安、自殺を考えるほどの絶望感、孤独感、重責感といったことに現れる。こうした状況を乗り越え、次の階層に進化していくためには、この階層に属するレメディが助けになる。
 プラチナ(白金)は、自己陶酔や落胆に、金は過剰な虚栄心や理想主義と絶望感に、鉛は自己中心性や自己破壊衝動に処方される。

 第7階層<霊格者/宇宙との融合> 職業層:(霊格の高い)聖職者
 物質的世界の頂点を極めた権力者が内なる霊性に目覚める階層。自分を生み出した宇宙への回帰。空(くう)の状態へ。世俗的な権力は放棄されスピリチュアルな存在になる。トランスパーソナル(超個我)の意識。原子核が崩壊するように(この階層に属する元素の特徴である)、自我も光を放射して崩壊する。二元性が克服され、万物や「一者」との一体感を得る。同時に、自己の内部の獣的で地獄的なものとの対面。
 この階層における具体的な症例は、何らかのスピリチュアルな障害(たとえば禅の世界でいう“魔境”のような)に関係し、この階層に属するレメディはそうした障害を除去するのに役立つと思われるが、人間進化の高い階層なので報告されたケースは少ない。
 プルトニウムのレメディをプルービングした人によれば、次のような体験をした。「自分の中にあるもっともひどい地獄。獣のような精神。自分のもっとも高いレベルに近づくと同時にもっとも低いレベルを経験。ケダモノのように生肉を食べたくなったと同時に、小さな自分が大きな存在とひとつになった宇宙的な感覚がした」


 横の列 18の人生プロセス

 第1族<始まり>
衝動的に何かをやる段階。何かになりたい、踏み出したいという欲求をもつ。直感的で単純。一本気で頑固。偏狭でひとつのことにこだわる。思慮に欠ける。反面で宇宙と切り離されて孤立することへの恐怖をもつ。

 第2族<迷い>
 始めたものの、「私には何の価値があるのか」「私の居場所はこの世にあるのか?」と疑い迷う段階。観察し評価や批判を加えたい欲求をもつ。反面で優柔不断で臆病。状況に適応したり譲歩しようとする傾向がある。

 第3族<試験的行動>
 依然として疑いや迷いはありながらも、試験的に少しやってみる段階。試行錯誤的に手を出し様子をみたい、調査・識別・比較・情報収集したい欲求をもつ。反面で不安定で自信や勇気がなく決断力も不足。特定の立場を取ることを避けようとする。

 第4族<公に実行>
 うまくいくかという疑いの気持ちはまだあるが、とにかく公式に何かを始める段階。創立したり、新たな世界に参入したいという欲求。この時期「橋やドア、入り口、窓、結婚」といった、新しい段階に入る夢を見ることがある。反面で、自分にできるかどうか自信なく確信がもてない。

 第5族<準備段階での行き詰まり>
「これをやろうか、やめようか」と揺れて先延ばしをする段階。自分にできるかどうかまだ疑い、決断を避けたいという欲求をもつ。準備や提案ばかりで現実味がなくモラトリアム状態。反面でそんな状態にじれったいもどかしさを感じている。

 第6族<挑戦し証明する>
「もうやるしかない」という状況に追い込まれ、挑戦に踏み切る段階。イニシエーション(通過儀礼)を経験し自分を証明したいという欲求をもつ。反面で、失敗が怖いので自分ひとりで密かにやってたいと感じている。

 第7族<協力関係>
 他者を助ける、奉仕する、一緒に仕事をする段階。「これから何ができるか」と考え自分を鍛えて勉強したりトレーニングを行う。反面でわざとらしい態度やお世辞の気持ちを感じている。

 第8族<佳境に入る>
 忍耐強く集中的に努力し奮闘している段階。激しく戦い、がんばってやり遂げようという欲求がある。反面で、重いプレッシャーを感じている。

 第9族<最後の仕上げ>
 やるべき仕事はほとんど終わった段階。十分ではないがほとんど完成し最後の仕上げや微調整をするために全力を尽くしたいとの欲求をもつ。反面で、最後の最後になって失敗するのではないか、中途挫折するのではないかという怖れを感じている。

 第10族<ゴールに達成>
 成功を勝ち得てゴールに到達した段階。自立して輝き、自信に満ちて自分の仕事をどんどん遂行していこうという欲求がある。反面、傲慢となるため、不安定でいつでも落下する危険をもっている。

 第11族<維持と守り>
 今まで築いてきた地位や獲得したものを維持し、守っていく段階。そのままでいたい、努力して維持していきたいという欲求がある。反面で、富を分かち合いたい、人生を楽しみたいと感じている。

 第12族<過剰さと衰退の兆候>
 自分の持ち物を維持するために過剰に努力し、過去にうまくいったことを反復する段階。衰退の兆候の中で、「まわりの人々が自分を狙っている」「財産を奪おうとしている」「分断されていく」といった思いがし、必死で維持しようという欲求がある。反面で、「自分は汚染されている」と感じている。

 第13族<過去への執着>
 栄光の時代が終わり一線から退く段階。それでも過去の栄光を少しでも維持しようというノスタルジックな欲求をもっている。反面で、自分は時代遅れになったとし、撤退や引きこもりをしようかと感じている。

 第14族<空虚な形式>
 かつての権力が形骸化し空虚で形式だけになる段階。「パワーが漏れているような空しい感覚」をもつようになる。そして、形式の蔭に隠れているため無責任でよそよそしくなる。

 第15族<放棄>
 物事がひとつの終焉を迎える段階。喪失・死・拒絶、明け渡し。「あらゆる手は尽くしてもうやるべきことは何もない」という思いを抱く。状況に身をゆだね、犠牲となることを受け入れる。

 第16族<過去の想い出>
 他者から称賛されることで現在の空しい自己価値を高め、過去の栄光の想い出に浸る段階。他者に「あなたは特別な人」といわせるために誘惑する。「私は搾取された、利用された、虐待された」という被害者意識が強く他者を責めるが、自らは怠惰。

 第17族<終焉>
 想い出も過去もすべてを手放す段階。引退。だが、手放すのが怖いため思わずしがみつこうとするが、そのため周囲から非難され追放されたりする。

 第18族<休息>
 すべてが終わりすべてが無となって、他者との関係性も断ち、独り自分の世界で休息し、束縛されず、無為に生き、自由な感覚を感じている。退却し引きこもっている。反面で自分はこれからどこへ行けばいいのか混乱している。

 元素の周期律表に基づくレメディの処方
 さて、以上のような特徴をもった元素の周期律表であるが、これに基づいたレメディ選択の手順を簡単に紹介してみよう。
 まず、患者はどの段階の人かを知る。たとえば小説家であれば第5段階である。そして、その小説家はかつて傑作を生み出して成功していたが、今ではスランプ状態で、内容のない作品しか書けずに悩んでおり、ストレスや神経症になっているとしよう。その場合、この作家は現在、第14族の<空虚な形式>の段階にいて先に進めない状態にあると推測できる。
 そこで、第5階層と第14族が交わる箇所を見ると、そこにあるのはスズである。そこで、このスズがこの小説家に効果があるのではないかと期待できるわけだ。
 スズは精神的には「固定観念に縛られ猜疑心が強く落ち着きがない」人で、病状としては「呼吸器系統や神経の障害で疲労困憊している」ときに効果を発揮するレメディとして知られる。
 また、たとえ大人であっても、子供のときに何らかの心理的あるいは肉体的なトラウマを経験し、それがクリアしていない(癒えていない)場合は、第3階層以前の元素のレメディを選択して服用する場合もある。たとえば、少年時代に自我の確立に失敗し、いわゆるマザコンや共依存的な傾向がある大人には、第3階層の元素のレメディが効果を発揮する傾向がある。
 ただし、先にも述べたように、レメディの選択は柔軟性をもって行うべきであり、必ずこうしなければならないというマニュアル化された形式はほとんどない。また、ショートンによるこうしたレメディの選択法も、ホメオパスの間で賛否両論あり、定説となっているわけではない。とはいえ、それでも、元素の周期表をここまで体系的に分析した彼の業績は有名で、非常な示唆に富んだヒントを与えてくれることは間違いない。




 ジャン・ショートン



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