| 外法帖放遊記 |
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第拾七話「情歌」 |
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茶屋でお話の遼&桔&澳。 「物の大切さ」の話から、「付喪神」の話に。 遼次郎の脳裏に、ふと、悲しげな表情の遊女の姿が、なぜだか浮かぶ。 だが、次の話題が出た瞬間、それもきっぱり消え去った。 ついに、彼らの口に、「龍閃組」の話題が! 初めて聞く名前のはずなのに、限りなく懐かしい気持ちが、胸に渦巻く……。 ★ 浅草寺の探索任務だという澳継クン。 一方、桔梗の方は、吉原に用があるらしい。 「坊や」一人では、何かと危なっかしいので、澳継クンに同行。 ――御神槌といい、なんだかこの「陰」編、母親的気遣いが多いよーな自分(笑)。―― 浅草寺。 奥山には、いろんな出店がある。 中でも、「人魚」の見世物小屋を見つけた時、遼次郎の心は、 なぜだか懐かしさと、不安と、そしていくばくかの恐怖まで混ざって、かき乱された。 しかし、そんな「相棒」の微妙な状態に気付く理由もない澳継クンは、 さっそくノゾキにいこうと、遼次郎を引きずっていく。 中では、金色の髪の美少女が、じっと目を閉じ、悲しげな歌を切々と唄っていた。 (比良坂……) 聞き覚えのないハズの名前が心に浮かび、とまどう遼次郎。 その目に涙がにじむのは、両手を鎖で繋がれた、彼女の哀れな姿を見てなのか、 それとも、知らないはずなのに、忘れようのない、「最期の事件」を思い出してなのか……。 と、そのとき―― 見世物小屋の店主に見つかりそうになり、あわてて逃げ出すふたり。 ところが途中、吉原へ行かんと浮かれて騒ぐ侍たちとぶつかり、 気の短い澳継クンと横柄な侍たち、 どちらも謝るなどという殊勝な心は持ち合わせておらず、 頼みの遼次郎は、まだ夢見から覚めず(?)。 喧嘩沙汰に――。 侍たちをぶっちめた澳継クン、彼らが吉原云々と言っていたので、 「情報収集」の名目で、ふところから色々かっさらう。 と、しばらく歩いたところで、またしても人とぶつかる。前方不注意なふたり(笑)。 その隻腕の男は、「弥勒万斎」と名乗った。 澳継クン、自分は名乗っておいて、こちらの紹介はいい加減。 なので、当然蹴飛ばす遼次郎(笑)。 その弥勒、このマンザイコンビにウケたのか、 吉原へ行くと聞くや、いきなり同行を申し出るふたりを、 快く(?)了承してくれた。 吉原にて、桔梗とも合流。 自分の「隻腕」を気にしない一行に、好印象らしい弥勒。 まあ、そんなもん気にしていたら、「鬼」はやっちゃいられんわな。 ともあれ、用事を果たすべく去る弥勒。 と、かわりに現れたのは、岡っ引きの与助と、「八丁堀」こと御厨コンビ。 なにやら殺傷沙汰と、取り調べの同心が「狐に化かされた」ように呆けている、 ――という事件が起こったらしい。 桔梗の「用事」と、なにか関わりが――? ともあれ、報告へと、いったん村に帰る一行。 どうやら、浅草寺に澳継クンをやったのは、 <氣>の流れの異常を探りに行かせたもの――だったらしい。 「ぐるぐる回るような、濃密な氣」 「何かを押し止めるような氣」 と、報告する澳継クン。 つまり、「真の鬼門」を抑えるストッパーを捜す試みのようだ。 それを外せば、江戸に「災いの氣」が雪崩れこむ――ということ、なのだろう。 一方、胸を病んだ遊女「お葉」に会った、と報告する桔梗。 彼女の、吉原への「復讐の念」を、「使える」かも知れぬと判断、 遼&桔に、再度の吉原行きを命ずる天戒。 だが、その遊女を「知っている」ような気がして、あまり気乗りのしない遼次郎――。 ともあれ、「お葉」さんの働いているはずの「萩原屋」へと来るふたり。 と、お葉さんのものらしき悲鳴が! 駆けつけてみると、斬られたのか、病気がひどくなったのか、 もはや虫の息の遊女――お葉と、 それを気にも留めないどころか、「ゲンが悪い」としか言わずに笑う侍どもが――。 どうやら、浅草寺で澳継クンといっしょにぶっちめた連中のようだ。 怒り心頭の桔梗。 と、そこに、侍どもの手を襲って「ノミ」が飛ぶ! フスマの陰から現れたのは――隻腕の彫り師・弥勒万斎。 どうやら彼は、この侍たちと関わりがあるらしい。 特に、その隻腕に関して。 ――戦闘へ。 〜侍ども、本日2度め、今度は本気でぶっちめ中〜 かつて、面売りの露店で、彼らに因縁をつけられ、腕を落とされたという弥勒。 彫り師である彼にとって、「命」とも言える腕を斬られたことは、 身体の痛み以上に痛恨だったことだろう。 そのため、復讐の機会を狙っていたのだが――、 彼らのあまりの情けなさに、殺す気も失せたという弥勒は、 侍どもを茶屋から放り出す。 そんな彼を、「鬼」として鬼道衆に引っ張り込む桔梗。 さらに、これではあまりに無念だろうと、 息を引き取ったお葉の、三味線にこもった<陰の念>を使って、 「復讐」をさせてやる――みたいなことを言う。 その行動に危惧を抱きつつも、お葉の亡き骸を前に、何も言えない遼次郎であった――。 今回は打って変わって短かっ(笑)! シナリオ自体が短かったんですね、どーも。 そして、ラストは「陽」編でのお葉さんシナリオの「前日談」なんですね。 それにしても弥勒は、「仕事人」してる――(笑)。 |
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