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外法帖放遊記

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第弐拾弐話「残照」

今度の作戦は、幕府の御用蔵である「郷蔵」の米を盗み出し、

侍たちへの支給を滞らせて、幕府の威信を落とすことだそうな――。

この時期(幕末)の幕府の財政はとっくに火の車で、

そんなコトするまでもないやうな気もするんだが――(笑)。

ともあれ、その仕事に最適な人材だという「泰山」に会いにいくことに。

ソイツは、鬼哭村裏手の山奥に居るらしく、えんえん山登り。

同行している澳継クンは、文句たらたらである。

しかも、なかなか会えず、ほんのり遭難気味(笑)の一行。

お山の獣たちは、里の「人間」を歓迎しておらぬ様子で、なにやら殺気さえ感じる。

もちろん、獣ごときを恐れる面々ではないが、

泰山の住む山の獣を殺したくはないと、ここは逃げようと提案する天戒

 

と、そこに現れたのは、京で仲間になった壬生霜葉

姿を見ないと思ったら、こんな所で山篭りの修行をしていたとは。

もともと、群れるのが嫌いな性質らしい。

しかも、さらにもうひとり――洋装の美青年が現れた。

良く見れば、なんとそれは、沖田総司

 

霜葉を倒すため、「何者か」と取引をして、「魔性の力」を得たらしい。

京で会った時とは、顔色からして全然違う。健康まで取り戻したようだ。

戦わねば……ならないのだね?

 

〜霜葉、攻撃の度に自分のHP減らすのはなんとかならんのか(汗)〜

 

なんとか倒すと、総司は煙のように消えてしまった。

どうやら、術によって魂だけを≪飛ばして≫来た、というような存在だったらしい。

「身体」がない状態だったのなら、これも万全の彼とは言えない。

恐らくは今頃、≪本体≫に戻って、そのもどかしさに苦しんでいるのだろう……。

 

そこに、ようやく噂の泰山、登場。でかい(笑)。

今回の鬼道衆の作戦内容を伝えると、これも同様、あまりいい顔はしない。

優しい性格の彼は、人を傷つけるような仕事はしたくないらしい。

ホントに鬼哭村、いいヒトばっかり。悲しいくらいに……

だが、天戒には恩があるので、力仕事くらいなら手伝うとのことで、話は成立。

 

出立当日、泰山の持つ≪珠≫に興味を惹かれる天戒

も持って居た、この≪珠≫とは?

持ち主たちは天戒に貰ったと思っているようだが、当の天戒は「?」顔。

前回の比良坂との再会以来、いささか「前」の記憶が戻りつつある遼次郎は、

その「真実」を言い聞かせたかったが――、まだその記憶はあやふやであったし、

そもそも「前」でも、詳しい事情がわかったわけではなかった。

 

ともあれ、遼次郎は、九桐・桔梗と組んで、泰山とは別の任務に就くべく別れた。

こちらの任務は、「天海の≪口寄せ≫を出来る依代を捜せ」というもの。

天海自身に、江戸の結界の真実を聞き出そうというわけだ。

町で出会った杏花に「評判の市子」の噂を聞きつけた一行は、

まずはその出店があるという浅草寺へ。

 

だが、話に聞いた、それらしき店はそこにはなく、

辺りは不気味な≪陰気≫に包まれ、ひっそりと静まり返っている。

「うぎゃあ〜」

突然、男の悲鳴が聞こえた。

急行した見世物小屋には、いつぞやの比良坂の雇い主の小男が、

強烈な陰気――というより、ほとんど瘴気――に当てられ、死にかけていた。

 

そこに現れたのは、やはりというか、比良坂

どうやら、彼女の≪力≫が暴走し、≪黄泉≫との扉が開こうとしているらしい。

そんなことになったら、彼女はもちろん、≪この世≫そのものが危ない!

溢れ出した亡者どもを押し返すべく、戦闘へ――。

 

〜それにしても、アンタ何者だ、比良坂。なんて、考えている暇もなし〜

 

なんとか、暴走する≪力≫は抑えられたようだ。

亡者たちの攻撃が止んだことで、そう確信する遼次郎たち。

必死で≪扉≫を閉じようと全力を振るったのだろう、

力尽きて倒れてしまった比良坂を背負って、

とりあえず鬼哭村へと連れて帰る遼次郎たち――。

 

「ふっ……前の俺たちじゃ、こんなことをするなんて、考えられなかったぜ」

比良坂を背負いながら、遼次郎に向かって苦笑する九桐

「どうも、あんたの影響が大きいみたいだぜ、師匠

 

そう、鬼道衆の理念、目的、行動パターンは、明らかに変わって来ているらしい。

「復讐」などという後ろ向きなものでなく、新たな時代を拓く「改革」を。

それも、誰もが人として生きられるような、

「優しい時代」を目指す――そんな組織として。

全ての人に、そんな変化をもたらすのが、

彼――水箭戸遼次郎の、真の≪力≫なのかもしれない。

 

 

 

今回のシナリオ、短かっ!

≪陰≫編は、全体にシナリオ短いですな。

敵は妙なのが多いし(笑)。

比良坂の能力と、それについての主人公の記憶との関係は、

もっとシナリオの中で語って欲しかったところです。

今回の日誌で、もっと妄想補完で突っ込んでもよかったんですが、

死ぬほど長くなっちゃうし……。


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