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 栄養素・食品データ【ビタミン】 
ビタミンP
2013.06.03 (Mon) 10:45
【性質・事実】
水溶性。通称「バイオフラボノイド」
ネズミの壊血病を防止する因子としてレモン果汁から発見された、
水溶性ビタミン様作用物質。
植物由来の食品に偏在し、800種類以上が単離されて確認されている。
シトリン、ルチン、ヘスペリジン、フラボン類、フラボノール類で構成される。
カロテノイド以外の赤・青・黄色の主要色素源でもある。
【所要量】
規定無し ビタミンC500mgに対して100mgは摂取するべきと、
大多数の米国の栄養学者の意見は一致している。
【上限】
規定無し
【働き】
ビタミンCと協働し、効果を高める。
ビタミンCの酸化を防ぐ。
毛細血管の透過性を保ち、血管壁を丈夫にする。
毛細血管の収縮作用や血圧降下作用がある。
感染に対する抵抗力をつける。
内耳疾患による浮腫や、めまいの治療の助けになる。
【供給源】
柑橘類の果皮、房を包む薄皮(レモン、オレンジ、グレープフルーツ、みかん)
ローズヒップ、あんず、そば粉、ブラックベリー、さくらんぼ
【欠乏症】
毛細血管が弱くなる。
【毒性・過剰症】
知られていない。
【サプリメント】
ビタミンCコンプレックスとして作られるのが一般的だが、単品もある。
ビタミンC単品のサプリメントを摂取する場合は、併用した方がいい。
【他の栄養素との関係】
ビタミンCと一緒に摂ったときが、最も力を発揮する。
ビタミンDとの組み合わせで、閉経後の女性の顔面紅潮を和らげる。
【注意事項】
水、熱、光、酸素に弱い。
喫煙者はこのビタミンが不足する傾向にある。
【備考・補足事項】
歯を磨くたびに出血する場合は、ルチンとヘスペリジンを摂取するとよい。
打ち身で青あざの出来やすい人にも勧められる。
参考文献
「食品・栄養・食事療法事典」L.Kathleen 他48名 著 /日本語監修:木村修一・香川靖雄 (産調出版)
「健康・栄誉食品事典(2006−2007 改訂新版)」 奥田拓道 監修 (東洋医学舎)
「ビタミンバイブル」 アールミンデル 著, 丸元淑生 訳 (小学館)
「ガンは栄養療法で治る」 パトリック・クイリン著, 今村光一 訳 (中央アート出版)
◆ 各種ビタミン
ビタミンA (レチノイド)
ビタミンB1 (チアミン)
ビタミンB2 (リボフラビン)
ビタミンB3 (ナイアシン)
ビタミンB5 (パントテン酸)
ビタミンB6 (ピリドキシン)
ビタミンB8 (イノシトール)
ビタミンB9 (葉酸)
ビタミンB12 (コバラミン)
ビタミンC (アスコルビン酸)
ビタミンD (カルシフェロール)
ビタミンE (トコフェロール)
ビタミンF (不飽和脂肪酸)
ビタミンH (ビオチン)
ビタミンK (フィロキシン)
ビタミンP (フラボノール類)
ビタミンT
ビタミンU
コリン
PABA (パラアミノ安息香酸)